🎃Happy Halloween!🎃２０１６

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仮装衣装の仕上げと
ハロウィンフェイバー、グディバッグに、チョコレートキャンディ🍫詰めるのでほぼ完徹。
雨季近く、肌寒い雨降りばかりが続くなか
🎃ハッピーハロウィン🎃
この犬バカ家の一族。
この犬神家の一族。
十月いっぱい全とおし。
そして一週間前からは、とっかえひっかえ、日々の仮装に身をやつし。
それはもう、ほとんどすっかり、死にもの狂いと言って差し支えないほどののめり込み方といいますか
酔狂とおり越して
あわや、強迫性障害ではあるまいかとも言える狂騒。
特に、万聖節から万霊節にかけての夜、今年も全力疾走で駆け抜ける腹積もり。
昇天後、筆者は数日、確実に寝込むこととなるでしょう。
現地時間、日本より遅れを取ること１９時間の時差。
本番決行明日の夜。
奥さん、私、やったるじぇ！
気合いだ、気合いだ、気合いだ～っ！





※↑お写真は、ポメッ娘メイちゃん、モンキーバナナの艶姿。

♥️ROLY POLY PUDDING♥️～pollyちゃん海を渡る～

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Ⅿダックスシスターズを、空港まで見送る際にも緊張しました。
どれほどの緊張だったかといいますと
「移民局に、永住権審査のため召喚されたとき(四半世紀以上前)」
くらいの緊張です。(←ド緊張していたと言いたい)
ですから。
デカポメを見送る前夜も、はなはだ緊張しておりました。
緊張緩和のため
「ポリーさん、新しいお家には、敷地内にドッグランが併設されているから、毎日遊びに行けて、いやというほど走り回れるからね♪
楽しみだね～♪
すっごく、楽しみだね～♪
Ⅿダックスシスターズも、若い衆たちも、今か今かって、ポリーさんが来るの心待ちにしているよ～♪
だから機内ではおとなしく、キャン泣きしたり暴れたりするんじゃないよ。
ダダの言うこと良く聞いて、いい子にするってマミィと約束してね～♪」
約７㎏のデカポメを、膝の上に抱きかかえながら、しみじみと語り聞かせる母でした。
ＢＧＭ的には「秋桜」
こ～ん～な小春日和の～♪穏やかな日は～♪もう少し、あなたの、子供で、いさせてください～♪
暗い部屋。
赤毛のデカポメを抱きしめている母だけに、スポットライトが当たっていました。
思い起こせば、常軌を逸して犬バカ丸出し。
今夜はこのまま、犬を傍らに置いて夜を明かそうと決意したのです。

犬バカの決意、おぼろ豆腐の如し。
夜も白々と明けだして、１、２時間くらいは横になろう。
出発のときは、どうせ旦那さまに起こされるだろうから。
犬部屋にデカポメを誘導し、ふっと堕ちたは仮眠という名の奈落です。

「…！！！？」
飛び起きたらもういない。
デカポメもドッグキャリーも旦那さまももういない。
時刻的には、今頃機上の旦那さまにお犬さま。
いつも情け容赦なく、妻を叩き起こしては、シンゴジラの尻尾に薙ぎ払われるような思いを繰り返してきた旦那さま。
離陸直前に、コトを構えてはならない。
「触らぬシンゴジラに祟りなし」
とばかりに、ここを好機と、一目散に飛び立って行ったのか。

そこから筆者は、まったくなんにも手がつかない。
完全無欠の、ココロここに在らず状態に陥った。
五目寿司の寿司めしは糊状に。
せっかくの、和牛パテは、黒焦げというより半ば炭化してしまったぞ。
ドッグキャリーに入れる以前に、ちゃんと済ませるものは済ませてやったのか？
早朝のうちに、食餌は与えたが、機上では乗り物酔い対策として、絶食させねばならない。
旦那さまはそれを知らずに、搭乗前に、ドッグトリートとか与えたりはすまいか？
いざというときの、お掃除セットは持たせたが、果たして旦那さまが、それらの汚れ仕事を完璧にこなせるものなのか？
母はもう祈った。
地上に取り残された無力な犬バカ、ここはもう神仏にすがるしかない。
祈りよ届け。
是が非でも。
犬神さま！
デカポメが、機内の轟音でパニック起こしたりしませんように…！

生きた心地のしない数時間。
「polly daijoubu ka?」
「 polly ha buji ka? 」
「polly ha hontoni　buji nano ka?」
到着地で待機している若い衆に送るテキストも
気が動顛しているせいか、日本語が、なりふりかまわず怒涛のローマ字打ちである。
五目寿司は食感べっちょり。
焦げ焦げの和牛パテはとてもニガイ。

ですから。
タブレットのフェーストークの画面越しに
現地の空港。
約二カ月ぶりに、本来の飼い主に再会することができたポリーさんの狂喜乱舞の喜びようを見て
安堵のあまり、感動のもらい泣きしてしまう母でした。
犬バカ界広しといえども、これはもう、稀に見る超絶犬バカの特殊生態です。
犬バカ界の、黄金の玉座に座せと言われれば座しましょう。
犬バカ界の、シンゴジラと認定されるなら、劫火も吹いて、都市を壊滅させて御覧に入れましょう。

旦那さまに言い募りました。
「どうして起こしてくれなかったのよぉ～！
見送るつもりだったにぃ～！
no kiss no hugでサヨナ～ラじゃないのよぉ～！うわ～ん！(英)」
「ごめんごめん。熟睡してると思って、わざと起こさなかったのです(英)」
やっぱり。
シンゴジラ対策をとったんだな旦那さま。
「うわ～ん！うわ～ん！no kiss no hugじゃぁ～！(英)」
「ダイジョウブ。僕は数日したら、すぐに帰りますから(英)」
「アンタじゃないわよ。ポリーよぉぉぉ～！(英)」
深遠な、ジャパニーズクラシカルジョークが、シンゴジラの尻尾の一撃のように、旦那さまをクリティカルヒットしたものと思いたい。
アンギャーオォォォゥ！！！(吠)

いきなり新しい環境に変わって、到着後２～３日の間は
水だけガブガブ飲んで、フードに一切口をつけなかったというデカポメ。
現在は慣れて、すっかり馴染んだもようです。
💗ROLY POLY PUDDING💗
ポリーちゃん。
新天地で、どうか達者で暮らしておくれ。
若い衆たちと、Ⅿダックスシスターズとともに必ず必ず幸せに。
お母さんは、ずっとずっと、祈っています。
ポリーさんの愛用していた、水皿と餌皿を、いまだに片づけられない重篤の犬バカ。
特に、「責任もって預かっちゃる！」
と啖呵を切って、約二カ月びっちり添い合いましたので
Ⅿダックスシスターズロスに引き続き、今度はデカポメロスでございます。
奥さん。
聞いてくださいませんこと？
ぽっかり空いたココロの空隙に、晩秋の風がひときわ寒うございます。
さすがに。
愛飲のむぎ焼酎も、熱々のお湯割りにしていただかなくてはなりません。
晩秋の、送り出しは、ひときわ胸に迫るもの。
ひとつの犬部屋が空きました。
家の中が、なんだか広くなりました。
さだまさしの曲でも聴きながら、少し泣こうと思います。





※今生の別れみたいな書きようですが、近々には再会する予定がございますんですのよ。
もしよろしかったら、御一緒いたしません？
さだまさし名曲全集、カラオケチャンネルでやってますので。

pomskies♥

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※本日の一文、真面目な犬バカ日記です。
けっして、おもしろくもナンともございません。
犬ギライな方は、ここで引き返したほうが無難かと。
そのほうが、御身のためかと思われます。
今ならまだ。
間に合いますよ…？
↓
↓
↓





↓
↓
↓
※犬バカさんいらっしゃい。
もう。
後戻りできませんよ？
あとはどうなっても。
私、知りませんよ？



お写真左手。
おおらかにお育ちあそばしました、赤毛ポメラニアンのポリーさん。
この日の計量１４、６pound＝6.622449kilogram。
獣医さんに行くのが、とってもキライな約７キロの若犬。
ギャン鳴き＆大暴れは、手に取るように予想できます。
飼い主代理としては、決死の「保定」に努めねばなりません。
悲壮ともいえる覚悟マンマン、医院に一番乗りで立ち向かう犬バカ夫妻。
今朝はいつもより、俄然割り増し、ここぞと張り切っておりました。
お写真右手。
猫の白珠伯爵夫人は、定期検診＆ブースターショッツ＆半年分のレヴォリューションの購買のために同伴です。

順番待ちしていた列に、赤いカートにわらわらと仔犬ちゃんたちを詰め込んでやって来た御婦人。
八頭いる仔犬ちゃん、犬バカ夫妻がジャストワンルックで心臓を射抜かれるほどの愛らしさではないですか。
髪の毛掻き毟りながら
「おお　まい　ごっど！この可愛すぎる天使ちゃんたちは、一体ナニモノだっていうんだい？(英　外国語っぽく和訳してみたがどうか？)」
これがまた、pomskyちゃんですってよ奥さん！
昨今、大層大人気の、デザイナードッグとかいうハイブリッドちゃんよ。
んも～！
きょうび、可愛くって売れる！ってなったら、なんでもかんでも、とにかくかけ合わせちゃうんだから。
ハスキーとポメラニアンのミックスですってよ。
きっと今朝は、ファーストタイムショッツにいらしたのね？
聞いてよ奥さん。
このpomskyちゃんたちが、犬バカ夫妻史上最強、バカの上のバカに輪を掛けたほどにカワイイのっ♡
んきゃぁ～～～(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡
そこで。
ふと我に返った犬バカ。
考えてみれば、pomskyちゃんたち、仔犬の頃のポリーさんそっくりなの。
だいたい、７㎏～１１㎏ぐらいまでに成長するらしいわよpomskyちゃんって。
ここでにわかに
「ポリーさん、ひょっとしてpomsky疑惑」が浮上。
両親もキョウダイたちも、見間違えようのない普通のポメラニアンなポリーさん。
同胎の仔犬の中で、一番に生まれ出てきたときには、すでにキョウダイ犬の中でも、一番に大きかったというポリーさん。
ポメラニアンちゃんは、骨格がわりと華奢で、骨折なんかも多いから
「絶対骨太の女の子！」
という母の祈りを聞き届け、子２さんが見初めて連れてきたポリーさん。
知らなかったよ。
ポリーさん。
あなたって本当は、極寒の地で働くハスキー犬だったのね？(←飛躍してみた)

全身チョコレート色のpomskyちゃんに、あと一押しで落とされそうになっている犬バカ夫妻。
予想の斜め上を遥かに越した高価格に、全身から血の気が一気にザザーッと引いていく。
仔犬のときは、それこそ殺人的にカワイイ♥
体力膨大な極北の使役犬と、スピッツ系の愛玩犬のハイブリッド。
運動量も計り知れないし、わりとガウガウちゃんだし、きっと抜け毛も大量だ。
人気犬種って、それこそ爆発的に需要があるけれど
それに必ず伴ってしまうのは、陰惨悲惨な飼育放棄だったりするわけで。
でもアレよ奥さん。
pomskyちゃんたちは、罪作りなほど可愛いかったのよ。
あの子たちの、幸せな犬の一生を祈るばかりだわ私。

診察室では。
鬼の保定に努めようとしていた私に
「それは私たちの仕事です(英)」
と、看護師さんが優しく声をかけてくださる。
暴れ犬のポリーさんが
肛門腺を打ち放そうと、緊張のあまり脱糞しようと、平気の平左であられる。
お掃除セットを持参していたので、慌てて浄めようとしたならば
「それは私たちの仕事です(英)」
と、もう女神さまが降臨したのかと思うほど、御自分の仕事に誇りを持っていらっしゃる。
恐縮至極な私の膝に、ガリガリ爪立てて這い上って来るポリーさん。
おかげでママは、あちゃこちゃにできた擦り傷に血が滲む。
帰りがけ
「思ったほど、そんなに騒がなかったじゃないポリー。大したことなかったね♪(英)」
それはキサマが、肛門腺の刺激臭におののいて、遠巻きにしてただ眺めているだけだったからだ旦那さま。
おのれキサマ。
しゃあしゃあと。
この、血の滲む擦り傷をとくと見よ。
とにかくポリーさん。
全身総見、狂犬病予防注射等、渡航証明書、すべての書類作成完了です。
獣医さんとこで、アルコール消毒してもらって、悲鳴にならぬ声で絶叫し続けたのは、暴れ犬よりこの私のほうだったけど。

早朝だったので、お久しぶりの朝マック。
エッグマックマフィンとハッシュブラウン。
マックのコーヒーって、こんなに美味しかったっけ？
というほどの、一仕事やり終えた達成感ときたらどうだろう？
旦那さまは、先ほど見かけたpomskyちゃんたちが
いかに美しかったか、いかに可愛かったか。
滔々と、熱弁を垂れている。
その、夢見るような目つきはやめてくれ旦那さま。



そして私は今日。
旦那さまのネームカードBOXの中に。
獣医さんで行き会った、pomskyブリーダーの御婦人の名刺を発見してしまったのであった。
キッ…！
キサマ！
いつの間に！？
今後の展開が、非常に危ぶまれます。
今から仔犬をイチから育てるのは、どうかどうか勘弁いただきたい。
いや。
マジだ。



※↑の導入部分は、アイキャッチ引きずり込み文章でした。
最後のこの一行まで読まれたであろう、奇特なそちらのあなたさま。
あなたの明日も、きっといい日でありますように♡

本妻業の女

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先週。
もちろん犬関係で、バタバタと慌ただしく過ごさねばならなかったのですが。
気づいたら、この国際結婚熟年夫婦、結婚記念日ではないですか。
あまりにも年月多く経てしまったため、何周年だったのかすら、もはや定かではない事態。
あら～？
去年だったかしら～？
たしか銀婚式って、すでに終わったハズだったわよね～？
こうなるともはや、結婚○○周年というよりは、結婚○○執念と言い表したほうが、正解なのではあるまいか。

犬関係で、けっこうヘトヘト＆ヘロヘロだったにも関わらず、ここは滞りなく、祝っておくのが得策です。
そうです。
「あなたと私の、長年の妥協と忍耐に乾杯！」
相互協力、相見互い。
「夫婦」という名の、家庭運営のためのゴールド互助会員。
ナニ婚式かはアレだけど。
もうドレよ？
今日はホレ。
寝不足朝イチ獣医さんだったから、もう犬婚式ってことでイイんじゃない？

疲労の隠せない肌を、厚化粧で塗りこめて、お仕度万端抜かりなく。
いつもの和食屋さんへ参りましょうかハニーちゃん。
生牡蠣をポン酢で啜り込み、🍺で喉に流し込む幸せ。
ああ。
あんとき別れなくて良かった。
脂ののった鮭のカマ焼き、大根おろしはエクストラ。(←この時点でお腹いっぱいハチ切れそう)
ああ。
あんとき別れなくて良かった。
天婦羅各種盛り合わせ、季節の松茸なんかも付いてくる。
汁物替わりの茶わん蒸し、赤だしの、出汁のお味も染み渡る。
ああ。
あんとき別れなくて良かった。
炙りの箱寿司。鰻の皮がほんのり香ばしくて美味至極。
蟹とアボカド、山芋と引き割り納豆、巻物にしてお土産に。
ああ。
あんとき別れなくて良かった。
口直しの柚子ソルベ、抹茶と小豆のゼリー寄せ。
ああ。
あんときも、そんときも。
短気起こして別れっちまっていたならば、今宵のこの席に二人して座ることも、決して無かったことでしょう。
さあもう一度。
あなたと私の、長年の妥協と忍耐に乾杯！🍻
forgive and forget and move on.　
forgive and forget and move on.
forgive and forget and move on.
forgive and forget and move on.　
forgive and forget and move on.
forgive and forget and move on.
(↑熟年夫婦、食後の祈祷中。
家庭円満の秘奥義、真言を唱えている。
大峯千日回峰行も比類なく壮絶らしいのですが
ねぇ奥さん。
家庭を円満に保つのだって、女人の大峯千日回峰行と同等のもんよねぇ？
だってねぇ～、ある意味、こっちも壮絶っちゃ～壮絶よぉ？)

アナタ。
もうすぐハロウィンね。🎃
ヒトの子供たちも成長したし、今年も、犬たちにいろいろコスチューム着せて遊びましょう。
でもって妻は、「年老いたミニーマウス♥」になるつもりだけど、もちろん覚悟はいいわよね？
ハニーちゃんは。
絶句したまま、微動だにしなかった。
その顔に
「母さん正気か？(英)」
と、ありありとそう書いてある。
その様子では、結願するのはまだまだ先だ。
遠慮はするな。
行ってこい。
千日回峰。
行けるもんなら行ってこい。

Trick or Treat！🎃🎃🎃
愉しみです。
ワクワクします。
ドキドキします。

ところがおばちゃん世代ともなると
Even though you treat me good enough
anyway I'll keep tricking you！🎃🎃🎃
と、アップデートされてしまうのです。
愉しみです。
ワクワクします。
ドキドキします。
これは、動脈硬化による不整脈かもしれません。

後妻業の女もオソロシイそうですけれど。
本妻業の女の比じゃないと思いました。
私は行かない千日回峰。
たとえ行けって言われても。



※↑お写真は、チワワさん姐さんのベラ♡バンビーノさんです。
毎年十月は、ひと月通して、プチっとハロウィン仕様でお散歩に行くのがお約束。

黒い硝子の逆襲 ～I hate crows～

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ポリーさん。
「…べつに、いいケド…」
表情が、如実にそう言っている。
考えるな。
感じろ。
今年の君は、ホットドッグでキマリだ。

🎃🎃🎃🎃🎃

雨が、降ったり止んだりします。
風も、逆巻くように吹いています。

犬連れ散歩のあと、駐車場に車を停めて、私は無心に歩いていたのです。
歩いているうち、たぶんセンサーマットかなんか踏んだのでしょう。
右手側面、ガーッと自動ドアが開きました。
そこは、パーティグッズのお店です。
つい。
引き寄せられるように、入店してしまいました。
季節柄、おどろなハロウィンの飾り物が、店内溢れているのです。
白人の、天使のようなヨチヨチ歩きの赤ちゃんが
つくりものの、頭蓋骨(！)を抱きしめながら
「きゃきゃきゃ～っ♪」
と、愉しそうな奇声を発しつつ、私に駆け寄って来るではないですか。
お母さんお母さん。
チョイト、赤ちゃんのお母さん。
よろしいの？
よろしいのですか？
こんなオドログロテスクなコーナーで遊ばせて、今晩赤ちゃん、熱出したりしませんか？
これは、老婆心というのです。
ヨチヨチ赤ちゃん、コワいもグロいも、いまだかつてわかってない。
赤ちゃんね。
両手を広げて迎えた私に、無邪気に渡してくれたの頭蓋骨♪
「Nice skeleto～n♪bo～ney～♪」
とか、言ってて良かったのだろうかあの場合？
咄嗟に出たけど、ボーニィは頭蓋骨の愛称よ♪boneだけにエエ骨だけに♪
ちょっと待て。
calciumyのほうが良かったか？
骨だけにカルシウムだけに、そんな呼び名がカルシウミィ―。

↑こんなこと思っていたので、私の集中力は、いいだけ削がれていたのです。
油断。
献物。
ちがう。
余談。
禁物。
もっとちがう。

それは。
一番下の陳列棚でした。
ふと。
私はそこにあるものを、察知してしまったのですからたまりません。
「…っらあああぁぁぁ～～～ッ！！？」
ギョクン！と体が反応し、超人跳躍、体感床から一センチ。
そしてそのまま空中で、変な傾斜でのけ反った。
奇跡の着地後。
一気に冷や汗が噴き上がる。
いた。
いたのかそこに。
そこにも、奴らは群れなしていた。
形状＆大きさ、本物クリソツ。
「剥製」といわれたら、私はきっと、騙されていること重々承知で騙される。
あろうことか、今日は特別、腹立たしいほど、無邪気にきょとんとしているではないか。
その精緻な表情が、愛くるしいほど憎らしい。
キッ…
キサマらっ…！
なにを、なにを平然と可愛い子ぶってるのだっ！？
この、黒い硝子(←ちゃんと書きたくない)どもめがぁぁぁ～～～っ！！！

周囲の地元の皆さまの、失笑を買ってしまったではないか。
きっとアレだぞ。
頭蓋骨持って駆けてきた赤ちゃんと、そのマザーにも失笑されたからな。
「…あいあいあい…I hate crows…」
としか言えなかったじゃないか！
何故私が、周囲の皆さまに、言い訳めいたことを訴えにゃならぬのだ！？
二段重ねかぁ！？
カルシウミィーで油断させといて、その裏でしっかりと暗躍しているだなんて。
おまいらなんか、ただでさえ真っ黒いんだから、どんなに裏で暗躍してたって、認識しようがないじゃないか私にはっ！
おまいら視るために、暗視ゴーグルとか、絶対に絶対に買わんぞっ！

今日の日もヤラれた。
黒い硝子にまたヤラれた。
今日の日よさようなら。
明日という日はまだ来ない。(←絶望感、凄くない？)
闇夜の硝子(←ちゃんと書きたくない)のように、窓外は漆黒に塗り潰されている。
雨が、降ったり止んだりします。
風も、逆巻くように吹いています。
声に出して、言ってみてもいいですか？
そんな私を、皆さん許してくださいますか？(←絶望感、凄くない？)
I hate crows.
いや。
マジだ。





そして。
半ギレしながら、いつものタイフードのお店で、シュリンプパッタイとバジルチキン＆ブラウンライスをテイクアウトしました。
帰宅して、いつもより多めにビールを呑みました。
旨し、辛し。
まるで、「人生」のようだと思わずにいられません。
おばちゃんはまるで、見えない敵と、日々闘っているようです。
ハロウィン終わっても、店内には毎年、売れ残った奴らが数羽いる。
今度こそ、身命を賭しても負けるわけにはいかぬ。
全身全霊、気を引き締めてかからねば！

Je crois entendre encore

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黒猫　Je crois entendre encore。
ビゼー作曲「真珠採り」「耳に残るは君の歌声」から命名。
愛称
「クロ」
奇しくも、数年前のハロウィンの日。
我が庭に遺棄されていた、二匹の黒猫きょうだいのうちの片割れ。
当時、母猫になったばかりで、仔猫の授乳中だった白珠伯爵夫人に
もらい乳をして大きくなったという、数奇なさだめの魔猫です。
気性おだやかでなつっこく、それはもう、すこぶるつきの可愛い子ちゃんでした。
故Ｇレトリーバーの、フレディ兄さんとは、たとえオス同士といえども、深い相思相愛の間柄であったのです。
毎年。
ハロウィンが近づくと、ビゼーの名曲に聴き惚れながら、Je crois entendre encoreのことを思い浮かべます。
Je crois entendre encore。
舌、噛むし、長いし。
発音もなかなか難しいので、「クロ」としか、呼ばなかったのだけれども。



※日記

キャットフード大袋、ドッグフード二種類、犬用ビーフジャーキー、犬用トリート等買う。
秋物の、犬首輪とセーフティライト買う。
アップルクリスプと、パンプキンシナモンの香りのルームスプレー。
ファブリーズ、ヘヴィーデューティ用ふたつ。
ユーカリプティスの香りの２in１シャンプー。
アイシー＆ホットジェルなども買う。
Walkersの、ピュアバターショートブレッド、安売りしてたのでまとめて買う。
赤と緑のタータンチェック、Walkersのピュアバターショートブレッドの箱見ると、昔から私は、どうしても買わずにはいられない。

で、帰りに。
休憩しようと思ってカフェ行く。
バーントクリーム堪能しながら、ゆっくりストレートの紅茶飲む。
秋は。
コーヒーより紅茶よね奥さん？
そんな秋の一日。
来月に、また私はひとつ、歳をとる。
………
いろんな茫漠とした意味で、栗のモンブランケーキも、食べとくべきだったな今日の自分。🌰





食べたいもんが、食べられるうち、食べておいたほうがいいわよね奥さん？
「嚥下障害」とか「高カロリー栄養補足点滴」とか「胃ろう」とかになっちゃったら、食の愉しみも、失ってしまいますものね？

今年も還ってきた黒い硝子

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チワワさん姐さん、ベラ♡バンビーノさん。
本日は、ちっちゃいナリだがおっきなハート♡の、この姐さん一頭連れでした。
海っぺりのピクニックテーブルで、鮭と唐揚げとお煮しめのお弁当と十六茶。
筆者は満たされていました。
ほのかな幸せを、満喫していました。
なのに。
ああ。
それなのに！

旧スポーツオーソリティ跡地を利用して、季節限定、ハロウィングッズを大量に販売している店舗に、つい足を踏み入れてしまったのが、そもそもの間違いだったのです。

あからさまに悪趣味。
正視したくないほどグロテスク。
キモ。
キモっ…！
ゲロ。
ゲロッ…！
でも怖かないわよ。
怖いハズないじゃないよ。
こんな、子供だましグッズの数々に、今更ビビるおばちゃんじゃにゃいわよフン！

なのに。
一歩踏み出した、棚の向こうに。
筆者のココロの中にある
生理的嫌悪感の琴線を、暴力的なまでに弾いてしまう
真っ黒い。
とても真っ黒い一団が。
あろうことか、もの凄い数量の群れを成して。
形状＆サイズ、異様なまでに本物クリソツ。
ナニが厭だって。
クリソツなつくりのくせに、動かぬまがい物なのが厭。
しかも大量。
大量なのは、もっと厭。
その、もの凄い数量が、物言わぬ虚ろなまなざしで、筆者を射抜いたそんな日にゃ。
「…っじゃあぁぁぁぁぁぁぁ～っ！！！(絶叫)」
戦慄が、筆者を襲う。
冷や汗が、一気に噴出。
いくら、この季節につきものの限定品とはいえ
あんまりだ＆あんまりだ。
あんまりだといったら、あんまりなんじゃないのかエエッ！？(←半ギレ)

そこで我が夫。
クレヨンしんちゃんが、そのまんま歳喰っちゃったような我が夫。
悪戯心に火がついて、その黒い一塊の中から、ひときわ凶相の一羽をむんずと掴み
「カーカー！」と、それは嬉しそうに鳴きながら、妻に向かって突進してこようとするではないか。
ばばばばばっ…！
ばか者っ！
「や、ヤミてくれ～っ！ヤミてくれぇぇぇぇぇ～っっっ！！！」
連行されゆく猟奇殺人の容疑者のように、アタマからすっぽりネルシャツを羽織り
哀れに、そして悲し気に、その場を逃げ惑う筆者であった。
背中。
背中に。
「くちばし」の感触が当たった気がした。
冗談じゃ
冗談じゃ
ねェぇぇぇぇぇ～ぃ！！…ねェぇぇぇぇぇ～ぃ！…ねェぇぇぇぇぇ～ぃ…
(↑エコー響かせながら、フェイドアウェイしていく感じ。残響が、ひときわ哀愁を帯びている)

数年、この季節になるたび書き続けているが。
筆者は
「ハロウィンの季節に付き物の、つくりものの黒い硝子(←ちゃんと書きたくない)の飾り物」
が、とにもかくにも、やたらめったら、大嫌いなのである。

そこらへんの近場に陳列してあった。
人喰いドブネズミのおもちゃと、切断面の骨の様子も生々しい、血まみれの人間の足の模型を、両手に引っ掴んで振り回し
等身大のスケルトンにジャラジャラすがりつきながら、必死の抵抗を試みる筆者ではあった。
「や、ヤミてくれ～っ！ヤミてくれぇぇぇぇぇ～っっっ！！！」

店舗を出た後も
グルグルと、憤怒の唸り声の止まらぬ妻に、有無を言わさず秋物衣料などを大量に買わされる夫。
今にも、喉首狙ってガップリ噛みついてきそうな勢いの妻に
御機嫌取りの、チョコレートケーキとカフェラテを与えて、ただただ遠巻きに眺めているばかり。

嫌いだ。
厭だ。
大嫌いだ。
ああ厭だ。
つくりものの黒い硝子だけは、どうしたってこうしたって、我慢ならぬほど気味悪い。
と、言いながら。
「黒い硝子に対して、常軌を逸したように恐れ慄くワタシ♥」
という、一連の短いパフォーマンスは、いつのまにかすっかり、季節の風物詩となっているこの不思議。

筆者は薄々知っている。
ハロウィンものの飾り棚に、黒い硝子がいなかったら、結局、血眼になって探してしまうんだろう。
でもってふいに見つけたら
「…っじゃあぁぁぁぁぁぁぁ～っ！！！(絶叫)」
って、過剰反応してしまう。
きっと。
必ず。
それはもう。
ある意味、闇より昏い、ある種のヨロコビなのですね。



※ちなみに筆者。
血みどろ＆キモゲロ＆ホラースプラッタ系ぜんぜん平気です。
いや？
わりと好きって、言っていいかも。
ゴースト系もどうってこたありません。
なんといっても、生きてる人間でタチ悪い奴が、イチバン手に負えないですものね。

🎂HAPPY BIRTHDAY DADDY！🎂

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うききききっ♡
(↑酔っている)

おっとうのお誕生日は、前倒しで祝ったのです。
ほとんど下戸のおっとうは、アルコールフリー、白葡萄のスパークリングなんちゃらで乾杯しただけで上機嫌。
サーモンのお刺身は、和風なカルパッチョ仕立て。
薄～いクラストのマルゲリータピッツァはテイクアウト。
お野菜たっぷりめの、インチキペペロンチーノだけは、このおっかあの手作りで。
王道の、苺のバースデーケーキ。
HAPPY BIRTHDAY DADDY！と描いてもらった、ホワイトチョコボードは
粗雑に運んだ記憶はないのに、芸術的にズレまくり。
必要な数のキャンドルは、けっこう多めだったため買い求めきれず。
どのくらい必要かっていうと、Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！←えっ？こんなに必要？！
というくらい必要なワケで。
ここは潔く、一本だけということになりました。
暗くした室内。
綺麗な湖水色の炎が灯る、たった一本のパーティキャンドル。
家族一同、その小さな炎の揺らめきに、しばし無言のまま見蕩れるうち、あっけなくトランス状態に陥る。
お誕生日プレゼントは、生活必需品を軸に。
おっかあのチョイスは、いつだって堅実です。
若い衆たちのチョイスは、なかなか芸術的な木工品。
この夜。
確かに、ディキャフのチョコレートマカダミアナッツフレーバーのコーヒーを淹れたはずなのに。
何故か全員、眠気吹き飛び。
朝方まで、スムースジャズなど静かに聴きながら、皆の衆に囲まれて、時を忘れてアツく語り合う、おっとうとその仲間たちなのでした。
全員もれなく。
完全に、トランス状態だったと思われます。

おっとう。
健康で、長生きしておくれね。
子供にもらった手作りバースデーカードに
「ダディ、もし万が一にでも早死にしたらコロすよ？(英)」　
って書いてあったデショ？
とことん、粘り強く、頑張りに頑張っていただきたいのです。
あなたこそ、私やコドモたちやケモノたちの、大事な大事な喰い扶持よ。
(↑愛している、とか書けよ自分。
酔いに任せてでもいいじゃないのよ。
ねえ奥さん。
古女房ともなると、可愛げなんか、もうカケラも残ってナイもんね～？
あら、意外。
そんなのやっぱ、アタシだけぇぇぇ～？
酔ってるから、女優魂も、なかなか発動しなくって、けっこう素なのよ今アタシ♡)



本日。
おっとうお誕生日当夜。
和食かフレンチかイタリアンかメキシカンかで家族論争。
結局。
パシフィックリムクジーンな老舗の店内へ。
ブラッドオレンジのモヒートで、オリエンタルトスサラダ＆フリフリチキンなど齧る。
付け合わせのお野菜など非常に美味。
おっとうは、なんか魚料理の大きな一皿。
バースデーボーイに華を持たせるコトもせず。
食後酒に、ブラックベリーブランデーの一杯。
小悪魔のように、うっとりと味わうはずが、そこは窓辺に映るおっかあ。
アイメイクがきつすぎて。
アイブロウも濃く太く描き過ぎて。
(↑おっとうのハレのお誕生日ということで、いつもより倍増しでキレイになろうとした結果、ニューハーフみたいな、みっちりフルメイクになっても～た。)
小悪魔じゃない。
小悪魔なんかじゃない。
これは、どう見たってド悪魔だ。
どっちかっていうと、かなりデビルマン寄り。
二杯目を頼んだら。
「これド悪魔！せめて、クリーム入れて、Ⅾコーヒーで割りなされ！(英)」
バースデーボーイから、教育的指導が鋭く飛んでくる。
二杯目の、熱々ブランデーコーヒ―。
コレがまた。
とてつもなく、酔いを加速するのでありました。

うききききっ♡
(↑まだ酔っている)

神戸ビーフのハンバーガー、留守番組のためお土産にしたのに、持ち帰ってきたらもう寝ちゃってた。
そうそしておっかあは、酔い覚ましと消化のために、アカデミア酵素を飲んでみましたがどうなのか？



↑お写真は、子２さん溺愛の三姫さまたち。
この白い犬ゲート、開け閉めするときに、ガチン！ガチン！って音が響いて耳障り。
いつかきっと、とっぱずしちゃる！

一姫である、赤毛デカポメのポリーさん。
米本土進出のため、来週だか再来週に、狂犬病の予防接種ならびに、その証明書作成予定。
そして。
ポリーさんは。
獣医さんから「ドラマクウィーン」の称号を得るほどに。
注射などといったら、院内院外憚らず、ギャン泣き叫ぶお犬さまなのでした。
飼い主子２さんの代行としては、ある程度の覚悟が必要とされるでしょう。
おっとう＆おっかあ。
獣医さんとこで、布袋…じゃない。
保定の鬼となるでしょう。