徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ハイレベルな邦楽コンクール!

2013-04-27 22:16:02 | 音楽芸能
 今年もまもなく「~長谷検校記念~ くまもと全国邦楽コンクール」がやってくる。今年は5月12日(日)熊本市民会館大ホールで行われる。
 「長谷検校(ながたにけんぎょう)」というのは熊本市鍛冶屋町に生まれ、幕末から明治・大正時代に九州系「地歌」を全国に普及させた邦楽界の巨人。本名を長谷幸輝(ながたにゆきてる)という。「検校」というのは室町時代以降、盲目の方に与えられる官位。明治維新後「検校」という官位も廃止されたが、彼の業績は「検校」にふさわしいと、敬意を込めて長谷検校と呼ばれている。立田山麓の小峰墓地、鼻欠け地蔵などがある一角にお墓がある。
 この長谷検校の偉業を記念して熊本市や熊本県文化協会などが主催する「くまもと全国邦楽コンクール」は今年19回目を迎えるが、今年も「箏曲の部」「尺八・笛音楽の部」「三味線音楽の部」「琵琶楽の部」「三曲等合奏の部」の五つの部門が行われ、全国の才能ある邦楽演奏家たちがナンバー1の座を競う。とにかくビックリするほどレベルの高いコンクールなので興味のある方はぜひ会場を覗いていただきたい。
※写真は第17回のコンクールで実行委員長の幸山熊本市長から表彰を受ける最優秀賞の佐藤亜美さん(箏曲の部)