「栄枯盛衰」

石油で世界経済を席巻し巨大な財をなしたロックフェラー、自動車の大量生産で財をなしたフォード、今日これらの産業は地球温暖化に最も影響を及ぼす産業として大きな変革に迫られている。石油は限りある資源であり、再生可能なエネルギーへと変換が進み、温暖化に大きな影響ある車の排ガスを無くする為、車のＥＶ化が進む。
小学生の頃習った事を覚えている。ロンドンは産業革命により工場が建ち並び、煙突から吐き出される煙でスモッグが立ちこめ霧の町と教えられた。当時日本は産業革命の町ロンドンに憧れ、空気が汚染されている公害には目も繰れなかった。またアメリカは自動車の町で都市部では車で出かけても道路は駐車している車で一杯で、駐車場所が無いのでビルの周りを駐車場所が空くまでぐるぐる回ったと言う話を聞いた。いずれも地球の温暖化対策など脳裏の片隅にも無かった時代である。　
子供の頃教えられた数々のこれらの事象に限りない憧れを感じたが、 地球は壊していると言う認識 は全く無かった。