ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

TRANCE EXPRESS TOUR(1989年6月24日)1

2022-08-29 19:34:00 | ライブ
甲斐さんのソロ&KAIFIVEボックス発売に関するサンスポの記事に
「数あるライブ音源から最も脂の乗り切った甲斐の歌声を聴くことができ
ファンの間でも語り草になっていた同公演が選ばれた」と
「セカンドアルバム『カオス』を引っ提げ回った全国ツアーの東京公演」の
ライブ音源が収録される旨が記されていたために

ビルボードツアー中から、その「語り草」のライブ映像をリピート三昧だったものの
さすがに少し落ち着きを取り戻していた奥さんのスイッチが再びONとなりまして(笑)
自然とボクの目に入る機会も増えて来たので
ならば、そのライブ映像についてご紹介しようかと思った次第です(笑)

記事には「36歳のパワフルな甲斐の息遣いが33年ぶりによみがえる」とありましたが
奥さんが、再びこの映像を観ることが出来るようになった時
ちょうどビルボードツアーの最中ということもあってか?「この頃の甲斐さんって
今の木村(将之)さんと同じくらいの年なんだよねぇ」と、しみじみ申しておりました

その36歳の甲斐さんは、まだライブ中にグラサンをかけておられず
昔々、このブログに書いた「いつからシリーズ」という記事を思い出したり(笑)
黒地に白いドットが入ったシャツ、肩パットてんこ盛りの(笑)
たっぷりとしたスーツ姿の甲斐さんに、まだバブリーだった当時がよみがえったり…(笑)

もっとも、奥さんにとっては、何よりもその「おぐし」の長さが重要だったらしく(笑)
当時も「甲斐さん、久々に髪の毛、伸ばしてる~!」と騒いでいたような気が…(笑)
奥さんの「大好物」の超ロン毛とは行かないものの、肩のラインを越えたくらいの長さで
「ストレート・ライフ」の頃に比べれば遥かに長い!(笑)
あっ!あと、この頃はまだ「甲斐さんが巻き舌で歌ってない」こともポイントみたいです(笑)

ツアーメンバーは、宮崎まさひろさん(ドラム)、富倉安生さん(ベース)、松下誠さん(ギター)
そして、甲斐さんが、井上堯之さん、押尾コータローさんと出演なさった「MUSIC DAY」で
久しぶりにそのプレイを拝見した鈴木明男さん(サックス&キーボード)

ステージ中央に設置された白い階段を挟んで、下手側上段にドラム、その下にベース
上手側上段にキーボード、その下にギターという布陣
この白い階段は、ステージ最奥で左右に分かれてそれぞれの袖へと延びていて
奥さんがビルボードツアーで「レッドスター」を聴いた時に思い浮かべたのは
この階段の上に立って歌っていらした甲斐さんのお姿だったんだとか…

さて、そのライブ映像は、松下さんの緊張感漂う演奏をバックに
ギターを手にされた甲斐さんがマイクの前に立たれ
「翼あるもの」を歌い始められるところからスタート♪
残念ながら、奥さんは、演者の皆さんがどのようにステージに登場されたか?覚えてませんでした(苦笑)

2コーラスを歌い終えられたトコで、曲のテンポが速まり
通常の甲斐バンドライブなら、甲斐さんがドラムセットの上に駆け上がられ
観客を煽られたあと、ステージに飛び降りて、マイクスタンドに突進なさる

というパフォーマンスが観られる箇所で甲斐さんは
階段の脇に設けられたキーボードが置かれているスペース辺りで、ギターを弾いていらして
「なるほど、ソロツアーだと、甲斐さんもプレイヤーのお1人になられるんだなあ」と…

続いて2曲目も甲斐バンドのナンバー「野獣」
奥さんが「超!萌える~!(笑)」という(笑)
ボーカリストとギタリストが寄り添い、1本のマイクで歌うパフォーマンスは
記憶にあった通りだったらしく、しかも、甲斐さんの方から松下さんに近寄って行かれるので
マイクスタンドごと移動なさるたびにキャイキャイ(笑)
ただ、その2ショットを松下さんの正面から捉えたカットには「違うでしょ~」とツッコミ(笑)

ボクは、甲斐さんがギターをお弾きだったために
あまり動かれていなかった1曲目のぶんまで?
ステージ上を右に左に動かれている途中、マイクスタンドを蹴り倒されたのを
元の位置に戻しに来られるスタッフの方がいらっしゃらず
甲斐さんが、ご自分の足先に引っかけてスタンドを立てようとなさっていたのが新鮮でした(笑)…って、結局ダメだったんですけどね(笑)

「サンキュー!」という甲斐さんの声がして
3曲目は、無事に元通りになった(笑)マイクスタンドの前で
アコギをお弾きになりながら「インジュリイタイム」
でも、出だしの「♪道しるべもなく命綱もない…♪」という一節を歌い終えられると
バンドの演奏が始まり、甲斐さんはピックを放り投げ、アコギも手放されて、マイクスタンドをグルリ(笑)

この曲は、アルバム「カオス」のA面の1曲目に収録されてますが
甲斐バンド時代からの「法則」に従えば、そのアルバム全体のカラーを示すというか
「マイ ジェネレーション」の「三つ数えろ」的な
いわゆる「キー」となる曲ということでしょう

実際、この曲の大ザビ部分に出て来る「♪いいかい?BABY 愛が待っていてくれると思って
放りっぱなしでいると愛はいつか消えるよ きっと消えるよ♪」という歌詞が印字された
アルバムだかツアーだかのDMを見た覚えがアリマス

ちなみに…このツアーのパンフレットには、甲斐さん始め、メンバーの皆さんが写っておられる
「写真集」的なものとは別に、小冊子が添えられていて
その冒頭で、水越真紀さんが…「甲斐よしひろのニュー・アルバム『CHAOS』を聴きながら
私は、1年ぶりのコンサートの事を考えていた

1988年の12月、オープニングは『翼あるもの』だった
けれども正直言って私には、甲斐のヴォーカルに入るまで一体何が始まったのだか判らなかった
それは『懐かしい』ナンバーではなかったのだった

(中略)…この『TRANCE EXPRESS TOUR』とニュー・アルバム『CHAOS』には
甲斐バンドを振り切ろうとか忘れようという気持ちから本当に解放されて
甲斐よしひろが、いま歌いたいことを、正直に歌えている潔い幸福感があった

そして、私達に歌いたい歌が『翼』であり『CHAOS』であり『安奈』であり
『THANK YOU』であるということには
『現代(いま)』に関わる意味があるのではないかと思った」…と
ファーストアルバム「ストレート・ライフ」の頃の「甲斐バンド封印」ぶりが消えて
心身共に軽やかさを取り戻された甲斐さんに触れていらっしゃいます

更に、続くページには、甲斐さん縁の皆さんが
「カオス」の収録曲に関する、様々なコメントを寄せられていて
「インジュリイタイム」については、萩尾望都さんが…

「私、この歌の歌い方、すきなんです。曲と歌詞の関係がスリリングで…
真夜中の海で、おぼれながら歌ってる感じで
『罪をあがない、君こそが革命…』なんて、バッチリ決まって最高
そう、革命こそが、意識改革の最高のもの」…と綴られているんだけど

我が家では、この頃から甲斐さんが「インジュリイタイム」とか
「レッド・サドンデス・ツアー」とか、サッカーに因んだフレーズをお使いになり始めたので
「真夜中の海」というよりも、ピーカンの空をイメージしていたため
ホントに曲から受ける印象って、人それぞれなんだなあと…(笑)
コメント
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