NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

2011年03月26日 | Weblog
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保護仔猫たちと、無心に戯れるひととき。

仲間をいたわり、一生懸命かばおうとする猟犬。
陸地に取り残されてしまった、スナメリの赤ちゃん。
おばあちゃんを救ったシーズー犬。
センターで、飼い主を待つ犬たち。

被災者の皆さんの、胸中察してあまりある。
それとともに、被災した動物たちの行く末も気にかかる。
お乳を廃棄されている乳牛たちは?
野生動物たちの生態系は?
海生動物や魚類たちに影響は?

遠く離れた海のこちら側から、限りを尽くして、はたらきかけています。
母は諦めません。
母は逃げません。
母は泣きません。
すべての新しい命たちが、どうかすこやかに育ちますように。
この世界で、「最強無比」をあらわす一文字は
「母」の一字に限るのだそうです。
筆者は、このことを「母」から承りました。
母は祖母から。
祖母は曾祖母から。
当然のこととして連綿と、それは否応なしにこれからも。







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祈り

2011年03月20日 | Weblog
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自分の名前を呼ぶ声が、耳元で聞こえるたび、ハッとして目が覚めた。
静かで美しいけれど、生々しく、残酷な夢ばかり繰り返して訪れる。
体は遠く海外に居るけれど、魂だけは確実に、日本へ飛んで帰っていた。
家族は。
親戚は。
懐かしい恩師や友人は。
五日目ごろには、寝ても起きても、フラッシュバックが止まらなくなった。
幼少期からのひきこもごも。
とりとめのない、さまざまな想い出。
無意識の下に、逐一堆積していた、かけがえのない記憶のすべて。
世に言う「走馬灯」らしきものが、意志とはべつのところで駆け巡っていく。
家事全般、動物たちの世話は支障なくできた。
でもなにせ、魂だけは、愛する祖国に、いち早く帰郷しているものだから
目を開いているというのに、視線の先に、蜃気楼の揺らめきのようなものが映ってきさえする。
そして鏡を見て絶句した。
目の下の隈どころではない。
私の顔は、明らかに死相を刻んでしまっていた。
その刹那。
猛然と、自分自身に怒りが湧いた。
しっかりしろと。
あの惨状を見てみろと。
決して、諦めることなく、果敢に闘っている人々がおられる。
次の瞬間。
遠出していた魂が帰還してきて、きちんと体の、収まるべきところに収まった。

子1が、苺のケーキを、私の口に無理矢理押し込んできた。
子2は、普段とっ散らかしている、子供部屋の掃除などに寡黙に取り組み
旦那様は、お勤め返上、決然と情報集めに奔走している。
そして、犬たちも、猫たちも、うさぎたちも、人が思っている以上に、飼い主の心情は汲んでいる。

そうしているうち。
やっとやっと。
取れた。
ついに。
連絡が。
さすがに泣いた。
ケーキのクリームを、鼻や口のまわりにこびりつかせながら、そのまま泣いた。
存分に。

生活物資、ガソリン、すべてが逼迫しているが、なんとか無事でいるという家族。
避難所生活を余儀なくされているという親戚。
不眠不休で、間髪入れずに復興に動いている友人。
そして、まだまだ消息の把握できない人々がいる。

被災地の友いわく
「あったかい離れ島に住んでるアンタが、ナニを勝手にオーバーヒートしてんのよ?アタマ冷やしな。海水でも注入しとけ!」
だそうだ。
お互いに、ここぞと泣き笑いである。
また会おう。
生きて会って
今までのように、これからもバカ言って笑うんだ。
約束だからな約束。
滅多なこっちゃ破るなよ。
悪いけど、針の千本くらい、本気になったら、しゃらっと用意できるから。
千本だぞ。
言っとくけど、針、千本もだぞ。
かなりの出費だ。なかなかイタイ額だぞきっと。買いに行くのも、こりゃまたけっこうな手間かかる。



昨夜、夜空を見上げたら、大きく輝く丸い月が皓々と。
こんなにも見事に美しいのに、何故だかまがまがしく見えるのは、私の気持ちを映してか。
何十年ぶりかに、地球に最接近するという月よ。
頼む。
頼む。
もうあの地に、大潮を打ち寄せたりしないでくれ。
頼む。
頼む。
私に針を、千本も買わせないでくれ。
まとめて買ったら、たいした量だぞ千本は。
しかもあれだ。持ち重りして困る。
頼む。





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深奥より

2011年03月12日 | Weblog
東北・太平洋沖地震で、甚大な被害をこうむられた地域の皆さまへ。
心からの、お見舞いと、お悔やみを申し上げます。
復旧には、想像を絶するような困難もあるかとは存じますが
一日も早い、ライフラインの復旧等かないますことを
心より、お祈り申し上げております。

溢れるばかりの想い出。
いつも必ず胸に在って、決して忘れることの無い人々。
無事でいてください。
どうか無事でいてください。

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雄の生き地獄

2011年03月10日 | Weblog
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そうやって、へらへら笑ってれば、誤魔化せるとでも思ってるの?
私だって、仕事を持ってるの。
忙しいのはお互いさまでしょ。
このままアッサリ別れたら、お互いに悔いが残ると思うからこそ
こうやって、真剣に向き合って、話し合おうと努力しているんじゃない。
そんなこともわからないの?

なんですって?
それはこっちのセリフよ。
もうどうでもいいって割り切ってるなら、こんなふうに悪あがきしたりしないわ。
私だって女なのよ。
好きこのんで、こんなイヤなこと、もう長いつきあいのアナタに、面と向かって言いたくなんかないわよ。
でもアナタは、面と向かって言われなくちゃ、ワカラナイのよね?
ええそうよ。
アナタは、最初っから、何にもワカッテなんかいないのよ。
まったくもう。
アナタみたいなのに、何で引っかかったりしたんだろう?
ほんとバカよね。
若かったんじゃないのよ。ただ単にバカだったのよ。
ええそうよ、アナタの本性を見極められなかった、私がバカだったのよ。
え?
俺は一生懸命やったですって?
どの口で、そんなこと言ってるの?

もう私、アナタとはやっていけない。
今のアナタの言葉と態度で、はっきりわかったわ。
もういい。
もう無理。
アナタなんかを好きになった、私がバカだったんですものね…。
(ここで、わざとらしく泣き出す)

それはそうと。
今後のことなんだけれど。
少しは「誠意」っていうものを見せてくれなくちゃ。
当然よね。
当座の生活に必要なぶんくらい請求しても、バチは当たらないもの。
それにしてもさっきからずっと、いったい何なのその態度は?
こっちは真剣に話してるのよ。
いつもそうやって、へらへら笑ってはぐらかして、真摯な態度の、これっぽっちも示そうとしないでしょ?
アナタの、そういうところ、もう尊敬できないって言ってるの。
そういう、その場しのぎの言い訳は、もうたくさんだって言ってるじゃない。
そりゃあ私のほうだって、反省しなくちゃいけない部分なら、まったく無かったとは言えないわ。
知らず知らずのうちに、アナタのプライドを傷つけるような、無神経なこと口にしたのかもしれない。
でも。
私はその都度、きちんと謝ってきたし、できる限り、改めるべきは改めてきたのよ!
それに引き換え、アナタのほうはどうなの?
なんでもかんでも、好き放題にやりっ放し。
後始末させられるのは、いつだって私一人きりじゃない。
もう、いい加減にして欲しい。
私たち。
もうこれで終わりね。
これからのお互いのために、別な道を選びましょう…!

※※※※※

1、感情的になって泣いたり喚いたり、「逆上」してみせるのは、一番ヘタ打つ責めかたです。
まず間違いなく、人の雄にも、犬の雄にも嫌われます。

2、自分の非を認めるような発言をしながらも、そのじつ、内省など微塵もありません。
終始一貫、あげつらっているのは
「私はこれっぽっちも悪くない。全部アナタが悪いのよ」
最悪です。
ヘタの打ちすぎ。
相手に言葉は届いていません。
人の雄も、犬の雄も
「一刻も早く、とにかくこの場を解放されたい」としか考えていません。

3、錦の御旗のように、「正論」だけを振りかざすと、人の雄も犬の雄も、根に持って逃亡する危険が出てきます。
もう、ヘタを打つのはやめましょう。
ここまでドロドロに、煮詰めてしまったら、びっくり水差しても、吹き零れて、レンジが焦げるだけです。
後片付けに、骨が折れることになるかもしれませんので、ここまで来たらある程度、腹はくくっておきましょう。

※備考
上部↑、「修羅場の女の独白」部分。
いつになく、すんなり滔々と、絶好調で書けたのはなぜ?
しかも行間に、「怨念」らしきものが、滲み出しているような。

考えすぎだわ。
私は何にも悪くない。





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栗色茶色たんのせいだけじゃナイのカモ

2011年03月05日 | Weblog
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うさぎの赤ちゃん。
栗色茶色たん。
ううううううううっ…!
可愛いッ…!
見れば見るほど。何度見直しても。ええ、もうそりゃ見るたびごとに。
かっ
かっ
可愛いぃぃぃぃッ…!

しゅいましぇん。
なんか私、ナチュラルに、取り乱してしまいまして。
なんかアレです。
一瞬、我を忘れました。

え~とぉ…。(←文章途切れて、これ以上続かない。なので何書くか考えている。)

※※※※※※※

昨夜は、大雨のファーストフライデーだったぁ。
華人街でディムサム(点心)でもと、相方ダディちゃんと出かけたぁ。
とっころがぁ、パーキングロットが満車状態だぁ。
どっこも、なっかなか、じぇんっじぇん、見つけられなかったぁ。
仕方がなかったぁ。
タウン方面にでも場所を代えて、メキシカンに変更しよっかと思ったぁ。
その時点で、マルガリータも、えらく恋しく感じたぁ。
でもぉ。
渋滞しちゃってて、車はちぃ~とも進まなかったぁ。
そうこうするうちぃ、お腹空いてきて、ひもじさも頂点に達したぁ。
結局そこらのフードコートで、プライムリブとか、ワイン抜きでいただくコトになったんだぁ。
それがまぁ。
名のあるレストランのお肉よりも、はるかに柔らかい焼き加減だぁ。
おおおおおお。
なっかなかなもんだぁ。
そうこうするうち、お腹くちぃくなって、機嫌良くなったんだぁ。
それから、雨を避けながら歩き出したぁ。
お気に入りの、カジュアルジュエリーのお店のオーナーさんとばったり遭ったからぁ、雨宿りがてらに、そちらに寄せてもらったぁ。
でもってだぁ。
雨が小止みになるまで、世間話しに花が咲いたんだぁ。
そうこうするうち、ガーネットとターコイズの、銀色のバングルめ~っけ。
あ~。
こっちの、マラカイトとカーネリアンのバングルもいいよなぁ~。
なんだよぉぉぉ。
迷うよなぁぁぁぁぁ。
そういうときは、大人買いがイチバンだぁ。
それからぁ。
子1さんと待ち合わせしていたんだぁ。
抹茶蒸しパン齧って、ヴァニラコーヒー啜って暖を取りながら
コーヒーショップの椅子に腰掛けて、夫婦二人して、両足ぶらぶらさせながら、子1のこと、しばらくソコで待ってたんだぁ~。

しゅいましぇん。
上部↑まんま、普通の日記になりました。
せめてもと思いまして、「できるだけバカっぽく!」と意図して書きました。
今ちょっと読み返してみましたら、予想以上に、バカ丸出しなデキかと存じます。
赤ちゃんうさぎの、栗色茶色たんの可愛さに、とことんヤラれまして、ついに、アレがアレしてしまいましたです。

今週末は、あまり遊ばないようにして
私はたっぷり、寝だめします。



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哂う女雛

2011年03月03日 | Weblog
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ドンちゃん。
雄犬の中の雄犬。
出逢いは、筆者が16歳の冬。
じつは筆者にも、「16歳」のときがあったんです。
おうよ。
今では自分自身でも、にわかに信じ難いですけれど。

ドンちゃん。
あなたの背景に見えるのは、「紙障子」ですよね。
あなたが、容赦なく鼻面突っ込んで破るので
お母さんの命令で、花びらの形に和紙を切り、糊付け修繕させられたことなどが、今懐かしく想い出されます。

筆者は、あなたとの暮らしの中途で、両親にあなたのことを託して、異国にトンでしまったわけだけど
奇しくも、筆者が稀に帰国した時期を見計らっての大往生。
美しきその忠誠心。
見上げたもんだ。
あっぱれさすが、大和の国の犬ならば。

※※※※※※

ドンちゃん。
おねいちゃんは(←ドンちゃんと語らうときは、時流は簡易に遡るので「おねいちゃん」とか、ツラの皮厚く書いてみる。だはははは♪)
とにかくおねいちゃんは
異国の島で、本日、桃の節句のお雛様を飾りましたです。
雛あられと、ガールズデイケーキと、ちらし寿司と、塗り椀にお吸いの日。
桃の節句が終わったら、お人形はなるべく早めに仕舞うわね。
でないとおねいちゃん。
お嫁入りにするのに、トウが経ち過ぎになっちゃうわ。
「ふ~ん。これからもいく気なんだお嫁に。ナイストライ!お姐さんガッツあるね~(英)」
あらあらあら。
そう言うコノ人は誰かしら?
遠慮なく、ハズバンドづらしてるけど。
うっかりしてたわ。
おねいちゃん、いつのまにやら亭主持ち。
ドンちゃん。
記憶障害のフリしても、こういうことって、誤魔化しきれないものなのね。

記憶障害を抱えながらも
ドコに、ふてぶてしく嫁入りする心積もりなのでしょう。
いやいやいや。
いくら、おねいちゃんでも、この期に及んで、白無垢などと贅沢は申しません。
よしんば着付けたとしても
花嫁衣裳は、泥染めの貸衣装でじゅうぶんよ。
隠し切れないツノは、すでに鋭利な血染めの凶器だし。
おうよ。
ふつつか者だけど、それがナンボのモンじゃいという話し。
まさか。
まさか旦那様。
ひょっとして、なんか文句でもアルと言うんじゃ、ナイでしょぉねぇぇぇぇぇ~?

ドンちゃん。
虹の橋のたもとから、どうぞじっと、見護っていてください。
このまま調子こいて、万が一ホントに嫁ぎ直しでもしたら
新婚旅行先で、血なまぐさい事件が起こってしまうかもしれません。

「手にくっきり刻まれた再婚線、人生の後半部において」
お雛祭りを平和に過ごしながら
そんなまさかのオノレの手相。
嘘だっしょ?
まじまじと
絶句したまま
じっと手を見る。
穴があいたらどうすんだ?
ついでだから
そのままじっと足も見る。
穴があいたらどうすんだ?
身の穢れを、流し雛に託して祓う、災厄除けの春の宵。
もひとつついでに、全体像、鏡の向こうをじっと見る。
穴があいたらどうすんだ~?
………
ドンちゃんに語りかけたせいか
コレは完璧に、いろんな邪気、ケロッと祓い清められたわね。
弥生三月。
この春こそ、我が世の春。
おうよ。
たれかお白酒、注いでくりゃ~!







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