徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

二子山親方ご逝去

2005-05-30 21:22:40 | その他
 二子山親方(元大関貴ノ花、若貴兄弟の父)のご逝去の報に接したので、謹んで2月24日のブログを再掲する。
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 今から28年ほど前、当時私が勤務していた山口県防府市に大相撲の巡業がやってきた。会場となった浜方スポーツセンターには浴場の施設がなかったので、私が勤務していた工場の大浴場を貸すことになった。朝稽古を終えたお相撲さんたちがやって来たが、まずやって来たのは、当時の3枚看板、横綱の輪島と北の湖、そして大関の貴ノ花だった。風呂から上がった彼らに私たちはチャンスとばかりに記念撮影やサインをお願いした。しかし、輪島と北の湖は「けんもほろろ」な態度で、輪島は我々が準備したジュースでうがいをするし、北の湖は我が工場長が並んで記念撮影をとお願いしたのに「腰が痛い・・・」とか何とか抜かしてそっぽを向く始末。(そんな奴が理事長やって相撲の人気が出るわけがない。)
 その中で、ただ貴ノ花だけが、「お世話になります。」と言って撮影やサインに快く応じてくれた。その当時、既にファンだったが、ますます好きになった思い出がある。
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 名大関そしてかつての水泳仲間のご冥福を心より祈る。合掌。

納得いかないニュースの常套句

2005-05-27 15:14:50 | その他
 テレビやラジオのニュースでの事件報道でよく使われる常套句で、どうも納得いかないものがある。例えばこの前の列車脱線事故では発生から数時間経って、多数の死者が出ているにもかかわらず、ニュースでは「警察では安全管理に問題がなかったかどうか調べている。」ハァ?なかったかどうかだぁ?あるから事故が起こってるんじゃないか!
 また、殺人事件ではこうだ。「(加害者の)Aさんと(被害者の)Bさんとの間でトラブルがなかったかどうか調べている。」見ず知らずのゆきずりの犯行ならいざしらず、二人が知人同士であることがわかっていてもこんな言い方だ。トラブルがあったから殺人事件が起こったんじゃないか。放送倫理上の問題があるのかもしれないが、庶民感覚からは著しくずれていることは間違いない。

黒川温泉ホテル解雇裁判

2005-05-25 17:20:49 | その他
 ハンセン病元患者の宿泊拒否で刑事処分を受け、その後廃業した南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」を解雇された従業員が、解雇無効の確認と未払い賃金の支払いを求めた仮処分申請について熊本地裁は25日、解雇を無効とし、賃金の支払いを命じる決定を出した。裁判長は決定の中で「解雇回避の努力義務を怠った」と述べた。
 この決定自体についてはよしとするが、今世の中ではびこっているリストラと称する「解雇」のことを考えると複雑な思いを禁じえない。理由はどうあれ、黒川温泉ホテルが廃業したのは事実であり、解雇せざるをえない事情は理解できる。ところが、日頃我々が耳にしているリストラは、何の理由もなく、ある日突然言い渡されることが多い。現にそんな目に遭った人を何人も知っている。しかし、こんな人たちが労働基準監督署に駆け込んでも、ほとんど取り上げてもらえず、かと言って裁判を起こすほどの資金も無いのが実態だ。
 今回の決定は、あれほど注目を浴びた事件だけに裁判所も「ええ格好」せざるを得なかったのではないかと思うが、一般社会の現実とのギャップを感じてならない。

プロジェクトX

2005-05-24 00:09:00 | その他
 NHKテレビの「プロジェクトX」は比較的よく見る番組だ。先日放映された大阪の淀川工業高の合唱部を取り上げた回は、今まで見た中でも最も感動したものの一つだ。ところがこの内容に学校側からクレームが付いた。何でも「内容の一部が事実と異なる」のだそうだ。問題の箇所は、新人教師が合唱部をつくった当時の同高は荒れに荒れていたというような表現が事実とは異なるのだそうだ。たしかに「初めて合唱コンクールに出場した時、会場にパトカーが来て警戒していた。」というようなエピソードにはホンマかいなと思った。
 しかしこの番組をよく見ている方ならお気づきだろうが、どうも話が出来過ぎているとか、あまりにもドラマティックに過ぎるとか思うことはよくある。おそらく登場人物たちも、こそばゆい思いで見ているのではないだろうか。まあ、事実に多少のフィクションを加えた人生の応援歌というくらいの気持で見ればいいのではないだろうか。

仕事をしてない・・・

2005-05-20 13:59:12 | その他
 「保護観察付き執行猶予」中だった男が青森から東京へ転居したことを、それぞれの地区の保護観察所間で連絡が行なわれず、結果的に野放し状態となった男が少女監禁事件を起こしてしまった。法務大臣や法務省幹部はさかんに「FAX送信のミスで・・・遺憾である。」というようなことを言っているがバカなことを言っちゃいけない。FAXだろうとメールだろうと郵便だろうと、未達になることはいつでもあり得る。仮にそんなことがあっても問題が起きないようにカバーするのが「仕事」である。しかも今回は人命にもかかわりかねなかった。釈明するならハッキリと「仕事をしてませんでした。」というべきだ。ここでも官の”ゆるみ”が露呈したと言わざるを得ない。

脱線事故対策は聖域なしで

2005-05-15 16:00:13 | その他
 民主党の岡田代表は、15日、兵庫県尼崎市の脱線事故の現場を視察した後、記者団に対し「原因究明と再発防止は政治の責任だ。」として、国会で徹底的な議論をしていく考えを示した。
 そこで岡田氏にお願いしたいのは、民主党の支持母体でもある労働組合にも徹底的にメスを入れてもらいたいということだ。経営側に問題があるのは当然だが、事故直後の労組幹部のひと事みたいな発言は、労組側にも多くの問題があることをうかがわせた。
 この事故とは全く関係ないが、大阪市職員の常識はずれの厚遇問題は、既得権を放そうとしない労組の体質がネックになっているとも聞く。
 脱線事故対策はぜひ聖域なしで取り組んでもらいたい。

山陰放送の個人情報流出事件

2005-05-11 22:14:56 | その他
 山陰放送が入社試験の応募者に対し、電子メールで応募者全員の名前とメールアドレスを送っていたことが発覚し、社長の責任問題にまで発展している。これはパソコン初心者がよくやるミスだ。いや全く問題意識がなくてやってしまうケースも多い。実はかくいう私もうっかりやってしまったことがある。同報通信というやつで、宛先に複数のアドレスを入れたり、CC(カーボンコピー)つまり写しにアドレスを入れたりすると、受信者は全員がお互いの名前やメールアドレスがわかってしまう。インターネットの初期の頃はユーザーは案外平気でこれをやっていた。しかし、メールアドレスが勝手に流用されたりするケースが多くなり、ネチケットの一つとしてユーザーの間で規範化されてきたものだ。個人情報保護法が施行されるような世の中だ。注意しなきゃ。くわばら、くわばら。

祭りの後

2005-05-08 16:03:11 | その他
 ゴールデンウィークがやっと終わった。と言っても、こちとら普段となんも変わらない日々だったが・・・。たまたま通りかかった熊本城も、めっきり観光客も減り、天気の良さが余計寂しさを感じさせる。また明日から頑張るしかないか。

JR西日本は特別か?

2005-05-07 16:08:59 | その他
 列車脱線事故直後のボウリング大会を始め、JR西日本のあきれた実態が次々と明るみに出ている。「人間として失格!」と世論は口を揃えて糾弾している。それは間違いないと思うが、ほんとにJR西日本だけが特別に持っている企業体質だろうか。あそこまでひどくはなくても、それに近い企業や組織は他にもいくらでもあるのではないか。特に官公庁や大企業の中には、隣のセクションでどんな大問題が発生していても、われ関せずという縦割り組織の悪弊がありはしないか。今回の事故を他山の石としてもう一度見直してもらいたい。
 また、企業体質や企業風土などという抽象的な言葉でごまかすのではなく、具体的に何が問題なのかを詳らかにしてほしい。今回のJR西日本の場合、経営団体や労働団体も妙に口をつぐんでいるが、根っこに労使問題があることは明らかである。国鉄時代からの悪しき遺産を、国土交通省も認識していながら知らないふりをしていたとしか思えない。

タレントを出せば喜ぶと思ったら大間違い!

2005-05-04 16:03:09 | その他
 3日のNHKプロ野球中継で、ゲストの俳優・声優の森山周一郎がしゃべり過ぎてひんしゅくを買っている。NHKには多数の苦情が寄せられたそうだ。私もウザイなあと思いながら聞いていたが、視聴率を取るためか、最近スポーツ番組にやたらとタレントを登場させてコメントさせているがウザくてしかたがない。中には高校まで野球をやってましたとか、サッカーをやってましたとかいうのもいるが、言わせてもらえばどんなスポーツも高校までしかやっていないのは、ほとんど「ドシロウト」と言っていい。芸能人の顔で有名プロ選手と仲良しになって、自分もプロ選手の仲間と勘違いしているのではないかと思われるタレントもいる。各放送局は有名タレントを出せばみんなが喜ぶと思ったら大間違いだということを肝に銘じてほしい。

政も官も同罪

2005-05-02 11:21:22 | その他
 JR福知山線の列車脱線事故は死者107名という大惨事となった。JR西日本の営利最優先の経営姿勢や安全管理の不備等の問題点ばかりが取り上げられているが、こういうずさんな鉄道会社を作ってしまった政府や国土交通省などにも大きな責任がある。国鉄をJRとして分割民営化したのは、まさに効率性・経済性を追求したからであり、それによって安全性を軽視することが無いよう監視指導していくのは国土交通省の責務である。JR西日本には他のJR各社と比較しても安全管理上の問題が多いことは、国土交通省も以前から把握していたらしく、度々指導していたというが、改善されていなければ指導したことにはならない。国土交通省自体がずさんであることは、羽田空港で29日に発生した管制ミスの件を見ても推して知るべしである。脱線事故の犠牲者のご遺族がいみじくも「ゆるみきった社会の犠牲者」と言っておられたが、その「ゆるみきった社会」の代表が政・官であることは間違いない。