嘘ついたらハリセンボン飲～ます！

ココロ晴ればれ。
体調もすこぶる良く。
胸のすくようなブルースカイを背景に
いつもの海辺に出向いたら
灌木のその樹上。
視界に飛び込んできたのは、竹の棒ぶッ刺して、高々と掲げられている異物。

アレは何だ？
カラッカラに干からび切って、完全にミイラ化しているが。
クリスマスツリーの、ツリートッパーの☆のように、異彩を放つその物体。
どこぞのごんたくれ、悪童がやらかしたものか。
虚ろな笑顔の、まごうこと無き、🐡ハリセンボン。
トゲトゲと、膨らんだままの御姿で、一体どんなメッセージを、筆者に伝えようというのだろう。
生きとし生けるものの生命は、すべからく平等に大切に。
と、いうことではあるまいか。
呪術。
ハワイアンブードゥーの現場を、まざまざと垣間見た一日。
けっこうシュールな図ではあったが、漠然とこう…
諸行無常を感得させられたような。
🐡
成仏してござれ。
近々、旦那さまと犬たちと歩きに行ったときにでも、埋葬するか海に還すかするほどに。

魚類の、無残な最期に憐れを覚えながら
帰途、ショッピングセンターにて、セール中の秋物衣料など購買す。
そもそも、本日のテーマは「ココロ晴ればれ」でしたので
迷うことなく、フィリピーノフードにいたしましょう。
Adobong baboy、ポークとジャガイモが柔らかく。
Pusit、好物のヤリイカ、トマトと、魚醤パティスの風味。
Pakisiw、酸っぱいもの好きな筆者には定番のお魚料理。
美味である。
ああ食が進んでしまいます。
🐡の供養に、真心こめて、海のものなど遠慮なく、舌鼓打ちながら喰らう。
ココロ晴ればれ。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
（↑諸行無常とか書いたので、せっかくだから、〆にこの句を持って来てみました。）


※余談になりますが。
そういえば先日、友と会話していて
「何かいい、オトコ避けの方法ってないかしら？（英）」
と、問いかけられましたので
筆者はこう返答しておきました。
「香水の代わりに、耳たぶに魚醤ぬっとけ（英）」
と。
パティスの、最大有効活用の手段かと存じます。

MYOUGI

日本の実家。
飼い猫四兄弟のうちの一匹。
てっきり女の子だと思っていたら、うっかり男の子だったホリーちゃん。
特筆事項として、鳴くときは、猫とも思えぬ超だみ声。

筆者、北方で生を享けながら、寒気には滅法弱いタチでした。
縁あって半生を、この南の島で過ごしてきたせいもあるのでしょうか
寒気に対しては、ますます脆弱に、ほとんど太刀打ちのしようがありません。

昨年。
日本に滞在した折、徐々に秋も深まり。
気温の急激な低下に、身体が追いついてゆけず
女性として、繊細な時期など通り越し
ヒトとして、使い物にならない状態に陥り
毛布アタマからひっ被って、ふて寝ひたすら休養に勤めるしか手立てがありませんでした。

その刹那。
こちらのホリーちゃんが、野太いだみ声で鳴きながら、ベッドの端に乗ってきて
筆者の左手の甲を、ざ～り♪ざ～り♪とひと舐めふた舐め。
「ワタシ寒いんだよ～。寒いともう、何もかもダメなんだよ～。ホリーちゃぁぁぁん…！」
筆者。
泣きましたからね。
いい歳さらして。
ええほんとうに。
ただ寒くなったからって、メソメソしくしく泣きました。
大きなコドモ、二人いるんですのよこの筆者。
美魔女とか、そんな不遜なコト申しません。
適当な漢字さえ当てはまらない、ビ婆ジョ世代なんですの。
そのうえ
その愁嘆場を
妹にしっかりと目撃されるというていたらく。

ええ、ええ。
生涯、嗤われることでしょう。
嬉しゅうございます。
本望かと存じます。
素敵な嗤いのタネを、姉妹のあいだに残せるだなんて。
　
今も左手に残る、ホリーちゃんのザラザラの舌の感触。
「思い出し冷え」して、瞬時に泣くことができますです。
もう、ソレは妙技の域です。
さささささ寒いのは、いいいいいいイヤだ～。

暴れろLion cub

空きパーキングを見つけるのに四苦八苦。
ティーツリーローション、買い求めに行ったのに、お店は改装中で閉まってる。
そのうえどうして、上りエスカレーター点検停止中？
いつもの設置場にある、ATM機は忽然と姿を消している。
遠回りして、やっとたどり着いたATM、ストック切れか、何ゆえ紙幣を吐き出さない？！
よろめきながら、ざるうどんなどにありつけば
大好物の、半熟玉子の天婦羅は、今日に限って品切れだ。


胸に手を当て瞑目し、巡る因果を噛みしめながら、ここはしばらく考えよう。
守護霊さま方、きっと遅めの盆休み。
たまには自力で、世間の荒波泳いでみろと、そういう厳しい教えよね。
今日の筆者。
千尋の谷底へ、突き落された、獅子の仔の気持ちが痛いほどよく解かる。
ウギャギャギャギャギャ！！！
谷底で、なんか暴れてるぞ獅子の仔が。
諸天よ、加護でも助力でも、ちゃっちゃちゃっちゃと、したらんかい。

お？
神仏への祈りに、思わず知らず、礼儀を欠いた。
ふんっ。
なんなのよ？
どうなのよ？
ふざけんじゃニャイわよ、ウギャギャギャギャギャ！！！
↑
筆者なりに、暴れてみているが、イロイロどうか？



※お写真は、うちの獅子たちの群れです＠セレンゲティ。（！）

Julio gone Julio

Hurricane Julio。
北の方向に逸れました。
厳戒態勢が布かれましたが、過去の被害の教訓が良く生かされて、市は英断だったと思います。
甘く見て、被害が拡大するよりは
防災意識高く怠らず、結果、難を免れたり、被害を最小限に食い止めるほうが、よほど賢明なことかと思います。
ダブルハリケーンの襲来で、島内北部や隣島等に被害が出ました。
日本の、台風状況の報道も、同時に観ておりましたので
双方、迅速な復旧を願うとともに、お見舞い申し上げます。
これからの季節も、常に防災を念頭に置いておくこと、ゆめゆめ忘れないようにしたいです。



以下↓、一気呵成にクダけます。
台風一過ということで。

晴～れたもの～。
山側の景色くっきり、空気も清浄、気分爽快クリスタルクリアだもの～。
覚悟してたっけ、意外にも、Wonderful Dayなんだ～もの～。
海、穏やか～に、凪いでるもの～。
人々、開放感を満喫しながら、和やか～に談笑したり、楽しそうに集ってるもの～。
持参したのは、乱切り胡瓜とグレープトマト、定番だもの～。
あと冷たい林檎麦茶だもの～。
出汁巻き玉子と、鶏の唐揚げと、カリカリ梅のおむすびだもの～。
これは購買って、決まってるんだもの～。定番中の定番だ～もの～。
簡単シンプル、お手軽ピクニックな～んだもの～。
台風一過の様子見もあるのかね～？BBQグループはいつもより少数な感じなんだもの～。
犬友や、道行く方々との何気ない会話も、そりゃ～軽快～なんだもの～。
今夜はスーパームーンだっていうし、もうこのままお月見しちゃうもの～。
お陽さま金朱色に沈んだと思ったら、瞬く間に暮れるんだもの～。
その逆方向に、ゆったり目ぇ向けると～
黄味がかって、そりゃ～でっかいもの～。
ぽ～っかり浮かんできたんだもの～、まんまん丸ぅい、大～きな大～きな
おっ！月さまなんだもの～。
林立するホテル群の、さんざめくよ～な窓明かりを、超然と従えての登場なんだもの～。
んま～！
きれいよ～！
見事よ見事～！
ぱ～ちぱちぱちぱ～ちぱち！（拍手）
したっけ
「お写真撮った？（英）」
「はい、撮りました！（英）」
誰彼ともなく、そんな親密な会話だもの～。
手と手を合わせて、拝んじゃったもの～、おっ！月さ～ま、こんばんわ～♪
「ムーンライトパワー…！」
ひっそりと、月光浴なんかもしちゃうもの～。
あ。
じつはたこ焼きも買ったもの～。
もうたこ焼きと満月、並べてお写真撮ったもの～。
（↑できれば、大泉洋さんの口調で読んでいただきたいのです）



戒厳令下からの解放を得た民びと。
月明かりと、いいだけ戯れるの巻き。
自然は時に、残酷なまでに恐ろしいけれど
真実何より、無上に美しいものですね。
大人になった今、そのことがしみじみ実感されます。
あなたさまも、そう思われませんか？

備えあれば憂いなし～備え足りなし若干憂いアリ～

旦那さまが、Iselleだ！、Julioだ！
と、言い募っておられる。
フリオとくればイグレシアス。
ハズすことが圧倒的に多い、我が家のMr.ウェザーフォーキャスト。
軽く聞き流して、あっさり就寝。

翌日。
やっぱり晴れている。
本日は、バセンジーとチワワ連れてウォーキング。
終盤。
あら？
あらららら？
風の吹き方が、いつもと違う。
湿って重くて濃厚な、巻き上げる感じの厭な風。
木々が、葉の裏を見せながらざわめいている。
雲が、低く早く流れてく。
いくらなんでもこの状況は。
さすがの筆者にも判じられました。
これは、明らかなる、台風前状況for dummy.（←「おバカでも判る」の意）

そのままコスコーに走る。
子供さん方が、休校を喜びはしゃいでいる以外、そこはかとなく、みなさん殺気立ってはいませんか？
最後に残ったカートを掴み、人混み押し分けて進むも
水、無い。
懐中電灯、無い。
つでにトイレットペーパーも、即席麺なども無い。
売り切れ御免、いっそ清々しいほどの完売状況。
仕方ないので、ペリエを買い込む。
ビールも買うか、この際だ。
その後も各所を回る。
１ガロン５０セントの給水場に、屈強そうな大柄の老若男女は、賑やかに並んでおられる。
あの方もこの方も
缶詰製品など、鷲掴みで箱買いされている。
あれよあれよと思う間に、さまざまな商品が棚から消えていく。
おおおおお。
お店の方が、お品を並べる端から消えていく。
乾電池類など、もちろん在庫は尽きていた。
水の再入荷は一体いつになる？と、レジに詰め寄る方さえも。
どこも激混み。ＧＳは長蛇の列。
焦るな筆者。
集団心理に煽られてはならじ。
と、言いながら、缶詰＆乾麺、ひし！とばかりに胸に抱く。

旦那さま帰宅後、夜更けのウォルマートに走る。
警察官の方々が、血相変えて、必需品を探し求められている。
懐中電灯、七本（も）残っておりました。
飲料水、インスタント食品、不気味なまでにエンプティ。
気を落ち着かせるため、深夜過ぎに、ビッグマックに齧り付くという暴挙に打って出る筆者。

翌朝、艱難辛苦を巧みに回避。
旦那さま、気運よく、飲料水をしっかり確保してこられる。
ありがたや。
イグレシアスは、ナタリー！と、歌って踊った妻の姿は、忘れてくれてかまわない。
筆者、外犬舎、浸水を避けるために砂利を敷きならして嵩上げ。
屋内避難のための、種々アニマルケージ設置。
動物たちは、異常気象の前触れを察してか挙動不審。
ハリケーンパーティと呼ぶのは不謹慎に思われるので、地道に炊き出しの段取りに取りかかる。
準備はいいか？
抜かりはないか？
そんなところで、仕舞い込みすぎたラジオが探せない。
ああ汗が伝う。
どこよどこ？
ラジオは一体、どこいった？
見かねた子２さん。
友達にもらった、錆びて埃まみれのラジオを差し出して来た。
拭き直し、乾電池を入れ替えたら、確かに情報が聞こえ来る。
ああありがたや。
母さんはもう疲労困憊だ。

その日も各所激混み。
知人友人、若い衆に安否確認。
食糧アルカ？水アルカ？
今、波乗りになんか行ってはイケナイゾ。
簡易な板を戸に打ち付けて、完全休業決行のお店も散見されました。
今夜は特別。
リビングにマットレス敷いて、犬人猫犬人猫、と、挟まりあって夜明かしだ。
何層だ？
ミルフィーユか？
川の字でも、何サンドウィッチでもない、適度に入り乱れた尋常ではない状態です。

今、少し風が和らいで、Iselleが通り過ぎたような感じです。
と、いうことは、次はJulioがやって来る。
このまま警戒怠らず、炊き出し準備に臨もうと思います。
嵐の雲間の途切れ目に、淡い青空が覗けて、首のコリがやや癒されるよう。



※日本の身内よ友人よ。
御心配ありがとうございます。おかげさまで一家は無事です。
旦那さま、ここ一番の真剣勝負中。
まことに、頼もしい限りですイグレシアス。

飛ぶがいい

寝苦しい熱帯夜。
だるい起き抜け。
キティリターきれいにして
犬たちに、それぞれカリカリよそって水あげて。
トリミングだ、爪切りだ、デンタルケアだ、ブラッシングだ。
お。
洗濯だ。
お。
片づけだ。
そうだそうだ、うさぎケージも清掃だ。

汗がしたたる。
ここらへんで、嫌気さす。
ぺパミントのシャワージェルでささっと爽快。
ディナーの支度は、もう躊躇なくサボります。

サンスクリーンSPF５０。
めにょ～んと多く、チューブから出過ぎです。
意を決し、そのまま多めに顔に塗り
でもって日焼け止めパウダーはたいたら、予想以上、異様に顔が白くなる。
よせばいいのに、コーラルレッドのリップバームを選んだら
今日の仕上がり、歌舞伎役者かバカ殿か。
「ママ！顔シロイヨ！」
子等も驚愕、さあ白塗り母さんドコへ行く？

「ハンバーガーが店頭から消えた」
というニュースが目に焼き付いていたもので
そのままⅯに御登場。
皆さま何故か
ワタクシを、二度、繰り返して振り返る。
お願い見ないで。
できれば見ないで。
キャップを目深に被り直しても、そんなに目立つのこの白さ？
犬たちを従えて、海辺で無遠慮にほおばる
できたてダブルクォーターパウンダーとタロパイは旨かった。

なにゆえコーラルレッドを選んだか。
それは前夜、真夜中のウォールグリーンで、買ってくれろと旦那さまにねだった新色であったから。
あの瞬間。
せめて、リップとチークを、ヌーディなブロンズブラウン系の色味で統一していたら。
真夏の怪。
吸血鬼　犬連れまっしろババアの汚名など
こうむらずに済んだかもしれぬのに。

ジェット機が続けざま四機。
弾丸より速く離陸していく。
爆音に振り向いて、必死に目で追っても、すでにグレーの機影は、果て無い中空を、一直線に裂いて上昇している。
パイロットのみなさん。
Ｇのかかる、血液も湧き上がるような状態で
地上で両手を振り回して叫んでる
吸血鬼　犬連れまっしろババアが、視野に入りはしませんでしたか？
その刹那。
じつは、機体を飛ばしているのは
吸血鬼　犬連れまっしろババアだったのだという
気づきは、アリましたか？
いやわからないけど。
どういう仕組みで重金属が飛ぶのかも。

皆さまとにかく。
サンスクリーンは、小出し薄塗りが夏の鉄則。
ワタクシは、胸にしっかと刻みましたです。