前から観たい観たいと思っていた映画にやっと巡り会えた。熊本では劇場公開もなかった(?)し、どこのレンタルビデオ店に行っても無かったのだが、ついに昨日、AVクラブ上熊本店で見つけた。
一昨年になるが、英国で“記憶喪失のピアノマン”が話題になっていた頃、この映画を元ネタにした狂言ではないかと言われていたあの映画だ。
ときは第二次世界大戦が始まる少し前。ドイツがロカルノ条約を破棄したというセリフが出てくるから、ナチスドイツが台頭してきた1936年頃と思われる。ところはイングランド南西部突端のコーンウォール。ひなびた漁村だ。ある嵐の夜、一人の青年が浜に打ち上げられる。これを発見した老姉妹がこの青年を助け、家で世話を始める。実はこの青年がポーランド出身の天才的なバイオリニストだったことが後でわかる。この老姉妹を演じるのが、ジュディ・デンチとマギー・スミスという二人の名女優だ。夫が戦死した姉ジャネット(M・スミス)に対し、妹のアーシュラ(J・デンチ)は未婚らしい。しきりに姉に夫との生活についてたずねる。この未婚の老女アーシュラがバイオリニストの青年に恋をしてしまう。それから先の展開は割愛するが実に切ない映画だ。美しいイングランドの田舎の風景や愛すべき村人たちなど、久々に英国らしい映画を堪能した。
一昨年になるが、英国で“記憶喪失のピアノマン”が話題になっていた頃、この映画を元ネタにした狂言ではないかと言われていたあの映画だ。
ときは第二次世界大戦が始まる少し前。ドイツがロカルノ条約を破棄したというセリフが出てくるから、ナチスドイツが台頭してきた1936年頃と思われる。ところはイングランド南西部突端のコーンウォール。ひなびた漁村だ。ある嵐の夜、一人の青年が浜に打ち上げられる。これを発見した老姉妹がこの青年を助け、家で世話を始める。実はこの青年がポーランド出身の天才的なバイオリニストだったことが後でわかる。この老姉妹を演じるのが、ジュディ・デンチとマギー・スミスという二人の名女優だ。夫が戦死した姉ジャネット(M・スミス)に対し、妹のアーシュラ(J・デンチ)は未婚らしい。しきりに姉に夫との生活についてたずねる。この未婚の老女アーシュラがバイオリニストの青年に恋をしてしまう。それから先の展開は割愛するが実に切ない映画だ。美しいイングランドの田舎の風景や愛すべき村人たちなど、久々に英国らしい映画を堪能した。