気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

5歳児の虐待死事件

2018-06-17 16:44:03 | Weblog
平成三十年六月東京・目黒区で両親が五歳の女の子を虐待し、死亡させた事件は、豊かで平穏な暮らしのこの社会でこんな痛ましい事件が起きた事に驚き、何故事前に結愛ちゃんを救う事が出来なかったなのかと、日本中が胸が裂ける様な悲しみに包まれた。結愛ちゃんの愛らしい写真と共に結愛ちゃんが虐待に耐えかねて五歳児にしてはしっかりした文章で書いたメモの存在が明らかになると一層やりきれない悲しみに包まれた。結愛ちゃんのメッセージは今置かれている自分の境遇を自分のせいにせず、ひたすら両親の期待に副える様努力する事を切々と綴った内容は哀切限りなく健気さが感じられ、一層涙が誘そわれた。無力な子供に対して酷い仕打ちをする親は許せないが、虐待を受ける子供が涙無くして読めない助けを求めるメッセージを発信しているにも拘わらず、救う事が出来なかった事に強い憤りと、これ程痛ましい事があるだろうかと悲嘆に暮れた。

プロ野球二選手の明暗

2018-06-12 15:29:26 | Weblog
二〇〇六年全国高校野球選手権第七十八回大会決勝戦で早稲田実業の斉藤祐樹投手は 大会三連覇を目指す北海道駒大苫小牧高校の田中将大投手と対戦した。延長十五回でも決着がつかず、三十七年振りの決勝引き分け翌日、再試合となった。翌日の再試合でも斎藤は自ら先発を志願し四連投、最後は田中を三振に打ち取って接戦を制し、早稲田実業を初の夏の甲子園大会の優勝に導いた。斎藤投手はポケットからハンカチーフを取り出し汗を拭う仕草や、気品ある端正な顔立ちで甲子園の「ハンカチ王子」と夏の甲子園を沸かせ、一躍時の人となった。一方負けた苫小牧の田中将大投手はいかにも田舎のやんちゃ坊主と言った風貌で斉藤に比べてあまり騒がれ無かった。その後斎藤は早稲田大学を経て日本ハムファイターズへ、田中は大学へは行かず直接楽天イーグルへ入団した。斎藤・田中二人のプロでの活躍ぶりは好対照で端正な顔立ちであってもあっても実力が伴わなければこの世界は厳しい。斉藤は五年間でわずか十四勝。今季もいまだに勝ち星がない。一軍の活躍が果たされず不遇を託っているのに比べて、田中は楽天で素晴らしい成果をあげ、二千十四年ヤンキースへ移籍し大リーグでも華々しい活躍をしているのと対照的である。
斉藤祐樹投手は先日の六月六日鎌ヶ谷スタジアムで行われたイースタン・リーグ公式戦に先発し捲土重来を図った。この日三十歳の誕生日を迎えた斉藤投手は、雨が降るなかマウンドに登り、三回まで一安打一失点と毎回四球を出しながらもまずまずの投球を見せたが、四回に滅多打ち状態となり、連打を浴び被安打七の四失点。悪運が強いのか雨が強まり、二アウトを取ったところで中断し、そのまま試合はノーゲームとなり、この不名誉な記録は幻と消えたが、これで復活への道のりは益々厳しくなった。
あるスポーツ誌が今大リーグで大活躍の大谷選手が日本ハムで活躍していた時代、大勢の記者に囲まれて取材を受けてる後ろで、斉藤はかっては僕もあんなんだったな!と呟いたとか。
大リーグで活躍している田中はヤンキースと七年契約で一億五千五百ドル日本円にして約七百億円で活躍しているのに比べて斉藤は戦力外通告の危機にある。世の中の常とは言え、プロの世界はあくまで実力の世界。選手の栄枯盛衰に厳しいな!と深く感じた次第。

したたかなトランプ

2018-06-07 16:54:14 | Weblog
今月十二日アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩国家主席と初めて会談する事になっている。これまでならず者国家と言われ危険際わりない施策を繰り返し国際社会から固く対話を拒否してきた国が、仮想敵国のアメリカと首脳会談をする異例の事態に各国の視線が集まっている。これに対して我が日本はこの際とばかりに、アメリカの手をかりて懸案の拉致問題の解決へと目論んでいるが、したたかなトランプは一筋縄ではなさそうである。アメリカは今回の会談で朝鮮半島の非核化を実現し、それと引き換えに北朝鮮への経済援助を口にしているが、先日トランプは経済援助はアメリカがするのでは無く非核化で恩恵を受ける、隣国である韓国、中国、そして日本が負担すべきだと語っている。それなりの援助ならともかく膨大な援助が求められて来る可能性がある。拉致問題と言う長年の勘案事項の解決が見えてきたと喜んでいる間にとんでもない裏工作が潜んでいる可能性があり、ノーベル平和賞ものだと会談の進展に期待をかけるが、アメリカファーストで事が進む事に警戒をしなければならない。
いずれにしても北朝鮮が論議の場に出てきた事は大いに評価出来るが、何をしでかすか分からないトランプの今後の動きに注視しよう