野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

こっぱ(桂の木)

2006-10-18 21:41:35 | 山野草
夕方用事があって知人の家へ、
帰りぎわ「お土産にいいものあげる、喜ぶのは貴女ぐらいだと思うけど」と言ってビニール袋をさげてきた。
「ほーら、こつぱよ良い香りでしょ」袋の中には黄色く色づいた桂の葉っぱが・・

以前只見の友人から桂の葉っぱを集めて、それをよく干してから粉にして、
蚊取り線香のようなうづまきに削った木のみぞに粉を入れて火をつける、
すると部屋の中がこっぱの香りに包まれる、その話を聞いて知人に話した、
話を聞いた知人毎年忘れず桂の葉っぱを集め、葉っぱだけでも良い香り・・・
というか落ち葉のにおいがいつまでも・・・
ところが話した当人はけろりと忘れ、一度も集めた事が無い、
それに最近山の桂、紅葉する前にカサカサになって落ちてしまう、
春の芽吹きは紅色、新緑は黄緑、秋は黄色、葉っぱの形はハート型、
それに巨木の木姿が素晴らしい、
日光へせっせと通っていた頃は、戦場ヶ原周辺の桂の巨木めぐり、
木の下にたたづんで
その姿に見とれ「どんな美男も美女もあなたの姿にはかなわない」な~んて絶賛したけれど、あれからもう10年以上たつのかな~
それにしてもこんな綺麗な葉っぱよくあったね、「庭に植えてある桂の木一本だけ、綺麗に紅葉しているの」山の葉っぱはだめなのに、
山葡萄の葉っぱも山ではヘボヘボなのに

里山ガーデン、フェンスに絡ませた山葡萄、道路沿いにもかかわらず、
綺麗に紅葉しはじめた・・・???


秋の山

2006-10-18 13:48:12 | 山野草
木の実の無い秋の山へ行くのは止めようと思っていたのに、
アキノキリンソウ今年はまだ見ていない里山ガーデン小さくていじけたのが一本咲いただけ、キリンソウが見たいよう~
ということでクロベイとピンを乗せて裏の林道から八方へ、
林道の入り口でアイスキャンデイのような白い花、サラシナショウマが咲いていた
毎年見事に林道を彩る野菊の姿があまりなく、
やっぱりこなければ良かったかな~戻ろうかどうしようかとおもいながら・・・
結局上まで上がってきた、
紅葉前線が遅れているといっているけれど、
真っ赤に紅葉するはずの山葡萄、黄金色に紅葉するはずのホウノ葉は、
茶色になってカサカサバサバサヘボヘボで紅葉とはほど遠い状態

上がりきったところにある池、その周りだけは紅葉らしき秋模様、

その先の最近出来た山の駅?なんで駅なのか解からないけれど
その周り高原でアキのキリンソウ、リンドウがきっと咲いているに違いない・・・ところが紫と黄色の色が目に入ってこない、終ってしまったのかな~
マツムシソウとウメバチソウの群生地、
山の駅が出来てしまい、その端っこの方でかろうじて生きているウメバチソウ、
もう花は終ってしまっているだろうけれど、今年も生き延びているかな・・・・
ウ~ンあれはなに・・・レンゲツツジの苗木が植えられ墓標のようなたて看板、
最後のウメバチソウ・・・とうとう姿を消しました、
こんなところにはもう居られないと言って・・・?

真新しい旗がヒラヒラ、いつからカレーのまちになったのかな・・・・
最近の紅葉鮮やかさが無くて寂しいけれど
だからといってこの旗の色・・・もっと寂しくなっちゃう・・・よ

確か何年前かアセスメント法ができたはずなのに・・・・
国立公園のはずなのに植生も調べずに、ほじくり返したり、建物を建てたり
せっかく法律作ってもなんにもかわらない・・・
などなど独り言ブッブッいいながらやっぱりこなきゃよかったな~
気分なおしに休耕田に寄って、山ラッキョここは今年も無事に咲いていた

釣鐘ニンジン一度刈られてちようどいいぐあいで咲いている・・・

小川沿いや池の周り、そして谷すじ水分のあるところでは紅葉も花もまあまあ見られるけれど、それ以外のところでは葉っぱはカサカサ、花は小さくすぐに終ってしまう、温暖化イコール乾燥化ってことなのか・・・・?
春は目で楽しみ、秋は舌で楽しむなんていいながら移り変わる季節を過ごしてきたけれど。湿潤な空気に包まれ、守られて微妙なバランスの中で楽しむことができたということは理屈ではわかっていたけれど身をもってかんじている今日この頃・・・です。