気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

弘前公園の桜

2011-04-21 10:03:36 | Weblog
たまたまインターネットを見ていて弘前公園の桜のアルバムを見た。
桜に寄せる想いが格別な私にとって、感動的な美しい写真にぐいぐい引き込まれてしまった。これまで美しい桜の写真は限りなく見てきたが、日本一の桜と言われる、この弘前の桜の写真は美しさを通り超して、桃源郷にさ迷う様な神秘的な境地の誘い込まれてしまいそうである。かくもこんなに美しい桜があったのかと見ていて胸が熱くなって来た。
東日本には今年大地震と大津波が押し寄せ大きな被害をもたらした。大地震がこようが、天地がひっくり返ろうが季節は巡り、今年も桜の花は美しい花を咲かせた。自然の偉大さに畏れを感じると共にこの大自然の中で生きる事の切ない思いが込み上げてきた。
今年八十歳を迎えるが、後何回桜を楽しめるか。弘前の美しい桜、何時かぜひこの目で見たいと思った次第。

   青森あおさんの「弘前さくら風情」
  http://www.digibook.net/d/e9c48fbbb09aac88aedeff76ad504b15/

今年の桜

2011-04-13 21:05:38 | Weblog
今桜満開である。東日本では、地震・津波の被害で花見どころでは無いが桜の花は人の心を癒し、浮き浮きさせてくれる不思議さがある。今回被災された方々も爛漫と咲き誇る桜に心を救われた方が多い事と思う。大きな被害をもたらした大地震や津波は自然の偉大な力であるが、桜もこの季節になれば巨大な地震が起ころうが、天変地変ご起ころうが、被災地にも間違い無く立派な花を咲かせる。自然の営みの素晴らしさに感嘆させられる。
人間はこの世に生を受け、偉大な自然の営みの中で喜び、悲しみ生きているが、人生には色々な節目がある。入学の時、旅立ち時、別れの時等々の人生の節目を振り返る時、満開の桜と重なる情景が浮かんでくる。私にとって人生の節目に思いを寄せる心の花が桜の花だ。
ところで今年の桜巡りである。昨年「みちのく桜絵巻きツアー」で東北の桜の名所を巡ったがいずれの名所も蕾で枯れ木の様な桜にがっかりしたので、来年は桜の開花情報を良く調べて再び訪ねてみようと思い、今度はツアーでなく通常の旅行で行く計画で時刻表などで調べ始めた。ところがその日午後東北地方を中心に大地震が発生し、花見の旅行どころではなくなった。
そんな訳で今年の東北方面の桜旅行は取り止めたが、関西の桜巡りを堪能した。
先ず三田の武庫川沿いの桜並木が美しいと聞き訪れた。桜の木は植えられてまだ日が浅い為か枝ぶりは小さいが5100本と言われる桜並木は素晴らしい。次いで阪神間で最も有名な夙川の桜を訪ねた。満開の桜そして日曜で絶好の花見日和 とあって花見客は超満員だ。河川敷きから歩道まで花見客で溢れかえっていた。
淀川の毛馬洗堰の桜も見事と言う事で訪ね、今年の桜巡りを存分に楽しんだ。
私にとって桜は心の故郷である。小学校で最初に習った国語の教科書の1ページに記載されていた「サイタ サイタ サクラガ サイタ」は生涯忘れる事が出来ない1ページである。今年80歳を迎えるが、今年も桜を楽しむ事が出来た。あと何回楽しめるか。
「逝く空に 桜の花が あればよし」南春夫
「さまざまなこと 思い出す 桜かな」芭蕉