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徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

茶室「仰松軒」の内部を鑑賞

2022-11-20 19:37:13 | 日本文化
 所用のついでに泰勝寺跡(立田自然公園)を覗いてみた。ラッキーなことに茶室「仰松軒」が月イチの生け花教室のため開放されていた。ふだんは雨戸が閉められており、なかなか茶室の内部を見ることは出来ない。今日も含め、これまで3回、茶室内部を見る機会があった。前回は3年前、茶事が行われていた時。さらにその8年ほど前は茶室の清掃が行われていた時だった。
 生け花の先生が観光客に丁寧な茶室の説明をしておられたのでしばらくそれを聞いた後、先生としばし茶室談議に花を咲かせた。

「仰松軒」は立田自然公園内にある茶室。もと京都の天龍寺塔頭真乗院に建てられていた細川三斎(忠興)好みのものを大正12年(1923)に復元したもの。茶室の平面は四畳台目(よじょうだいめ)で、茅葺き屋根の前面に土間庇を付け、東の隅に刀掛けが作られている。上り口は入り込んだ土間の奥にある。向かって右手の口を入ると客座になり、正面の口から入ると点前座になる。このように土間によって、客座と点前座が区別されているところに三斎独自の工夫がうかがわれる。(熊本県大百科事典より)