時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

今年度最後の読み聞かせ~幽霊と宇宙人

2012-03-09 10:28:22 | 読み聞かせ
今週で今年度の読み聞かせは終了。

☆5年生☆
『紙芝居 さらやしきのおきく』(桂文我脚本・久住卓也絵、童心社)

2年生には夏に読んだ紙芝居。
この季節に幽霊話はどうかと思いながらも、落語なので怖くはない。
「怖くはないので寒くはならないと思います。暖まりはしませんが」
と初めにことわっておいた。

日本で有名な幽霊といえば、お岩さんかお菊さんが筆頭だろう。
今の子は知らないんとちゃうかな?
ワタシが子供の頃は、
「夜いつまでも起きていると、カランコロンと下駄の音がしてオバケが出てくる」(『牡丹燈篭』)
と親におどされたり、学校で男子がお岩さんごっこをやってたものだが。
やっぱり、どっちも知らない様子。首をかしげている。
読み終わって、先生が「今の話を知ってた人いますか?」と尋ねると、手があがったのは数名。
男の子が声をあげる。
「『ONE PIECE』に載っとったー」
「『忍たま』に出てきたー」
どっちやねん(笑)。
『ONE PIECE』侮りがたし。

☆2年生☆
『さんすううちゅうじんあらわる』(かわばたひろと・高畠那生、講談社)

前に『さんすうサウルス』を読んだので、
「今度はうちゅうじんかよー」の声。
でも、さんすうの問題にこたえないと、うちゅうきんぎょキョダイデメゴンに食べられてしまう!
となると、すぐに物語に入り込む子供たち。
舞台が学校なのも臨場感があって良い。
最後の問題、さすがにそろばんを習っている子は即答。
解答ページがちょっと細かくて、読み聞かせだと後ろの子は見えない。
画用紙に大きめに書いたモノを用意して、見せることにした。

こういう絵本が子供のころにあれば、ワタシも算数好きになっていたかなー

『ものすごくおおきなプリンのうえで』(二宮由紀子・中新井純子、教育画劇)

三学期は大縄跳びに取り組んできた子供たち。
プリンの上で、アイスの上で、ケーキの上で縄跳びしたら、楽しそうやね♪
優しいパステルカラーにあふれた、可愛い絵本。

2年間読み続けてきたこのクラスともこれでお別れ。
2年生 75冊
1年生からだと、通算124冊。
今週はどんな絵本だろうと、かばんから取り出すワタシの手元をじっと見ていた子供たち。
こんなにも人に待たれたことがいままでにあっただろうか。
27人・54の瞳に囲まれて過ごした時間は、人生の宝物。