NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

Everyday I listen to my heart

2010年01月29日 | Weblog
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海の彼方を、静かにじっと、見つめるふたり。

二匹だけど。

BGMに、平原綾香さんの「木星」
Every da~y ♪I listen to my hear~t♪
ひとりじゃ~な~い~…♪

似合いすぎる。
海辺の夕景にこの曲が。

あなたは今、幸せですか?
その幸せって、何ですか?

@@@@@@@@@@@@@@@

「炬燵テーブルの上には、山盛りの三角蜜柑と、ふっくら豆餅。
(またはカキピー。または元禄揚げ。または海老満月。または梅の香巻き。)

ごつめの湯呑みに熱いほうじ茶。
(または玄米茶。またはどくだみ茶。または蓬茶。または柿の葉茶。)

炬燵に半身もぐらせたまま、綿入れ半纏を着込みつつ
(またはどてら。または胴服。←ドンブクと読みましょう。この際、丹前なども可。)

そして
漫画単行本などを熟読する。
(叶うなら、嗚呼叶うなら、ガラスの仮面の最終章。
海外に移住しようが宇宙に移住しようが、最終章まで読みきらずには、今さらもう死ぬに死ねない。
読み始めの頃のあの場所は、○年四組の教室だ。しかも出席番号は四番だ。)

そのまま、眠くなったら家族の誰かがフリース毛布などを肩に掛けてくれ
耳に、テレビのバラエティ番組の、わざとらしい爆笑音を聞きながらダレ寝。
そのうち、炬燵熱で暖まりすぎて、うっすら汗ばんで目覚めたら
「おか~さ~ん!おなかすいた~!」
の一声で、ほかほかゆげゆげの食事が饗される。」

飼い主がこの海辺で、犬たちの後姿と一緒に見る夢は
一見小さいようでいて、じつはとても大きい。

夢マボロシ。
だが渇望している。

炬燵が無理なら、せめてふっくら豆餅のトコ。
ふぬぬぬぬぬ…!
やっぱり、「かっぱえびせん」をないがしろにしたのでは、恩を仇で返すようなもの。

Every da~y ♪I listen to my hear~t♪
ひとりじゃ~な~い~…♪

そんな、海辺のお散歩道。
帰りに日本食マーケットでチョイスしたのは、やはりかっぱえびせんだった。
一途な私と、呼ばないで。
だって私は、ふっくら豆餅を裏切って
新興の、チーズ醤油煎餅にも、食指が動いてしまったの。

ゆ~る~し~て~。
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小鯖師匠

2010年01月27日 | Weblog
小鯖(こさば)師匠。
こうみえて、エクボが可愛い、バセンジーの小町姐さんの犬小屋で
惚れあった者同士、粋を極めて同棲中。

小鯖師匠は、下町かたぎの愛想よし。
みずくせぇ遠慮会釈なんざぁ、金輪際、うっちゃらかしときたもんだ。
どこにでもヒョコヒョコ顔を出し、若衆にも御隠居さんにもへだてなく、挨拶だけはきっちりと、律儀なもんで欠かしゃしねぃ。

ここんちの伝法なおかみさんが、色気のねぇ猫柵なんか構えてみたところで
っきしょ~、べらぼうめ!ってんで
あたりきしゃかりき乗っ超えて、平気のへいざでございやすって顔をしてやがんのさ。

小鯖師匠の切る啖呵は、聞いてて小気味のいいもんだ。
キャットフードなんてぇしゃらくせぇもんは、伊達モンの口にゃあ合わねぇってんで
活きのいい、羽ばたくカシワ肉待ち構えて、ガップリ喉っくびに喰いついたり
カミソリみてぇな砥ぎ爪で、チョロまかしい、長い尾っぽのボタン肉とっ捕まえてみたり。
てめぇの喰い扶持くれぇ、人様なんざ当てにしてられるかってんで
小腹がすいたら、とにかくしのごの並べてる暇がもったいねぃ。
こちとら、心意気は江戸前の猫ッパチ。
ミャアミャアごたく垂れるめぃに、チャッチャカチャッチャカ、てめぇの腕で、なんとかすらぁな。
おうよ。
おうよ。
あたぼうよ。
活きのワリィ喰いもんなんざ、こちとらハナっからお断りだね。
喰いモンってぇのは、こう~!カネオヘ湾からこっちの
新鮮ホヤホヤ、空をパタパタ飛ぶヤツでも、チュ~チュ~騒がしいヤツでも
目玉に艶があるうちに、おてんとさんに感謝しながら、がっついて腹いっぱいに詰め込むもんなんでぃ。
わりぃけど、狙いをハズしたこたぁねぃ。
狩りなんてもんは、朝飯めぇだってことよ。

てやんでぃ!べらぼうめ!
こちとら生粋の洒落モンよ。
義理人情欠いたら、猫の風上に立っちゃあいられねぃ。
ほいな。
おかみさん、おかみさん。
ここだけの話し、ホントは伝法だけど
色艶のいい色年増のおかみさん。
あ♪ヨイショっと♪
こいつぁチュ~公の、太腿んとこでさ。
おかみさんにゃぁ、いっつも世話んなってるからねぃ。
さ。
味が落ちねぃうちに、遠慮してねぃでやってくんな。
景気?
いいよこの頃は。
やっと持ち直してきたカンジだねぃ。
なんでぃなんでぃ。
催促しちまったみてぃじゃねぃか。
おかみさんがすすめてくれるってのに、断るなんて無粋なことできやしねぃ。
冷やでキュ~ッと、こいつぁとっときのマタタビ酒ときたもんだ。
カ~ッ!
いいね!
なんか、こう~。
下っぱらのほうから、火照ってきやがるぜぃ。
まっぴるまっから、色年増のおかみさん相手に、さしつさされつときたもんだ。
おいらはどうにも
果報な猫だね。
こりゃこりゃどうにも。
テンテケテン♪
おととととと。
駆けつけ三杯もう一杯。
ほいじゃあおかみさんにもご返杯。
おおお~。
おかみさん。
相変わらず、惚れ惚れするよな、いい呑みっぷりしてるでヤンスねぃ。
ぷは~っ!
アレだね。
極楽だねこりゃどうにも。
ちょいの間、おてんとさんにゃ片目瞑っててもらって
昼酒カッ喰らうたぁ、どこぞの御大尽みてぃな御身分ときたもんだ。
こいつぁまったく、おかみさん。
猫冥利に尽きるってもんだねぃ。

じゃ。
おいらはそろそろ行くかな。
今頃、エクボが可愛い小町姐さんが
犬小屋ん中で、焼き餅妬いて、餅みてぇにぷっくりほっぺた膨らましてる頃でさぁ。
こんちも、せいぜい、おごっつぉになりやした。
あらよっと!
御免なせぃよ!

ふぅ~。
いつもながら。
軽く酔いの回ってきたおかみさんの、あのねちっこい流し目ったら。
くわばらくわばら。
君子危うきに近寄らず。
なかなか昔の猫は、まっとうなこと言ってるじゃねぃか。

よっ。
小町娘の別嬪さん。
今けぇったぜぃ。
一人ポッチの留守居たぁ、どうにもカワイソなことさせちまった。
何だって?
おととい来やがれ、このトーヘンボク?
おいおいおい。
そこはこの、土産の煮干しで許してやってくんな。
小鯖師匠。
明日もあさってもその次も
景気はドンドコ、昇り坂だぜぃ!
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恐怖布団

2010年01月23日 | Weblog
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あの。
このマットレスね。
犬用簡易敷布団なんですけどね。
子チビが、仮眠しちゃってます。

あの。
普段は、母親のほうが、前後不覚になったときとか、倒れこむようにして、ガン寝しているのですけれど。
そうすると、犬が心配気に、飼い主の様子をうかがいに寄って来たまま、つい添い寝してしまうというのが実情で。

でも、熟睡するわけではないので、コレで寝ちゃうと、けっこうコワイ夢見るんです。
こないだは、子チビが出てきて。
「ママ、実はミー、ツインズだったのです…」
と、子チビの背後から、同じ服装で、まったく同じルックスの子チビ2が
にょいっ!と顔をのぞかせて
「何年も前に、クウィーンズホスピタルで産み落としたくせに、ミーのことだけ、家に連れて帰るの、うっかり忘れたでしょぉぉぉぉ…!」
と、恨み言を訴えてくるのだ。
こ、こ、こ、こ…!
こりゃまたどえらいミステイクをしでかしたもんだ!
なななななな…!
なんという失策を…!!!
取り返しつかないちゅ~たら、コレこそなかなか、取り返しのつくもんじゃない~っ…!!!
で。
ソコで悲鳴をあげながら目が覚めた。
ものすごく、嫌な感じで汗まみれ。
「…今の悪夢は、獏に喰われろ…!」
久々に、声に出して本気で叫んだ。
ナイトメアがもたらす厄災から、か弱いうつし身を護るまじないの言の葉を。

原因は察しがつく。
NHKの国際放送で、無縁なんちゃらシリーズという放送。
経済貧困にあえぎ、それに重ねよんどころない事情で、我が子を手放さざるを得ない親が増えている。
そういうニュースを観て、なんともいえない気分に陥ったからだと思う。
そしてそのまま、簡易マットレスで、失神するように寝に入ってしまったので。

子チビにもし、生き写しのそっくりなツインの片割れがいたとしたら。
今頃我が家のペットたちの頭数は、絶対的に倍だ倍!
怖すぎる。
背筋が凍る。
想像するだに、身の毛がよだつことこの上ない。
獏!
遠慮はいらねぇ。
とっとと、がっつり、この悪夢を喰らってやっておくんなせぇ!
母さんは、取り乱しているので、どうしたって、べらんめぇ口調になってしまうのだ。

でも。
知らないうちに、睡魔は忍び寄ってくる。
そして、いつの間にか、不覚にも寝入ってしまうのかもしれない。
今夜もまた。
この恐怖布団で。
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春 遠からじ

2010年01月21日 | Weblog
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ご機嫌な、散策中のフレディ兄さんです。

あの。
話題トビますけど。
お写真とは、あんまり関係ないと思うのですけれど。
本日のハワイ。
ハワイにしては、超絶的に、寒いです。
絶対、二十℃切ってるデショあんた!(「あんた」って、ハワイの気候)

相方ダディちゃんに借りて、厚手の親父靴下はいてます。
お気に入りの長袖ネルシャツは、子1に横取りされましたので、唯一の長袖ネルパジャマ、肩に羽織ってます。
たったひとつの暖房器具に、泣きたくなるくらいコンパクトな温風ヒーターがありますのですが、それはもっぱら、シャンプー後の室内犬たち用ドライヤーなので使っておりません。

ショートパンツとTシャツだけで登校した子1は
「サムサムサムサム…!」
と言いながら、家に駆け込んで帰ってきました。
「ジャケット着ていきなさいちゅ~たでしょ~!」
と言うと
「朝は普通に(ハワイらしく)晴れていた~(英)」
と、カタカタ震えているではないかいさ。
子2はもう、ただ単に寒いからって自主休校(おい!)

母は一日、お湯を張ったバスタブから出られず
冷たい風と小雨に怖れをなして、犬たちのお散歩は全面禁止。
ディナーは、熱々豆腐チゲ、情熱のケジャン入り。
甘味は、マシュマロホットココアやお汁粉など。
でも寒い。
どうにもならない。
あとはもう、フリース毛布に包まって、シーズー犬のマカ君を抱いて、暖をとるしか術がない。

と、いうわけで、↑のお写真は、素足でレッツゴー!な真夏の一枚。
ううううう~…。
誰か早く、私の快適なハワイを返してくれ~…。

でも、日本の実家の母さんは、国際電話で言っていた。
「ナニ腑抜けたゼイタク言ってるの?あんたの故郷は今日、マイナス四℃よ!」
と、鼻息も荒くのたまっていた。
そのうえついでに
「とにかく、お母さんがアンタに言いたいのは、一度こうと決めたら
何が何でも、貫徹してやり遂げる!!!っていうこと!
夕べ、お母さんそういう夢見たんだから!」
と、豪語していた。
今回の「母の教えシリーズ」
のっけから凄く、前衛的だったよお母さん。
教えを訳された孫たちも婿も
「日本婆ちゃんは、やっぱり凄い立派なヒトだ~!(英)」
と、やおら感動していたけれど。

娘の私としては
きっと今日本は、当然、ハワイの寒さなんて比較にならないくらい、主語も述語も完璧に凍るほど、もの凄く寒いんだってことが、とてもよく実感できました。



日本婆ちゃん、越冬がんばれ。
火の元だけは、気をつけろ。
春。
遠からじ!
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ROLLING STONES

2010年01月20日 | Weblog
数年前に、子等が保護してきた仔猫さんたち。
さっきから、一生懸命思い出そうとしているのだけど
仮名が、二匹ともどうしても思い出せない。
子等がおのおの、お友達ネットワークを駆使して、飼い主さんを見つけたはずなのに。

え~と~。
この仔猫さんたちは、うさぎの茶々さんと一緒に過ごしていたのだから~。
う~と~。
トラちゃんとシマちゃんだったかな~?
あ~れ~?
な~んだったかな~?
この毛色は~?

こういうこと
最近とみに多いです。

こないだは
テレビのチャンネル切り替えようとして、コードレスフォンを画面に向かって構えてて
「ママちゃんっ」
って声かけられるまで、気づかなかったし。
電話が鳴って
「ハロー?」
って応えたら、それはテレビのリモコンだったし。

「きれいにしなさい!」

「Clean up!」
か。
日本語で言うか、英語で言うか、一瞬迷って
「キレ~ン ナップしなさい!」
って、大声出しちゃったり。

さっき、相方ダディちゃんが、窓の外からぬっと顔だして
「カギ忘れちゃったから開けて(英)」
って言うので
窓の取っ手クルクル回したら、外側に大きく窓が開いた勢いで、彼の顎にわりと強烈にゴンッ!
「ごめ~ん!」
って、慌てて取っ手クルクル逆に回したら
ダディちゃんの顔、窓と網戸の間に
ギッチギチ~!に、挟んじゃったよ。
「…ドアを開けるんだドアを…(英)」
と、網戸に顔押し付けて身動き取れないまま
彼は、なんだか苦しげに、ジタバタジタバタしてるんだ。



私の中で何かが漠然と、ゆるい下りの坂道を、着実に転がっていっている。
聞いた話では
「携帯電話が、冷蔵庫の中でキンキンに冷えていた」
という人も、現実にいらっしゃるというではないか。

仔猫の仮名がなっかなか思い出せなくたって、あの仔たちが今幸せならそれでいい。

転がる石は、コロコロ転げて、やがていつかは池ポッチャン。
だが決して、そこを終焉と呼んではならない。
池の底には、新しい帝国が待っている。
だから、心を安くして転がろう。
ゴロゴロゴロゴロゴロリンコ。



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この一瞬を幸せに生きる方法

2010年01月19日 | Weblog
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夕陽が、茜色に映えるベースボールグラウンドで
野球青年たちが、「重いコンダラ」引っ張るさまに、釘付けになっているエィミーさん。
毛並みが、夕映え色に輝いて、別嬪さんですね~。

ところでねエィミーさん。
日本ではね、なんたらローラーのこと、「コンダラ」っていうの。
これ常識よ日本の。
巨人の星の飛馬のせいでね。

あとそれから。
「ねぇムーミン♪こっち向いて。恥ずかしがらないで。モジモジしないで。なんちゃらよ~。
あらまぁどうして? ケゾでも?」
っていう、歌があるのね。
正直いうとあたしゃ~ね。
ムーミンは、深刻な持病の「ケゾ」っていうもんを、長年患ってるもんなんだと思ってたよ。
日本で暮らしていた子供の頃から、わりとつい最近までね。
「ムーミン!病気なんかに負けないで!とにかく、こっち向いてぇ~~~!」
ってさ。
わりとコレが、本気でさぁ。

あ。
ホレごらんエィミーさん。
飛行機雲だよ。
キレイなもんだねぇ。
飛行機雲のことは知ってるかい?
あの、青空にくっきりと浮かぶ、見ていて清々しいヤツだよ。
アレのこともあたしゃ~ね。
「飛行機雲を作成して放つ、飛行機雲専用の固形燃料を、わざわざ搭載して飛んでるもんだ」
って、穢れのない天使のように、ずっと頑ななまでに信じてきてしまったよ。
ホラ。
気象観察のためとかにさ、アレで風の吹き具合やら速さやら、計測するもんなんだと思ってたんだよコレがまた。

ほんとに天気がよくて、とっても気持ちがいいね。
夕焼けもこんなにキレイだから、明日もきっといい日になるよエィミーさん。

あ。
PCの向こうで、これ読んじゃった、まだ青く若いそこのキミ。
若い頃はいろいろあるだろうけど、いちいち凹んだりしなくても、ぜんぜん平気なんだよ。
おばちゃんはね、こんなでも
お医者さんの薦めるようなお薬だって、定期的に服用なんかしていなくたって
故郷の日本はるばると離れて異国に住んで、それでも立派な二児の母になったんだからね。
飼い犬には散歩中、よく話しかけているけど。
でも他人様の目なんかね、そんなに気にしちゃいられないからね。
この一瞬を幸せに生きるっていうのは、つまんないことにクヨクヨしてないで
気楽なことを繰り返し積み重ねていく、ただそれだけのことなんだからね。

ところでさ
「ルパンださ~っ!!!」
っていう歌なんだけどn………



ソコで。
この文章はぷっつりと途絶えていた。
おばちゃんの
運命やいかに?!





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眼は口ほどにものをいい

2010年01月18日 | Weblog
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飼い主は、子供の頃から、右目はとくに近視ぎみ。
日常生活に、なんら支障はないものの、寒風に吹かれただけで
右目だけから、涙がツ~ッとつたうほど。
女族の武器を行使しなければならない、切羽詰った修羅場とかでも(笑)
劇的なBGMも何もナシでも
右目だけからは、自由自在に、ツ~ッと涙がつたいます。
自動車免許取得のための、検眼のさいは
「あなた、右目だけがアンバランスに視力が低いようだけど、右目、怪我でもしたことあるの?」
と、検査するヒトに、真顔で尋ねられたこともある。

で。
数年前。
とある「乱気」の年明けに、我と我が身が招いたことながら
「一歩間違えていたら、右目は失明してもおかしくなかった」
という、人生の危機に陥ったこともありますです。
今現在、不自由な思いもせず、日々暮らしているのは「不幸中の幸い中の超ラッキー!」といえるほどの怪我でした。

そう飼い主は、右目に業を抱える者。
いつの日か、罪障消滅を祈願して
世俗を離れ得度して、仏眼を開かねばなるまい。
せめて、右目のほうだけでも。

で。
子供が保護してきた犬が
右目を失っていた、傷害犬だった場合です。
それはそれはあっさりと
「新しい里親さんとこに馴染まないようなら、好きなだけウチに居ればいいんださ~」
と、こうなる。

なんだか「婆さまが拝む民間信仰」ではないけれど
「身代わり観音犬」とでも表現してみましょうか。
お散歩に行く前、とってもとっても嬉しくて
電柱や、消火栓にマーキングするときは、♂犬の喜びが満ち溢れ
その額には、梵字が浮き上がったかと思うと、やにわにその梵字から
「第三の仏眼」、カッぴらいているマカ君です。
おおありがたや。
畏怖してやまぬその姿。
仏眼犬さま、パッコ~ン!とお出ましになり申す。
だから感極まって母さんは
「痛くて見えなくて、一番ツライ思いしたのは、マカくんなんでちゅもんね~」
とか。
声高に、仏眼犬に、話しかけているワケなんだ。

@@@@@@@@@@

眼は、心の窓だといいます。
曇らせず、濁らせず
見なくてもいいものには瞼をきつく閉じ
心奪われる美しいものならば、とことん愛でながら、優しいまなざしで見つめましょう。
仏眼犬さま。
睦月の晩に、かく語りき。

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大黒柱

2010年01月17日 | Weblog
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お酒も飲まず、喫煙などもってのほか。
賭け事もたしなまず、悪い遊びには手も出さず。
飲むのは、果汁か玄米茶。
打つのは、趣味の日曜大工のかなづち。
買うのは、仕事帰りに、日本出身の妻に頼まれて「みりんとネギと油揚げ」。
父さんアナタは。
何が楽しくて、その道を行く。
きみの行く道は、果てしなく遠い。
なのに何故、歯を食いしばり、きみは行くのか、そんなにしてまで。
仕事から、疲れて帰宅してみれば
さっそく子供らにからまれて。
そして妻からは、ていよくガタガタ踊らされ。

さあ、青春の頃を思い出し
父さん一服つけなされ。
それとも晩酌、きつめに一杯ひっかける?
妻という名の、悪の華に口説かれたとて
「…Those days are over.」
君はそう一言つぶやいて、遠くを見るのか、そんなにしてまで。

と、いうことで
あの日は過ぎたという父さんは
ゲームの中で、仮想殺人に夢中です。
健康的なんだか、それとも不健康的なんだかどっちでしょう。
父さん。
明日も仕事だ。
頑張って稼いできておくれ。
と、飼い犬が背後で応援しているぞ。
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ダッチくん

2010年01月17日 | Weblog
こちらのお方は、「ダッチくん」
数年前、ふらりと我が家にやって来て、子供たちにもの凄くよく懐いてしまった男の子。
故シーズー犬のホクちゃんとは、種を超えたパートナーシップを築き、いつも二匹で連れ添っていました。

そしてあるとき
雄猫の本能に突き動かされたのか、決然と新天地を求めて、テリトリー拡張の旅へと赴いた勇士でもあります。
御近所に流れる風評を集めますと
「ねずみ捕りの名手で、猫パンチ一閃で、大物三匹を同時に仕留める離れ技をやってのけた」
とか
「隣接する地区で妻を娶り、その地でボス猫として君臨した」
とか。

鬼武者伝説を多々残したつわもの。
それがこちらの英雄、本当は飼い猫志願だったかもしれない、愛想良しのダッチくん。
 
ダッチくん。
子1も子2も、いまだ君の帰還を諦めることなく待っています。
ちょっとくらい、凱旋して、顔見せてくれるくらいしてみてね。
お土産とか別にいいから。
新鮮なねずみとか、別にいいから。

ダッチく~ん!


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光りのオーヴ

2010年01月11日 | Weblog
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みなさんこんばんは。
「~人に歴史あり~モノクロ大河写真館」
へ、ようこそおいでくだされました。

そうです。
この犬は、「コロさん」です。
ええ。
何もかもが鮮明に、目の前にくっきりと浮かんでくるので、自分でも怖いくらいに不思議です。
あの日。
あの運命の日。
コロさんが庭に迷い込んできたときには、赤いボロボロに擦り切れた、皮製の首輪をしていました。
そして少女は、狂喜したのです。

しかし数日後。
動物嫌いのお父さんは、行政のヒトに連絡したようです。
檻を積んだ、「野良犬狩り」の小型トラックが家の前に停まったかと思うと、手に捕獲網と棍棒のようなものを手にした「保健所のおじさん」が現れました。

少女はその瞬間
あらん限りの胆力を振り絞って
日本の国土、大地も割れよ!!!
とばかりに、大音声で、爆発的に、絶叫号泣し始めました。

その絶叫は、空に黒雲を集め、みるみるあたりが不気味な薄暗闇に包まれたかと思うと
あらゆる野鳥が、群れなしてざわめきながら、西の方角へいっせいに飛び去っていきました。
そして誰の耳にも、甲高い金属的な嫌な音が響き渡り、人々は眩暈を感じてその場にうずくまりました。
そのときとうとう、御近所一帯の家屋の、窓ガラスが粉々に割れ落ちて、地面に亀裂が走ったのです。

野犬狩りのおじさんは青息吐息で、驚きを隠せないでいるお父さんに、やっとの思いでこう言ったのでした。
「…旦那さん…この犬なかなか可愛い賢そうな顔をしているじゃありませんか。
お嬢ちゃんのためです。飼ってさしあげたらいかがです…?」
と。

少女はそれから、十年近い年月を、このコロさんと過ごしていくことになりました。
結局、折れたお父さんは、不器用な人だったにも関わらず、古机をばらして、犬小屋を手作りしてくれました。
少女は、その犬小屋でコロさんと昼寝し、おやつも分け合って食べました。
コロさんと、片時も離れ難くて、幼稚園に入園するさいも、さんざん駄々こねたくらいです。

近所で火事があったとき
「コロさんを、いち早く逃がさねば!」
と、犬の鎖を片手に、大号泣。
近所の、仲の良かったお姉さんが、必死で宥めるのも耳に入らずに大号泣。
少女の嘆きの勢いか、火事はほどなく消し止められ、このたびは、大地に裂傷を走らすこともなく、そこらの立ち木を生木に裂いた程度で済みました。
その晩の地元のニュース番組に
「火事騒ぎのさなか、犬を護って大号泣する女の子」の映像が、つづうらうらまで放映されたくらいです。

コロさん。
犬ばかを、丹精こめて育んだ、偉大な犬神。
少女は時を経て海を越え、異国の住人となった今でも忘れません。
コロさん。
私は確かに、あなたに育てていただきました。
暖かく晴れた日の、あなたの背中の毛のにおいが、ぽかぽかの陽だまりのようだったことを、今も鮮明に覚えています。
通り雨が終わったときの、あなたの背中のにおいが、雨に濡れた草々のようだったことを、今もこの鼻先に想い出すことができます。

ほれ見てみ。
幼少時のモノクロ写真さえ
犬といる、あまりの幸せのせいか、満面の笑顔すらも発光し
明暗深くくっきりと
「犬ばかオーヴ」を、光り輝かせているではないかいさ。

コロさん。
私の犬ばかオーヴは、透明に美しい光りを、今でも燦然と放っておりますでしょうか?
このオーヴ輝きは、今も褪せず、陽や月のように、あなたさまの偉大な足跡を、怠ることなく照らしているのでしょうか。
コロさん。
どうぞ御安心を。
光りの犬ばかオーヴは、今次世代に、しっかりと引き継がれていることだけは確かです。
コロさん。
その節は大変お世話になりました。
あの日のあなたが、そこにいてくれたからこそ
今の日の私が、こうしてここにおりますです。

コメント (2)
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Miss.Sunflower

2010年01月10日 | Weblog
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今月8日で、満三歳を迎えた、ラニ キスメットさん。
お誕生日には、ピュリナのオーヴンローストビーフスライスと、わんこ用チーズフレイバービスケットなど贈る。
これは、うちの子になった初日の輝く一枚。

ラニさんは、シーズー×ビションフリーゼ。
ロコピーポーなどは、「テディベアドッグ」と呼称するそうです。
性格温厚&フレンドリー。
攻撃性まったく皆無&無駄吠えナシ。
見たところ、脳内には、犬の帰巣本能GPSなど、まるまるセッティングされていない様子。
どちらさまにも、愛想良すぎる、完全無欠の八方美人。
でもとにかく、やさしくて穏やかな、お姫さまに成長してくれましたので、まずは花マルです花マル。
特技としては、「甘え上手」なこと。
特徴としては、「外歩きすると、モコモコっ毛なので、枯れ葉やひっつき草の実を、ダスキンのように拾い集めてしまう」こと。

仔犬の頃。
きゅんきゅん夜泣きに、安眠を削られたことや
トイレトレーニングにも、それなりの手間がかかったことなど。
今になって振り返れば、すべてが懐かしい想い出です。
満三歳現在。
ドッグトリートなんかも、遠慮がちに前歯でポシポシと齧ります。

でも母さんは知っている。
甘えたさんのきゅんきゅん鼻鳴きは、騙くらかし易しといったらやっぱりこの人。
相方ダディちゃんに対してしか、そのワザを行使しないということを。
脳天お花畑、ヒマワリ花咲く、愛くるしい愛玩犬を装いながら
生後三年を経て、それなりに狡猾な雌犬になったのね。

そこんとこはやはり、同じ女族として「立派な成長」なんだと思います。
ラニたん。
あいむ ぷらうど おぶ ゆ~。

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避難中

2010年01月08日 | Weblog
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どかどかどっかん!
耳をつんざく、ハワイ名物年越し花火。
その、驚愕の大騒音と震動&視界を奪うもうもうたる煙幕。
お犬様は
「避難」させねば。

そしてお嬢さんは、きれいにシャンプーされたあと、飼い主の腕枕で丸くなってくつろぐ。
愛犬と、添い寝で休む、犬ばかには至福のひととき。
その、ぬくもりと毛並みの感触を味わいながら
「…うへへへへ…癒されるぅ~…♪」
と、悦に入っていた飼い主です。
家外からは、弾丸花火の炸裂音がやかましく、震動は地鳴りのように響いてくる。
でも。
家内では、愛犬と寄り添ってぬくぬくの飼い主、ニヤニヤにやけながら御満悦。
「…うへへへへ…癒されるぅ~…♪」
何度も、口に出して、つぶやいちゃってるからねコレがまた。

が、日系人ですから、オーバーザイヤーには、年越し蕎麦の仕度などがございます。
そのあいだ、ドッグケージ内に、緊急待機させられてしまったお嬢さん。
「なんでウチだけ、こん中におらんといかんのぅ~?(英)」
っていう表情。
「もうちょっとで新年や。それまでの辛抱でっせ~。蕎麦すすり終わるまで待っといてんか~。(英)」
と、こまめに声がけしときましたけど。
………
以上っ!

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出初め

2010年01月06日 | Weblog
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ニューイヤーにつき、「お散歩コト始め」
それはいつもの、うらうらと冬の陽射しが暖かい、ラグーンビーチのすぐ近く。
「暖かい」
と、いうよりも、確かにいえば「暑い」です。

テケテケ歩けば、新陳代謝のよろしくない、めったに汗をかかない飼い主も
愛用の「犬のお散歩ウェア」が、冗談のように汗を吸いますから驚きです。
青空のもと、気分は爽快。
あたりまえに、アウトドアって気持ちいい。

お雑煮や、餡子や磯部やあべかわなんかの餅のぶん。
栗きんとんや、昆布巻きや、ごってりプライムリブのぶん。
ディルと一緒に蒸しあげたキングクラブに、たっぷりとディップして喰らいついたアイリッシュバターのぶん。
どうにかこうにか少しでも、汗と一緒に「なかったこと」になりますよう。
ことに、あのアイリッシュバターのぶんは、深々と後悔しております。
三が日の過ぎる間に、自身が鏡餅になっちゃって。

犬ども走れ。
いざ飼い主は、それに必死に追いすがれ。
犬ども走れ。
いざ飼い主は、それに必死に追いすがれ。

なんとしても、ココは燃焼させろ。じゃないと、いくらなんでもマズイだろ。
なんとしても、ココは消費させろ。じゃないと、いくらなんでもマズイだろ。
なんとしても、ココは減量させろ。じゃないと、いくらなんでもマズイだろ。
この努力。
涙ぐましい。
ココがドコとかは訊かないで。


それなのに、無謀や無茶は、もうできないお年頃。
そんな、ゆるゆるのダイエットエクスサイズの相棒に
この、愛玩犬コンビが、励ましを添えてくれますです。
だってだって、私にはテケテケ走りがちょうどいい。
これの相棒が、レトリーバーやハウンドドッグだったら、いともたやすく、島の地面にすっ転がってしまうもの。

意味合い違いますけれど、我等にしてみれば、これがほんとの出初式(でぞめしき)。
「お年玉」も「初詣」も「初売り」も「福袋」も
なかなかに、縁起モノには手が遠い。
とにかくコレが、年頭を華と飾る、出初めセレモニーでありました。



いくらなんでもほんとにマズイ。
だから明日も、テケテケテケテケ走るのだ!

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2010

2010年01月05日 | Weblog
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初春を寿ぐフレディ兄さん。
体調、完全復活。
年越し花火大騒動のせいで、新春から、鼻のアタマの皮が赤剥けしてしまいましたが。

飼い犬四匹。
家猫一匹&外猫暫定四匹。
飼いうさぎ一羽。
含む飼い主ファミリー。
一昨年中は、たいへん御愛顧いただきました。
心より、御礼申し上げます。
ご贔屓スジの皆々様。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。

ハワイの元日は、一昨晩の花火の煙幕も嘘のように晴れ渡り
たいへんに清々しくも、おだやかな新年となりました。
三が日。
この、初日の三日間が勝負時の母さんは、「和」の正月料理づくりに獅子奮迅…いや虎奮迅
と、完全燃焼させていただいたわけです。

初夢は、縁起のよいことこの上ないような
「赤ちゃん虎三匹と遊び戯れるの図」
虎穴にいらずんば虎子を得ず。
いらずんばもナニもしてないのに、すでにベィビータイガー三匹と遊ぶ暗示的な初夢。
「虎の穴に棲み、なおかつそこに君臨する母」
そう。
それこそが、今年の母でありましょう。

正月祝いの御馳走は、肉食獣のように、たらふく胃袋に詰め込んだ。
新年早々、滋養は満点。
一家のものども
いろんな意味で、今年も覚悟しとくがいい。
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