玉名市山田の山田日吉神社境内にある天然記念物「山田の藤」を10数年ぶりに観に行った。今、七分咲きといったところか。前回来た時と比べるとすっかり観光地化した感じだ。樹齢200年を超えるという藤の老木は、人々の楽しみのため、原形をとどめないほどに変わりゆく自らの環境をどう思っているだろうか。それでも藤棚の下に入ると、以前はあまり気づかなかった藤の花の芳醇な薫りが気分を和ませてくれる。
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▼藤音頭
歌舞伎舞踊「藤娘」の後半に演じられるこの長唄舞踊「藤音頭」は、美しい娘に姿を変えた「藤の精」が酒に酔う様子の振りが見どころ。
しののめのあかりに踏みし路ゆゑに蝶とおもひし藤の花びら(与謝野晶子)
念仏に季はなけれども藤の花(正岡子規)
禰宜の子の烏帽子つけたり藤の花(夏目漱石)
念仏に季はなけれども藤の花(正岡子規)
禰宜の子の烏帽子つけたり藤の花(夏目漱石)
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歌舞伎舞踊「藤娘」の後半に演じられるこの長唄舞踊「藤音頭」は、美しい娘に姿を変えた「藤の精」が酒に酔う様子の振りが見どころ。