気ままに日記

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大阪都構想の頓挫と橋本徹の今後の動向

2015-05-19 10:43:47 | Weblog
大阪市を廃して新しい統治機構に造り変える「大阪都構想」の住民投票が五月十七日行われ賛成六十九万4844票に対して反対七十万5585票と反対が賛成票を僅か一万741票の僅差で上回り大阪都構想は消滅した。そもそも大大阪市と大阪府との二重行政を解消すると言う、「大阪都構想」は当初大いに意義有ることと受け止めてていた。しかし都構想の中味の論議が十分に浸透しないまま、住民投票に入ると反対派は我が愛する大阪市を無くして良いのかとセンチメンタル作戦に打って出た。これまで都構想に賛成していた人たちも大阪市が無くなっては困ると感傷的になり反対に回ったのではないか。もともと大阪都構想は橋下徹氏が大阪府知事となって、府と市がお互いに張り合って無駄な行政を展開している事に大阪の発展を阻害していると感じ、大阪都構想を最大の政治課題と捕らえ殆ど一人の力で大阪都構想を牽引してきた。
しかし橋下徹氏は大阪都構想が否決されこれを機会に政治の世界から引退すると表明した。
橋下徹氏については、これまでの政治家がいろんなしがらみに束縛され、改革すべき課題に対して殆ど手をつけて来なかった。しかし橋下徹氏は数々の既得権や悪しき因習を物ともせず果敢に改革に挑み、その行動力に世間は目を見張り拍手喝采を送った。歯に衣を着せない行動力と、山積する課題に対する洞察力は世間から大きく評価されたが、一方多くの敵も作った。幾多の難問に対しても物怖じしない姿勢は、素晴らしい政治家と高い支持を受けた。橋下氏の政治姿勢を見ていると、これまでの政治家が、如何に何もして来なかったな!とつくづく思う。
大阪府知事と大阪市市長を七年半に亘って、怒濤の如く駆け抜けた時代の寵児が大阪都構想の頓挫で政界を引退すると言う。希代希な政治家橋下徹がこんな若さで政治の世界から消えるのは如何にも惜しまれる。寂しい。しかしこの混沌とした社会が橋下徹をほっときはしないだろう。
再び晴れの舞台に姿を見せて欲しいと願っている。