NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

Night on Bald Mountain

2015年04月24日 | Weblog
今日、旦那さまと二人で出かけたら。
山側の空。
おどろおどろしい黒鉛色の、不気味な雨雲が湧いていましたの。
それは一面に。
分厚く。
禍禍しく。

「…厭な感じの雨雲じゃのぅ…嵐がくるのじゃのぅ…」
筆者の頭の中で、「禿山の一夜」の曲が流れ出しました。
こういうときって。
運転中の旦那さまに、つい、話しかけてみるじゃないですか。
「Night of Bald Head Mountainみたいな雲じゃねぇ…。
今夜は、大雨かいのぅ旦那さまぁ?(英)」

旦那さま。
怪訝な顔をされるわけでした。
「…Night on Bald Mountain…だよ?(英)」

やっぱり。
そうですね。
そうですよ。
筆者の口は
「禿げアタマの山の一夜」
って、なんのためらいもなく、言い放ってしまいましたね?

奥さん。
絵ヅラ浮かんできませんか?
「Those はげピーポー running around on top mountain.」
山頂で。
歌丸師匠とか、高橋克実さんとか、筆者の実父とか。
つるりんぴかりんな人々が、数えきれないほどひしめいて。
てっぺんハゲタカまで青褪めて。
右往左往と
走り回っていたらどうします?
どうしよう?
一体全体どうしよう?
We don't know what to do!
We don't know what to do!

はいはいはい。
Night on Bald Mountain.
禿山ね禿山。
Bald Head Mountain.
ソレは。
禿げアタマの山ね。
ええ。
ええ。
そうですとも。
それは、禿げアタマの山なの。
ムソグルスキー。
ごっめ~ん!
「禿山の一夜」
通り越して
「禿げ散らかしアタマの面々、山で一夜を」
みたいになっちゃって。

筆者。
へんなツボにクリーンヒットしたらしく。
音楽かけても。
冷房、「強」にしても。
冷え過ぎたからって、窓開けても。
サンルーフ開けても。
サングラスかけ直しても。
日焼け止め塗り直してみても。
ダッシュボードに、デコ何回か打ちつけても。
ダメなんだもの。
止まんないんだもの。
ひきつけ笑い。
痛いんだもの。
発作みたいなんだもの。
腹の筋肉。
靭帯キレたらどうしよう?って思ったもの。
ホント大変だもの。
ここで、失禁したらダメだもの。
我慢すればするほど、もう無性に笑いたいんだもの。
のど飴舐めようとしても、笑ってるからつるん!と口から飛び出るか
誤飲で、息が詰まるか、どっちかしかないし。
奥さんアレよ。
自宅から、アラモアナショッピングセンターにたどりつくまで、途切れなくず~っと大爆笑なんだもの。
すれ違う車のヒト、こっち見ていくもの。
このまま笑い死にしたら、日本の家族に申し訳が立たないと思いながらも
笑いっぱなしで涙出て、マスカラとアイライナー溶け流れて
奥さんワタシね、お化けよお化け。

「…タ、タシュキテ…ダーリン…オニガイ…タシュキテ~ェ…」
助けてくれないんだもの旦那さま。
ワタシね。
息もタエダエ。
汗だくよ汗だく。

だって。
歌丸師匠とか、高橋克実さんとか、筆者の実父とか。
マルはげピーポーの群集が。
窮地だよ?
ここぞと絶体絶命かもしれないんだよ?
頼むよ!
自衛隊でも、アメリカ軍でもいいからさ。
とにかく誰ぞ、救出にむかってくれよ禿山にぃぃぃ~!!!




水飲んで、吹き出して。
また水飲んで、むせて咳き込んで。
なんかもう、セルフ拷問みたいなんだもの。
ムソグルスキーのばか。
へんてこな苗字だなムソグルスキー。
って、思うしかなかったのワタシ。



※昔。
うちに、よく遊びに来てたマウちゃん。
堂々のピンボケ。
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怖くない~Never again~

2015年04月20日 | Weblog
画像右下、ぽちっと小さく映っている
ロングコートチワワの、Bella Bambinoさん。

去年。
この広場を、抱っこ散歩しただけで、気の毒なほど震えてました。
外気に当たり、風を感じるトレーニングしばし継続。
ですが。
日にちをおいて、しばらくしても
地面に降ろしただけで固まって、ただの一歩も進めずに。

怖かった。
怖かった。
BellaBambinoさん、世界のすべてが怖かった。

それが皆さま。
2015年春現在。
赤いハーネス&リーシュ、飼い主のバックパックのヒモに括り付けられて
このだだっぴろいビーチパークを、楽々一周するようになりました。
すごいぞベラたん♡
ちっちゃい勇者。
歩幅が狭いから、トップスピードで駆けても、ゆったりゆっくりな動きだけれど。

お。時間だ。
わたくし、子1さんをお迎えにまいります。
戻ったら、続きを書きましょう。
~~~~~

迎えに行って、送って戻って。

そうそう。
Bella Bambinoさんのコトです。

怖くない。
怖くない。
もう、怖いものなどありはしない。
Bella Bambinoさん。
勇猛果敢な、野生派のチワワに変貌です。



話し変わりますが。
画像、左中央。
BBQの燃えカス炭の捨て場
ここからいつ、敬愛する貞子さまが這い出していらっしゃるかと思うと
筆者的には、武者震いを禁じ得ません。
怖いんだか。
怖くないんだか。

最近、大石圭さん著「呪怨」を読むことができました。
だいぶだいぶ以前に購入し、本の表紙が不気味で怖かったので、何年も本棚の奥にしまい込んでありました。
このたび、覚悟をキメて
表紙、見えないように、裏返して読みました。
そうしたら。
あっというまに憑りつかれ、筆者、映像世界にものめり込み、一人呪怨祭り状態です。
深い憧憬を覚える、貞子さまを差し置いて
血まみれで這ってズッてしている、「佐伯伽耶子氏」に浮気中。

Never again ~♪
I'll find someone else~♪
please be mine till the end♪
This is the last time that I'll fall in love♪
なんかアレだ。
不倫的昼顔な曲を、伽耶子に対して歌ってみた。
「もう二度と」
って言いながら「ほかのヒト見つけるわ」と泣き
「最後の恋なのよ」と掻き口説いている。
オンナ心は、矛盾だらけな感じだな。
Never again~♪
って、酔い痴れて歌ってるようじゃ
また、同じようなこと繰り返してしまうぞ。
でもって、もっともっと怖いコトになったらどうすんだ?

一時の浮気心を、どうかお許しください貞子さま。
そこから出てきたら、怖さ半減。
ただ単に、煤けて真っ黒よ。
形状、酷似してるけど、やっぱソレ、井戸じゃないから。
オニガイします。
テテこないでクタサイ。
………
語尾。
腰が引けてしまった。
怖いんだか。
怖くないんだか。






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How to learn japanese language easily

2015年04月17日 | Weblog
子1「もう、おなかいっぱくなった」
母「いっぱいね。いっぱい。おなかいっぱい」
子1「おおお~、コドモーのころから、いっぱくなっちゃったっていうね~。
アレ?イッパクってナニ?」
母「一泊二日とか、一拍置いてとかだね」
子1「どういうイミ?
タバコーとか吸って、キュウケ~イするね」
母「イップク!それはイップク!」

塩焼き鯖や雑穀米のお弁当をテイクアウトして
母と子は、海辺のピクニックテーブルでくつろぎながら
ファンタジスタな日本語会話を愉しんでおります。

日本語を専攻している子1さん。
この頃、読解力を深めるための教材が「ドラえもん」
問い一、「右の絵のドラえもんを見てください。ドラえもんは何ですか?」
という設問に
ぶっきらぼうに愛想なく
「ねこ」
と、回答する我が子。
母「ドッ…ドラえもんは、猫型ロボットだからぁぁぁ!そこんとこよろしくぅぅぅ!」

今思えば、あそこまで真剣に、猫型ロボットって主張しなければいけなかった母は、何に燃え盛っていたのでしょう?

問い二「ドラえもんはどこからきましたか?」
我が子、無回答。
母「未来だよ未来だよ。ドラえもんは、未来から来たんだよぉぉぉ!」
memorised bread.
母「こっ…この問題はッ!?暗記パンだ暗記パン、暗記パンのお話しだよぉぉぉ!」

母、なにゆえか、夜中にひとり大絶叫。
どうしたんだ母。
何をそこまで、同胞のドラえもんを擁護せねばならぬのだ。
寝静まらぬ夜中に。
アッタマ、テッカテーカ♪
そ~れがどうし~た?
ボク、ドラえ~も~ん~♪

似てないんだコレが。
大山のぶ代さんに、張り飛ばされても文句言えないくらい似てないんだモノマネが。



私の仕事。
日本人の母として、美しい日本語会話を、グローバルに次世代に繋ぐこと。
母、気張らずに、なんとする。
ここは我が子に、謹厳に手本を示さねば。

「ボ~ク~ドラえも~ん♪、あっ、うん、ダメだなもう一回。ボ~ク~ドラえも~ん♪」
コリャダメだ。
発声練習は、基礎からやらないと。
喉、ある程度、つぶさないとだめなのか?



※お写真は、これからお散歩にまいります。チワワのベラちゃんと、バセンジーのエィミーさん。
「…子1さんも子2さんも、ロゼッタストーンか、漢字ドリルやり続けたほうがイイよ~…」
みたいな表情をしている。


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麦の自由 

2015年04月07日 | Weblog
麦は泣き、麦は咲き、明日へ育っていくわけですが。

その日。
我が家の、麦1(子1)
悪寒と節々の痛みなどを訴えましたので、日本の秘薬中の秘薬、葛根湯などを与えて様子見をしていました。

麦に翼はなくても、歌に翼があるのなら、伝えておくれ故郷へ、ここで生きていくと。
夜間。
一家総勢、雪崩れ込むように駆けつける、そこはカピオラ二病院ER。
まだ幼きチビ麦たちを抱えて、何度かお世話になったこともあるホスピタル。
これまた数年ぶりでございます。

空よ風よ聞かせてよ。私は誰に似てるだろう。
生まれた国、育つ国、愛する人の国。
我らが麦1。
体熱、華氏104度。
あわや沸騰、麦芽寸前。
サクサクテキパキ、目を見張るほどの、懇切丁寧なメディカルチームの処置対応。
検査の結果、インフルエンザや溶連菌も検出されず、麦1の左尻に、ぷっすり射される注射針。
たちまちに、容体も落ち着き、ほとんどにぎやかしの家族一同安堵して帰路につくことができました。

私たちは出逢い、私たちは惑い、いつか信じる日を経て、一本の麦になる。
ですから筆者。
鉄壁の看護態勢。
土鍋に白粥、紀州の梅干し、海苔の佃煮(←特筆事項としてここは筆者手作り)
ポークリブはとろとろ柔らかく甘酢醤油で煮込んだが、甘塩鮭もほろほろとほぐしたが、林檎もマメに摩り下ろそう。
イースターホリデーも絡めて、卵もこっくり半熟だ。
エリーさんの真似して、レモントディーをこしらえようにも、スコッチウィスキーは手元にない。
「お母さん、あったかいハニーレモネードつくるね。ブランディー垂らす?」
と、慈愛の笑顔を浮かべたら
「今、アルコール摂取させたら、麦汁発酵!コムギの麦1、根腐れる!(…的な感じの英会話)」
と、麦1本人や旦那さまに、羽交い絞めにされて止められた。
嵐吹く大地も、嵐吹く時代も。
陽射しを見上げるように、あなたを見つめたかっただけなのに。

「国際結婚してるなら、マッサンは観ろ。観ねば、ダメだ!」
筆者は指令を受けました。
大河ドラマと、朝の連続テレビ小説は、こちらでも放映いたしておりますし。
「麦の唄」
国際結婚、黎明の唄。
聴けば聴くたび、その歌詞胸に迫ります。
必ず、ううっ!とこみ上げる。
懐かしい人々、懐かしい風景。
そのすべてと離れても、あなたと歩きたい。
そんな。
強い想いも覚悟も。
あったかどうか、今では不明。(!)
麦の看護に携わる身としては、喉の滅菌消毒のために、スーパーエリーをカットグラスに注いで、カッ!と一息で飲み干したい。

麦1。
コムギ。
もう熱は下がったな。
カモミールティー淹れる?
みぞれに凍らせた桃缶食べる?
では筆者。
大好きな人々、大好きな明け暮れ。
新しい大好きを、あなたと探し続けます。
なんなら。
一人で探したい。
一週間のうち、一日二日でいい。
一人で探しちゃダメ?
寝たいときに好きなだけ寝て、しかも誰にも起こされずぐっすり熟睡。
ディナーなんかもつくらなくていい。
静かで穏やか、気品あるBGM。
読書に集中。
英語、話さなくていい。(←ここ最大因子)
ささやかな自由を、自分ひとりで探したい。
フリーダァァァーム!!!
エリーさんだって、晩年少しは、そう思ったはずなんだ。
フリーダァァァーム!!!



※お写真は、総領猫の武蔵さん、15歳になりました。
この頃痩せて、家族との時間を一日一日、それは大事に過ごしています。
乾燥機の中に入って瞑想中。

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