のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1912

2021-07-12 00:52:00 | 新しい子猫たち 
ウダウダと 治部一族の話をしたが紡績の会長室の仕事は多岐にわたる。洋太郎と 将棋連盟との話は この会長室が当然した。洋太郎は 最近元気、益々元気になっていたが、紡績内部の会社の業務は 清太郎に任せ、財務は二郎に任せ、上手く行っている時は基本的にはなんにもする事がない。中研は所長に全面的に任せていた。研究の骨格は洋太郎には本当は判らないし、ゼニの要る事は相談にのるが、紡績の知財ビジネスは好調すぎていた。儲かっていて、問題もなかった。運用本部は神之助とも親しくなって儲けるし、する仕事がなかった。好きな将棋でも見るかと云う事になり、猫の先生と会う時間が増えていた


敷地内の超高齢者たちは 最近 みんな元気。実は高齢者用の栄養サプリが出来ていた。レアメタルを使用した、単価の高いものだったが、ゼニの心配のない敷地内の超高齢者たちは当然使用した。何しろ 製薬の天皇と言われ、阿部一族に繋がる バアサンがいた。自分にも関係する事なので開発が進んでいた。一部は市販されて、密かなブームとなっていた。


元々は 猫のクリスが姑のココのために作った、猫用の栄養サプリが原型。クリスはココによく思われようとして作った。それを製薬が作ったので人間用の開発が進んでいたのだ。


会長室の奴らも 洋太郎と直接指示されるのは少ない、そこは忖度が多い。洋太郎に ここはここですかと聞けないのだ。将棋の棋戦は 最近共催の形が増えた。マスコミの経営が苦しくなっていた、共催の相手も 紡績の会長室の紹介が結構多い。


コンビニは シックステンがジブ関係でも最も大きいのに、違うコンビニを紹介したり、不動産会社も世界でも知られている、治部ビル以外の会社を紹介したりしていた。もっともコンビニは ほぼ全社に神子系の奴らが食い込んでいて、所詮はジブ系列であって、不動産会社もジブの不動産部が絡んでいるのではあるが、本丸は動いていないのだ。あの子供たちはモデルとしてユキエンタープライズの宣伝に使われていたし、あの男の子の写真もあったのに、ユキエンタープライズも動かないのだ。


香奈チャンネルの将棋チャンネルは 繰り返し あの子の対局を流していたが、古いものばっかと云う声も出ていた。