徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

武部幹事長の馬鹿な発言

2005-11-27 12:28:19 | その他
 今朝、テレビのニュースを見ていたら、自民党の武部幹事長がある会合で、耐震強度偽造事件に関し、「悪者さがしばかりやっているとマンション業界は潰れてしまいますよ。」と言っていた。もうこれ以上、耐震偽装の建築を暴くのはやめにして、業界を守ってほしいという意味らしい。この人は時々馬鹿な発言をするが、この発言は聞き捨てならない。既に耐震偽装が判明した建物の居住者や、ひょっとしたら自分のマンションもそうではないかとビクビクしている居住者の神経を逆なでするような発言だ。政府与党の最低限の責務は、国民の生命・安全を守ることだ。それすら果たそうとしていない。そんなインチキな業界ならどうぞ潰してくださいと言いたい。

ボブ・ディラン

2005-11-24 12:29:08 | その他
 マーティン・スコセッシ監督が、ボブ・ディランの半生を描いたドキュメンタリー映画「ノー・ディレクション・ホーム」がNHKのBSハイビジョンで放映された。
 ちょうど私が高校から大学に入った頃がボブ・ディランの最盛期だったと思うが、今となれば彼の代表作といえる“ライク・ア・ローリングストーン”も当時は賛否両論、評価が分かれていたことを思い出す。それまでのフォークソングのアコースティックなサウンドが好きだった私も最初はこの、いわゆるフォークロックが好きになれなかった。仲間だったジョーン・バエズやピート・シーガーらと次第に離れていく様子がこの映画にも描かれている。
 しかしあれから40年経った今日、この曲が妙に懐かしい。映画からこの曲のイントロが流れてきた時、思わず涙ぐみそうになった。この映画のタイトル「ノー・ディレクション・ホーム」もこの歌の一節だが、思えば、彼自身も当時はノー・ディレクションだったに違いない。
 吉田拓郎や桑田佳祐らを始めとして、ディランの影響を受けた日本のアーティストは数多いことをあらためて思い起こした。



耐震強度偽造事件

2005-11-23 19:47:33 | その他
 首都圏のマンションなどの耐震強度偽造事件は、当初は対岸の火事のように見ていたが、なんと舞台が熊本に拡がってきて、俄然、身近な問題となった。知り合いの建築士さんの中には、あやうく巻き込まれそうになった人もいる。何でもその人が最初に設計したものが改ざんされ、印鑑だけ押してくれと言われたそうだ。幸い拒否したので事なきを得たが、もしうっかり印鑑を押していたら恐らく今頃は倒産の憂き目にと、肝を冷やしたそうだ。
 しかし、木村建設の社長はどうして出てこないのだろう。また、熊本ファミリー銀行の自分さえ良ければという姿勢もどうかと思う。いずれも、熊本県人として格好悪いことこの上ない。

小泉チルドレンのパフォーマンス

2005-11-18 13:30:51 | その他
 小泉チルドレンの一人で、経済産業省の政務官に就任した片山さつき議員が、どこかの病院を深夜視察したというニュースが流れていた。わざとらしく白衣を着て、しかも大勢のお供を従えてだ。目的は、看護師らのハードな深夜勤務の実態を確かめたいということらしいが、ちょっと行って眺めて何がわかるというのだ。第一、国会議員が視察するとなればみんなしゃきっとしているから、普段のあくびをかみ殺し、目を擦りながらの勤務ぶりなんか見えないし、もともと生体のリズムに反している深夜勤務がきついのは当たり前で、看護師よりもきつい深夜勤務なんていくらでもある。
 私も仕事柄、多くの看護師さんたちと接してきたが、彼女らの言うきつさというのはちょっと違うのではないかと思う。慢性的な人員不足による不規則な勤務や、夜勤のつらさなどは、宿命的なものとしてある程度しかたがないが、最近は直接患者に接する仕事以外にも、医療のレベルを上げるため、やれ医療管理システムの導入だ、やれISOだ、やれクリティカルパスだ、やれスタディだ、やれプレゼンテーションだと、プラスアルファの業務が急激に増えていると聞く。勤務時間外にも及ぶこうした業務は、子供や家族を抱えた看護師さんにはなおさらつらいものだ。
 そんな実態は深夜に病院を見て回っても何も見えてこない。要するにあれはパフォーマンス以外の何ものでもないのだ。まぁ、いかにも小泉流を踏襲しているとは言えるが・・・

ALWAYS 三丁目の夕日

2005-11-11 14:21:37 | 映画
 昭和20年代後半から30年代にかけて少年時代を過ごした我々にとっては、泣かせどころ満載の映画。ディテールにこだわっていて、「そう言えばこうだったな・・・」と思わせるシーンが随所に見られる。そんなシーンをいくつか挙げると、駄菓子屋の店先に「くださいな!」と言って子供たちが現れるシーンでは、東京の板橋で駄菓子屋を営んでいた叔父の家に一瞬タイムスリップしたかと思った。青森から夜行列車で上野駅に着いた集団就職の少女たちが全員煤煙ですすけた顔をしているところや茶の間に置かれたラジオから聞こえてくる「たずね人の時間」。今ではこんなことはできないが、三輪トラックの荷台に平気で乗る母子。そして何よりも向こう三軒両隣の温かい触れあいと生き生きとした子供たち等々。
 山崎監督お得意のVFXを駆使して当時を再現しているが、そんなことはあまり気にせず雰囲気に浸れた。邦画にも数多くのハートウォーミング・ムービーがあるが、その中でも出色のできばえと言っていい。

ちあきなおみ

2005-11-07 01:00:25 | その他
 今日、BS2で放送された『歌伝説ちあきなおみの世界』で久し振りに、ちあきなおみの歌を堪能した。第一線から退いてもう13年だそうだ。今や伝説の歌手になりつつある。日本の女性歌手では、歌のうまさでは美空ひばりと双璧だと思っているが、今日またそれを確信した。ちあきなおみの歌というと、どうしてもレコード大賞を獲った「喝采」が有名だが、「紅とんぼ」、「帰れないんだよ」、「ねえあんた」。水原弘の曲をカバーした「黄昏のビギン」、アニマルズの「朝日のあたる家」等々、どれも絶品だ。それから「矢切の渡し」は細川たかしで大ヒットしたが、今日また彼女の歌を聞いてみると、やはりこれはちあきなおみの歌だ。
 ところでこの時期に彼女を取り上げるのは、ひょっとして紅白の伏線か?・・・

先物取引

2005-11-03 13:38:19 | その他
 マラソンの野口みずき選手が所属していたグローバリーという会社の社長が逮捕されたそうだ。顧客とのトラブルが絶えなかったらしい。グローバリーという会社は、いわゆる「先物取引」の会社だが、この会社に限らず「先物取引」の会社には怪しいところが多い。私が最初に勧誘されたのは20年くらい前、東京に勤務していた頃だ。何度もしつこく電話してくるので、根負けして一度だけ喫茶店で会って説明を聞いた。その時、直感的に「これは素人が手を出すもんじゃないな。」と思い断った。その後、熊本に帰って来てからも、別の複数の会社から何度かアプローチを受けたが、その電話のかけ方、しゃべり方、説明のしかたが、まるで同一人物であるかのように同じであることに驚くとともに不気味ささえ感じたものだ。ある会社を断っても、また別の人物がまるで初めてかのように電話するやり方は暴力的とも言える。いつもなんでこんなのが野放しなのか不思議に思っていたが、被害者が大勢出ないと取り締まれないものなんだろうか。