徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

陸上インターハイ2日目

2013-07-31 22:49:11 | スポーツ一般
 今日はNHK-Eテレで大分銀行ドームからの中継放送を見る。注目の男子100mに桐生祥秀(京都洛南)登場とあってメディアの数が多い。桐生は結局、決勝で10.19と圧勝。9秒台の期待は持ち越しとなった。
 一方の女子100mはやはり土井杏南(埼玉栄)が強かった。野林祐実は2位以下の混戦の中でよく最後まで粘った。今後への良い経験になるだろう。明日は4×100mリレーの決勝1本なので、明後日の200mに向けて体調を整え、気持を切り替えて臨んでもらいたいものだ。




野林祐実 高校最後の挑戦!

2013-07-30 20:08:05 | スポーツ一般
 今日からいよいよ野林祐実の最後のインターハイが始まった。今日はまず4×100mリレーに九州学院チームのアンカーとして出場。予選第5組を1着で通過、明日の準決勝に進んだ。明日は注目の100mが予選・準決・決勝と一気に行われる。伸び伸びと悔いのないレースを見せてほしい。

▼女子4×100mリレー予選 5組
1着 九州学院・熊本(田中・福嶋・村本・野林)  46.44
2着 中村学園女・福岡  46.77
3着 川崎北・神奈川   47.27
4着 宮崎商・宮崎    47.30
5着 大分雄城台・大分  47.43
6着 長野吉田・長野   48.68
7着 松山東・愛媛    49.72
8着 高知南・高知   1:03.83



第48回産経民謡大賞で優勝! ~ 本條秀美さん社中の小佐井くん ~

2013-07-29 17:13:51 | 音楽芸能
 7月27・28の両日、大阪のサンケイホールブリーゼで行われた「第48回産経民謡大賞」の少年少女の部において、民謡三味線の本條秀美さん(植木町味取)の社中、小佐井濯(こさいあろう)くん(小学6年)が「鹿北茶山唄」を唄って見事優勝した!
 本條さんのブログによれば、姉二人の影響を受けて民謡を始めた小佐井くんは生来のセンスに恵まれており、いずれ大きな大会で優勝することは想定内の出来事だったようだ。
 下の映像は昨年9月1日、熊本城本丸御殿における「秋夜の宴」において、本條秀美社中の少年少女民謡グループ「玉うさぎの会」の一員として熊本民謡「八代おざや節」を唄う小佐井くんである。



高校総体始まる! ~ 陸上に注目 ~

2013-07-28 17:15:02 | スポーツ一般
 北部九州4県(福岡・大分・佐賀・長崎)で行われる今年の全国高校総体が始まった。僕の注目は30日(火)から大分市で始まる陸上競技。世間の注目は男子100mの桐生祥秀(京都洛南)に集まっているが、僕はやはり熊本県勢、中でも昨年の高校総体で女子100m、200mの二冠を制した野林祐実(九州学院)と、僕の中学の後輩でもある北川愛菜(熊本学園大付)の二人に期待している。野林は、今年は土井杏南(埼玉栄)も出場するし、他の選手も力をつけてきているので相当厳しい戦いになるだろうが、高校最後の年、悔いの残らないレースをしてほしい。初出場の北川は全国のレベルを肌で感じ、今後の飛躍のステップにしてほしいと願っている。二人のスタートリストは下記のとおり。

▼女子100m(7/31)


▼女子200m(8/2)






野林祐実と北川愛菜

肥後の民話「彦市ばなし」を日本舞踊で! ~ にっぽんの芸能 ~

2013-07-26 23:18:42 | 音楽芸能
今夜の「にっぽんの芸能」(NHK-Eテレ 22:00~)は、熊本ゆかりの劇作家、木下順二の書いた舞踊劇「彦市ばなし」が放送された。この「彦市ばなし」は数ある「彦一話」の中で「天狗の隠れ蓑」という話を舞踊劇化したもの。浄瑠璃も役者のセリフも「八代(やっちろ)弁」で、熊本県人は思わずクスッとなる場面が随所にあり、尾上菊之丞、若柳吉優人、若柳庸子の三人がそれぞれ彦市、殿様、天狗の子に扮し、踊りや「やっちろ弁」のセリフを軽妙洒脱に演じ切った。





「彦一話」について熊本県大百科事典には下記のとおり解説されている。

▼彦一話
 八代地方の代表的な民話。彦一と呼ばれる頓知者が主人公で、殿様、天狗、狐、狸などを持ち前の知恵で打ち負かすというのがモチーフになっている。彦一は江戸時代八代城下の出町に居住したといわれ、同町光徳寺の過去帳に「安政三年(1856)正月四日彦市祖母、同五年十月二八日出町彦市娘」などと記されているが、主人公の彦一と同一人物であるかどうか確証はない。話の内容から彦一という人物は中年で体格がよく、学はないが知恵と才覚があり、職業は雑穀屋、傘屋、百姓などと一定ではない。ずる賢い面もあるが、暮らしが貧しいため反抗精神は旺盛。八代地方に残る民話の数は50を超える。有名なものは「天狗とかくれ蓑」「ガラッパ釣り」「はなせ はなせ」「あまんじゃく」「彦一の災難」など。光徳寺境内には彦一塚が昭和26年(1951)11月3日建立され、毎年供養が行われている。(奥野広隆)

「藍より青い」天草の百年

2013-07-25 22:08:30 | 熊本
 昨日の記事「百年前の熊本観光情報!」を書きながら気がついたのだが、名勝舊跡(めいしょうきゅうせき)の中に「天草」の「あ」の字も出てこない。「清正公三百年會」が行われた明治42年(1909)という時代を感じさせた。そういえば、父が書き遺した記録の中にも、昭和10年に大矢野島の上村小学校への転勤が決まった時、祖母はまるで父が離島への流刑にでもなったかのように嘆き悲しんだとある。当時の天草は大小100余りの島々を行き来するのは船しかない時代。「牛深三度行きゃ三度裸、鍋釜売っても酒盛して来い」とハイヤ節に唄われるほど船乗りたちにとって絶海の楽園だった牛深の湊町はあったものの、まだまだ島のほとんどが貧しい寒村だったわけだ。
 「清正公三百年會」から100年後の今日、天草は阿蘇と並び熊本観光の代名詞となった。それはやはり昭和41年(1966)の天草五橋開通が時代を変えたと言わざるを得ない。今では熊本市内から天草西海岸まで日帰りで行けるようになった。たしかに便利にはなったし、天草にとってもその経済効果は計り知れないものがあるだろう。しかしその代償として失ったものも多いのだろうなぁ。

▼天草西海岸


▼寛永はいや節(「はいやくまもと2010」より)

百年前の熊本観光情報!

2013-07-24 17:43:59 | 熊本
 昨夜は本妙寺の頓写会(とんしゃえ)に行った。頓写会とは、熊本城を築城した肥後熊本藩主・加藤清正公の命日である7月23日に行われる法要であり、熊本夏の風物詩だ。2年ほど前、清正公没後400年のイベントが盛大に行なわれたが、それからさらにさかのぼること百年。明治42年(1909)には「清正公三百年會」が盛大に行われたそうだ。その際、全国各地からやってくる参拝客向けの熊本観光案内情報が残っている。「重なる名勝舊跡(めいしょうきゅうせき)」は今日ならさしずめ「観光スポット」。はたして今日も観光スポットとなっているのは・・・。また旅館は今日いくつ残っているだろうか。

▼重なる名勝舊跡
熊本城、藤崎神社、錦山神社、西光寺、順正寺、延寿寺、阿弥陀寺、白川、花岡山、北岡神社、本妙寺、往生院、柿原成道寺、蓮台寺、大慈寺、成趣園(通称水前寺)、江津湖、吉次峠、田原坂、隈府城址、菊池神社、数鹿路滝、阿蘇山、阿蘇神社、満願寺、七滝、通潤橋、木原山、竹崎秀長の城址、響の原、宇土城址、住吉神社、轟の水、八代城址、八代宮、遥拝堰、八代神社、五ヶ荘、日奈久、人吉城址、球磨川等。
※錦山神社=加藤神社

▼重なる旅館
◎熊本市船場町研屋本店 ◎手取本町研屋支店 ◎安巳橋通町白水館 ◎船場町綿や ◎同町角屋 ◎西唐人町茶屋 ◎上林町丸小 ◎玉名郡長泗町潮湯旅館 ◎同郡南関町本島屋 ◎鹿本郡山鹿町新吉田屋、櫻井 ◎菊池郡隈府町菊栄館、同郡大津町麻生田屋 ◎宇土郡三角港冬野益田屋、池田や ◎同郡宇土町見崎や、米や、八代郡八代町帯や、田水館、酒井や 、上益城郡御船町伊豆野や、糸田や、葦北郡日奈久町新柳や、泉や、本伊勢や、鏡板や、浜伊勢や ◎球磨郡人吉町錫や、十蔵や ◎阿蘇郡宮地町荘門館



庵点(いおりてん)の話

2013-07-23 23:54:10 | 音楽芸能
 民謡などの歌詞を調べるため、歌詞集を見てみると、よく頭のところに「へ」のような変なマークが付いている。いろいろ調べるうち、これは「庵点(いおりてん)」というものだとわかった。「庵(いおり)」というのは「世捨て人や僧侶などの閑居する小さな草ぶきの家」のことだ。そこで「庵点(いおりてん)」を辞書でひいてみると

「庵のような形をしているところから『庵点』という。箇条書きの文書の頭、和歌・連歌・謡物や、連署する姓名などの肩につける記号云々」と書いてあった。

 つまり、昔から歌のはじめなどにこのマークを付ける習慣があったらしい。
と、ここまではよかったのだが、実際に歌詞をパソコンで打ち込む時、この「庵点」を付けて格好つけようと思っても、どうやって入力するのかわからなかった。「いおりてん」と入力して変換しても出てこなかった。ところが、昨日、「米原長者口説き歌」の歌詞を「Word」で入力した時、試しに「いおりてん」と入力してみたら、ちゃんとこのマークに変換されるではないか。いつから変換できるようになったのだろう。キツネにつままれたような気がした。


米原長者口説き歌(よなばるちょうじゃくどきうた)

2013-07-22 20:49:09 | 音楽芸能
 約1300年前に大和朝廷によって築かれた鞠智城(きくちじょう)がある米原地区に、その頃から語り継がれているという「米原長者伝説」。暮れる太陽を呼び戻し、一晩で三千町歩の田植えをしたという長者伝説を歌にしたのがこの「米原長者口説き歌」である。
 「口説き」というのは、今日的な「男性が女性を口説く」なんて言う意味合いとは異なり、長い物語を同じ旋律の繰り返しにのせて歌うもののことをいう。つまり「口による小説」と考えるとわかりやすい。この「米原長者口説き歌」は実は30番まで延々と続くのだが、通常の演奏は時間の制約があり、7番くらいまでで終わることが多いという。




安土城焼失の謎に迫る! ~ 劇場版タイムスクープハンター ~

2013-07-20 18:21:33 | 映画
 滋賀県の安土町は平成22年に合併して近江八幡市となったが、僕が彦根にいた頃はまだ安土町という一つの町だった。安土の町は仕事で頻繁に通ったし、安土城址や信長の館にも何度か訪れた。そんな時にいつも考えるのは「安土城はなぜ消えたのか?」ということだった。天正10年(1582)の「本能寺の変」後の混乱の中で焼失したとされるが、その原因はわかっていないという。
 そんな安土城焼失の謎に迫るのが来月公開される「劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日」という映画だ。NHK総合で放送されている「タイムスクープハンター」シリーズは大好きで、放送が開始された4年前からよく見ている番組だが、今回は映画ということで、織田信長が築いた歴史上最高の城といわれる安土城がどんな壮大なスケールで再現されているか大いに楽しみだ。

▼バーチャル・リアリティーで再現された安土城天主


▼「劇場版タイムスクープハンター」の一場面

「盆踊り」 の起源は古代の“合コン”!?

2013-07-18 22:12:07 | 音楽芸能
 盆踊りの季節がやって来た。盆踊りというのは、もともと祖先を供養する仏事として、旧暦7月15日を中心に行なう盂蘭盆(うらぼんえ)の中の一つの行事である「念仏踊り」が起源と言われる。その起こりは平安時代とも、あるいは古代にさかのぼるとも言われる。時代が下ると、宗教性よりも芸能性に重点が移って行くのだが、それは曲や演奏する楽器など音楽面の発達と関係がある。それに伴い、衣装や振付けも徐々に華やかなものになっていった。そして江戸時代初期に最盛期を迎えたという。
 また、盆踊りは、古代日本に始まる「歌垣(うたがき)」の流れを汲むという説もある。「歌垣」というのは、特定の日時と場所に老若男女が集り、共に飲んだり食べたりしながら、歌によって求愛を行なう習俗のことで、古代版「合コン」とでも言ったらいいだろうか。ある意味それは今日もしっかり受け継がれている?

▼山鹿灯籠盆踊り

かつて美しい松原があった・・・

2013-07-17 20:03:43 | 時事
 まもなく「土用の丑の日」がやってくる。しかし、ウナギは縁遠い魚になりそうだ。近年のシラスの激減で「ニホンウナギ」は絶滅危惧種になったという。その原因はいろいろ挙げられているが、簡単に言うと日本の「生物多様性」が失われつつある一つの表れということなのだろう。激減したのはウナギだけではない。僕にとっての母なる川、菊池川ではウナギのほかヤマトシジミやムツゴロウやカニなども激減しているらしい。あれだけ川砂を大量採取し、河岸をコンクリートで固めたら、そりゃ生物の棲める環境でなくなることは誰にだってわかる。日がな一日を過ごした岸辺の松林や砂浜は今はどこにもない。あの焼けた砂の匂い、爽やかな川風が吹きわたり、橋の上から飛び込む子供たち。あの遠い日の夏はもう帰って来ない。

▼かつて大浜海岸にあった美しい松原