徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ブラタモリ 熊本編は 3/19 と 3/26 の2回

2016-02-29 17:21:07 | テレビ
 NHKのブラタモリ熊本編の放送予定がついにアナウンスされました。


 
■3月19日(土)午後7時30分~8時15分
■3月26日(土)午後7時30分~8時15分

の2回にわたって放送されます。
そして、この2回を最後に桑子真帆アナはブラタモリを卒業するそうです。





▼肥後の通り名

今日の気になる話 二題

2016-02-29 16:29:26 | 時事
■アカデミー賞の行方
 今年のアカデミー賞が発表された。主演女優賞にノミネートされていた「キャロル」のケイト・ブランシェットは受賞を逃した。そればかりか、「キャロル」がノミネートされた6部門すべて受賞を逃した。これは当のケイト・ブランシェットの予想通りである。彼女は事前のインタビューで「おそらくこの映画は受賞できないだろう」と語っていた。まだまだ保守的な人が多いといわれるアカデミー会員の中では、この映画のような女性同士の恋愛を描いた映画は理解されないだろうとも言っていた。僕自身、この映画をまだ見ていないので、純粋に映画としての評価はできないのだが、55年前、巨匠ウィリアム・ワイラーは、当時の大スター二人、オードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーンを起用して、女性の同性愛をテーマにした問題作「噂の二人」を製作した。しかし、幅広い共感を得ることは出来ず、映画はあまり評価されなかった。それから55年の歳月が流れたが、アメリカ人の意識は基本的にはあまり変わっていないということなのだろうか。 


「キャロル」のケイト・ブランシェット


「噂の二人」(1961)のオードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーン


■日本のマラソンを憂う
 今朝の熊日新聞を見て驚いた。スポーツ面に昨日の東京マラソンの記事があったのだが、大きく掲げられた写真は、優勝したエチオピアのリレサではなく、8位で日本人ではトップの高宮選手の写真だったのである。いくらオリンピックの選考に関わるレースだとしても、このレースでは8位でしかない選手をこんなに大きく取り上げることにものすごい違和感を感じる。昨日のレースは、日本のマラソンは世界では通用しないということを証明したようなものだ。それなのに実況中継を聞いていると、やれ「この選手は箱根駅伝で活躍した」だの「山の神と言われていた」だのと言っているが、そんなもの世界レベルでは何にも通用しないということがハッキリしたに過ぎない。


梅一輪程のあたたかさ

2016-02-28 22:03:32 | 熊本
梅一輪 一輪程のあたたかさ (服部嵐雪)

 陽気にさそわれて、熊本城に梅の花を見に行く。相変わらず観光客が多い。警備員の話では、日曜日は他の曜日に比べれば少ない方だという。梅の花越しの天守閣を眺めていると、観光客の一団が梅の木の前にやってきた。「○▼※△☆▲※◎★●・・・!?」ウ~ン、何言ってるんだかわからない(+o+) 彼らの記念撮影が終わるまでしばらく様子を見る。梅の花に風情を感じるのは日本人だけなんだろうか。


今日も観光客が多い。しかもほとんどが外国人


ここ数日間が梅の見ごろか


梅の木の前で記念撮影をする外国人観光客の一団


樹齢800年の大楠はこの光景を何と見る

「 3.11 」 & 「 3.12 」 から5年

2016-02-27 23:16:04 | 熊本
 3.11からやがて5年が経過するが、熊本にとってはその翌日3.12つまり九州新幹線開業からも5年が経過することになる。思えば不幸なスタートだった。約10年前から、「新幹線くまもと創り」と称するプロジェクトが立ち上がり、新幹線開業の前年には、熊本出身の脚本家・小山薫堂さんを招いて「くまもとサプライズ」も立ち上がった。準備万端整えて開業を迎えるはずだったのだがとんでもないことになった。予定されていた開業記念のイベントはすべて中止、それから1年ほどはイベントの自粛などが続いた。しかし、「くまもとサプライズ」の中から生まれたキャラクターくまモンは大ヒットした。当初は思ってもみなかった大活躍を見せた。今や国内にとどまらず、世界に羽ばたいている。一方、肝心のわれわれ熊本県人のほうはというと、どうもモラールが落ちてきているような気がしてならない。言ってもまだ5年しか経っていないのだ。熊本市中心部の商店主にお話しを伺うと、いまだに新幹線効果は感じられないと言う。もう一度、気合を入れ直して考えてみてもよさそうな気がするのだが。


草枕の道

2016-02-26 21:39:58 | 熊本
 漱石の小説「草枕」の題材となった熊本市内から小天温泉までの通称「草枕の道」約16kmを家内と二人で歩いてからもう7年の歳月が流れた。今年は漱石が熊本へ初めて来た明治29年4月から120年の「漱石記念年」ということで、「草枕の道」の整備も進んでいるようだ。僕たちが歩いた時はところどころに道に迷いそうな箇所があったが、案内板が設置されたり、スマホやタブレット端末向けの道案内もあるという。なんとかもう一度チャレンジしてみたいものだ。



「草枕の道」はこの岳林寺を出発して約16kmの山道


最初の難所が「「山路を登りながらこう考えた。」で知られる鎌研坂


前半は鬱蒼たる竹林が続く。


後半はゴツゴツした岩が露出した急坂


鎌研坂を登り切った公園の句碑「木瓜咲くや漱石拙を守るべく」


馬子の源さんがやって来そうな標識


「おい」と声を掛けたが返事がない・・・の鳥越の峠の茶屋には「春風や惟然が耳に馬の鈴」の句碑が


長閑な田園の中を進む


段々畑の風景も


ちょっとコースを外れて金峰山神社で休憩


美しい竹林の中を進む


石畳の道近くの句碑「家を出て師走の雨に合羽哉」


杉木立の中の石畳の道


竹林の中の石畳の道


二の岳、三の岳を望みながら野出の峠を目指す


野出の峠の茶屋跡の案内板


野出の峠茶屋公園から有明海を望む。「天草の後ろに寒き入日かな」の句碑


石畳の道がやがてミカン畑の中を下って行く


遠くに横島の干拓が見えてくる


前田案山子の墓の前を通り過ぎる


前田家別邸に到着


漱石が宿泊した離れ


小説「草枕」に登場する浴場

種田山頭火供養祭

2016-02-25 16:08:16 | 文芸
■日 時 3月10日(木)午前10時より
■場 所 味取観音瑞泉寺
      熊本市北区植木町味取1
■催 事 供養祭、講演、俳句表彰、托鉢など
■問合先 うえき・山頭火の会実行委員会
      TEL 096-272-2582

「活動の看板畫など観てありく このひとときはたふとかりけり」

※映画好きだった山頭火が熊本の映画館街を詠んだ短歌

▼熊本市・新市街映画殿堂付近(昭和14年)

ブラタモリは熊本で何を見るのか?

2016-02-24 18:15:18 | 歴史
 ブラタモリ熊本編のテーマはわからないが、これまでのこの番組のパターンから見て、熊本城と城下町の成り立ちあたりがテーマとなる可能性が強いと思う。そしてその基礎となるのがタモリお得意の地形と地質。もしそうだった場合のキーワードを推測してみた。

茶臼山
Aso-4
火砕流堆積物
非溶結凝灰岩
輝石安山岩
隈本城(古城)
加藤清正
白川/坪井川
浸食崖
河川付替え
舟運
外堀/内堀


▼熊本城は京町台地先端の茶臼山と呼ばれた丘陵一帯に立地している



▼「茶臼山ト隈本之絵図」(年代不詳)には熊本城築城前の茶臼山の様子が描かれている

熊本大学学術リポジトリ「熊本県下における近代橋梁の発展史に関する研究」より


▼慶長9年(1604)に描かれた「慶長国絵図」には大きく蛇行した白川が描かれている



▼かつて白川と坪井川が合流していた厩橋付近



▼国立熊本病院と桜の馬場城彩苑の高低差は白川による浸食崖

琵琶経 ~3.11後の供養曲~

2016-02-23 21:16:07 | 音楽芸能
 早いもので、もうやがて3.11から5年が経過する。この記憶を風化させてはならないと思う。
 昨年の2月22日、森都心プラザホールで行われた「くまもと全国邦楽コンクール」の各年度最優秀者による「邦楽新鋭展」において、第12回最優秀賞の薩摩琵琶奏者・北原香菜子さんが演奏した「琵琶経 ~3.11後の供養曲~」に感動したという話をこのブログに書いた。
 この曲がYouTubeにアップされていたので、さっそく掲載させていただいた。感動が甦ってきた。






アラビアのロレンス (4Kレストア版)

2016-02-22 19:48:29 | 映画
 今日、「プレミアムシネマ」(NHKプレミアム)で「アラビアのロレンス(4Kレストア版)」が放映された。僕が初めて劇場で見たのは、もう50年以上も前のことだが、まるでつい最近製作されたかのような美しい映像が復元されていた。なにしろ4時間近くの長尺なので、今日は半分くらいしか見ることができなかったが、録画をまたいずれじっくり見ることにしよう。
 ところで、この「アラビアのロレンス」が製作された時代は、CGなどのデジタル技術はまだない時代。砂漠での圧倒的なスペクタクルシーンは、実際に人数を揃え、馬を揃え、ラクダを揃え、戦車を走らせ、列車を走らせ、爆撃機を飛ばさなくてはならない。ゆえに今日では絶対撮影不可能と言われているそうだ。近年の映画は、ほとんどがデジタル技術を使っているのがわかっているので、どんなに迫力あるシーンだと言われても僕は興奮することがない。「たかが電気紙芝居・・・」と思ってしまうのである。「アラビアのロレンス」のような作り方をする映画はもう現れないのだろうか。


脊振おろし

2016-02-21 21:28:06 | ファミリー
 今日は、孫娘みわの誕生日祝いと弟てっぺいのサッカー試合を見に、家内と連れ立って久留米へ出かけた。昨年、母が具合が悪くなってからは遠出ができなくなったので、久留米へ出かけたのは随分久しぶりだ。多分、1年半ぶりくらいかと思う。みわや両親もてっぺいの応援に来て、脊振おろしの寒風の中、さかんにハッパをかけていた。家族が揃って元気な姿を見るのは嬉しいものだ。
 サッカーの試合が行われたのは、筑後川沿いの佐賀県みやき町北茂安体育館グラウンド。僕が鳥栖に勤務していた時分もこの辺りには来た覚えがない。
 北茂安町(現在はみやき町)というのは、筑後川の築堤を行なった佐賀の戦国武将・成富茂安にちなんだ地名。実は成富茂安は加藤清正とゆかりが深い。朝鮮の役、天草五人衆の戦、関ヶ原などで清正と一緒に戦った武将で、清正は茂安を高く評価し、厚遇で召し抱えたかったらしいが、茂安は主君鍋島公への忠義を守り、「たとえ肥後一国をもらっても応じかねる」と断ったという。筑後川沿いの道を帰りながら、ふとそんなエピソードを思い出した。


今日は何の日? ~「かぶき」 がメインカルチャーになった日~

2016-02-20 19:16:03 | 音楽芸能
 江戸時代初期に書かれた史書「当代記」によれば、日本の伝統芸能の一つ歌舞伎は、慶長8年(1603)、京の都で、出雲の巫女であったと名のる女芸能者によるかぶき踊りから始まったとされています。
 そして、その4年後の慶長12年(1607)の2月20日には、お国かぶきは江戸に招かれ、江戸城本丸・西の丸で勧進かぶきを行ないます。つまり、409年前の今日は、の演じるサブカルチャーとして始まったかぶき踊りが、ついにメインカルチャーに登りつめた日なのです。この1週間前の2月13日からは、同じ場所で観世・金春の勧進能が行われており、能・狂言に次ぐ位の芸能として認知された記念すべき日となったのです。
 ところで、出雲大社の巫女出身であるという「出雲のお国」の呼び名が一般に定着したのは、なんと明治時代になってからのようです。また、「出雲のお国」というのは舞台での名乗りにすぎず、彼女の出自が本当にそうであったかどうか疑わしいとする説もあるようで、お国が諸国に下った時はその場所に応じて転々と異なる肩書を名乗っていたのではとする研究者もいます。そういう話を聞くと、僕の研究テーマである加藤清正に招かれた「八幡の国」のことも腑に落ちる思いがします。


阿国歌舞伎図(部分)

もうすぐ陸上シーズン! 今年はダレ押し?

2016-02-19 21:15:56 | スポーツ一般
 もうひと月ほどで陸上競技のシーズンがスタートする。3月19日の春季陸協記録会は、まだ2015年度の競技日程だが、実質的には新シーズンの幕開けと言っていい。4月に入るとすぐ、熊本県陸上選手権が控えており、その前哨戦でもあるからだ。
 もともとスプリント種目好きの僕は、野林祐美さんがまだ中学生だった2010年頃から、もっぱら彼女を中心によく陸上競技を見に行くようになった。その後、僕の中学の後輩、北川愛菜さんが中学生で頭角を現してきたので、北川さんにも注目するようになった。2年前に野林さんが高校を卒業し、北川さんも今春高校を卒業する。さて今年は誰を中心に見ていくか、まだちょっと見当もつかない。全国レベルの実力者、宮崎亜美香さん(必由館高)などもいるが、春季陸協記録会などでその他の伸びそうな選手を探してみたい。

▼2013年高校総体南九州大会・女子200m決勝

奉行丸(ぶぎょうまる)随想

2016-02-18 20:46:53 | 歴史
 今日、市役所に納税申告の手続きに行き、天気も良いので熊本城の中をぶらぶら歩きながら通って帰った。3日後に迫った熊本城マラソンの設営も進んでいるようだ。ふと、3月から奉行丸「未申櫓(ひつじさるやぐら)」特別公開が行われることを思い出し、奉行丸を覗いてみた。数人の作業員による公開準備の作業が行われていた。奉行丸広場の真ん中に立って、しばし周りの風景を眺めた。思えば僕が初めてここに入ったのは、1960年の熊本国体の頃だった。ここはバレーボールコートになっていた。その後、バレーボールが6人制の室内スポーツに変わったことなどもあったのだろう、わりと早くスポーツ施設の役を御免となった。僕が再びこの地に入ったのはそれから50年も後の2010年だったと思う。ここは櫓門や塀などが復元され、お城まつりの会場となっていた。今や熊本城内のイベント会場の一つとして貴重な存在になっている。


▼奉行丸から天守閣を望む



▼バレーボールコートとなった奉行丸(1960年熊本国体の頃)



▼桜の季節の未申櫓




▼お城まつりにおける古武道演武



▼お城まつりにおける薪能



▼お城まつりにおける舞踊

4年前の今ごろ何してた?

2016-02-17 17:59:02 | 
 孫娘の誕生日2月29日が4年ぶりにやってくる、てなことを昨日ブログに書きながら、ふと、4年前の今ごろはいったいどんな日々を送っていたのだろうと思い、当時のブログ記事を振り返ってみた。4年前と言えば、第1回の熊本城マラソンが開催される直前で、熊本市で初めての大規模なマラソン大会が開かれるというので、楽しみでワクワクしていたことを思い出す。ところが、肝心の大会当日、2月19日の記事がない。不思議だなと思いながら、いろいろ考えた末、やっと思い出した。実は大会の前日になって風邪で寝込んでしまっていたのだった。というわけで、記念すべき第1回の大会は見物し損なっていた。
 それからもう一つは、4年前の今ごろと言うと、朝ドラ「カーネーション」にハマっていて、毎日欠かさず見ていたものだ。ところが、ヒロインの糸子が晩年になっていて、役者がそれまでの尾野真千子から夏木マリに交代することがアナウンスされた。今までも若い役者が最晩年までを演じることはあったので、なぜ今になって交代させなければならないのだろうと、釈然としない気持で見ていたことを思い出す。結局、最終回まで見続けたが、今でも交代する必要があったのだろうかと納得していない。

▼「カーネーション」の出演者たち



孫娘の誕生日そして卒業

2016-02-16 20:03:18 | ファミリー
 今月29日、わが孫娘みわは4年ぶりの誕生日(!)を迎える。12歳、小学生として最後の誕生日だ。そして4月からは中学生。小学校の6年間はあっという間に過ぎ去ろうとしている。初めて嬉しそうにランドセルを背負った日がついこの前のような気がする。
 母の具合もあって、しばらく孫たちが住む久留米へも足が遠のいた。今度の誕生日には小学校卒業祝いもかねて、久しぶりに夫婦で久留米に行ってみようと思っている。