もっと有子家庭の支援策が必要だ

政権交代が実現するかも知れない総選挙が近づいて来た。孫三人の親である娘が今の制度は何か理に合わないと嘆いている。大学受験を控えた長男を頭に男の子三人を育てあげるには、教育費を含めると何千万単位の金がかかると言う。少子化の今日結婚しても子供を持たない家族に比べると大きな費用格差がある。日本の年金制度は現役世代が支払う保険料をそのまま現在の高齢者に支給する賦課方式だから、娘らが高齢になって支給される年金は、今育てている孫たちが支払う保険料から支払われるが、子供を育てていない人たちにも年金は平等に支払われる。少子化の今日育児支援だけで無く、子供を持つ家庭に対して税制面等、もっと支援の手を差し伸べる制度が検討されるべきだと選挙を控えてつくづく考えさせられた。

薬物関係事件の報道について

タレントの酒井法子が覚せい剤を吸引していたとして、逮捕されマスコミは連日この事件の詳細を報道しているが、マスコミは騒ぎ過ぎではないか。最近テレビのニュース番組はチャンネルを変えても、この事件の報道でうんざりするが、これほど取り上げる事件なのか、と疑問を感じている。
報道するにあたって事件の内容から覚せい剤がもたらす害毒は勿論、覚せい剤を吸引する事によって高揚感の高まりなど体に与える影響が報じられているが、こんな事件の報道がなければ覚せい剤の存在すら知らなかった若者が、覚せい剤事件を繰り返し報道されることにより覚せい剤に興味を持ち始める事は十分予想される事である。興味を持つだけならなんの事は無いが、そんなに高揚感が味わえるなら一つやってみようかと思う者が出てきはしないかと心配になる。覚せい剤使用に落ち込んだ初めの動機は軽い気持ちで、いつでも止められると思ってやっている内に深みに嵌って行くらしいが、そんなきっかけをテレビがつくっている様に思えてならない。この種の事件はそんなに繰り返し、繰り返し報道するのでは無く、もっと簡潔に扱うべきであると思う。