のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1929

2021-07-29 00:44:59 | 新しい子猫たち 
あの資産家にも弱点はあった。資産とか金はあったし。綺麗な奥さんまでいるが

それでも弱点はあった。


綺麗な奥さんが自慢、ただ綺麗な奥さんも歳を取る。あの女の子はドンドンと綺麗にそして可愛くなって知り合った頃の奥さんに似てくる。あの女の子を溺愛している。あの女の子のしたいようにさせる。パパ キライとか言われると困るのだ。このオッサンは将棋なんぞしらないが この子は何故か好きなのだ。そして将棋の事を言っている時は輝いている。このオッサンは将棋の事なぞドッチでもいいが 輝いているような、この子は益々好きにそして自慢になってくる。それで自由に将棋を指せているのだ。


資産家のお嬢さんにして将棋好きの美少女とかが こうして成立していたのだ


もう一つ心配事はあった。ずんぐりむっくりの長男がちょっと心配、このオッサンは資産家でもあるがゼニ儲けが上手いのだ。単に金のある資産家ではないのであった。儲けている男は 覇気もあって、輝いて見える事もあるのだ。今の奥さんは金目当てと云うより ずんぐりむっくりに見えるか、このオッサンの覇気に惹かれたといってもいい。表面的なイケメンなんぞ見飽きていた。


ところが長男は覇気も感じられない。負けずキライでもなく 覇気もない ずんぐりむっくり は タダの人。


学校の勉強なんかは気にしないが 覇気のない ずんぐりむっくり では 今後が心配なのだ。ジブシティーの小中高一貫校は 人数は少ないが東大に入る人たちも多いし、元々 スポーツが有名な東北の福祉専門大学との繋がりもあって、頭 キレキレの子とスポーツ万能の体力優良児も共存している不思議な学校、みんなハキハキしている。単なる受験専門校でもないらしい。子供たちがそれぞれに輝いている学校だった。それでいて福祉大切の福祉専門大学の影響からか他人を思いやる事も大切にしている。あの資産家もこんな学校に 息子を入れたいと密かに思っていた。ただ途中からの編入は とてつもなく難しいと知っていた


そして こんな事は 調査費用は高いが徹底的な調査が売り物の リトルホワイト系の調査機関がたちまちにして調べ上げていた