NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

苦労は厭

2014年09月29日 | Weblog
季節柄。
ハロウィングッズを探し求めに。
そちらは、品々の陳列棚コーナー。
まったく無防備な状態で、一歩を踏み込む、筆者並びににその配偶者。
目の前が、やにわに黒色に染まったものだからさぁ大変。

実物大である。
おぞ気を越して、ゾゾ気をふるうほどリアルである。
ゾ~ゾ気立った~煮え立った~♪
煮えたか、ど~だか、アレだけど~♪
ど~にも、こ~にも、喰えやせぬ~♪
戦慄。
粟立つ肌。
耳鳴りが私を襲う。
尻小玉、抜かれて落ちて、ころりころりと転げてく。(?)
とにかく。
封じ手を使われたように、その場から、足が貼りついて動けない。

「ななつのこ」どころじゃないんだ。
直視はかなわなかったが、瞬時に受けた衝撃から換算すると
まぁるい目をしたイイ子なんだか、悪い子なんだかが
わら~っと。
わらわら~っと。
わらわらわら~っと。
(↑換算。これでも力は尽くした。)
陳列されているワケだ。
一体、何がわらわらと陳列されているのかは、皆さまそれぞれ、察してやってくださいね。
マリアカxス。
ミル マスカxス。
日本 板ガxス。
(↑精一杯忌避しているので、とにかく場もたせ的に、ココは伏字だ)

ところが、何を乱心したか、配偶者が一個体を掴み取り
私の背後を突っつかせようとして
「カ~!」
とかやろうとしたワケだ。
もう。
お店を出たら速攻。
その足で、法律関係機関にダッシュして、離婚手続きせざるを得ないとすら思う。
「 …Even Joke… Don't you dare …Stop doing that to me…」
低く唸り声をあげる、法律上はいまだ妻。
センテンスが正しいかどうかなど、この際、通じるのならナンでもよい。

腰が引けたか、身体全体、変な具合に傾斜させたまま、じりじりとじりじりとその場を立ち去る。
咄嗟に素早く逃げるのは、敵に後ろを見せるようで、それはぜひ回避したい。
でも怖いもの見たさだ。
なるべ~く、遠~くに離れて、その遠~くに離れ~た商品棚の陰から
両手で覆った指の隙間、できるだ~け薄目を開けて
なんと~か、見ないように見ないように見てみると。

黒色がわずかに、減少しているではないか!?
私は捜査に走った。
追わずにはいられなかった。
それらをショッピングカートに放り込んで、購買しようと目論む輩(やから)を。
信じ難い。
「ななつのこ」を「ななつのこ数」近く、入手しているではないか。
もうもうもうっ!
あなたさまには、何の恨みもミジンコもないが。
あなたさまの、おとっつぁんもおっかさんも、義理のおとっつぁんもおっかさんも。
もちろん、家族郎党親戚一同。
いや、友人、恩師、職場の同僚、向こう三軒両隣…
子々孫々、孫子の代まで永劫に、みんなまとめて
絶対、美白してやるからな!
ハシブトだろうがハシボソだろうが。
みんな十把一絡げに。
アルブチンと、ビタミンⅭ誘導体で、絶対に美白してやるんだ私はぁぁぁっ…!
ああ厭だ。
十羽ひと唐揚げとか。
絶対、私の耳に、聞かせるなぁぁぁ~っ!

crow。(←英語表記なら私的にはまだマシ)
crowが多いのは、ああ厭だ。
硝子ってやつはさ。(←ちゃんと書きたくない)
大層賢い。
硝ぁ子ぅ~♪
なぜ鳴くのぉ~♪
硝子の勝手でショ~?
とか、ホザくんだ。
………
かぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!

ああ私。
少し、錯乱しているようです。
硝子が悪いワケじゃない。
「多い」のが気色悪いの「多い」のが。



※日本板硝子株式会社さま。
貴社の、ますますの御繁栄を、南のほうから祈らせていただいております。
商売繁盛!
かぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!(←加持祈祷の類)








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EL CONDOR PASA

2014年09月26日 | Weblog
あちらのお店の、素晴らしく美味な、ストロベリーマルガリータ。
龍舌蘭ではなくて
朝鮮朝顔かなんかの成分が、含有されているかもしれなくてよ。(んなワケない)
蒸し暑い日。
汗で皮膚がぬめる日。
渇いた喉に、ひと啜りふた啜り。
心地良い痺れがからだを巡り、気づかぬうちに、完成度高く酔っている。
ひたひたと、幸福感が突き上げてきて盛り上がり
それはもう目も当てられぬ御陽気さまとなりました。

チキンケサディーラ。
「御坊様。お召しになっているのは袈裟でぃ~ら?」
ビーフエンチラーダ。
「日本人は、えんちら~だ★おんちら~だって、坂道のぼるのよぅ~」
チミチャンガ。
「大変、大変!チッチッ…!チミちゃんがっ!桜中のやつらにからまれてるっ!」
一皿一皿の前。
使命に燃えて自主的に。
種々、小芝居を打つ筆者。
隣席の、エルサルバドル出身だという御婦人と、南米話しも弾みます。
カスタードフランにも、ためらうことなく、コーヒーリキュールたぷたぷ注いでもらったら。

ほらごらん。
立って歩いるつもりでも、尻がぜんぜんついてこない。
たどる行程、一歩一歩の歩幅が狭い。
アタマはしゃっきり呂律もふつう。
なのに脳内、黄金郷が輝いて。
「わたしぃ~服のサイズねぇ~
エルどら、どぉぉぉ~?」

あれで。
もうちょっと杯を過ごしていたら。
笑いながら、ほふく前進で、ズッて這ってしていたのではないでしょうか。
よそさまのマルガリータでは平気なのに
あちらのお店のマルガリータだけは、チリ★コン★カーンッ!!!と、てきめんに効く不思議。
いつだったかも、まっすぐ進めなくて、家族に両脇支えられて帰ったもの。

そして昨晩も。
いつ寝入ったのか、とにかく貪るようにがつがつと、深く深く眠ってしまいましたの。
ですから本日。
超絶的に。
ア、タ、マ、スッキリ!
今なら、コンドルと一緒にどこへでも、自力で飛んでいけそうです。
バッサ★バッサ★バッサ★…!(翔)






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トモダチ

2014年09月24日 | Weblog
浴槽に。
熱めの湯を張って。
epsom salt、カップに二杯。
そこにベーキングソーダ混入。
ゆっくり浸かって、水を補給しながらの毒出し。
そして。
蜂蜜と混ぜたハワイアンロックソルトに、オリーブオイルひと垂らしふた垂らし。
入魂のボディケア。
だってほら。
もうすぐ、あの夜が巡ってきてくれるのだもの。
この季節。
もうすっかり、心積りはできています。
夏も過ぎれば、黒とジャカランタンオレンジ色に、すべては染まってしまうのです。

それは。
旦那さまと、osteoporosisの施術に訪れてみた時でした。
chiropractorとはチョと違う(?)
ええそちらは、osteoporosisの施術クリニック。

待合室に。
虚ろな眼窩をぽっかり開けた、白いしゃれこうべの標本がありました。
筆者は、その白い髑髏に、魅入られたものか
微塵の躊躇なく、接接(まじまじ)と、にじり寄ってみたものです。
頭部の端側、わずかに緑の苔が這う。
恋人同士のように注視しあう、無言の白骨と、いまだ生肉のままの身の筆者。
「…ミセス☆☆☆、それ本物ですからね。(英)」
と、こともなげに、のたまう老医師。
「…!!!!!??…」
背筋を這い上がった、電流のようなあの痺れ。
触れてしまった。
撫でさすってしまった。
唇を重ねて合わせてしまってもおかしくないほど、それは親密に添い合って。



来歴こそ尋ねもしなかったけれど。
いまだにあの髑髏とは
何故だか今でも、情が通い合っている気がしてなりません。
魂魄ふたつに分かって
魂は、すうっと、往くべきところに発ち。
魄はそのまま、骨を宿りに。
ナカヨクシヨウネ。
オトモダチ二ナロウネ。
ケンカシタッテ、スグニ、ナカナオリシヨウネ。

では。
そろそろ筆者。
蜂蜜と塩と油と、ついでに血と骨も混ぜて練り込んで
温めたこの肌に、なすろうかと思います。
ケケケケケッ💀
チットモ、コワクナインダヨ。
ダッテモウ、ズット、オトモダチナンダモノ。


※お写真は、黒猫の縫いぐるみと、本物の黒猫。
コノ二匹モ、キット、トモダチ。


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