徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

みわ!5歳!

2009-02-28 17:02:03 | その他
 

 みわは今日で5歳!でも今年は誕生日がない。2月29日生まれだからだ。腰の調子があまりよくないためお祝いに行けない曾祖母のことを思って、昨夜、わざわざ久留米から一家で来てくれた。今日は朝から皆で熊本市動植物園へ出かけ、いろんな動物を見たり、アトラクションの乗り物に乗ったりして楽しんだ。帰りに注文しておいたバースデイケーキを受け取り、わが家での夕食で、みわの健やかな成長を祈ってみんなでお祝いをした。

ある炭鉱マンの話を聞く

2009-02-26 18:52:30 | ビジネス
 先日、荒尾の万田炭鉱館に行ってシナリオの取材をした。インタビューをしたのは現在、万田炭鉱館運営のお手伝いをされている岩本繁徳さん(69歳)。昭和30年から平成6年までの40年間、三井三池炭鉱三川坑で炭鉱マンとして働いてこられた方だ。黒光りする顔とがっしりした体躯がいかにもそれを感じさせる。ご自身の体験に基づく数々の裏話は実に興味深く、あっという間に予定の2時間が過ぎていた。2月11日にドキュメンタリー番組「月が出たでた お月さんたちの炭坑節」がRKKで放送された。岩本さんも一場面に登場されているそうだが、あの番組の内容を否定はしないが、ある側面しかとらえていないとおっしゃったのが印象的だった。録画しているのでもう一度、岩本さんの話と照らし合わせながら検証してみたい。


啓翁桜(けいおうさくら)

2009-02-25 16:58:36 | その他
 わが家の啓翁桜(けいおうさくら)が可愛い花を咲かせた。早春を告げる桜として知られている啓翁桜は、昭和5年に久留米の吉永啓太郎という人がシナミザクラの台木にコヒガンザクラを接木して誕生させたといわれる。名付親は同じ久留米の弥永さんで、吉永啓太郎さんを敬って啓翁桜と名付けたという。春雨に打たれながら花びらを開く健気な姿を眺めていると感動すら覚える。
栞(しおり)」一青窈


新工場で甦る想い出

2009-02-22 21:07:47 | その他
 ブリヂストン社内報「Arrow」の最新号が届いた。トピックスのページに北九州新工場の稼動開始が載っていた。33年ぶりの国内タイヤ工場とあった。1976年の防府工場以来ということになる。僕がその防府工場へ赴任したのは1976年5月のことだった。妻とまだ小さかった子どもを二人連れて、陽光燦々の防府駅に降り立った日のことを今でもハッキリと憶えている。オイルショックの影響がまだ尾を引いていた時期の工場立上げの仕事は大変だった。ほとんど徹夜に近い勤務を何日も続けたこともある。でも残業をつけた記憶など無い。まだ若かったので何とか乗り切れたのだと思う。
 今また未曾有の不況に見舞われている。そんな中での工場立上げには幾多の困難が待ち受けているだろう。後輩たちも頑張ってほしい。心からエールを送りたい。


「おくりびと」の成功

2009-02-21 18:34:06 | 映画
 日本アカデミー賞最優秀作品賞授賞を予測していたのか、今日から「おくりびと」の再上映が始まったので、家内と観に行った。昨年の公開の時は、その前に「月刊シナリオ」に掲載されたシナリオを通読していたからか、慌てて観ることもないかと思っているうちに上映が終了してしまった。そんなわけで今日も初めて観たという気はしなかったが、たしかにこれは昨年の邦画ナンバー1になるのはむべなるかなという感じだ。滝田洋二郎監督の作品は「病院へ行こう」シリーズあたりからよく観ているが、今回の「おくりびと」が代表作になるだろう。この企画は青木新門著の「納棺夫日記」を読んだ本木雅弘の発案によるものと言われているが、企画とシナリオの段階で成功は約束されていたような気がする。リメイクが多い最近の映画界の中で、やはり新しい発想がいかに大事かということを再確認させた作品だと思う。ところでシナリオを書いたのは小山薫堂という熊本出身の放送作家だそうだが、今後も映画のシナリオをどんどん書いてほしい。

「カフーを待ちわびて」と日本人の“鶴女房”願望

2009-02-19 23:14:26 | 映画
 「カフーを待ちわびて」の試写会に行った。映画を観ながら、昨日と全く同じことを考えていることに気付いた。昨日のことというのはDVDで観た「その木戸を通って」のことである。この二つの作品、「カフー・・・」は原田マハという女性小説家が、2006年の第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した作品が原作で、一方の「その木戸を・・・」は山本周五郎が1959年に発表した短編小説が原作。共通しているのは物語の根幹にある、日本人が古来から持つ“鶴女房”願望である。“鶴女房”というのは、日本各地に伝承されている「鶴の恩返し」伝説であり、それらをもとに、わが熊本ゆかりの劇作家、木下順二が書いた戯曲「夕鶴」に出てくる鶴のことである。「カフー・・・」ではマイコ演じるサチがそれであり、「その木戸を・・・」においては浅野ゆうこ演じるふさがそれにあたる。ある日突然表れる「美しい女房」を待つ日本の男のロマンは、時代は変わってもいつまでも変わらないのだろう。ちなみに「その木戸を・・・」の市川崑監督はその5年前に吉永小百合で実際に「つる-鶴-」を撮っている。
 さて肝心の「カフーを待ちわびて」だが、まだ公開前なので内容も論評も避けるが、一つだけ言えるのはマイコは「山のあなた」より間違いなくチャーミングだ。


その木戸を通って

2009-02-18 15:44:15 | 映画
 昨年亡くなった市川崑監督の幻の名作と言われる「その木戸を通って」をやっとDVDで観ることができた。とうとう熊本では劇場公開されなかったようだ。何しろ16年も前にハイビジョンで撮影され、BSで1回放映されたきりだったらしいが、昨年11月、初めて劇場公開されたものだ。2002年に山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」を観た時、それまでに観た時代劇にはない新しさを感じたものだが、その約10年も前に、既にこんな時代劇を作っていた市川崑の凄さをあらためて感じた。原作は山本周五郎の短編小説。時代劇と言ってもチャンバラがあるわけでもなく、ある城勤めの武士と一人の女とのミステリアスな出逢いと別れを淡々と描いている。しかし、その格調高い叙情性と映像美には引きずり込まれてしまう。出演者も浅野ゆう子、中井貴一、フランキー堺、井川比佐志、岸田今日子、石坂浩二、神山繁、榎木孝明など、そうそうたるキャスティングだ。スタッフの中に音楽の谷川賢作や助監督の佐々部清の名前があるのが興味深い。


立田自然公園の案内板~その後~

2009-02-17 21:32:14 | その他
 あまりの汚れ方に先日、市にクレームをつけた立田自然公園の案内板について、今朝、市の担当課からその後の成り行きについて報告があった。クレームをつけたことがきっかけになったのかどうかは知らないが、結局、案内板を立て替えることになったらしい。県が管理している案内板についても、県の方で立て替えを予定しているらしい。ただ問題は日常的な維持管理がきちんと行なわれるかどうかだが、この点について担当者は、現地の管理事務所に徹底した維持管理を行なうよう指示したとのことだった。はたしてそれが守られるかどうか、今後も時々見に行ってチェックしようと思う。


平原綾香 CONCERT TOUR 2009

2009-02-16 23:38:49 | 音楽芸能

 今日は家内と平原綾香コンサートを聴きに行った。平原綾香はもちろん初めてだが、大ホールでのコンサートなんて何10年ぶりかだ。予想どおりと言うか予想以上に感動した。板付きのフェードインでいきなりの「ノクターン」は鳥肌ものだった。新たにリリースしたアルバム「Path of Independence」に収録された曲を中心に、20数曲をパワフルに歌いきった。途中では専門のサックスの演奏があったり、スタンディングでのノリノリのコーナーがあったりと趣向が凝らされたステージングはさすがだ。「明日」では思わず泣きそうになったし、「星つむぎの歌」のシングアロングは予想して練習しておいてよかった。やはり音楽も、たまには“本モノ”を聴かないといけないなと思った一夜だった。

お遊戯会

2009-02-15 20:36:14 | その他
 今日は毎年恒例の、みわの幼稚園のお遊戯会。恒例と言っても、年中組のみわにとっては2回目だ。雪がちらついて震え上がりそうだった昨年とうって変わって、今年はポカポカ陽気に恵まれた。会場の久留米市民会館は今年も超満員。熱気に包まれた。みわの出番は創作舞踊と歌&ピアニカ演奏の2回。相変わらず一生懸命、先生に教えられたとおりにやろうとしているように見受けられた。でも昨年にくらべるとだいぶ落ち着いていたようだ。この幼稚園の指導は徹底しているようで、年長組のパフォーマンスになると幼稚園児とは思えないほどの完成度で、ちょっと感動する。みわも4月には年長組になるので来年のお遊戯会が今から楽しみだ。

2016年東京オリンピックって・・・?

2009-02-14 17:58:00 | スポーツ一般
 2016年の夏季オリンピックを東京に招致しようという活動が進んでいるいるらしい。元スポーツマンの一人としては応援すべきなのかもしれない。オリンピックになかなか出られないわが水球も30数年ぶりに出場できるかもしれない。しかし正直なところ今回はどうも素直に応援する気になれないのだ。いま日本人が一丸となって取り組むべきはオリンピックなんだろうか。国民の税金から巨額を支出することになるわけだが、昨今の国民生活の状況を考えると、支出の優先順位としてどうなんだろうか。もちろんやれば経済効果はあるだろう。しかしそれは地方にも還元されるのだろうか。石原東京都知事は「国民の7割が賛同している」と言うが、どこのどんな人たちを対象に調べたのだろうか。どうも一部の人の思い込みで話がどんどん進められているような気がしてならない。

春一番

2009-02-13 17:34:42 | その他
 今日、熊本には春一番が吹いたそうだ。何をもって春一番と決めるのかは知らないが、そう言えば今日の午前11時ごろだったか、K氏宅でパソコンのサポートをしていた時、外で急に強い風の音が聞こえた。ちょっとビックリしてガラス窓越しに外の様子を眺めた。あれが春一番だったのかな。夕方からは雨模様になってきたが、これからひと雨ごとに暖かくなっていくのだろう。


春一番(キャンディーズ)

油絵と熊本城

2009-02-12 16:52:34 | その他
 今日は春らしいポカポカ陽気だったので、確定申告の書類をもらいに、歩いて熊本城内の税務署と熊本市役所へ出かけた。その帰りに、熊本県立美術館別館で行われている林瑞栄さんの油絵個展を覗いてみた。林さんには一昨年、中国・内モンゴルの馬頭琴奏者のコンサートを開いた時に熊本華僑総会を通じてお世話になった。作品はスケールの大きな超大作ぞろいで、「民族の祭典」と題する作品などは、幅6メートル、高さ2メートルほどの大きさに圧倒される。ちょうど林さんが会場におられたので作品の前で一緒に写真を撮っていただいた。作品を見ていると、チャン・イーモウやチェン・カイコーなどの映画を連想してしまうのは、やはり林さんに流れている中国の血なのだろう。



京劇(チャイニーズ・オペラ)


飯田丸と備前堀、向こうは天守閣


五峰閣側から見た天守閣

ノンちゃん雲に乗る ~鰐淵晴子~

2009-02-10 23:12:30 | 映画
 「崖の上のポニョ」でおなじみの大橋のぞみちゃんが、最近「ノンちゃん雲に乗る」という歌を唄っている。「ノンちゃん雲に乗る」とは、昨年101歳で大往生した石井桃子さんが、昭和26年(1951年)に発表した児童文学の傑作だ。僕らの年代にとっては、昭和30年(1955年)に映画化された「ノンちゃん雲に乗る」が忘れられない。それは、当時のアイドルだった伝説的美少女、鰐淵晴子の想い出でもある。彼女は僕と同い年で、この映画に出演したのは10歳の時だったが、初めての憧れの人だった。ハーフのスターの走りでもあったが、意外とその後はあまり活躍しなかった。周囲の期待の大きさは、15歳の時、三代目の「伊豆の踊子」やトニー・ザイラーの相手役に抜擢されたりしたことでもわかるのだが、その後これといった作品に恵まれなかった。最近も、「天国の本屋~恋火」や宮崎あおいの「初恋」などでちらっとお元気そうな姿を見かけたが、僕にとっての鰐淵晴子はいつまでもノンちゃんなのである。

20ヘクタールの希望 木原美樹27歳 私は「農」に生きる

2009-02-09 15:40:10 | テレビ
 昨日の深夜、KKTで放送された「NNNドキュメント'09」を見た。永年、祖父が守ってきた20ヘクタールの米づくりを継いだ、木原美樹さん(27歳)の苦闘の日々を見続けたドキュメンタリーだった。農業経営、とりわけ米づくりの大変さは今までもいろんな番組で紹介されてはいるが、その深刻さをこれほど実感を伴って見せてくれた番組は初めてだった。また、米農家に関するいくつかのキーワード、すなわち、採算性、大量生産、コスト削減、人手不足、食の安全、有機栽培、直販、設備投資等々が織り込まれており、問題点を体系的に理解することが出来た。木原さんが流す涙を見ながら、国はこんな娘を泣かせちゃいかん!と怒りみたいなものがこみ上げた。
 木原さんの田んぼがある山口市佐山は、かつて僕が防府に住んでいた頃、阿知須にあったフィールドアスレチックに子どもを連れて行くとき車でよく通った所だ。豊かな田園風景が広がっていたのを今でも憶えている。それだけに身につまされるものがあった。できればこの番組はゴールデンタイムで再放送してもらい、より多くの人たちに見てもらいたいものだ。