自由に被害妄想

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アレですよ。
この、おやっさんが使ってるようなウェストバックパックが、自分用に欲しいワケです。
できれば、ひとまわりくらい小さめの軽便なヤツをね。
超本格アウトドアグッズのお店「パタゴニア」で販売しているのは知っているのでシタ。
でも、限りなくひ弱で、かつ鈍重なこの身上では
あたら入店することすら憚られるような、超本格アウトドアグッズのお店「パタゴニア」です。
お店のヒトに、「へっ！おとといきやがれ！この、ちょんちょこおかめのとーへんぼく！（英）」とか言われたら、ソコで私はどうしましょう？
（↑断言するけど、十中八九言われないと思う。
でもね。残りの一で言われたらどうします？ちょんちょこおかめだなんて。ちょっとそりゃ酷い。酷いわよ～あんまりだわよ～。
言うに事欠いて、お～か～め～だ～な～ん～て～！？どの口で言うのよぉ～？！
妄想で泣き入った感じだけど、このアトどう続けんだ？）

犬たちとの日々のウォーキング。
どうせ汚れちゃうんだら、チャイナタウンの市場で売ってる、ぱちもんレスポみたいな、軽いウェストバックで妥協したって、この際いいんじゃないかしらん？

自問自答中にふと。
弱気になる私を。
あなたは時々。
遠くで叱って。

ですからね。
アレですよ。
これだ！っていう商品に、まだまだなかなか巡り会えていないと、切々と訴えているわけなんですが。
物品の理想的なカラーとしては、モスグリーン～カーキ色。
または、マホガニーみたいな赤茶色。
………（←それは別として考え中）

やっぱ行っちゃる「パタゴニア」（決然）
たとい、ちょんちょこおかめと誹謗されたとしても、耐え忍んでみせてよワタクシは。
「どう見ても運動神経の無さそうなおかめが、こんな超本格アウトドアグッズであるバックパックを、いったいいつ、ナニに使おうと思ってるワケ～？（英）」
そんな風に、意地悪く尋ねられたって、ちゃんちゃらチャラチャラだわ。
「犬たちの散歩」とか、馬鹿正直に応えて、わざわざ嘲笑を買う必要はないのよ。
「当然、趣味のロッククライミングに決まってるじゃない」
って尊大に、鼻息ふんっ！ってトバしながら、嘘ついてやる嘘。
いみじくも、女族の端くれなら、活かせ天性の二枚舌。
しかもこっちは、年季なんか、こりゃまたもう、相～当～入ってんだぞ。
………
へっ！

天界風景

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嬢ちゃん、坊ちゃん。
ホラ。
「にんまりしているバセンジー」
だよ。
「ワタシ、今からお散歩に行ってくるわ♪」
ただ、それだけのことが嬉しくて満面の笑み。

「生きる幸せ」は、きっとこういう、なんでもない日常に、満ち満ちているということ。
ためになるね。
学ばせられるね。
教訓を得られるね。
何かアレだね。
解脱を遂げられそうな気がしないかい？

嬢ちゃん、坊ちゃん。
ふとしたことで、人も笑えば犬も笑う。
この生命の躍動ほど、まぶしく煌くものなど無い。
まったくこの世界は、素晴らしく美しいものばかり。
つくづくうまく、構成されているもんだ。
………
おばちゃんったら、この暑いのに忙しすぎて低血糖。
左手に震えきちゃって、こりゃまたヘタこいてしもたわよ。
あわてふためいて、急激に血糖値上げるとね。
↑こんな、「人に危害は加えないけど、どこまでもアブない、あっちの世界の人」みたいに、幸福感で一杯、一気に天上界まで昇っちゃう。
ドコまで勝手に、飛翔してくんだという話し。
カフェインに極弱なおばちゃんは、エスプレッソフラペチーノで、どこまでもハイになりました。
それはつかの間の、まぼろしハッピネス。
今。
ひとしきり翔んでから、無事に、地上に降り立ったトコ。
虹色に輝く壮麗なトコロから、今回も、ちゃんと還ってこれました。
カフェイン醒めて、しらふになって落ち着いた目で見ると、この世は相変わらず、清濁ミックスの泥沼ね。

口当たりがいいからって、素麺ばっかすすってちゃだめだ。
「おめざ」には、バームクーヘンとかじゃなくて、やっぱ餡子系和菓子モノ。
水分補給水分補給、ナトリウムも忘れずに。
鰻の蒲焼きに山椒ふって、万全でいこ万全で。

リフレインが叫んでる

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お買い物♪お買い物♪
お洋服～♪に、履き物に～♪
カジュアルアクセサリーなんかも半額よ～♪
まあ混んでるわ～。
人々で、ごった返しているですわ～。
だってセールの日ですもの～♪
お買い得なの、値引きなの～。
掘り出しもんだけ狙い撃ち～♪

ベネフィットのアイブロウティントっ。
MACのボリュームマスカラっ。
クリニークの定番洗顔ソープっ。
ボディショップのアイシャドウっ。
ヴィクトリアシークレットの、ボディフレグランスにリップグロスっ。

とっても廉価の日本語書籍、おこわや煮物の「和」のお惣菜も欠かせない。
あ、パンねパン。バゲットと食パン、買ってゆかねば子が飢える。
ああそうそう。
家族のオミヤに、極甘シナボン、エクストラクリームも忘れずに～♪
あっ。
ゲームストップ寄っていこ。
新作ゲームはナイかしら～？

↑ショッピングセンターでの、お決まり定番コース。
以上も、いいウォーキングになります。犬抜きでも。というか、ジムトレーニングと同等のエナジー消費量。
両手にカサばる荷物抱えて。腕に手首に、拷問のように喰い込む重量。



私ここしばらく、手ごろな「今さらウェストポーチ」を捜し求めているのです。
なんだかんだ言ったって、「犬の散歩には、ウェストポーチが一番便利」
だという事実に、今さら気づきましたので。
この原点に帰結するまで、なんかものすごく迂回したような気がします。
今現在まで、ドコらへんのラビリンス巡り巡っていたの私？
でも。
探してみると。
なかなか、アタらないんですウェストポーチ。
ないないない。
ドコにもソコにも、見当たらないんだウェストポーチ。
なんで？なんで？なんで？
もう、過去の遺物なの？ウェストポーチ。ポォ～チィ～！（呼びかける）

Ｐ袋とトリート詰め込んで、しゃかしゃか犬と歩きますので。
神様。
私に、今さらウェストポーチをお与えください。
敢然と、お願いしときまシタから。
今日のお祈り叶えてNA。
いやNE。
「叶えてNE」と言いたかったZO。
いやいや「ZO」じゃない。
言いたかったZE。
あ～「ZE」でもな～い。

そもそも、今日のお買い物の目的は。
「へそピーの消毒用のオーシャンソルトウォーターと、犬の散歩用ウェストポーチを購買する」
この、二項目だけだったハズなのに。

なぜだろう？
今この手の内に、ウェストポーチのウの字さえ、影も形もありゃしない。
ひょっとして、商品名称変わったのかい？
「後背部持ち、ウォーキング用、携帯簡易小鞄」とかを、英訳したならなんてんだい？
ウェストバックパック？
ほらほらほら。
お水のボトルも、サイドポケットに差し込んで持っていける、両手が空いて歩くのが楽になるアレだよぅ～。
それとも、イマドキはあれかい？もっとクールな呼び方でもあんのかい？
どうしてだ？
時代は変わって、みんな汚れちまったってことなのかい？
私がラビリンス巡ってるその隙に。
とにかく、ワケがわからない。
いろんなことが、わからない。（「わからない」二回のリフレイン）

ニュースです

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初代飼い猫、タフィちゃんから、ＴＳＴＲの活動報告をお伝えします。
（※TSTR＝Team Save The Rabbit)

手負いの棄てうさぎこと、「ステ（仮名）」の、保護活動二日目の状況報告です。
ＴＳＴＲグリーンベレー部隊の精鋭が、晴れさめの中、露に濡れたバトルフィールドに集結しました。
目標は、部隊兵士に、少し馴れてきた感が窺えました。
ただちに、トラップの中に仕掛けた、キャベツの葉に引き寄せられてきた「ステ（仮名）」でしたが
ルテネント子２、ここで痛恨の捕獲失敗。
それでも諦めず、「奇策マタドール大作戦」による、一掃攻撃が続きました。
飛ぶステルス機も落とす勢いで雄叫びながら、闘牛士のように、バスタオル広げて追いかけるも、脚力の差は歴然。
あと少しのところで、無念の敗退を喫してしまいました。

そうこうするうち、カーネル子１とルテネント子２の間の、「動物愛護に対する見識」に、明らかなる齟齬が発生。
緊急事態です。
そのまま、内部分裂に発展。
あわやＴＳＴＲ、一触即発、骨肉の抗争勃発の危機を迎えました。

ペットキャリー片手に提げたまま、様子見に徹していた幕僚長から
「ねぃねぃ♪暑いから休憩しようよ♪ママってバ、切干大根煮てきたんだけど、食べりゅ～？」
本日の、最前線基地でのレーション。
ツナサンド、ソース焼きそば（子２早起きして手作り）鮭海苔むすび（購買）
切干大根煮たの、甘い玉子焼き、ラタトゥイユ風　緑黄色洋野菜ハーブ炒め。（幕僚長自ら、陣頭指揮を執って作成）
そして、ゲンかつぎに必勝うさぎ林檎＆バタークッキー。冷やし麦茶もたっぷりと。
※ピクニックではありません。
あくまで軍事活動です。
食料補給でエナジー満点。

戦況が一向に好転しないまま、今後、幕僚長の進退問題にまで発展するかもしれない、ＴＳＴＲ大作戦。
作戦の、大幅な練り直しが必要とされます。
収束に向けて、一刻も早い「ステ（仮名）」の保護が、残された深刻な課題と言えるのではないでしょうか。

ここで臨時速報です。
幕僚長からの私信が打電された模様です。

「バクリョウチョウ」ってほんとはナニ？どういう意味で誰のこと？
偉い人？
この漢字でいいの？

と、いうことだそうです。
語句のサウンドだけ耳で覚え、内容うやむやなまま、知らずに堂々書いています。
あんたオウムかい？それともインコかい？という話しです。
この私信を受けて、国勢弱体、存亡の危機を憂える声が、内外から上がるのではないでしょうか。
ＴＳＴＲの、今後の活動が、危ぶまれます。


仔猫のタフィちゃんでした。うふ。

母と子の太閤記

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いつものように、犬連れウォーキングに、家族総出で出かけるワケです。
暑熱も落ち着き加減の、夕五時半頃から六時過ぎくらい。
その時間帯を選んでも、笑えるくらいたっぷり、汗だくになるんです。

ウォーキングも後半になると
「…帰ったら即効、冷えたミラーchillライム…。…帰ったら即効、冷えたミラーchillライム…。」
誰かが呪文を唱え始めます。
口に出して唱えてます。
この時点で、思考能力なんかトンでます。
世界平和貢献とか、少子化問題とかコドモ手当て、福祉年金、または老老介護問題とか。
ツメなきゃいけない難問が山積してるのに、こんな状態では、まったくもってツメられない。
冷えた一杯の、ミラーchillライム。

夕間暮れ、ゆらゆらと立つミラージュの向こう、私の脳裏にはっきり浮かぶ、ビアジョッキの蜃気楼。
か～！
きっと泡まで旨いダロ～～～！（残響引く心の叫び）

その瞬間。
ふと足元を見れば、うさぎさんが居るじゃない。
？？？？？
蜃気楼？
うさぎさんの？
なんで？
？？？？？
（↑思考能力オルモストエンプティにつき）

この場所。
この時間。
この状況。
このうさぎさんは、どう見ても「ステ」である。
※（ここらへんから、徐々にタイムスリップし始めます。）

多頭の犬連れなので、脅えさせてしまっては保護できず。
帰宅して、呪文どおりの酒精飲料にありついて、落ち着きが戻った頃に雨がザーザー降り出した。
どうしてもイカニモどうしても。
我は気になる。
「ステ」は今頃、無事でいるのかいないのか？

かくして赴く。
「ステ」を迎えに。
保護ののち、「ステ」は「おヒロイ」と改名しようそうしよう。
駆けつけて探したら、まだそこにポツネンと居たステ。
子２とともに炎天下、水じゃぞ餌じゃぞ、傷は浅いぞしっかりいたせ。
なのにステ。
脅えてしまって保護できず。
粘っても粘っても、ステはピョンと跳ね、逃げるでござる。
ムム、無念。
しかたないので、ステを遠目に眺めながら、ついカツカレーに五目寿司、ついでにスパイシーモチコチキン、刻々と変わる戦況に気を配りながら、陣内で腹ごしらえを抜かりなく。
くほほほほ♪
古今東西、とにかく空腹ではイクサにならぬゆえ。
あ♪
デザートに、ハニーデュウとケアントロープ切ってきたけどこれもいく？
そうそうそうママね、プチトマトをマリネにしてきたの♪
兵糧（ひょうろう）持参。
飲み水は、キンナリ瓢箪に詰めてきた。（←ココ嘘。コカコーラゼロとヴィタミンウォーター、キウイストロベリー味。なぜ私は、ここまで詳細をつまびらかに？）

だのにステ。
孤軍奮闘、ただの一羽で、篭城の奇策を貫く。
子１＆母、炎天下で一気に日焼け。一体全体、トロピカルビーチなのかここは！？という話し。
うぬぬぬぬ。
歯がゆいが、今日のところは一旦陣を引く。馬ひけぃ！
子２、ここはしかと、シンガリの大役、あい勤めぃ！

母はいつになく消耗いたしたぞ。日焼け部位には、アロエジェルを塗りおれ。
ナニ？子２、また明日も参ると？このような初陣では面目が立たぬと？
おおおおお、先陣きって斬り込む覚悟とな？
いや天晴れ。天もシカと照覧あれ。
元服した暁には、末頼もしいモノノフよの。
征夷大将軍夢じゃない。天下統一、coming soon.
だが、明日の出陣は、もっと涼しくなってからでよいぞよ。

ステ。
傍に寄りおるくせに、捕らえようとすれば、文字通りの脱兎。
そしてまた寄って来るの繰り返し。
ステ。
日が落ちれば、戦場荒し（犬）や夜盗（猫）も跋扈しよう。
今しばし、今しばし持ちこたえよ。
明日こそ全軍率いて、ふたたび迎えに参ろうほどに。
………
ステぇぇぇ～！

守護猫

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我が家の獣畜たちのトップ。
１０歳になるオス猫武蔵さん。
烈々たる、マイガーディアンキャット。

そろそろ、猫としては老齢の域にさしかかるものですから、大事をとって検査入院の運びとなりました。

子守り役をしたり、ゲコやハエやゴッキーは速攻撃退。
ときには、飼い主夫妻の遊び相手として、癒しの仕事に忙しい。
そのほか。
掃除機のホースの中に、いつのまにやら遁走した、子ねずみの存在をいち早く察知して、飼い主に報せたり。
（↑以前、子２はハツカネズミもお世話してたんです。で、ワラワラ赤ちゃん産んじゃって。）

それから、事実こんなこともありました。
どこの世間、そしてイマドキの世相、そんな中、どなた様の身にも、ざらに降りかかるようなことです。
随分と年配にも関わらず、同性として、絶対受け入れられないような、悪評紛々たる狡猾な人物がいたのです。
忌避される理由が、自分自身の言動や行いのせいだとは絶対に認めない、痛々しくも、孤独過ぎて目も当てられないタイプ。
いわゆるナントカ性格障害。
はたまた、境界越えちゃってるんですね症。
ぱっと見騒音おばさん系。（苦笑。ホントにこんな場合は、苦笑するしかナイもんです）
あとは賢い皆様のこと、その後何が起こったか、容易に察しはつかれることと思います。
何ゆえ、こちらに矛先を巡らせてきたのか見当もつきませんが
「つきまとい」というものが始まりました。
ただしこの人物、酷い猫アレルギーだとかで、さすがに「猫を飼っている自宅」までには近寄れず。
執拗な行動も、公的機関に相談する以前に、猫の武蔵さんが無言で撃退してくれたようなものでした。
「ああ猫飼ってて、ほんとうに良かった。武蔵ありがとう～！」
あのときは心の底から、そう思ったものです。


守護猫。
その威光は計り知れない。
武蔵さん。
正直昨年あたりは、「ひょっとしたら覚悟が必要」ということが何回かありました。
今。
そこにいつも居るべき猫が居ないと
やはり何か、しっくりこないといいますか、落ち着き悪いといいますか。

迎えに行くぞ武蔵さん。
戻ったらいつものように、ブラッシングで抜け毛を取ろう。
でもってオヤツは、サーモンフィレ茹でこぼしたやつちょっとづつ。
家族全員、敢えて口にはしないけど、みんな君の帰りを待っている。
早く、時間が過ぎないかな。
早く、明日にならないかな。

ペコ症

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犬も猫も、何かに気をとられると
舌先、しまい忘れの出しっぱなしになったりしますでしょ？



缶詰なんか、キコキコ開けたりするときとか。
針穴に、糸通すときとか。
つまり、ちょっとしたことに「集中力」が要るときなんですが。
無意識のうちに「舌先」出してるみたいです。
口の端から、不二家のペコさんと等しく、舌先つねに上向きかげん。

いえあの。
話しの途中から。
これは私のことですが。

確かに。
Whatever～♪
な事柄です。
でもワタクシ。
これからなるべく、口元は意識して、引き締めて生きていこうと決心した次第です。
もう手遅れだとか、手の施しようがないだとか。
そんなカナシイことは言わないで。
治せるトコから治していこう。
一歩一歩。
コツコツと。

譲れない

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毎日、毎日、飽きることなく繰り広げられる光景。
「奪いあい」

ちっちゃいケダモノたち、ガルルルと怖ろしげに唸り、牙を剥き、どっちもどっち。
お互いに、譲ることをヨシとしません。
「遊び」なんですけどもねあくまでも。
ストレスリリーフの一環。
１５分も遊べばヘバり、タイルフロアの上に、山椒魚スタイルで寝そべって、おなかをクールダウンする愛玩犬たち。
そして山椒魚といえば、なにはなくとも井伏鱒二。

国語の教科書に載っていた、山椒魚の作者井伏鱒二は、今んとこ横に置いといて。
ここで、人類の歴史をふり返り見ますれば。
大きなことから小さなことまで。
争いごとの原因は、すべからくこの「奪いあい」がモトかと。
書き出せば、滔々と長くなる命題かとも思いますので、今日のところは敢えて避けて通ります。（ひょっとしたら一生書かない）

ちなみに身近なところで。
帰宅してきた父さんの愛を、子１＆子２、及び犬猫どもが、我先に嬉しそうに争い合います。
長い夏休みもあいまって、父さん、御帰還早々もみくちゃ。
母さんは普段なら、そんな無為で醜い奪い合いは棄権します。
だがしかし。
今夜の母さんには、甚大なミッションが。

「父さんお帰り。ところでちょいと。天井のスモークアラームの電池切れかけよ。着替えたら、リラックスする前に、とっとと電池替えだけしてちょうだいな。
さあ、このラーダー（ハシゴ）を使って速攻で！（英）」
脇に、銀色の作業ハシゴをガッキ！と抱きかかえ、母さんウッソリ仁王立ち。
子１＆子２、そして犬猫どもよ。
愛とペイアテンションは、こうして惜しみなく奪うもの。
母さんには母さんなりの、闘いかたというものがある。
「それから今日は、ごみの日だってことお忘れなく」
奪い合った。
そして奪い取った。
愛とは別な角度から確実に。
とにかく、重い作業ハシゴ、ガタガタヨタヨタ担いで、仁王立ちで待ってた、母さんの作戦勝ちだな。
重くって腕プルプル。もうちょっとで、ハシゴごとひっくり返って、軽く父さんも巻き添えにするトコだったけど。
一歩間違えたら、家庭内大惨事。
あわや母さん。
体ハッタな。
歴戦なのでソコはもう。
圧勝のためなら手段を選ばないのが、真のソルジャーっていうヤツよ。



※↑よいこは真似しないように。ソルジャー限定。

猫の保育士さん

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ボス猫、武蔵さん。若かりし頃。
主な仕事、「子守り」

うちの子供たち、幼き日々は
ベッドタイムが近づくと、半分寝グズの、すごく横柄かつ尊大な態度で
「ママ。ねんねこやしてくだしゃい！」
などと、傲然とのたまう幼児たちでした。

絵本の読み聞かせ、それにつらなる、就寝前儀式「ねんねこや」
それは、早い話しが「添い寝」。
いわゆるひとつの「寝かしつけ」

「ねんねこらせ～♪はァ、ねんねこらせ～♪はァ、ヨイサ♪
寝ろてばヨ～♪ほっホ♪寝ろてばヨ～♪ア、よいショ♪
寝ろてバ、寝ないのか、この子はヨ～♪」
母親が「和」を意識したララバイを、一日のしめくくりに景気よく歌うと
「ママ…寝られないよぅ～！あづグルシィよぅ～！」
これまたなんとしたこと。
母親の愛に、苦情とは。
子供の背中を、パフパフたたきながら、リズミカルに音頭とったのが、安らかな入眠を阻害したとでもいうのか。

そこで、↑のお写真。
海外で頼る人なく、待ったナシの年子育児に
飼い猫の手を借りちゃいましたの図。
おかげさまで、アレルギーなども出ず、子供たちすこぶる健康に育ちましたです。

当時。
夫より猫のほうが、ナンボか育児の助けになりました。
嘘のような、ホンマだっか～？っちゅう話しです。

自由

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「バセンジーは、飼いやすい犬ではない。どちらかと言えば、飼いにくい犬種。」
↑こんなこと。
よく耳にします。

運動量、ものすごく必要。
イタズラ度、かなり高し。
愛想、家族＆友達と認めた人以外には、無愛想というより完全シカト。
犬の知識の無い人が、いきなり近づいたりしたら、当然唸って威嚇します。
犬同士でも「自分の群れ」以外の犬、特にオス犬に対しては、キレることもありますし。
訓練、面白いくらいほとんど入らない。ワハハハハ♪（←笑ってみた）
「お手」とか「お座り」とか、キマルときもあるんですけどね。
そんなときはもう、ミラクルかと思って感動です。
「犬の躾け教室」みたいな集まりにも、一回顔出してみたんですけど、あっけなく挫折しましたしね。

でも。
ものすごく愛情深いんですよ。
飼い主には、心の底から全開で甘えます。
傍を離れたりしませんしね。呼び戻しききますし。
飼い主夫妻が、距離をとって向かい合ったあいだを
飼い主夫が「Amy!」と名を呼べば、一心不乱に矢のように、夫のもとへ飛んで行きますし。
飼い主妻が、「エィミー！」と名を呼べば振り返り、これまた一目散に妻のところに駆け寄って来るのです。
それを延々と、飽きることなく繰り返すこと。
ただそれが。
バセンジーの至福。
表情イキイキ。目はキラキラ。それは嬉しそうな、幸せそうな顔してるんです。
ただまっすぐに、飼い主のもとへ全力疾走。
ただそれだけ。
ほんとうにシンプルに、ただそれだけの犬。
いくら犬バカ夫妻とはいえ、ただそれだけのことで、胸を熱くさせている我々も我々なんですけれども。

バセンジーって。
「飼いにくいけど、一度飼ったら、この犬なしではいられなくなる犬」
というほうが、より正確なのではないでしょうか？



その頃周囲では
シーズーは、唯我独尊って感じに、どっか離れて探検に行ってるし。
シーズー×ビションは、知らない人に愛想振りまいて、ちゃっかりオヤツとか貰ってるし。
レトリーバーにいたっては、水場で笑いながら、びしょ濡れ泥ハネ状態。
まだ、延々と、飼い主夫妻の間を走り続けるバセンジーも含めて
み～んな自由なの。
とにかく、み～んな自由なの。
ワハハハハ♪（←笑ってみた）

絶唱

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「生きてるテンピュールピロウ」

茜さす～♪垂乳根の～♪白妙の～♪
↑こんなのもマクラ。（和歌）

停電のときとか、絶望したとき、洞窟の中。おさきマクラ。（真暗）

マクラ～♪振り向かな～い～で～♪（機動戦士）

マクラ～ぁ♪クリスマスキャンドルの灯は燃えているかい？（省吾）

マクラ。変わりはないですか♪日ごと寒さが募ります～♪（はるみ）

真っ赤な薔薇と白いパンジー♪仔犬の～横には～♪
マク～ラ～♪マク～ラ～♪マクラに～居～て欲しい～♪
それが～私の～夢だったのよ～♪
いとしい～♪マクラは～♪今ど～こ～に～♪（小阪）

↑以上。
本日精一杯の、魂の叫びでした。

眠れる森の美女

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美女。珠子（たまこ）ちゃん。生後二ヵ月半頃。
糸車で、うっかり指刺す。
たちまちのうちに睡魔の虜。
どれくらい眠ったかっていうと、ノン＆レムをせめぎ合わせながら、一気に百年くらいの爆睡。
真の恋人の王子様。
そろそろ起こして、熱いベーゼで。

もう一人の謎の美女。
糸車、繰った経験あまり無し。
（…見たことすらないぞ糸車。どんなだ？）
犬猫のお世話で、あっちゃこっちゃ、引っ掻き傷を負い、一年中蚊に刺される毎日。
そして疲れ果て、日々、気絶するように入眠。
一旦眠ったら、なんもかんも忘れて、もうずっと寝ていたいタイプ。
できるなら、百年くらい、ぐっすり惰眠を貪りたい。
寝相、年齢をかなり経ても、イースタンキングサイズのベッドから、転げ落ちること多々あり。
しかも超絶的に、寝起きの態度ワルし。
「眠った龍は、くれぐれも目覚めさせるな」
などと言われる。
真の恋人の王子様。
起こせるもんなら、命がけで起こしてみろ。
気をきかせて、濃いめのコーヒー持ってこい。
ここんトコだぞ。
王子の根性、見せてみれ。

あああああ…ダルい。寝不足だ。疲れとれない。何もデキないしたくナイ。
今日はもう、ディナーつくんないからヨロシクな。
夢見が、ヒドかったんだってばさ。
私の「森」の樹木を、鬱憤晴らしなのか、誰かが凄い形相で、チェーンソウ振り回して伐採しようとしてたわよ。
その「誰か」って、よくよく見ればアナタにそっくり。
何を企んでるんだ王子様。
ううううう…眩しい。
ブラインド、勝手に開けるだなんて、このまま地獄に行きたいか。



※↑後半部。これはあくまでファンタジー。
けっして、筆者とこの謎の美女を、同一視してはなりません。

グレイゾーンどこ？

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初代飼いうさぎ。
白雪さま＆黒豆さま。
「涼しい一日を選んでの日光浴」の図。

白雪さまはこう見えて、ならず者の服役囚。
黒豆さまはこう見えて、純真無垢な修道士。

※白雪さま。
素行不良＆人心撹乱＆乱暴狼藉のカドで
うさぎ用「海の向こうはオホーツク、北の最果て網走番外地」別ケージの獄につながれた、札付きの血みどろ赤目の凶悪犯。
情状酌量認められず。
罪状主文　
「未必の故意による（？）、にんじん虐待キャベツ傷害（アビュース＆アサルト）につき、懲役レタス年＆執行猶予なし」
投獄中にもかかわらず、闇夜に、脱獄を企てること数回。
だが、「闇夜の白うさぎ」は衆目を集めやすく、そのつど安易に捕縛される。
改心あたわず終身刑。特赦無し。「白い牢名主」の異名をとる。冷血極悪非道の林檎好き。


※黒豆さま。
穢れ知らずの、清らかな天の使徒。ベタなれ肩乗りうさぎ。
またの名を、「黒い耳の聖者（別名セイントブラックバニー、アルファルファ大好き）」。
ある晩、脱獄犯「白雪」に、これ以上罪を重ねさせまいとして追従。
山狩りに出た消防団員（飼い主夫妻）に助勢しつつも、やがて消息を絶つ。
「闇夜の黒うさぎ」は、暗黒に溶け込み、朝日が昇るまで、行方は杳として知れなかったという、うさぎ界伝説の熱血教戒師。
ホーリィ　ラビット　ザ　クロマーメ。
悩み多き、小うさぎたちのために、福音あれかしと、「懺悔」随時受付中。
真心からの献金はセロリの葉で。ハ～レ～ル～ヤ～♪

Go!JJ!Go!

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こちら、一匹残った男の子。
「将軍ＪＪ（仮名）」です。
おしゃれファッション雑誌のＪＪではなく、むろん「ジャパネスク＝ジョン太郎」の略称。
そして、階級的には「将軍」の地位まで昇進するだろうとのことで。
………
すいません。
お察しのとおり、テキトーに思いつきで書きました。
支離滅裂な書きようは、生暖かいお気持ちで、どうぞお見逃しを。

さて。
こちらの、「将軍ＪＪ（仮名）」。
人懐こさ天下一品。
可愛さ炸裂。
魔性の仔犬ちゃんです。
犬好きな人の膝の上に寝ることが、心地よいということは、本能ですでに知っている男の子。
この子がもしホスト君だったら。
私は貢ぐ、犬缶を。
同伴して、シャンパンタワーとかしてもらう。
かぁぁぁぁ。
将軍ＪＪ（仮名）ったら。
仔犬のクセに。
ハンパない。（？）

将軍ＪＪ（仮名）。
明日から、新しい里親候補さんちにトライアルに出ることとなり、せっかくですので、念入りにパピーシャンプーなど施しました。
極上ハンサム。
爽やかミントの香りなり。
茶色の毛並みは、ツ～ヤツヤの～♪しゃりらりら～ん！

明日、彼に同伴します。
シャンパンタワーな感じです。
ハイハイハイ！
ワイキキ！ロコモコ！アラモアナ！
呑んじゃって～呑んじゃって～酔っちゃって！
酔っちゃって～酔っちゃって～トンじゃって！
ペディグリーチャム、御新規ヒト缶、いっただきましたぁ～！



フザけるのはもうヤメル。（←反省？）
明日のトライアル、うまくいきますように。
将軍ＪＪ（仮名）。
その魔性の可愛さで、とにかく、フトいお客をつかむノダ。（←反省…してない？）

くしゃみ出た

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数日前。
我が家に忽然と現れた仔犬たち。
ワイアーヘアーの発育のよい女の子。
「イヴちゃん（仮名）」
私が、教育的指導としての、「指差し眼光」を送っただけで、コロンとおなか見せちゃうプリティちゃん。
一人目の里親候補さんにはご縁がなく、二人目の里親候補さんのもとへ
無事、巣立ちが決まりました。

今まで、ワイヤー状の粗い手触りの毛並みには、あまり触れたことがないモノですから。
ここぞとばかりに抱っこして、撫で繰り回したいのに、パピたん二匹、私の顔見ると
子１や子２の膝の上に、なぜだか必死に逃げ込んでいくのです。
（なんてこってぃ！？）
子供たちが言うには
ヘンな言葉で（こちとら一世ジャパニーズ。話す言葉は日本語でぃ！）
いきなり喋りかけてくる丸いおばちゃんが、コワイんだそうです仔犬には。
（てやんでぃ！べらぼ～めぃ！）

イヴちゃん（仮名）
どうぞ幸せに。
新しい飼い主さんに、たくさん可愛がってもらうんですよ。
コワくて丸いおばちゃんは、そう願っていますから。
（…っしょ～！べ、べらんめぃっ！
しんみりするなぁ、ショウに合わねぃときたもんでぃ！
ぶへっくしょいッ！…っキッしょ～めぃっ！）