犬の手を借りる

にほんブログ村
にほんブログ村

クリスマスの飾り付け。
ラニ子さんなりのお手伝い。
おいコラ！
飾り物のオーナメントに
おいそれと、齧りついたりすな！

踏み台押さえてて。
ワン！とかじゃない。
吠えんでいい。
ただただもう、踏み台のほう押さえてて。

毟るな。
ガリガリと毟るな。
ツリーの根元に敷く、ツリースカートっていうかツリーラッフルっていうか
とにかくソレをガリガリすな！

嗅ぐな。
ヒグヒグ嗅ぐな。
エヴァーグリーンの枝先を嗅ぐな。
ブシュッ！といきなりくしゃみすな。
そのうえ舐めるな。
嬉しそうに、クリスマスツリーの味見すな～っ！
おいおいおいおい。
コラコラコラ～っ！

仕事なかなか、はかどらない。
思ったよりも、はかどらない。
フヒー！

よみがえれ蛾

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村

今年も、美味しく愉しく、いただくことができました。
サンクスギヴィングの御馳走を。
旦那様の力作ぞろい。見目麗しい渾身の皿の数々。
妻はあの。
和のおせち料理作成のときは、奮闘させていただく所存です。
お雑煮とかさ～…。栗きんとんとかさ～…。

ブラックフライデー。
子供たちが、真夜中から先鋒や中堅として馳せ参じ
副将として旦那様。
むろん大将として、妻が戦い抜きました。
アラモアナ～パールリッジ～ワイケレ方面まで全制覇。
それは三昼夜に渡っての、ただただ体力勝負の難戦だったのです。
いやでもね。
気持ちも燃え上がっているせいか、疲れなんかは戦場では感じません。
矢でも鉄砲でも、持ってきゃ～がれ。
馬鹿みたいに、気功で撥ね返すから。
アドレナリンが体内を駆け巡り、熱い魂がヒートウェーブ乱放出。
だってもう。
一年で一番大得の、アフターサンクスギヴィングセールなんですもん。
婦女子の王道。
脳内のカタルシス。
目の色変えての、お買い物に勝る浄化ナッシング。
Eat turkey & Go for broke.
七面鳥食べる。→当たって砕けて、オケラ＆文無し＆からっけつ。

今、私のお財布を逆さまにして振れば
中からは
可哀そうで貧相な蛾が、儚く一匹飛び立つことでしょう。
その翅（はね）は弱弱しく小さく。
とてもじゃないけど、冬を越せそうにもなさそうな。

それではこれから。
家内の、クリスマスデコレーションに勤しみたいと思います。
せめて。
この行いが、蛾の供養にでもなればなと………。

赤い衝撃

にほんブログ村
にほんブログ村

愛する大泉洋さんを観たくって、「黄金の豚」をネット視聴していたら
「味見しろ！口あけろ！（英）」
と、父さんが背後に忍び寄り、鍋を片手に大匙を突きつけてきた。
「…い、い、い…いやじゃ～！」
と、両手で耳を塞ぎ、目もギュッと閉じて、歯を食いしばって拒んだら
「ママ、子供みたいなことしない！（英）」
と、子１に無理矢理羽交い絞めにされ
必死の抵抗むなしく、観念したので口あけた。
クランベリーを、レモンと蜂蜜とオレンジジュースで煮たとかで、その真っ赤なフルーツソースを喰わされた。

酸味が味蕾（みらい）を刺激する。
大泉洋さんの姿が、画面上でぼやける。
酸っぱさに、私の髪の毛がクルリン！と
大泉洋さんと似たような型になる。
ああ収穫感謝祭はいよいよ明日。
クリスマスまであと少し。

賢者の贈り物２０１０

にほんブログ村
にほんブログ村

ラニサンタさん。
飼い主は今年も、わりといい子にしてました。
で。
ギフトの件なんですが。
はっきり言って、バリーのヴィンテージ風、レザーリュックなんかいいかなって思ってマス。
あの。
こげ茶色のマンリーなやつ。ええ。もう一回言いますけど、こげ茶色のやつ。
あと。
服とかアクセサリー系はべつにいいから、コスメ類などはお忘れなきよう。
スキンケアは、この頃気に入りのヘンリクセン。
色物はボビーＢでいいし、香りはロクシタンなら、わりとハズれたりしないから。
あと。
スケッチャーのシェイプアップシューズが、えらい具合イイ感じなので、もう二足くらい追加してくれてもいいカモよ。
そうね。そうね。もっともね。
リーボックのも、試してみたい気もするし。

何かと忙しい年末だから、いっそのことまとめてギフトカードでもいいからね。
アフタークリスマスセール狙うのも、随分随分、お得だし。

そうそうそれに。
今週木曜サンクスギヴィングの次の日は、毎年恒例「黒字の金曜日」こと、婦女子の燃えるブラックフライデーだから。
いいのよべつに。
ギフトカードなら、早めにくれても。
行列するわよ並ぶわよ。
深夜からだろうが早暁だろが。
腕まくりして、鼻息荒く、ひたっ！とデコにはハチマキしめて
レッドブルとモンスターとフルスロットル（全部ドリンク剤)飲み干してからいざ見参！
しゃらくせぃっ。
人ごみなんかは、ここぞと体当たりで蹴散らすわ！
フンガ～ッ！

夫に妻から贈るもの？
それは愛よ当然よ。
Just pure love.
Nothing more than purest love.
No question.
Absolutely, Love is the best thing to give my夫。
と。
「愛」だけですむほどの、すでに新妻でもないくせに、ここは敢えてのjust love.
………
もしくは、手作り作戦。
手編みの毛糸パンツとか。
ある意味
至上の
プライスレス。
………
むぅぅぅぅぅ～～～？？？（←やっぱイケナイと反省し、夫への贈り物を熟考中。
毛糸パンツからその先へ、思考がなかなか展開してゆかない…。）

Let it go

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村

いつものお散歩コース。
さすがにこの頃は、日が暮れるのが早くなりました。
万全の日焼け止め対策も、ほどよく緩まる冬気候。
エィミーさんは、動きの激しい犬なので、一頭引きだととてもラクちん。

この愛犬のお散歩と
年度も押し詰まってまいりましたので、日本の友人から聞いた「断捨離」の修行。
早い話しが、犬のお世話と大掃除で、あっという間に一日が過ぎていく。

断って。
捨てて。
離して。
一日一個、大きなごみ袋まとめてポイ。
一日一個。
三日で三個。
三個ムリなら、二個捨てる。
狭い範囲決めて、マメにコマメに
プチ断捨離を、ワンツーパンチで続ければ！
この修行さえ毎日続ければ、お家も心もスッキリ整理整頓だ！
人は言わねど
私のつけた足跡にゃ、綺麗な花が咲くでしょう！
ほんとは俄然「サボって、手ぇ抜いて、怠って」のほうが得意だけれど。
母さんがんばる。
ぼちぼちがんばる。
うっかりと、夫に断捨離されぬようにも気をつける！

四猫

にほんブログ村
にほんブログ村

日本の、筆者の生家で暮らしている猫たち。
一番上が、ホリーくん。
ハックくん。
テディくん。
ベティちゃん。
ん～。
誰が誰やら判別つかず。
四きょうだい、庭を訪れる野鳥などを、熱心に見つめるの図。

生家に、よく遊びに来ていた、真っ黒丸々猫のママちゃん。
残念なことに、産後の肥立ちが良くなかった母猫ママちゃんは
自分の命運を悟ったものか、我が家を見込んで、遺児たちを託して逝きました。
四匹とも、それぞれに避妊手術も無事済んで
すくすくと、これまた丸々、大きく育った様子です。
筆者が日本に一時帰国の場合。
実家に泊まるとして、この四きょうだいと、寝場所を争わなければならないのでしょう。

かつての筆者の私室は、ウォークインクローゼット状態になっている。
いいもん。
仏間に布団しいて、御先祖様にドヤされながら眠るもん。
でなかったら。
応接間のテーブルどけて、ソファの間に布団しいて、寝返り打たないようにしてちんまり眠るもん。
お土産に、キャットニップの葉っぱ乾燥させたやつとか持ち込んだら、税関で引っかかって、別室に引っ張って行かれるかもしれない。
そういうことも、注意するもん平気だもん。

前回の帰国のとき。
母猫は、夫にしか懐かなかったのでした。
その頃四きょうだいは、母猫の胎の中に居たのです。

初対面のそのときは
「…なんだこの、丸い知らないおばちゃんは～っ…！？」
四匹とも、毛逆立てて、びっくりするに違いない。
「一匹か二匹、南の島に里子に来ないかぁぁぁ～？うりゃりゃりゃりゃ～っ？」
とか言って追い回そう。
「どぅへへへへっ…！引っ掻いたりしたら、爪抜くぞ～っ！
シャ～ッ！って言うなぁぁぁ…！
シャ～ッ！って言うなぁぁぁ…！」
こういうことを、絶対すると宣言するので
「おねいちゃんは、当分里帰りしなくてよろし」
と、にべもなく身内から、ブロックされたりするのです。

四きょうだい。
あいまみえるその日が待ち遠しい。
おばちゃんはね～、こう見えても、昔はここんちの上のお嬢さんだったんだよぉぉぉ～。
わかるかな～？
わかんないだろな～？
わかんなくても絶対にぃ～
シャ～ッ！って言うなぁぁぁ…！
シャ～ッ！って言うなぁぁぁぁぁぁ…！
うぅ～りゃりゃりゃりゃ～っ！

安全第一

にほんブログ村
にほんブログ村

初代シーズーホクちゃん。
懐かしいのぅかわゆいのぅ。
噛み合せが、子鬼の牙みたい。
まんまりゅお目目がきっらキラ。
ホットミルクに、チョコレートリキュール垂らして
熱いとこ啜ればあらサッサ。
なんだか飼い主酔っている。
気づかぬうちに酔っている。

身の安全を護るため。
寝室まで、ほふく前進で這って行こう。

赤が好き

にほんブログ村

にほんブログ村

クリスマスレッド。
セークレットエヴァーグリーン。
ベイクドアップルの、シナモンとバターの甘い匂い。

ちゃいますねん。
ただの寝台用犬避けカバーのブランケットですわ。
どんだけ、ベッドには乗りさらしたらアカン！っちゅ～たかて
シャンプードライ後は、とくにはしゃぎ狂いよりますねん。
この二匹さん調子こいて、ごっつ嬉しそうに乗りよる。
この赤いカバー掛けてるときだけは、乗ってもしゃあない、まぁよろし。

季節ですやん。
部屋の香りを、愛用のサンダルウッド＆ジンジャーからアップルシナモンに替えてみましてん。
ほいたら犬ども、この部屋に忍び込むたび、前にも増して、そら～ようけ乗りさらしよるんですわ。
こりゃ犬ども。
そこをシャキシャキ、のいたらんかい。
あんたらの嫌いな、ミントベルガモットのエアスプレー撒いたろか。
飼い主、もう眠たいねん。
眠たいて言うとるがな。
もう、ええ加減、寝さしとくれて言うとるや～ん！

※
「なんで関西系？」
とか。
「無事に土嚢は積んできたのか？」
とか。
説明すると長くなるので、この場は割愛させていただきます。

サンセット

にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村

きれいな夕焼け。
文章はのちほどにでも。
せめてものカインダリーな配慮として、えみこ姐さんのＡＨはぼやかしました。
だってだって乙女ですもの。

※
文章はのちほどと思いながら翌日となりました。
どしゃ降り雷雨の悪天候。
南国なのに肌寒し。
冬嵐。
明日までこのまま、雷雨は持ち越しそうなんです。
そんなわけで、雨合羽など羽織り、筆者は浸水防止のための、土嚢を積みにまいります。
カインダリーな配慮を持続させるべく、このままえみこ姐さんのＡＨはぼやかしたままでいます。
やはりそこは乙女ゆえに。

稲光で。
天空が一面、白銀に染まります。
数秒遅れて、不気味な轟きが夜を翔けていくのです。
心配ご無用。
暴力的な雨に打たれながら、たとえ泥はねにまみれても
筆者は土嚢を積みにまいります。
もしも積み方がまずくって、積んだ土嚢が崩れでもしたら
「土嚢が D0～N0～～～！！！」
とでもスクリーム。

Never

にほんブログ村
にほんブログ村

ん～。この一枚、三年ぐらい前の冬だったかね～？
この頃は、うちにはどんな動物たちが居て、どんな動物たちがまだ居なかったのか。
？？？
明確には覚えていないね～。

最近は、昨夜のディナーに何をいただいたか思い出すにも、ちょいとテンポずれるもんね。
TVリモコン操作しているつもりで、コードレスフォン一生懸命画面に振り向けて、いろんなボタン押してみたり。
会話の途中で、「あらあのヒト…あの映画であんな役やってたヒト～！」
芸能人やセレブリティの、名前がトンと出てこない。

でも。
「あの時アナタは、冷たい態度でこう言い放った。私はあなたの真意が、今もってドコにあるのか理解できない！」
などということは、くっきりと鮮やかに覚えていて、そのときの状態、その荒ぶれる赤裸々な気持ちを
時間差攻撃で蒸し返したりするのは得意です。
「…お姐さんと象…いったいどちらのほうが記憶力がいいんだろう…(英）」
夫がときどき、虚空を見つめながらつぶやきます。
象さんも大概覚えているなら、姐さんだってそら～、大概覚えているにちげぃねぃわな。
「気立てのよいお嫁さん」でいるつもりが
「象と比較検討されるお嫁さん」になりました。
パオ～ッ！
ちなみにきっと、お猿さんもお馬さんも、いろんなことを心に刻み込んでいるにちげぃねぃ。
パオ～ッ！

今月末の最後の木曜日。
サンクスギヴィングで七面鳥のロースト食べ終わって、その深夜からの狙い目の決算大セールを戦いきったのち。
クリスマスツリーを求めに参ります。
ホラホラホラ。
こういうことはね、私なかなか忘れないの。
ガイジンさんの諺みたいなのにあるらしい。
Elephants never forget.

古女房、忘れて水に流して欲しいことに限ってnever forget.
旦那衆、賢く巧く立ち回れ。Don't you ever never forget.

ハコ育ち

にほんブログ村
にほんブログ村

２００１年度の冬。
子供部屋のおこちゃまツリーと、若猫のむーちゃん、当時一歳未満。
子の寄りかかっている大バコには、テレビが梱包されていた。
この大バコに、出入り口と窓つけて、子供たちが「秘密基地」を設営。
若猫のむーちゃんも、この秘密基地内でしばらく育つ。
この秘密基地内に限って、好きなだけ爪とぎオーケー。
坊ちゃん育ちのハコ入り仔猫。
どんな猫でもハコ好きだろうけど
むーちゃんの場合
「ハコ」見たら、とにかく入らずにはいられないハコ狂い。

飼い主はかつて、「ハコ」と聞いたら、思わず乗らずにはいられないハコ狂い。そこんとこ夜露死苦。
………
とでも書くかと思われましたか？
いえいえいえ。
とんでもない。
それこそ滅相もございません。

「ハコ」と聞いたら「山崎ハコ」
「織江の唄」のハコ。「呪い」のハコ。「地獄～心だけ愛して～」のハコ。
くっ…！
くくくくくっ…！
暗い…っ…！。
これがまた
救いようもなく暗い…っ…！。
飼い主は、ハコの暗い唄が大好きだぁ～…っ…！

信ちゃん…信介しゃん…
うちは一人になりました…
明日は小倉で夜の蝶…♪
そやけん…♪
抱いてくれんね信介しゃん…？
どうせ汚れてしまうけん…！
織江も…大人に…な～り～ま～し～た～…♪

お酒の席で、しんみりと涙声でこれを唄って、そこに集う御一党さんに
「…っし～んんんんん………！」
と、いっせいに本気ビキされたことがある。

因習がんじがらめ。解けない呪縛。それは故郷の子守唄。
今にも切れてしまいそうな心の琴線は呪詛の色。
私の好きなハコはそんなハコ。
ハコ好きの、十八番（おハコ）はいつだって暗いハコ。
土着民の根底に染みついた、心を打ちのめすような
泥と血の合い交じり合った、背徳の匂いが立ちのぼる。

はッ…！
私はいったい…
いったい、何を書いたのだ…？
そして何のために…
クリスマスツリーと子供と猫の、穢れなき聖なる、幸せほのぼの写真をアップしたのだろう…？
「ハコ」とカタカナで書いたから…！
最初から、「箱」と素直に、漢字表記さえしていれば…！

悩殺

にほんブログ村
にほんブログ村

こんばんは！
嫁入りする以前の小池栄子です。
気がつけば、あっという間に、もうこんな冬の季節。
でも。
外がいくら寒くても
ハートはいつも、レッドホットなワ、タ、シ。

ラニちゃんたら。
罪なことを。
この世の男子全員を、悶々と、悩める子羊にするつもり？

ちなみに。
飼い主のハートだって、すこぶるレッドホットです。
ただ少しココロモチ。
いろんな深すぎる意味で。
超絶的に、激辛系。
どんだけ辛いかっていうと
食べられないラー油くらいには。

トラップ

にほんブログ村
にほんブログ村　
山椒魚は悲しんだ。
　彼は彼の棲家である岩屋から外に出てみようとしたのであるが、頭が出口につかえて外に出ることができなかったのである。
今はもはや、彼にとっては永遠の棲家である岩屋は、出入口のところがそんなに狭かった。
そして、ほの暗かった。
強いて出て行こうとこころみると、彼の頭は出入口を塞ぐコロップの栓となるにすぎなくて、それはまる二年の間に彼の体が発育した証拠にこそはなったが、彼を狼狽させ且つ悲しませるには十分であったのだ。
「何たる失策であることか！」

井伏鱒二　「山椒魚」より。
★☆★☆

飼い主は悲しんだ。
　安穏とした生活にどっぷりと長年浸かり過ぎ
気がつけば、いろんな意味で弛緩して
岩屋から、抜けるに抜けられなくなっているのかも。
「何たる失策であることか！」
と、自分の来し方と迂闊さに、地団駄踏むようなこともアル。

例えば今夜。
「久しぶりにワイキキに出て、コスメ類でも購買してこましたろうと入ったDFS。
その新装開店後の店内で、あっさり迷子になってしまった場合」
そのあまりの迷宮ぶりに、心で地団駄踏みました。
出られない。
抜けられない。
方向感覚も狂って、行きたい場所には到達しない。
パートナーともはぐれてしまい、携帯電話で状況報告しあいながらも、お互いの顔を見るまで一時間。
そして
たかだか洗面所にたどりつくのにも、パートナーと手を携えて、あっちを迂回こっちを迂回。
なんじゃこりゃ？
高級ブランドもののひとつも買い求めないでは、出るに出られぬように設計してあんのか？
これトラップ？
なんかのブービートラップ？
な、な、なんたる…
なんたる失策であることか！
DFSの罠に、あっけなくしてやられるとは！
建物内ラビリンスから、もう二度と出られないんじゃないかと思った。
クラクラしたんだぞ。
クラクラとしたんだぞ。
（とくに、高級ブランド品売り場の三階）
まるっきり、岩屋から出られなくなった山椒魚みたいじゃないか。
そ～ら根性、悪くなる悪くなる～。
………
結果的には
もちろん出られたんだけど。
これからは、DFSに行ってお買い物するときは、念のため方位磁石持っていかなきゃだな。

ところで↑のお写真は
「山椒魚っぽい雰囲気の、たれ耳うさぎのエラちゃん」
です。
ご心配なく。
エラちゃんは、とくに何も悲しんでなさそうです。

悪魔を恫喝

にほんブログ村
にほんブログ村

夜、夜中。
長湯し過ぎて、少し湯あたり加減だった母さん。
リビングのライトつけりゃいいものを、部屋が真っ暗なまま、そこにあるソファに座り込もうとしたんだよ。
暗闇で、視界がまったく閉ざされているというのに
カラダで覚えているはずの距離感覚を、みじんも疑うこともせず。
どすん！
と、鈍い音が響いたね。
母さんそのまま、床のカーペットの上に、まともに尻もちついてたよ。
誤測であった。
過認であった。
ソファまで、なにゆえ足らぬ、あと一歩。
その瞬間。
尾てい骨を、背骨に沿って、脳天まで貫いたような
下から上に、縦に走った電光衝撃。
おけつが痛い。
超痛い。
「あ～はははは★私ったら、馬～鹿～で～★（涙）」
翌日は案の定。
上半身、全体的に、筋肉痛。
背筋、首筋、頭蓋骨の内側あたりまで、不快な鈍痛に満たされる。

「ケアレスミス！すちゅ～ぴっど！いでぃおっと！Ｂ！Ａ！Ｋ！Ａ！ばか！（罵詈雑言）」
今回は運良く、筋肉痛くらいですんだけど
打ち所とか悪くて、それこそホネとかやっちゃったら、もう取り返しつかないんだぞぅ！
などと、夫に子供に、さんざん説教タレられる。
悔しいけれど、今回は
誰にも責任転嫁できるわけじゃない。
自己責任だ。
私のせい。
しかたがないので
「…悪魔だ…悪魔がいるんだ…私は悪魔に引き倒されたんだ…それはあっという間のことだった…悪魔が…おお悪魔が…（英）」
潔く
ここは悪魔のせいにした。

今回母さんは、つくづく学んだ。
「暗いときには、まず電気を点けてみる」
コレ現代人の基本。
人生、一寸先は闇。
明かりが欲しいよ。
道があんまり暗過ぎる。
闇の中の事故を避けるため、人は知恵のトモシビを点けるのだったわね。
夫は問う。
「ナイトライト（停電になったときなど、安全維持のための常夜灯）取り付けてるのに、なんで真っ暗にしてたの？（英）」
………
何の気なしに、そのナイトライトを取り外したのは私である。
「…悪魔がはずした…悪魔がナイトライトをはずした…おお悪魔が…」
しゃあしゃあと。
ここも悪魔に背負ってもらった。

今は痛みもすっかりひいた。
でも、尾てい骨を打ったあの衝撃で、私の中からエンジェルハートが弾けてトンだ。
添加物や混じり物のない、末端価格の計りしれない、純度の高い無印良心だったのに。
………
（ここで突如、形相変わる）
そうだよ～。
無印良心だよ～。
残念だなぁ～。
劇物は、精製しだいで妙薬にもなったのに～。
どうしてくれるんだよ？え？
ふはははは…
なあ悪魔ぁ～？
替わりに、悪徳で肥え太った美味そうな悪魔の魂、この私に喰らわせてくれるのかぁ～？
柚子胡椒つけて喰らうよ～。
ふはははははは～…！

極悪

にほんブログ村
にほんブログ村

Yo～ho～ yo～ho～♪ a pirates life for me～.
俺たちゃ、ならず者の悪党。
親切心なんてものは、とっくに飲みほしちまった。
yo～ho～♪
俺たちゃ悪魔。
はみだし者さ。
そりゃあ悪どいもんなんだ。
思いやりなんて、そんなもん、とっくに忘れちまったのさ。
yo～ho～♪

あの怪かしの夜には、黒い帆にしゃれこうべを染め抜いた、恐るべき海賊船の女船長だったラニ姐さん。
ちょいと衣装が、大きめだったのだけれども。
体内の血潮が、「海の水」と交じり合う、生粋の荒くれ者。
無慈悲にも、相手が女子供でも、情け容赦などありません。
どこらへんの海域が縄張りかというと
サルガッソー、バミューダトライアングルから、ワイキキ＆アラモアナビーチあたりまで。

海神の申し子。
波涛の狼。
それは神出鬼没です。
貢物にタイニーボーンクッキー、フィレミニヨン風味などを饗すれば
ごく稀に、運よく縛り首は免れることがあるかもしれません。
飼い主には、金銀財宝＆プライスレスな骨董芸術品、または一口黒糖饅頭かカラメルプリンなどを饗すれば
最悪、鮫の餌にされることは避けられるかもしれません。
甘栗、もしくは紅芋スウィートポテトなどでも可。
あ…。
この際
サクッとした林檎のパイなんかでも赦す。