ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

最近、気になった言葉3

2022-08-25 15:15:00 | 日記
奥さんが「甲斐バンドや甲斐さんの記事がアップされるかも知れない」という
不純な動機でチェックしている(笑)西日本新聞の公式サイトに
光石研さんのエッセイが連載されているんですが

「『酔う』にも色々な種類がある。車だったり、船だったり、お酒だったり…
共演者に有名な方が多い時、僕は『オーラ酔い』してしまう」という書き出しの回があり
その続きには、北野武監督の「アウトレイジ ビヨンド」に出演なさった際に
「有名人だらけ、しかも先輩だらけ」の現場で
「当時、とうに五十を過ぎていた僕だが、控室では諸先輩にお茶を配っていた」とか(笑)

「ただただ緊張の北野組ではあったが、沢山のオーラに囲まれて心地よい酔いを味わった
今まで飲んだことのない高級なワインやブランデーを楽しい会話と共に戴いた時のように
帰り道、夜風にあたりながら、いつまでもニヤニヤが止まらなかった
そんな酔いだった」…といった説明をされているんだけど

イヤイヤ!光石さんだって、甲斐さん絶賛のドラマ「最愛」で
ひたすら我が子を愛する優しい父親を演じられたかと思ったら
今クールの「純愛ディソナンス」では、冷酷非情な経営者になりきられているし
様々な役をこなされる名バイプレイヤーでいらっしゃると思います

あっ!ただ、鶴瓶師匠が、映画「おとうと」に出演なさった時
小林稔侍さんが「椅子から立ち上がって、廊下に出て行く」というだけのシーンで
何度も何度も、山田洋次監督からダメ出しを受けていらしたと話され
そのNG連発について、小林さんは「吉永小百合さんがいると思うと
ついウキウキしてしまうのが、監督には判るのかな?」とおっしゃったらしく(笑)
同じ役者同士とはいっても、やはり「スター」の方は特別な存在なのかも知れないなあと…?

ともあれ…光石さんは「労働者や職人の衣装を身につけると、必ずと言っていいほど褒められる
『イヤー、ドカジャンが似合いますね』とか
『その作業着に長靴、着こなしますね、自前のようです』とか
スタッフの皆さんが、口々にそう言って下さる。確かに自分でも似合ってると思う
ちょっと髪をボサボサにして、首にタオルを巻き、無精ひげでも生やせば完璧だ
実際のお仕事の方を上回るクオリティだ

十数年前は喜んでいた。俳優は役になりきってこそ俳優だと…
役が憑依し、日常でも目つきが変わったり、言葉使いが役のままになったり
撮影後のインタビューで『イヤー、役が抜けずに大変だったんだ』などと呟く
なんだったら、ドカジャンと作業着のまま帰り、翌日もそのまま現場に現れる
これこそが俳優だと思っていた

しかし、しかしだ、それってさあ、衣装に負けてるってことでしょ?
っていうか、あまりにオーラがなさすぎて、衣装に助けて貰ってるってことでしょ?
名優の方々は、どんなものを着ていようとオーラが出まくる
衣装をオーラが包みこみ、その方本人が浮き上がる。それこそが名優ってものでしょ?

高倉健さんはドカジャン着ていても、高倉健さんだ
緒形拳さんが作業着を着ていても、緒形拳さんなのだ
衣装に馴染んで喜んでるなんて、まだまだ
ああ、オーラって、どうやったら身につくのだろう
ああ、オーラが欲しい。どなたか売ってるところ、知りませんか?」と記されていて(笑)

まあ確かに、高倉健さんや緒形拳さん、あと田村正和さんや木村拓哉さんなど
どんな役をどんな衣装で演じられても、ご本人が「浮き上がる」という方々がおられますが
逆に、光石さんのおっしゃる「憑依型」の俳優さんも大勢いらっしゃる訳で
一度、その方のなりきられた役を観てしまったら
もうその役を他の俳優さんが演じられても違和感しかない…といったことになるんじゃないかと…?

役の上で「本人が浮き上がる」って「ザ・スター!」って感じはするものの
キャスティングありき…というか、主演を張られる方にアテ書きする場合
その俳優さんの魅力を最大限に活かした作品になって当然だと思うし
純粋にストーリーを楽しむ上では「どんな色にも染まります」という
「カメレオン俳優」さんの方がイイような気が…?まあ、あくまで個人の見解ですけど…(笑)

よく著名人の方が、映画やアニメのアフレコをなさったりしますが
あまりに声が際立って聞こえると、スクリーンや画面に映っているキャラクターが
かすんでしまったり、ストーリーがイマイチ入って来ない…なんてことがあったりするし
…って、甲斐さんが声優を務められた「スコップさん」は
キャラクターの方が、甲斐さんに寄せてありましたしね?(笑)

そういえば…「刑事コロンボ」で、小池朝雄さんの声に馴染みすぎてたせいで
ピーター・フォークが他の作品に出演しているのを観た時
「えっ!?誰?なに、この声?」と落ち着かない気分になったことがアリマス(笑)

それはともかく…素の状態で、いわゆる「芸能人オーラ」が出ることと
作品の中でオーラが出ることは、また違うものなんでしょうけど
奥さんは、甲斐バンドの楽曲をモチーフにしたオムニバス映画
「破れたハートを売り物に」の中の1本に出演された光石さんを、その舞台挨拶で間近に拝見し
「すごくお洒落な人だったし、もし街でスレ違ったら、絶対に気づくと思うよ」と申しておりました

…ということで、続いては、今年の「春の叙勲」を受章された桃井かおりさんのコメントです
気だるい独特な言い回しをよくモノマネされておられるくらい「桃井さんと言えば…」という
「その桃井かおりのイメージが強くなりすぎて、捨てた方がいいと思った」と桃井さん

アメリカに移られ「SAYURI」などに出演なさったことで
「今は、日本語のセリフを言う時に、全然違った感じになった。少しは俳優になってきた感じ(笑)
私は、文学でも音楽でも表現できない何かを目指している
セリフを手がかりにして、その人の人生を体験し、構築する
AIには出来ない。人間がやらないといけない仕事です」とおっしゃっていて

「個性」というのは、本来「武器」となるはずのもので
「この役にピッタリ!」とか「これを演じられるのは君だけだ!」と
役者として、かなり嬉しいんじゃないかというオファーのされ方に結びつきそうな一方で
それが「当たり役」「ハマリ役」みたいに、イメージが決まってしまうと
幅が狭まったり、マンネリ化したり、それを打破すべく新たな役に挑んでも
「しっくり来ない」などと言われたり…(汗)

桃井さんのように、生活の拠点を変えるなど、大きな方向転換をなさるか
例えば、三浦友和さんみたいに、年齢を重ねられることで
自然にそれまでのイメージが払拭されるのを待つか?(汗)
だって、奥さんの世代の皆さんには、超正統派の二枚目俳優で
百恵さんと結婚なさってからは、良き夫、良き父というイメージでいらしたのが
今や、それこそ「アウトレイジ」…「全員悪人」ですもんね?(笑)

余談ですが…桜木紫乃さんが、カルーセル麻紀さんをモデルにお書きになった小説
「緋の河」の続編となる「孤蝶の城」の中で…
モロッコで下半身の手術を受けた主人公に
「見た目をどんなに女陰に似せようと、この体にとっては『傷』なのだ
あたしは、あたしの本物にならなくちゃ」と言わせ
「自分らしく」あることが、いかに細く険しい道かということを突きつけておられます

同作についてのインタビューでは…カルーセル麻紀さんには
小説を書くことの承諾のみ取りつけられただけで、あえて取材はなさらず
古い週刊誌の記事や麻紀さんご自身の著書などを資料に
「泣いて認めて貰おうとする子供ではなく
泣かないで生きてきた人の声に耳を傾ける時なんじゃないか」との思いでお書きになったと話され

更に…「気分は素人。楽しくってしょうがない
本にならなくてもいいや…とまで思ったのは
『ラブレス』とこの2冊だけです」と明かされていて
栗本薫さんが「この作品のタイトルは、甲斐よしひろの同名の曲から…」と書かれた「翼あるもの」も
プロの作家として、締切に追われることも、制約に縛られることもなく
また、どなたにお見せになるでもなく
ご自身の書きたいものを書きたいように、ただひたすら、お書きになるという
「蜜月」の中で完成した作品だと、おっしゃっていたことを思い出しました
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最近、気になった言葉2

2022-08-23 21:35:00 | 日記
甲斐さんは、チャーリー・ワッツが亡くなった時に…「ストーンズを聴いてると
16っぽいビートのチャーリーのグルーヴの仕方が、キースとピッタリ合ってるんで
今後、心配なのは、こう…キースがもう辞め…
ひょっとしたら、もうチャーリーがいないんで…チャーリーがいるから、キースがやってたんで…
えー、まっ(ドラマーが)スティーヴ・ジョーダンになって、どうなるのか?ということでね」

…と話されてましたが、その直後のツアーに関しては
ジョーダンをメンバーに予定通り敢行されましたし
甲斐さんが、前回の「LEGENDS」で「このタイミングで出るか!?」と驚かれていた
「ライブ アット エル・モカンボ」のリリースもあったし
存続が危ぶまれていたストーンズが、ナンとか「60周年」を迎えたということで
キース・リチャーズのインタビュー記事です♪

「(キースの)ギターにおける引き算の美学について」と訊ねられると
「音楽を絵画に置き換えて考えてみてくれ」とキース
「絵を描く時、キャンバスを絵の具で塗り潰すことはしないだろ?そこには表情が必要だ
つまり、沈黙が俺のキャンバスなんだ
音楽で面白いのは『演奏しない箇所』だ。結局、全ては何もない沈黙から始まる
音楽は、その上で小さくノックしてるに過ぎない」と

「早弾きや轟音で音を埋めることが流行った時代でも、音を際立たせる余白を好み
そのラフで奥行きのある音空間は、聴く者への強い引力を持ち続けてきた」
唯一無二のギタリストらしい言葉で答えてます

80年代後半に、ミックとキースが、それぞれソロ活動を始めた頃が
「ストーンズの歴史において、最も解散に近づいた時期だった
ミックとの関係は悪化していたが、わだかまりっていうのは、乗り越えてしまえばそれまでだ
ミックとはもう離れられない腐れ縁だ。今も仲良くやってるよ

ミックと俺の間に交わされるエネルギーがあって
それが、俺とミックを一緒にさせて、何かをさせる
たとえ、本人たちはそうしたくないと思っていたとしてもね(笑)」
…って、イヤイヤ!60年ものつき合いなんて
もう家族どころか、親類縁者以上の関係でしょ?(笑)

そして…「チャーリーは、俺のエンジンだった。チャーリーは、俺を自由にしてくれた
彼がいれば、リズムのことを頭で考えることなく、延々と弾けた
彼がいないのは本当に寂しいよ。しばらくは、これで終わりだと本気で思っていた」ものの
「ストーンズは前に進み続けるんだ。何ものも俺たちを止めることは出来ない」と語り

チャーリーが生前に演奏していた5~6曲を元にした新しいアルバムについては
「ローリング・ストーンズは、どうしたってローリング・ストーンズだ
つまり、言えるのは、なかなか良い曲だよっていうことだ」と明かし

最後は「ストーンズとしてギターをプレイする
これからも長くそうしていければと思っているよ。だって、俺に他に出来る仕事は何もない
優秀な水道屋でもないから、水漏れ一つ、修理することも出来ないからね」と結ばれていて

奥さんは、甲斐さんがビルボードツアーのMCで…
「ライブをやるってことは、シンプルなことで
ステージで、客に向けてブッ放す!それだけなんだけど
ライブをやることって、思ってる以上に大事だという気がしてます
出来るだけ長くやりたい」と、おっしゃったことと重ね合わせたらしく

甲斐さんを始め、甲斐バンドのメンバーの皆さんの年齢や
甲斐さんより少し年上のミュージシャンの方々が、ライブ活動引退を表明されていることなどを考えると
いずれは「その日」が来ることは避けられないとしても
また、いくら「オリジナル甲斐バンド」にこだわりがある(笑)とはいっても
やっぱり、どんな形であれ「甲斐さんが歌い続けてくれることが一番!」と痛感したようです

ちなみに…その「表明」をなさってる?と言われた中島みゆきさんについては
田家秀樹さんが「表現したいことが山ほどある人ですから
ツアーは難しくても歌い続けるはずですよ」とコメントなさってました

そういえば、甲斐さんとも親しい仲でいらっしゃる構成作家の寺崎要さんが
ご自身の担当された番組のパーソナリティーの皆さんに
「なぜ、ラジオで喋るのか?」という質問をなさったところ
「きっとこれが正解だろう」と思われたのが、みゆきさんがおっしゃった
「伝えたいことがあるから」という言葉だったと話されていたことがあったような気が…?

また、佐藤剛さんが「まず自分自身を追求していくだけ
歌を人に聞かせてやるとか、与えてやるという思い上がりはイヤね
生きている自分を確かめていることで、結果的に共鳴が得られるのは嬉しいことですけど…」
…という、かつてのみゆきさんの言葉を紹介なさっているんですが
この言葉には「甲斐よしひろの正体を知りたくて活動を続けている」という
甲斐さんのスタンスに通じるものを感じました

そのみゆきさんと双璧で語られることが多い松任谷由実さんの言葉についても
佐藤さんは「デビューした時にインタビューで答えてくれた言葉と、50年間全く何も変わっていません
最初からソングライターとしての視座を確立していました
改めて、心からの拍手を贈りたい」とツイートなさって

「単発のヒットよりも、スタンダードをどれだけ持てるか
そこが勝負ですよね、作家としては…」というユーミンの言葉を紹介されてましたけど
今の「J-POP」の礎となった「ニューミュージック」界を語る上で欠かすことの出来ない
このお二人の女性アーティストについて
甲斐バンドと浅からぬご縁のあったライターお二方が話されているのを拝見すると
皆さん、そういう考え方やスタイルというか
揺るぎない根幹を持った世代の方々だったんだなあ…って、ボクもその世代のはずなんだけど…?(苦笑)

そうそう!その佐藤さんのツイッターでもう1つ…
「ブラジルって、音楽の国って言われるけど
あそこは、みんなが先達のことをすごく尊敬してるでしょ
自分が歌う曲は誰が作ったものに影響されているということを表明するの
誰が作ったかってことを忘れないんだ、彼らは…」
…という細野晴臣さんの言葉もアップなさっていて

音楽というものは、ある日突然に降って湧くものではなく
若いミュージシャンたちが影響を受け、リスペクトする相手…
レジェンドと呼ばれるミュージシャンたちにもまた、そうした存在がいて
インスパイアされて誕生した曲のエッセンスみたいなものが
何十年も何百年も、歌い奏で継がれて行くんだということを改めて強く感じますねぇ…

ただ…甲斐さんや松藤さんが、大いに盛り上がっていらした「ザ・ビートルズ:Get Back」
…の公式写真集(日本語版)が大好評だったシンコーミュージック・エンターテイメントが
「イカ天」の放送開始と同時期に創刊し、33年に渡って親しまれて来た
ギター雑誌「GiGS」を休刊したのは、ネットに押され、広告媒体としての力が低下した上に
若者のギター離れが、大きく響いたためみたいです(汗)

バンドブームの追い風に乗って、若年層をターゲットに約20万部を発行し
同社の中高年向けのギター雑誌「YOUNG GUITAR」と共に高い人気を誇っていたのが
ブーム収束後は部数が低迷、広告収入もCDの売り上げ低迷でレコード会社が広告予算を削減したり
WEBサイトやSNSを通じて、楽器店が自ら宣伝するようになったり
コロナ禍の中、半導体不足でギターメーカーの新作発表が滞って
メーカーからの広告出稿も落ち込んだり…といった状況に加え

近年の若年層には「バンドをやろう」「ギターを弾こう」という人間が少なく
今や、ギターは「年齢が高い人の楽器」となり
「ギター雑誌は、何十年も同じ人が表紙を飾るというような状態が続いている」らしく
かつては「音楽を始める時の選択肢は、まずギター」だったのが
近年は、米津玄師さんやYOASOBIさんみたいに
PCやスマホで音楽制作を行う人気ミュージシャンの方が増えたため

「GiGS」も「10~30代をある程度捨てて」
40代以上をターゲットに、ベテランを取り上げることが続き
最新号でも、30年のキャリアがあるL'Arc~en~Cielを特集し、ほぼ完売したものの
このまま行くと「YOUNG GUITAR」と読者を奪い合う形になってしまう
…といった理由もあって、休刊を決めたとのことですが

甲斐さんが「ビリー・アイリッシュは、ビートルズの『ホワイト・アルバム』が一番好きなんだ!」
…と言い切っていらしたくらい、その影響を受けている一方で
例えば、バンドを組んだり、ステージを重ねたり…
といった、いわゆる「叩き上げ」スタイルではなく

お兄ちゃんのベッドルーム・スタジオで、ふたりで作った曲を
サウンドクラウドにアップするという形で、世間の注目を集めた訳で
「歌い奏で継ぐ」ことと、そのアプローチの仕方の斬新さとのギャップは
この先もどんどん大きくなって行くような気が…?

余談ですが…海外のレジェンドたちが、自作曲の著作権を売却している件について
音楽出版社「フジパシフィックミュージック」の朝妻一郎会長が解説なさっている記事を拝見すると…
著作権の売買自体は、1920年代にトーキー映画が登場した際に
「映画で音楽を流すと、映画も音楽もヒットする」と気づいた映画会社が
曲の権利を持つ音楽出版社を買収したことに始まり

テレビが台頭した際も同様に、買収した音楽出版社が所有する曲をテレビ番組で演奏させ
その後、レコードに収録して販売して、テレビの演奏使用料やレコードの録音使用料を稼ぎ
サブスクで音楽を楽しむのが主流となった現在は
過去の曲を聴く頻度が劇的に増加、著作権使用料も急増しているということで
過去のヒット曲を多数抱えるビッグネームの楽曲に注目が集まっていて

また、世界的な低金利時代の中、行き場を失った投資マネーが、著作権の投資価値に気づき
今後、新たな音楽メディアが登場するなどして、市場が拡大することを見越して
著作権に特化した投資ファンドを生み出したそうです

当のミュージシャンたちが、今後入って来るはずの著作権収入を手放し
まとまった資金を手に入れているのは、彼らの多くが高齢で
遺産整理や長期的に見た税金対策といった意味合いがあるんじゃないか?
また、彼らのバックにいるビジネスマネージャーが、何か新しい投資につぎ込むのでは…?

…という風に説明なさったあと「大切なのは、曲のメンテナンスです
我々は、作家との契約で著作権を預かり、その著作権が1円でも多く収入を上げるよう
映画やテレビで使って貰ったり、新しいアーティストにレコーディングして貰ったりと
あらゆる努力をし、世に知らしめる義務がある

つまり、大切なのは、曲への愛です
配信サービスで曲を再生させて終わりではなく
その曲の魅力を広く世に知らしめるべく『演出』する
その役目を音楽出版社が果たしている。そこが今、問われてますね」とおっしゃっていて
甲斐さんのサブスク解禁後に、何か「演出」されればいいなあと…
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最近、気になった言葉1

2022-08-22 14:40:00 | 日記
先日、甲斐さんが出演された「歌える!J-POP黄金のベストアルバム30M」で
「薬師寺ライブ」の「裏切りの街角」の映像が流れた際に
「これ、2012年か…もう10年経ったんだなあ」などと思いながら観ていて
ふと…「えっ!?ということは、このブログも10年!?」と気づき
この「三日坊主の帝王」と呼ばれたボクが、しれっと10周年を迎えていたことにビックリ!(笑)

相変わらず、拙い文章をグダグダゆるゆる書きなぐって…というか、打ちなぐっておりますが(笑)
この辺りでまた、様々な方の「言葉」に触れることで
少しでも表現の仕方というか、書き方が上達すればイイなあと考えた次第です
ということで、まずは、今月13日に放送された「ダウンタウンのヤバイ昭和の世界!」から…

この番組自体は「今となっては信じられない」昭和時代の習慣や生活用品などを
Z世代(20~30代)に観て貰うといった内容で
例えば、毎日シャンプーするのは髪に良くないというのが定説だったため
シャンプーの広告にも「5日に1度はシャンプーを!」と書かれていたとか(笑)

飛行機や列車でも喫煙OK、原付はノーヘルがフツーといった当時の「常識」や
2つのローラーの間に洗濯物を挟んで、手動でローラーを回し、その間を通すことで脱水する洗濯機に
ネズミとり器やハエとりリボン、アメリカンクラッカー
「私に電話して下さい、どうぞよろしく」というCMが懐かしい「スタイリー」など
当時のヒット商品が紹介されていたんだけど

この番組MCが、ダウンタウンのお二人ということもあってか?
「アラ還」世代の方々が「ああ!あった!あった!」とツボるものが中心になっていたので
奥さんには、かなりウケていたものの、ボクの世代には「もっと他にもあるだろ?」という
痒いところに手が届いてないようなもどかしさがナキニシモアラズ…(苦笑)
まあ「ダッコちゃん」人形などは、コンプライアンス的にNGだったりするのかも…?(汗)

それでも、携帯電話が普及する前の恋愛事情…
彼女の家に電話をかけたら、彼女のお父さんが出て、慌てて電話を切っちゃったとか(笑)
駅で待ち合わせをしたら、東口と西口で待っていて会えなかったとか
駅の「伝言板」に記された「帰ります」の文字など…に
甘酸っぱい感情が沸いて来たりもしました(笑)

そういえば、甲斐さんも奥様とおつき合いなさっていた頃、奥様がご実家にお住まいだったので
「電話をかけると恐いお父さんが出る(笑)」と話されていたそうだし(笑)
「♪テレフォンコールは2度目に切るのが合図さ♪」という「天使」の歌詞は
実話に基づいていらしたのかなあと…?(笑)

それはさておき…この記事のメインとなるのは「松本人志がルーツの言葉」というコーナー
…って、正確には、その言葉自体は以前から存在していたものの
松本さんがお使いになったことで、新しい解釈として広まった言葉との意味なんですが

「サムい」「スベる」「噛む」「ヘコむ」「カブる」「イタい」「ドン引き」「ダメ出し」
「どや顔」「週8」「グダグダ」「ドSドM」「逆に」「イラッと」「からみにくい」等々

今や、ごく普通に耳にしたり、口にしたりする言葉ばかりで
それ以前はナンて言ってたんだっけ?と不思議なほどです(笑)
ちなみに、さまぁ~ず三村さんは「スベる」ことを
(関東のお笑い業界では)「ネタを外す」と言っていたとおっしゃってました

この番組に関して、ライターの西森路代さんが…(松本さんが広めた言葉は)
「『空気を読む(…これも松本が広めたという)』ことに関連した言葉が多い
言葉が広まることによって、テレビや芸人の世界だけでなく
学校や会社も『空気を読む』方向へ変わって行ったのではないだろうか
Z世代がこれらの言葉を自然に使っていることからも浸透度がうかがえる

しかし、学校や会社はバラエティー番組ではないのだから
スベったって、噛んだって、からみにくくたって別にいいと思う
面白い企画だったが、この四半世紀におけるテレビと
ダウンタウンの影響力についても考えてしまった」…と記されていて

かつて、上岡龍太郎さんが…「ドラマでは、セリフをトチったらアカンって言いますけど
我々、普段の生活してたら、言い間違いなんかザラにあるし
頭にカーッと血が上ってたら、上手いこと喋られへんかったりするやろ
それが自然やのに、ナンでドラマの中だけ、あんな流暢に喋ってるんや?」
…と、おっしゃっていたことを思い出しました

その一方で、松本さんは「喋りのプロ」な訳で
番組内では「最初は『グズグズ』って言うてたけど
イヤ『グズグズ』というより『グダグダ』やなと思った」と
表現したい状況に、より近い言葉を模索なさった結果だということを明かされていて
それが的確な表現だったからこそ、これほど広まり浸透したんじゃないかと…?

ちなみに…奥さんは、このコーナーを観ていて
かつての甲斐さんの口癖や言い回しを思い浮かべたらしく
「初めて『てめえ』って言い方を聴いた時はビックリした(笑)」と遠い目…(笑)
まあ、そもそもは「手前(ども)」から来ているんでしょうし
甲斐さんが「てめえ自身」とか「てめえの感情」といった風に
「自分」という意味でお使いになっていたのは間違いではないと思われますけど

いかんせん、当時の地方在住の女学生にとっての「てめえ」は
「てめえ!このヤロー!」などと、ケンカ腰に使う言葉だったみたいで(笑)
甲斐さんの「てめえ」は、高倉健さんが「自分、不器用ですから…」とおっしゃる時の
「『自分』と同じなんだ!?」と、ずいぶん新鮮に聞こえたんだとか…(笑)
ただ、関西で言う「自分」は「私」ではなく「あなた」のことなので
回り回って「やっぱり『てめえ!このヤロー!』って感じ(笑)」だったそうです(笑)

あと、甲斐さんは、男性の名前に「選手」、女性の名前に「嬢」をお付けになって
「田中一郎選手」とか「中島みゆき嬢」と呼んでいらしたとか
「ひょうきん族」で、ディレクターの方々のお名前が表示される際に
「三宅デタガリ恵介」とか「荻野ビビンバ繁」といった「ミドルネーム」が挟まっていて

甲斐さんもよくスタッフの方々を「ミドルネーム」入りのお名前でお呼びになっていた
…っていうか、アルバムのクレジットにも「ミドルネーム」入りのお名前が並んでましたよね?(笑)
近年では、メンバー紹介の際に「前野ファンニステルローイ知常」とコールされたり
舞台をご覧になったあとに「藤原デスノート竜也がね」と呼んでいらしたそうです(笑)

奥さんが「今でも甲斐さん、たまあに、ラジオで使ってる」と嬉しそうに話していたのが
「ある種」と「ハッキリ言って」という言葉で
このフレーズを聴くと、毎週水曜日の夜「サンスト」で熱く語られる甲斐さんの声や
その言葉に真剣に耳を傾けていた当時の自分のアレやコレやが甦るらしい(笑)
ホントに、ラジオの前に正座して聴き入ったことも、1度や2度じゃないみたいで(笑)
多感な頃に深く心に染み込んだものというのは
幾つになっても色褪せることがないんでしょう(笑)

それはさておき…この記事の冒頭で「書き方の上達」という風に書きましたけど
実は、かなり以前に拝見した言語学者の川添愛さんのコラムに
「カギ括弧が奪う自由」というタイトルで…
「私には、文章を書く時にカギ括弧を多用する癖がある
カギ括弧は言葉の引用部分を明確にしたり、特定の言葉を強調したりするのに使われる

カギ括弧には、音も動きも伴わない書き言葉を立体的に見せる効果がある
強く発音される言葉を示したり、その言葉に特別な意味があることをほのめかしたりする効果だ
例えば、時代劇によくある賄賂のセリフを
『こちらは、お代官様のお好きな『お菓子』でございます』のように書くと
『お菓子』が強めに発音されることや、それが文字通りのお菓子ではなく
実は、お金であることをほのめかすことが出来る

こういう便利さもあって、つい使ってしまうのだが
最近、自分と同じ癖を持った人が書いた文章を読んで、大いに反省した
カギ括弧でいちいち目が止まってしまい、自分のペースで文章に目を走らせることが出来ないのだ
書き手の思入れは強く伝わる半面、読む側は疲れてしまう

書き言葉は語り手の声や表情といった情報に欠ける一方で
読み手に好きなペースで言葉をたどる自由を与えているのだと思い知った
今も、新刊の校正の真っ最中だ。読む人が疲れ過ぎないよう
要らないカギ括弧を取り除く作業に励んでいる」…といった内容が掲載されていて

カギ括弧を使うことで、判りやすく読んで戴こうとしていたのは間違いだったのか?と
かなり焦ったりもしたんだけど、この記事でも、商品名や番組タイトル、ご発言の内容など
地文と区別するためにカギ括弧を多用する癖は抜けず…(苦笑)
かくなる上は「お疲れ様ですが…」の気持ちを込めて書きますので
体調のよろしい時にお読みいただければと…(笑)

何はともあれ、10年間おつき合い頂き、大変感謝しております!
これからも、お暇な時にでも覗いて頂ければ幸いです…m(__)m
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甲斐よしひろ BEAT HARDWORK(8/5)5

2022-08-18 20:20:00 | メディア
続いては…「あさイチ」に出演された仲野太賀さんについての投稿…
舞台を観に行かれた際に、舞台上の太賀さんと「何度か目が合ったと思う」とおっしゃる
視聴者の方からの「舞台中、客席見えてますか?」との質問に
太賀さんは「ちゃんと見えてます。見てます」とお答えになったそうですが

客席とステージが、とても近いビルボードでも
「『ああ、今、甲斐さんと目が合った』と思ったことは、ほとんどありません」と投稿者の方
「目を瞑って歌ってることが多いようにもお見受けしますが
甲斐さんは、客席をご覧になっていますか?
観客と目が合うことがありますか?」と読まれたトコで
「えー、僕はですね、えー、あんまり前の方、見てないですね、近くを…ハイ
まあ、これ、あとで言いますけど…」とコメントなさって、投稿の続きに戻られ

「以前、ビルボードでショーケンのライブを観た時
一番前の真ん中寄りのテーブルで、確実に目が合った」そうだけど
「前から2列目までの女性は、たぶん全員、目が合ったのでは?という感じ」で(笑)
「…というか、ショーケンは女性しか見てません
その証拠に『熱い視線を送り続けた』と主張している主人は
『1回も目合わんかった、かすりもしてない感じ…』と肩を落として」いらしたんだとか…(笑)

甲斐さんは「さすが!さすがですね、ショーケン、ハイ(笑)
えー、僕はですね、えー、あんまり前の方を…近くを見ないで
どっちかっていうと、その…『目を閉じてる』っていうよりは
僕、2階…2階の上の方とか見てることが多いんですよ、あの…後ろの方とかを…
どんな感じか?っていう…だから、そっちに向かって歌ってることが多いんで
あんまり、アレですよね、ハイ」と話されてましたが

「これは、ホールでのライブの時の話だよね」と奥さん
確かに、甲斐バンド時代から「いつも、一番後ろの客にまで届くように歌ってる」とか
「2階席の客も揺れてるかどうかを確かめながら歌う」とおっしゃっているし
実際、ホールツアーのライブ映像を拝見すると
ステージ上を右に左に動かれながら、後方や上方をご覧になっておられます

でも、1曲目からアゲ曲で観客を煽られるバンドツアーとは違い
ビルボードでのライブは、椅子に腰掛けられて
鈴木健太さんのアコギに合わせ、お歌いになるという、しっとりとした雰囲気で始まるためか?
どちらかといえば、甲斐さんはうつむき加減でいらっしゃるし
投稿者の方も言われているように、目を瞑っておられることが多いみたいだけど
それでも「目が合った!」と主張している者も…(笑)

その者によると…甲斐さんは「前方センター辺りの客を乗せれば、自然と後ろはついて来る」
…と明かされたことがあるそうで、自分がその辺りの客になった時は
「責任重大!」と緊張するらしいんですが(笑)
「ちゃんと『仕事』したあとには『ご褒美』が戴けることもある(笑)」と申しておりました(笑)

それはさておき…「これ…この仲野太賀くんは、これ…
ナンで、これ…『あさイチ』出たかというと
さっき言った、あのー『拾われた男』のドラマの、これ、プロモーションですよね?ハイ
もう、さっきも言いましたけど、ホント素晴らしいです!
これ、脚本が足立紳なんですよ、これ…足立紳、最高ですからね

あの…『喜劇愛妻物語』を脚本で監督で撮った…あの『愛妻物語』最高だったんですけど
その足立紳が脚本で、演出が『あまちゃん』の演出家の…えー、井上剛なんで…
この…あの人、抜群にリズム良いですから…
で、足立紳自体の本もやっぱり、リズムがすごい良いんで
えー、まっ、これバッチリだったんじゃないかと…
えー、僕はもう、2回ずつくらい観てますね、ひどいと…ハイ(笑)
是非、観て下さい、ハイ」と絶賛なさってましたが

「売れない役者が運と縁を頼りに『拾われ』続けることで、夢も恋も掴んで行く人情喜劇」が
何故ディズニープラスを惹きつけたか?…については、ラテ欄の解説の受け売りです(笑)
ウォルト・ディズニー・ジャパンのキャロル・チョイ社長が発言した
「日本のトップクリエイターと協力して、ローカルコンテンツを生み出し、届ける」との言葉には
「『トップクリエイター』にしろ『日本のローカルコンテンツ』にしろ明確な定義はない」ものの

「NHK-BSプレミアムでも同時展開され、NHKエンタープライズと共同制作した作品という背景から
その狙いは「国内で不動の人気を誇る『朝ドラ』や『大河ドラマ』で話題を作った
作り手たちによる『間違いない』作品になっているから」みたいで
甲斐さんが紹介なさった、井上剛さんや足立紳さんのお名前も挙げられ

更に「主演の仲野太賀は、まさにハマリ役
その兄に元SMAPの草彅剛、恋人役は売れっ子の伊藤沙莉が務め
プロダクションの社長が薬師丸ひろ子と来て、周囲も劇団出身の役者が固めている
馴染みのある演出と話の展開によって、心置きなく楽しめ
奥ゆかしい登場人物たちの心情を演技で魅せられ和む
世界配信されているが、肩肘張っていないことが、この作品の良さだ」と、こちらも大絶賛でした

続いて、コロナの影響が凄まじかった「大相撲・名古屋場所」に関する投稿…
「150人以上の力士が休場という前代未聞の
悪い意味で歴史に残る場所になってしまった」中で
八日目に「これもまた前代未聞の珍事」が発生
「横綱照ノ富士に、平幕若元春が善戦した結びの一番で
若元春のまわしが弛み『まわし待った』が入った」ものの
「タイミングが悪かったのか?若元春には、それが伝わらず…」と読まれたところで

甲斐さんが「まあ、つまり、ポーン!とこう…まわしを叩いて(取組を)止めなきゃいけない時に
えー、止める瞬間…パン!と叩く瞬間と、彼が動く瞬間が、一緒だったんですよね」と説明され
「(『まわし待った』だと思い)力を抜いた横綱を土俵の外に押し出したところで、審判の協議が入り

若元春が土俵を降りた時、勝ち残りで控えていた大関正代が、サッと立ち上がり
若元春のまわしを丁寧に直してあげる場面」が、とてもステキで
「(正代)直也の『直』は『直してあげる』の『直』」とネットでも話題になっていたらしく
投稿者の方は「同じ九州出身でありながら、甲斐さんイチオシにも関わらず
今まであまり応援する気になれなかった」正代関のファンになられたそうです

甲斐さんは「『直也の直は直してあげるの直』っていうね…ナンやねん!それ
『明日という字は明るい日と書くのね』っていう…
昔、ナンか、アン真理子の歌がありましたけど、えー、それ的なことね、ハイ」
…とツッコまれてましたが、元々は3月の大阪場所で5敗中の正代関を応援するため
ファンの方が掲げられた垂れ幕に「正代直也の『直』は立ち直るの『直』」と書かれていたらしい(笑)

ともあれ…「まっ、正代ねぇ…いつもいつも僕、いっつも言ってます!期待してます、ハイ
なのに、3場所連続…えー、連続4敗っていうとっから、3場所とも始まるというですね
トンでもないです、ハイ、えー、彼、大関ですからね
えー、で、解説の北の富士も親方衆も、ある意味じゃサジ投げてる状態なんですよね
で、しかも、おまけに後半いきなり勝ち始めるんで
ナンか、単なる空気を読めない人みたいに…えー、感じに、今なってますよね、ええ…

だいたいね、大相撲…もうハッキリ言っときますけど
大関が強くない大相撲っていうのは、面白くないんですよ
横綱が強いよりも、大関が強い感じの場所が続いてる方が、絶対面白い
えー、大相撲って、そういうもんですから、ハイ」…って、甲斐さんもサジを投げ気味?(苦笑)

「ということで、あとでコンサートの告知もあります。ついに始まりますよ!ハイ
ということで、えー、先ほど、みうらじゅんさんがね
えー『暮らしの手帖』で書いてくれたという、その曲を最後にお送りしましょう
甲斐バンド『光と影』」を流されてましたが
さっきのクラッシュの「I Fought the Law」といい
トークの内容と、それに関連する曲がかかるタイミングがちぐはぐな感じ(笑)
まあ、番組全体の流れというか、構成上ベストと思われる順番なのかなあと…?

曲が明けると…「レッドスター」をバックに、超早口で(笑)メール募集の告知と
「ソロデビュー35周年」記念のソロツアー
「甲斐よしひろ FLASH BACK ツアー2022」の告知をなさって
「ということで、今日は喋り倒しました
えー、この辺りでお別れです」で番組終了(笑)
確かに今回は、このブログ記事も「セイヤング」並みのボリュームとなりましたし
ラブリーパートナーの方のぶんまで喋られたってことかも知れません(笑)
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甲斐よしひろ BEAT HARDWORK(8/5)4

2022-08-17 20:25:00 | メディア
「次にかける…今、僕ですね、えー、色々…えー、ドラマって相変わらず、まあ観てますけど
今、何観てるか、まず…まず言いますね」と甲斐さん
「NHK-BSで『拾われた男』…松尾(諭)タカシ?タカシだっけ?(サトルさんです(笑))
えー、あの『SP』の時の…時の、あのー武骨な、メガネかけた、いかにも昭和顔の…」って

お名前を間違われた上に、この描写?って感じですが(笑)まあ確かに、その通りかと…(失礼!)
もっとも、我が家では「SP」よりも「相棒」に何度か登場した
「記憶力バツグンの弁護士」役の方が馴染みがあります(笑)

ともあれ…「僕、彼の自伝を実は読んでて、それがドラマになってんですよ
ものすごい面白くて、今、6話目が終わったくらいですかね?
日曜日の夜の10時…えー、やってて…」と説明なさってましたけど
NHK-BSというよりも、あのディズニープラスが「見放題独占配信している日本ドラマ」
…ということでニュースになったんですよね?

「あと、もう1コ、U-NEXT…U-NEXTで
『ジ・オファー』っていう、えー、アメリカドラマ、これーが、もう今ダントツにすごくて…
これ『ゴッドファーザー』…『ゴッドファーザー』を作ったプロデューサーの物語で
で、あの…主人公…あの『セッション』やった…
あの(J・K・シモンズに椅子を投げられた(笑))若きジャズドラマーを…
若者をやった彼です、彼…(マイルズ・テラー)
彼が、えー、プロデューサー(役と制作総指揮)やってて…

で、もう元々テレビ界で、ちょっと成功して(いた主人公は)
えー、その頃、映画がもう…まっ、なかなかすごくて、映画が…
それ、あやかりたいっていうことで、映画…映画(界)に移るんだけど
移った所が、その…潰れそうなパラマウント…パラマウント(映画)ね…に移って来てて
でも、今にも潰れそう、どうも売却の話が頻繁にある…みたいな、そんな時の…タイミングの時で

で…『ある愛の詩』…まっ、あるプロ…まっ、そいつ(主人公)のボスになるプロデューサーがいて
そいつがデキるプロデューサーで…えー、で、で…『ある愛の詩』を、えー、ちょうど撮ってる時で
アリ・マッグローって(『ある愛の詩』に出演して
そのデキるプロデューサーことロバート・エヴァンスと結婚した女優さんの名前ですが…?)

…で、撮り終えて、それが成功するわけ、ものすごく…
で、パラマウント、1回持ち直すんだけど
持ち直したら持ち直したで『ちょうど今、売り時だ!』みたいな…
そういう最中に、彼は、えー『ゴッドファーザー』をやり始める…

で、もう(ダン・フォグラーが)フランシス・フォード・コッポラになってる、そっくり!
(アンソニー・イッポリート演じる)アル・パチーノもそっくり!
えー(パトリック・ギャロの)マリオ・プーゾもそっくり!
アリ・マッグロー(役のメレディス・ギャレットソン)
もう雰囲気は、まっ、みんな似てんだよね

えー、それが、えー、今一番面白いかなという感じで、ハイ」と紹介なさっていたと思ったら
「えー、僕は、あのー、山本コータローの『岬めぐり』が、ちょっと好きなんで
それを聴きながら、そのあとに、その話をしましょう」と
山本コータロー&ウィークエンドの「岬めぐり」を流され

「山本コータロー、えー、亡くなりました、ハイ
僕、あのー、そうですね、奥さんの…えー(吉田)真由美さんとかも
ちょっと、こう…ナンか、えー、間接的に知り合い…知り合いとかもあったんですけど
僕、よく『グリニッチ・ビレッジの青春』をイイ!っていう風に
プロになった1年目くらいに、ラジオで言ってたら、それを聞きつけて…
えー、まっ、映画評論家ですけど、奥さんが…

『グリニッチ・ビレッジの青春をイイと言う日本人は初めて聞いた』って言われて
『スゴイね!』って言われた記憶あるんですけど…『あ、そうなんだあ!?』と思って…
まっ、僕ら、あの…要するに、アメリカンニューシネマが…で育ってるんで
もう、区切りがあるんだよね、僕らの世代って…

だからもう、やっぱりローバジェットでも、アイデアと、こう…色んな技を駆使して
とにかく、こう…新しいものの切り口を見せる映画っていうのに
僕ら、もう延々、中学校の終わりくらいから飢えてるんで
えー、まっ、そういうところも違ったんでしょうけどね、ハイ

あっ!そうそうそう!ナンで今『岬めぐり』かけたか?ね?
これ、山本コータローさんが…亡くして『そうかあ!』っていう、ねぇ?
僕、実はですね、この曲って、ちょうどデビューする1年くらい前に流行ったと思うんだけど
えー、ちょうどこう…色んなこう…バタバタ、バタバタ…プロになる…
一番こう…ナンて言うんですかね?一番忙しい時に、これ流行ってて…

ナンかね、こんな曲が相変わらず流行ってるっていうのは
ホント駄目だなあって、ホントに思ってて、当時…
ちょっと殺意…ある種の殺意を持って見てたっていうか…
えー、で、フォークソングブームの…これ、わりと最後の方のね
ナンかこう…ある種の『あがき』にも見えたし
もう、相変わらず同じ感じなんだな、タッチが…みたいな感じで
まあ、思ってたと思うんですよ、まあ、生意気な19歳なんで…」とおっしゃったのを聴いて

その「生意気な19歳」の頃に、岸川さんから呼び出されて
「ナンで、俺の番組に出ないんだ?」と訊ねられた時に
「(出演しているバンドが)チューリップの亜流みたいなバンドばかりでつまらないから」
…とお答えになったという話を思い出しました(笑)
もっともその直後、岸川さんに「じゃあ、お前がそれを変えろ!」と言われて
番組に出るようになられたみたいですけど…(笑)

それはともかく…「で、ものすごい経って…もう10年以上かな?
あっ、15年か、もっと経ってたかも知んないけど
ある時に聞いたんだよ、急に、この曲を…ラジオだったか、ナンか忘れたけど
そしたら最後に『♪岬めぐりの~♪』って言って
『♪僕はどうして生きてゆこう♪』っていう歌詞があって、それが、ガーン!と飛び込んで来て…

で、それは、まあ2つあって…あのー、ね?
色んな人たちは、自分の心の中に、そういうものを…似たような感じを持ってたんで
ガン!と来る人もいると思うんですけど…
僕、あの…書くプロなんで、ええ…作家性が強いから、そういう方じゃなくて
ナンか、その…この言葉のある種のスゴさに気がついたっていうか『スゴイなあ!』って思って…
『この曲スゴかったんだ!?』っていうね、えー…いう感じでビックリしたことあるんですけど

えー、そこからですねナンか…ナンか…そこから、もいっ回、素直にちゃんと色んなフォーク…
まっ、自分のバンドもある程度、ナンかこう…1つ形になって、ナンかこう…
色んなことの展開が、もう色んな風に広がってた…っていうところもあったのかも知れないけど
ナンかこう…非常にショックでしたね、僕ね
あの…『気づかなかったんだ、俺は…』っていう…

僕、結構色んな…色んな曲に、色んな風に…まあ、どっちかっていうと…
あのー、ナンての?感受性を…まっ、働かしてる方なんで…えー、ね?
えー、ちょっとビックリした…そっから、僕、この曲好きです、ハイ、実は、ええ…
そういう話なんですけど…」と「岬めぐり」をおかけになった理由を話されてましたが
「ナンで、U-NEXTのドラマの話から、急に…?」との疑問は解消されずモヤっとしたトコで

「えー、さっき言いました、あのー、U-NEXTの…えー『ジ・オファー』ね?
その…えー『ゴッドファーザー』を作ったプロデューサーの話なんですけど
えー、その中に、衝撃的な感じで、えー、かかった曲をかけましょう
これ、もうタイミングも抜群だったんですよ
ザ・クラッシュ『I Fought the Law』」を流され

曲明けには「法律のために戦う、その法律の
そんな法律の中で、俺たちは生かさせられてるんだ…みたいな
えー、そういう複雑な使い方を…これ、あの…さっきも言いましたけど
その…えー、そのパラマウントで『ゴッドファーザー』を作ったプロデューサーが
結局、当時、その…マフィア…『もう、どうしてもニューヨークで撮らないとダメだ!』と
コッポラが言ってて、で、マリオ・プーゾも(コッポラも)どっちもイタリア系なんで
『もうニューヨークしか、絶対ムリだ!』って言って…

で、バジェットもスゴイんだけど、もうそれよか、もうそんなことはもう考えられない
じゃあ、やろうと、ニューヨークで…って
そうすると、マフィアとどっかで、えー、あの…繋がっとかないと撮れない訳ですよね
そこでもう延々…まっ、結局、最初にマフィアは、その『ゴッドファーザー』みたいな
イタリア人を偏見と悪意に満ちた…えー、これもベストセラーになるんですが

マフィアも、あの…『撮ろうとするんだったら撮らさない』って言って、嫌がらせをするんだけど
でも結局、そのマフィアとも繋がって、しっかり話をして
で、映画撮影始まる…みたいなことなんだけど
そん中で、ちょっと面白かったのは『マフィア』って言葉、絶対使うなと…
まっ、プロデューサーが、その…ある種、呼ばれて、えー、彼らに…で、言われる訳ね

したら、実は、本の中に1回しか出て来てないと…えー、っていうシーンがあるんだけど
もし、アレだったら、それも削るって、まあ、言うんだけど…
だから『ゴッドファーザー』観ると『ファミリー』っていう…あの…言い方しか…
これ、家族だからね、その…えー、ギャングとは言っても、家族の話だから…
えー、で…『ファミリー』『ファミリー』って言って…

考えたら、出て来ないんだよね、ほとんどもう
ナンか、あのー、そういうようなこととかも、逸話がいっぱい出て来てて
なかなか、えー、面白いと思います、ハイ…えー、よかったら…」と勧めていらしたので
ちょっと公式サイトや視聴者の方々の感想などググってみたら…

そもそも「ジ・オファー」というタイトルは
「ゴッドファーザー」の名台詞の1つ…「断われないオファー」に因んだものらしいんだけど
この主人公のプロデューサーは、デキるプロデューサー(上司)から
「ギャング映画は売れない」が、当時の定説だったのにも関わらず
「低予算で、ヒット作品を作れ!」とムチャ振りされるわ

スタジオでは、その予算やキャスティング、演出に不満やダメ出しが炸裂するわ
コッポラとマリオ・プーゾからは「商業映画ではなく、芸術作品を作りたい」と詰め寄られるわ
…って、原作者(マリオ・プーゾ)が脚本を書くことからして認められてなかった時代なのに
どうしてもマーロン・ブランドをキャスティングしたいと手紙を書いて口説き落としたらしいし(笑)

コッポラはコッポラで、アル・パチーノ出演とシチリアロケは頑として譲らなかったみたいだし(笑)
あっちからも、こっちからも「断われない」案件が山積みで板挟みになっている上に
「ファミリー」はスタジオを襲撃して来たりして、まさに命がけの七転八倒…って感じ!?(汗)
「ゴッドファーザー」の名シーンを彷彿させる場面も登場するようですし
U-NEXTにお試し入会してみようかなあ?(笑)
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