ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

最近、気になった言葉1

2022-08-22 14:40:00 | 日記
先日、甲斐さんが出演された「歌える!J-POP黄金のベストアルバム30M」で
「薬師寺ライブ」の「裏切りの街角」の映像が流れた際に
「これ、2012年か…もう10年経ったんだなあ」などと思いながら観ていて
ふと…「えっ!?ということは、このブログも10年!?」と気づき
この「三日坊主の帝王」と呼ばれたボクが、しれっと10周年を迎えていたことにビックリ!(笑)

相変わらず、拙い文章をグダグダゆるゆる書きなぐって…というか、打ちなぐっておりますが(笑)
この辺りでまた、様々な方の「言葉」に触れることで
少しでも表現の仕方というか、書き方が上達すればイイなあと考えた次第です
ということで、まずは、今月13日に放送された「ダウンタウンのヤバイ昭和の世界!」から…

この番組自体は「今となっては信じられない」昭和時代の習慣や生活用品などを
Z世代(20~30代)に観て貰うといった内容で
例えば、毎日シャンプーするのは髪に良くないというのが定説だったため
シャンプーの広告にも「5日に1度はシャンプーを!」と書かれていたとか(笑)

飛行機や列車でも喫煙OK、原付はノーヘルがフツーといった当時の「常識」や
2つのローラーの間に洗濯物を挟んで、手動でローラーを回し、その間を通すことで脱水する洗濯機に
ネズミとり器やハエとりリボン、アメリカンクラッカー
「私に電話して下さい、どうぞよろしく」というCMが懐かしい「スタイリー」など
当時のヒット商品が紹介されていたんだけど

この番組MCが、ダウンタウンのお二人ということもあってか?
「アラ還」世代の方々が「ああ!あった!あった!」とツボるものが中心になっていたので
奥さんには、かなりウケていたものの、ボクの世代には「もっと他にもあるだろ?」という
痒いところに手が届いてないようなもどかしさがナキニシモアラズ…(苦笑)
まあ「ダッコちゃん」人形などは、コンプライアンス的にNGだったりするのかも…?(汗)

それでも、携帯電話が普及する前の恋愛事情…
彼女の家に電話をかけたら、彼女のお父さんが出て、慌てて電話を切っちゃったとか(笑)
駅で待ち合わせをしたら、東口と西口で待っていて会えなかったとか
駅の「伝言板」に記された「帰ります」の文字など…に
甘酸っぱい感情が沸いて来たりもしました(笑)

そういえば、甲斐さんも奥様とおつき合いなさっていた頃、奥様がご実家にお住まいだったので
「電話をかけると恐いお父さんが出る(笑)」と話されていたそうだし(笑)
「♪テレフォンコールは2度目に切るのが合図さ♪」という「天使」の歌詞は
実話に基づいていらしたのかなあと…?(笑)

それはさておき…この記事のメインとなるのは「松本人志がルーツの言葉」というコーナー
…って、正確には、その言葉自体は以前から存在していたものの
松本さんがお使いになったことで、新しい解釈として広まった言葉との意味なんですが

「サムい」「スベる」「噛む」「ヘコむ」「カブる」「イタい」「ドン引き」「ダメ出し」
「どや顔」「週8」「グダグダ」「ドSドM」「逆に」「イラッと」「からみにくい」等々

今や、ごく普通に耳にしたり、口にしたりする言葉ばかりで
それ以前はナンて言ってたんだっけ?と不思議なほどです(笑)
ちなみに、さまぁ~ず三村さんは「スベる」ことを
(関東のお笑い業界では)「ネタを外す」と言っていたとおっしゃってました

この番組に関して、ライターの西森路代さんが…(松本さんが広めた言葉は)
「『空気を読む(…これも松本が広めたという)』ことに関連した言葉が多い
言葉が広まることによって、テレビや芸人の世界だけでなく
学校や会社も『空気を読む』方向へ変わって行ったのではないだろうか
Z世代がこれらの言葉を自然に使っていることからも浸透度がうかがえる

しかし、学校や会社はバラエティー番組ではないのだから
スベったって、噛んだって、からみにくくたって別にいいと思う
面白い企画だったが、この四半世紀におけるテレビと
ダウンタウンの影響力についても考えてしまった」…と記されていて

かつて、上岡龍太郎さんが…「ドラマでは、セリフをトチったらアカンって言いますけど
我々、普段の生活してたら、言い間違いなんかザラにあるし
頭にカーッと血が上ってたら、上手いこと喋られへんかったりするやろ
それが自然やのに、ナンでドラマの中だけ、あんな流暢に喋ってるんや?」
…と、おっしゃっていたことを思い出しました

その一方で、松本さんは「喋りのプロ」な訳で
番組内では「最初は『グズグズ』って言うてたけど
イヤ『グズグズ』というより『グダグダ』やなと思った」と
表現したい状況に、より近い言葉を模索なさった結果だということを明かされていて
それが的確な表現だったからこそ、これほど広まり浸透したんじゃないかと…?

ちなみに…奥さんは、このコーナーを観ていて
かつての甲斐さんの口癖や言い回しを思い浮かべたらしく
「初めて『てめえ』って言い方を聴いた時はビックリした(笑)」と遠い目…(笑)
まあ、そもそもは「手前(ども)」から来ているんでしょうし
甲斐さんが「てめえ自身」とか「てめえの感情」といった風に
「自分」という意味でお使いになっていたのは間違いではないと思われますけど

いかんせん、当時の地方在住の女学生にとっての「てめえ」は
「てめえ!このヤロー!」などと、ケンカ腰に使う言葉だったみたいで(笑)
甲斐さんの「てめえ」は、高倉健さんが「自分、不器用ですから…」とおっしゃる時の
「『自分』と同じなんだ!?」と、ずいぶん新鮮に聞こえたんだとか…(笑)
ただ、関西で言う「自分」は「私」ではなく「あなた」のことなので
回り回って「やっぱり『てめえ!このヤロー!』って感じ(笑)」だったそうです(笑)

あと、甲斐さんは、男性の名前に「選手」、女性の名前に「嬢」をお付けになって
「田中一郎選手」とか「中島みゆき嬢」と呼んでいらしたとか
「ひょうきん族」で、ディレクターの方々のお名前が表示される際に
「三宅デタガリ恵介」とか「荻野ビビンバ繁」といった「ミドルネーム」が挟まっていて

甲斐さんもよくスタッフの方々を「ミドルネーム」入りのお名前でお呼びになっていた
…っていうか、アルバムのクレジットにも「ミドルネーム」入りのお名前が並んでましたよね?(笑)
近年では、メンバー紹介の際に「前野ファンニステルローイ知常」とコールされたり
舞台をご覧になったあとに「藤原デスノート竜也がね」と呼んでいらしたそうです(笑)

奥さんが「今でも甲斐さん、たまあに、ラジオで使ってる」と嬉しそうに話していたのが
「ある種」と「ハッキリ言って」という言葉で
このフレーズを聴くと、毎週水曜日の夜「サンスト」で熱く語られる甲斐さんの声や
その言葉に真剣に耳を傾けていた当時の自分のアレやコレやが甦るらしい(笑)
ホントに、ラジオの前に正座して聴き入ったことも、1度や2度じゃないみたいで(笑)
多感な頃に深く心に染み込んだものというのは
幾つになっても色褪せることがないんでしょう(笑)

それはさておき…この記事の冒頭で「書き方の上達」という風に書きましたけど
実は、かなり以前に拝見した言語学者の川添愛さんのコラムに
「カギ括弧が奪う自由」というタイトルで…
「私には、文章を書く時にカギ括弧を多用する癖がある
カギ括弧は言葉の引用部分を明確にしたり、特定の言葉を強調したりするのに使われる

カギ括弧には、音も動きも伴わない書き言葉を立体的に見せる効果がある
強く発音される言葉を示したり、その言葉に特別な意味があることをほのめかしたりする効果だ
例えば、時代劇によくある賄賂のセリフを
『こちらは、お代官様のお好きな『お菓子』でございます』のように書くと
『お菓子』が強めに発音されることや、それが文字通りのお菓子ではなく
実は、お金であることをほのめかすことが出来る

こういう便利さもあって、つい使ってしまうのだが
最近、自分と同じ癖を持った人が書いた文章を読んで、大いに反省した
カギ括弧でいちいち目が止まってしまい、自分のペースで文章に目を走らせることが出来ないのだ
書き手の思入れは強く伝わる半面、読む側は疲れてしまう

書き言葉は語り手の声や表情といった情報に欠ける一方で
読み手に好きなペースで言葉をたどる自由を与えているのだと思い知った
今も、新刊の校正の真っ最中だ。読む人が疲れ過ぎないよう
要らないカギ括弧を取り除く作業に励んでいる」…といった内容が掲載されていて

カギ括弧を使うことで、判りやすく読んで戴こうとしていたのは間違いだったのか?と
かなり焦ったりもしたんだけど、この記事でも、商品名や番組タイトル、ご発言の内容など
地文と区別するためにカギ括弧を多用する癖は抜けず…(苦笑)
かくなる上は「お疲れ様ですが…」の気持ちを込めて書きますので
体調のよろしい時にお読みいただければと…(笑)

何はともあれ、10年間おつき合い頂き、大変感謝しております!
これからも、お暇な時にでも覗いて頂ければ幸いです…m(__)m
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする