気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

諦めないで!について

2012-02-07 11:28:29 | Weblog
最近テレビや本で、第一線で活躍している人達の、なんと優れた才能の持ち主だろうと感心する事が多い。国際化が進む時代を反映して流暢に英語をしゃべるタレントが多く見受けられるし、トーク番組に出演しているタレントが、求められて素晴らしい絵を描いたり楽器を演奏したりする光景は珍しく無い。人気があるタレントは我々と比較にならない位忙しいにも拘わらず絵画や楽器の演奏や外国語など優れた才能を発揮している姿を見るとなんて素晴らしいな!と驚嘆し、無芸の私は底無しのコンプレックスに陥ってしまう。
目標に向かって諦めないで努力すれば、目標は必ず達成されると格言にある。しかしこの格言はすべての人に当てはまるとは思えない。例えば高齢者である。高齢者は遺された僅かな時間で出来る事が限られたしまう。生まれつきの才能と言う事もある。今第一線で活躍している人達を見て、多彩な才能が努力だけで為し得たかと言うと多分生まれつきの天分が大きく影響している事だろう、それにしても何の努力も無しに立派な芸事は達成し得ない。例えば小さい時から根っからの音痴であるものが、キ-ボードの演奏について、諦めないで努力をすれば演奏が出来るようになるとは考えにくい。それぞれの人が有する固有の才能で左右され、いくら努力しても駄目なものは駄目なのだと思う。
そんな話をある友人に話ししたらタレントが幅広く才能を発揮するのはその立場に置かれれば、通常誰でもそれなりの才能が身に付くものだと言う。従ってその友人は第一線で活躍する有能なタレントを見てもそんなに優れた才能があるとは思わないと。さて我が身の事である。身のまわりの友人を見ても歌が上手い、ゴルフが上手い、絵が上手いと芸が多才な友人が一杯いる。そんな友人達と接する度に、我が身の才能の無さにいつもコンプレックスを抱いている。コンプレックスをバネに芸事に励もうと努力を試みるが、いつも生まれつきの才能の無さに挫折の繰り返しである。諦めないで努力する努力が足りない為だろうか。芸事が人並みに出来たらどんなに素晴らしい人生を送る事が出来ただろうかと過ぎし日を振り返っている次第である。
それにしても歳をとったな!と感慨にふけっている。

人それぞれの生き方

2012-02-02 20:08:58 | Weblog
私は子供の頃からは将来何に成るかと言った目標が無く大きくなった。小学校の時、先生に将来の夢を聞かれて船乗りになって世界を廻りたいとか、家が米屋の友人は日本一の米屋になるとか言う友人がいたが、今から思い返すとみんなしっかりしていたな!と感心しながら、何の目標も持たなかった我が少年時代が悔やまれる。ただ機械いじりが好きで、なんとはなしにそんな方面の仕事したいなと思っていたに過ぎない。
先日NHKのテレビ「平成若者図鑑」あしたをつかめ「瞬間を極める」と言う番組で、その番組に登場する若い青年は父親が銀行員であった事もあり将来は金を動かして世界を動かす仕事をしたいと言う夢を持ち、その為に必要な知識を身に付ける大学に進み、現在銀行の為替デーラーをやっている青年を紹介していた。
為替デーラーと言う仕事は寸時の判断で巨額の金を売買し一日何千億の金を動かす責任が途轍もなく大きい仕事だ。仕事を全うする為に、絶えず世界の経済動向は勿論政治、気候やあらゆる世界の動きを毎日欠かさず勉強して把握しておかなければならない。子供の時からはっきりと目標を持ち、目標に向かって努力して、毎日緊張した生活を送っている若者の番組を見ながらかけがいの無い、一つしか無い人生を生き生きいと歩んでいる姿に深い憧憬を感じずにはおれなかった。
そんな若者が歩んでいる人生に比べて、我が人生を振り返って、さしたる目標も無しに就職し、平々凡々と過ごして来た人生はなんと貧しい人生であったな!と後悔する事しきりである。いまさら後悔しても始まらないが、これから人生を歩み始める孫たちには悔しい思いをしないよう番組を見ながら願う事しきりであった。