宣伝商売

今年初頭女性向けにダイエット効果などをうたった青汁商品を手掛け、テレビやインターネットの番組に「青汁王子」として何回も同じコマーシャルをくどくどと流していた健康食品会社「メディアハーツ」（東京）の二〇歳台の若い社長が多額の脱税したとして、法人税法違反などの疑いで東京地検特捜部に逮捕された。逮捕されたM容疑者は膨大な利益を上げていたらしく、豪華マンションに居住し、高級外車や競走馬も複数所有。アクセサリーや時計を爆買いしたりしていた。青汁と言う商品の効能はともかくＭ容疑者が莫大な利益を上げていた裏には凄い荒利益があったのではないか。テレビと言う広告媒体を最大限に、駆使し販路を拡大した得たいの知れない商法に消費者はもっと賢明になる必要がある。
同じ商法に最近拡大鏡を眼鏡にした商品のテレビコマーシャルがやたら目につくようになったが、この販売戦略にも同じ様な事が言えるのではないか。通常この種の眼鏡は概ね一千円～二千円程度であるのに反しテレビ宣伝の拡大鏡は一万円以上の価格である。眼鏡の品質の違いからこんなに価格が異なるのかも知れないが、同じ様な商品が一割近い値段で売られている現状から莫大な荒利益があるのではないかと推察してしまう。。青汁にしても、高価な拡大鏡にしても、これらの原価の殆どが広告宣伝費ではないかと疑われるが、消費者にとってはこれらの商品購入に際して宣伝されている様な価格に見合った商品価値があるのかどうかを良く見極めた上で購入する事が大切では無いか。