時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

旧朝倉家住宅へ♪その3~外観&お庭編

2009-02-23 14:11:17 | キモノ
来年度の役員決め最終日。
給食委員続投したかったけれど、希望者多数のため補欠(ヘルプ)に。
ああ。駆け引きとか根回しとかできない人間はやっぱりあかんわ。
希望者多かったらジャンケンで決めるのかとばかり(←単細胞)。
そんな単純なモノじゃないんや・・・
自分の駆け引き下手&不甲斐なさに、今かなり落ち込み中。
いちばん最初の打ち合わせの時に手をあげていればよかった。
委員長になってしまうんじゃないかと一瞬躊躇したのがダメだった。
動かずに後悔するのは「あの時ああしてればよかった」と後々までひきずる。
「着物着る時間ができてよかったやん」という気持ちに今はなれない・・・・・アホですわワタシ。

この2日はキモノ着ていないので、土曜の旧朝倉家シリーズ第三弾。

冒頭画像。
「おかあさま、お呼びですか」
「小夜(仮名)、お入りなさい。お話があります」
レトロな感じの2人だが、外にはビル(笑)。

2枚目。
「こんにちは~」
向こう側からご挨拶。面白いのか、何度も付き合わされる。
ぐるっと部屋を囲む廊下が気持ちよさげ。
こういう廊下はね。
そろばんを足の下に置いて、スケート替わりに滑ると・・・怒られるんだヨ~
・・・そろばんを知らないよね今の子は。
時代劇で商家の番頭さんが弾いているアレ、といってもわからないか。

お庭は高低差がある地形をいかした回遊式。
斜面なのでやや足場が悪い箇所もあるが、広くて気持ちよい。
今は特に花もなかったが、春にツツジ・秋にモミジが楽しめるそうな。
もっと整備されて花が楽しめるお庭になれば、混雑するようになるかも?
いつの時代もチビっ子は飛び石が大好き!
「うわ~い♪」
歓声をあげてピョンピョン。

今回、日本家屋で撮影してみて、「陰影礼賛」(谷崎潤一郎)が何度も浮かんできた。
蛍光灯の下や屋外ではけっこう華やかに見える羽織やキモノでも、古い家の中だとシックリ落ち着いて見える。
光と影。ほの暗い畳の部屋。
華やかな大正ロマン!な着物ぐらいでないと、影の中に姿が沈み込んでしまって怖いかもしれない。
昔、奈良の大仏殿なども建立当時は絢爛豪華!極彩色!だと知ったときには
「え~~っ 風情も何もないやん。けばけばしいーっ」
と幻滅したものだが、電気もない時代にはそれぐらいがちょうどよかったのだろうか。
理屈では承知していても、実際経験して初めてしみじみわかることがある。
家以外の場所で撮ってみてよかった。
動くときの所作にももっと気を配ろう。