いつもなら夏場に弱い阪神が、今年は夏場になっても好調だ。しかしテレビを見ていて気になる事がある。阪神リードで九回を迎え、二死を取ると「後一人コール」、二ストライクを取ると「後一球コール」が沸き起こる。応援は選手を振るい立たせ励ます為のものだが、「後一人」「後一球」コールは、早く試合を片付けろ！と相手を愚弄した野次の類(たぐい)で応援としての品格が無い。野球の醍醐味は後一人、後一球から繰り広げられるドラマにある。一球の大切さから後一球コールは野球の面白さを削ぐ何者でも無い。後一人後一球コールは阪神以外の応援でも聞かれるが、聞いていて気持ちの良いものではない。阪神の応援に対して巨人の応援は選手を励まし奮起を促す素晴らしい応援を繰り広げている。阪神を心から愛する一フアンとして品格のある応援を望みたい。
今年９月で満８０歳となる。高齢者社会と言っても８０歳は自分ながら長生きした方だと思う。最近８０歳になって思う事がある。先日高齢者の定期検診と言う事で、掛かり付けの医者へ検診に行った。身長検査で１６２センチあった身長が１５６センチに縮まっていた。歳をとると小さくなると言われるが、６センチも小さくなっているのには驚いた。これから先どれくらい小さくなるのだろうかと不安にかられる。それに朝起床する時、身体の重さをつくづく感じる様になった。膝をたてるのに”よいしょ！”と、かなり力を入れなければならない。昨年からエアロバイクを毎日３０分きっちりこなし一年ばかり経ち、６３ｋｇの体重が６１ｋｇに減量したが、とにかく身体が重い。出かけても電車から降りて歩きだすと、体重が足にずっしりとのし掛かる。階段の登り下りの遅さからもこれが８０歳と言う事だな！と感じる。
身体全体があちこちが痛みだす。真っ先に膝が痛い。治療しようが、マッサージしようが治らない。ひたすら自然に快癒するのを待つしか仕方が無い。足、腕、腰と次々に痛む。一つの痛みが自然に和らいだと思ったら、また別の箇所が痛みだす。若い頃は痛めばすぐ医者へ行って治療を受ければすぐ治癒したものだが、今の歳になると医者へ行っても原因が分からず中々治らない。あげくの果てに原因は加齢だと言われる始末。自然に治るのを待つしか無い。
話を聞く力も衰えた。テレビを見ていてテレビで話をする音は聞こえるが、話の内容が分からない。前後の画面から推測しながらテレビを見る事になる。そんなこんなであらゆる面で８０歳と言う年齢は体力的に衰えつつある事がずっしりと思い知らされる。それでも自分が社会的に弱者と思った事は無い。混んでる電車に乗って席を譲られると、まだそんな歳でないと言いたくなるし、ツアーに出かけて老人扱いされと気分が良くない。
道を歩いていてショーウンドーのガラスに写る自分の姿に、ああ老人が歩いているとがっくりし途端に背筋を伸ばして歩いたりするが、これが本当の８０歳の姿なのだ。
８０才と言う年齢は後残された僅かな時間をどう生きるか、あれこれ迷いながら必死にもがく歳かも知れない。
身体全体があちこちが痛みだす。真っ先に膝が痛い。治療しようが、マッサージしようが治らない。ひたすら自然に快癒するのを待つしか仕方が無い。足、腕、腰と次々に痛む。一つの痛みが自然に和らいだと思ったら、また別の箇所が痛みだす。若い頃は痛めばすぐ医者へ行って治療を受ければすぐ治癒したものだが、今の歳になると医者へ行っても原因が分からず中々治らない。あげくの果てに原因は加齢だと言われる始末。自然に治るのを待つしか無い。
話を聞く力も衰えた。テレビを見ていてテレビで話をする音は聞こえるが、話の内容が分からない。前後の画面から推測しながらテレビを見る事になる。そんなこんなであらゆる面で８０歳と言う年齢は体力的に衰えつつある事がずっしりと思い知らされる。それでも自分が社会的に弱者と思った事は無い。混んでる電車に乗って席を譲られると、まだそんな歳でないと言いたくなるし、ツアーに出かけて老人扱いされと気分が良くない。
道を歩いていてショーウンドーのガラスに写る自分の姿に、ああ老人が歩いているとがっくりし途端に背筋を伸ばして歩いたりするが、これが本当の８０歳の姿なのだ。
８０才と言う年齢は後残された僅かな時間をどう生きるか、あれこれ迷いながら必死にもがく歳かも知れない。