気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

年賀状

2014-01-27 17:24:09 | Weblog
年が変わって今年の誕生日を迎えると八十三歳と超高齢になる。今年貰った年賀状は約二百枚、昨年も約二百枚だったから例年と大して替わらない枚数だったが、年賀状に添えられているコメントはこれまでのコメントと大きく替わっている事に気付く。年賀状を呉れる人たちは、私とほぼ同世代で、七十歳から八十歳くらいの年齢である。この歳になると身体のあちこちが痛み出し、医者に罹らない健康な者は殆どいなくなる。従って年賀状のコメントもそういった病気の事が書かれている。生死を彷徨う手術をしたものから皮膚が痒くて医者に通っているが原因が分からないといったもの迄様々である。また年賀状を書くのに疲れたから、今回を以て年賀状のやりとりを辞退したいと言うのもある。いずれにしても高齢になると必然的に現れる、避けて通れない道である。
翻って小生昨年後半から身体のあちこちが痛み医者通いに忙しい日々を過ごしたが、年が変わって左足の小指が痛み、もしかしたらかねてから左足の血管が細くなっていて血液の流れが悪くなっているので、細胞が壊死し痛むのでは無いかと心配したが、すぐ痛みが取れ単なる炎症による痛みだったと分かり、ほっとした。また左横腹が痛み、色々医者に診てもらったが、原因が分からずひたすら自然に快癒するのを待つのみ等新年早々から体調が思わしく無い状況の連続である。また寒い日に少し歩くと胸が締め付けられる様にしんどくなる。命に関わる病かどうかは別にして無理は出来ない身体には違い無い。
年賀状を整理しながら、体調不調を訴えていた友人は来年も元気で年賀状を呉れるだらろうかとそんな事を考えながら時間が過ぎた。みんな元気で今年一年恙なく明るい年である様祈って止まない。

街の風格

2014-01-15 14:50:42 | Weblog
東京や大阪・名古屋・横浜といった日本の大都市を見るとだだ大きいだけで風格を感じない都市と自然と風格を感じる都市がある。例えば東京と大阪を比べると東京は東京駅を始め六本木のビルには風格を感じるが、最近完成した新らしい大阪駅は鉄骨が目立ち、また高さ日本一を誇る阿倍野ハルカスは、箱を積み上げた様な無機質なデザインで、建造物としての風格が感じられない。
大阪は、かっては中央公会堂を始めダイビルや大阪倶楽部といった重厚な格式高い建物が建ち並び都市としての風格を保っていたが、最近な機能一点張りの軽薄な建物が幅をきかし大都市としての風格が失われつつある。
特に大阪の玄関である新しい大阪駅は大阪市の顔としての建物として重厚さが感じられない無い、軽薄な建物である。最近リホームされた東京駅と比べると特にその感が強い。
オランダのアムステルダム駅・パリ北駅、ニューヨークのグランド・セントラル駅、ロンドンのキングス・クロス駅はそれぞれの都市の顔として、またその街のシンボルとして歴史を刻んでいるのに比べて、大阪駅は歴史が浅いのは仕方無いとしても、あまりにも軽薄過ぎる。娘が住んでいたミュンヘンを訪ねた際、ミュンヘン中央駅を度々乗り降りしたがプラットホームを覆うドーム状の屋根、美術館を思わせる駅舎、ああ!これがヨーロッパの駅だ!と旅の感動が沸き上がり、駅のプラットホームに立つ尽くしたのが記憶に刻まれている。外国人が大阪駅を訪れこんな感動を感じるだろうか。
しかし大阪にも誇れる景観がある。それは幅43.6メートルで全六車線、全長約四十キロメートル整然と九百七十本の銀杏が立ち並ぶ御堂筋である。御堂筋を建設した先人の遺業に敬意を払いたい。大阪はかって日本の経済の中心として活気があったが、経済の中心は次第に東京に移り、活気が失われつつある。二千二十年のオリンピックが東京で開催される事が決まり、益々東京は発展して行く情勢にあるが、大阪も関西人のパワーを結集して風格ある都市を目指して欲しいものである。