NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

悪魔野黒美

2009年09月30日 | Weblog
てへ。
真っ黒い&真っ黒い仔の御紹介。
古いブログ「覚え書き日記」から、そのまま抜粋してみましょう。

※※※
充実の一日の終わり、お風呂上りの安らぎのひととき。
ココアバターボディクリーム塗りたくって、陶然とリラックスしてました。
そこに子ちびの呼び声。
「マミマミ来て~、プレゼントだよ~」
と、可愛らしい態度でそう言うではないか。
………
まぁソレは何?
その黒くってちっちゃい、ワケわかんないモノは何?
「!?」
その真っ黒クロスケは、か細い声でミィ~と鳴く。
もしかしたらと思うけど、やっぱりコレは、もしかしちゃったというコトですか。
ソレは、黒猫の赤ちゃんだ。
コウモリみたいに、両のお耳がでっかいぞ。
子ちびさん。
このプレゼントは、ドコから調達してきたの?
売ってたの?
売ってたのね?
メイシーズかロングスで、セールで売っていたんだね?

黒猫だから、「ポーちゃん」と呼びましょか?
まだ名残惜しく、ハロウィンの飾りつけは片していなかった。
だから、くすみオレンジ色のリボン結んで「ハロウィンちゃん」と呼ぶもいい。
考えに考えたら
「悪魔野黒美ちゃん」
ということになり。
クロミちゃん。
氏(うじ)はアクマノ。
真っ黒いから、お写真撮っても、表情が写し取れずにただ黒い。

子ちび。
お気持ちありがとう。
でも母はまた、明日から里親さん探さなくちゃいけないの。
見れば見るほど、悪魔野黒美は黒くてござる。
生後二ヶ月くらい仔猫のふりをして、キミはひょっとしたら、闇夜のカラスかもしれないな。
あ。
子猫の名前
「闇夜野カラス」
でもよかったか。
※※※

このくだり。
数年前の、母の誕生日を迎える前夜祭。
プレバースデーギフトに、真っ黒仔猫の悪魔野黒美。
事実、この翌年からの三年間、母は不吉な大殺界へと突入したのです。

そして現在。
母は、大殺界どまんなか。
枯れ笹の小舟に、松葉の櫂をあやつって
黒々と荒れ狂う波頭にもめげず、ひたすらあの北極星を目印に、ドン!と漕ぎ出でている毎日です。

母。
ろくに泳げもせずに、いずこの新天地を目指す。
時化は、まだ当分止みそうにない。
陸(おか)は、ここからどっちの方角だ。
悪魔野黒美の、真っ黒いシッポつかんで行くままに、そっちゃのほうへ舵をとれ。




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山猫チリ

2009年09月29日 | Weblog
この山猫は、チリさん。
絶対猫派の、子1の愛猫。

月齢三ヶ月にも満たない仔猫が、ある日を堺に、うさぎ小屋に棲みついた。
ワイルドキャットみたいな風貌なのに、もうとびっきりに人懐っこい可愛い仔。
このチリさん。
「人間の耳たぶ」を発見すると、チュウチュウ吸わずにはいられないのでした。
当時。
子1&子2&母。
毎日、耳たぶ吸われまくり。
おかげさまで、両の耳たぶ、いつもはんなり、紅色に染まってましたです。
(しかも、ちょっとヒリヒリぎみ)

どんなに怖い、スプラッタホラー観てようが
どんなに陰険に、家族喧嘩カマそうが
ひとたび、耳たぶに吸いつかれりゃ
「…だぁっはっはっはっ~~~ッ…!!!」
夜更けだろうが、夜明けだろうが
くちゅぐりちゃくられちゃって、耳元こちょばっちゅくって
くちゅぐりちゃくられちゃって、耳元こちょばっちゅくって
忘我の境地で
狂ったように
大爆笑。

山猫チリさんは賢い仔。
特別指導もしないのに、人様の御手洗い場で、用は済ませるというコトも、一発で覚えましたです。
耳裏に、それは珍しい、「黒十字架」のマーキング。
山猫チリさん。
猫神さまの化身ナリ。



女子だと思って「チリさん」と呼んでいましたが
数ヵ月後、男子ということが発覚し
「チリさん」から
「タコス」という呼び名にあっさり改名。
どうしてメキシカンな雰囲気かというと、ただ単に飼い主が、マルガリータをこよなく愛する者だから。
アンダレアンダレ!ムーチョスアミーゴ!ビバ!メヒコ!
アガヴェマルガリータ、グランデグランデ、ポルファボールポルファボール!
それくらい
飼い主は、マルダリータが大好きです。

あ。
↓前回の記事のお写真に、仔猫の頃の山猫が写ってます。






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愛をください

2009年09月27日 | Weblog
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愛をっ、くだっさい♪
愛をっ、くだっさい♪
zoo~♪zoo~♪

南の島の冬は雨季。
あまりの雨続きに倦んだ日々。
そしてやっと、待ち望んだ晴天の一日。
心伸びやか、颯爽と青空を仰ぎ見る。
ぼくらはみんな、生きている。
生きているから、愉しいんだ。
オケラだって、アメンボだって、犬も兎も猫だって。
生きているんだ。
友達なんだ。
手のひらを太陽に透かして見れば、真っ赤に流れる僕の血潮にびっくりだ。
だからこそ
生き物たちは、お庭で一気に天日干し。
なんといっても、ケモノたちは毛皮が命。
湿気は怨敵。
ファンガスインフェクションなども恐いので。

ちっさいちっさい動物園。
ちっさいちっさい動物園。

愛をっ、くだっさい♪
愛をっ、くだっさい♪
zoo~♪zoo~♪


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秋の東北遊覧

2009年09月26日 | Weblog
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あだす、ラニだっちゃ。
ちょっど、言いでぇこどがあんだでば。

飼い主のまひな母さんでば、永住権の更新手続きさ、張り切って出がげで行ったんだっちゃ。
一晩よぐ寝もすねぇで、朝っぱらがら、厚化粧ごってり塗だくって。
そしたらあんだ。
テクノロジーってやづでねのすか?
指紋押捺も、昔みでぇな真っ黒いインクでねくて、コンピューターっつうもんで、ちゃっちゃかちゃっちゃか、撮られできたんだど。

その場で、すぐ発行すてもらえる気になっていだまひな母さん。
さっそぐ、新すくすてもらった永住権ば、フトコロさたんがいで
来週にでも、秋はたけなわ紅葉の東北地方さ、ゆっくり露天風呂にでも浸かりにいぐって、豪語していだんだっけ。

したっけなんとしたごと。
カリフォリニアの、ホームランドセキュリティだかっていう移民局本部がら、自宅のほうさ郵送されてくるまで
あど二ヶ月から、なんと一年くへぇは、楽に時間がかかるんだと、言われできだらすくて、まんずまんず肩落としてるのっしゃ。

悠長に、郵送されてくるの、のんべんだらりみだぐ、待ってなぐともべつにいいんだげっとも
査証に渡航許可さえ捺すてもらえば、無理なく日本さも遊びにいげるのっしゃ。
んだがら、がっくりすなくともいいんだでば母さん。
どうが、元気だすてけろ母さん。

んだげっとも、まひな母さん、なんとすても、来週行ぐ気になっていだがらねぇ。
なんだが、ぶすっとすた、仏頂面ばりして、やんだぐなるっちゃ。
ラニは、ほだら母さんの顔、アラなんだべやんだごだ~って思うのっしゃ。
母さん、ほのみったぐない顔、見っとやんだぐなるがら、やめてけさいん。



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白うさ黒うさ

2009年09月25日 | Weblog
白雪&黒豆

がっ!
がばい、可愛か!
鼻血ば出そうたい。
あんたさんも、可愛かと、思うとるっとしょうが。
言ってみらんさえ。
よかよか。
言ってみらんさ。
可愛かと、ほんなこつ照れんと、言ってばみらんさ。

が~っ!
まっこと!
まっこともって、仔うさぎは
神さんが、穢土(えど)にお遣わしくれんさった、天使たいね天使。
ほれ以外の、なにもんでもなかよ。
まっこと、天使以外の、なにもんでもなかごたる。


が~っ!

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Adore mon bebe petit lapin~BLANC~

2009年09月25日 | Weblog
もう。
千年以上、むかしむかしのコトですが。
私まひなママも、まだまだ幼稚園児で、そのうえピアノ教室なんぞに通わされておりました。
ピアノニストとしての才能は、惜しくも花開きませんでしたが、ピアノのお稽古の待ち時間
あまりにも印象的な、一冊の絵本との出逢いがありました。
それは名作「白いうさぎと黒いうさぎ」

愛しい黒うさぎ黒豆ちゃんのために、ラビットフードやティモシーヘイ、それに齧り木なんかも、購買に行くわけですよ。
ええ、ペットショップに。
そうしたら、やはり出会うワケですよ。
黒いうさぎ飼ったら、白いうさぎにも当然に。
あの一冊の絵本は、この未来を予測しておったのか。
そう、思い込まずにはおられぬ瞬間です。

当時幼子だった我が子等は
「ホワイティちゃん?マシュマロちゃん?ブランシェちゃん?ストロベリースノウちゃん?」
とか、瞳をきらきらさせながら、喜びもひとしお。
「…名は、やはりここは雪ノ丞とする…」
母の言葉に、子等、やはり反発。
気の毒になるくらい、二人あわせて、必死の形相。
昨日と同じく、皆の意見を慎重にはかったところ
「白雪」
と、決定。

「…んっふふふふふ…」
と、電話口で不適に笑う私に
いわゆる帰るコールしてきた相方ダディちゃんは
「お姐さん…その笑いは、またアナザーラビットを連れてきてしまったのですね…」
直撃一発、バ~レバレのバ~レバレ~。

赤ちゃんうさぎ、黒いの白いの、ふわふわの綿毛玉がふたつ。
超絶的に可愛くて、ココロが月まで昇ります。
月の上では鉢巻しめて、ベッタンベッタン、杵をふるって、餅ナンボでもついたるどぉ~!

このように
思わず我を失うほど、可愛い可愛い、仔うさぎたちとの暮らし。
「白いうさぎと黒いうさぎ」
絵本の世界が、まるで実現したかのような、愉しい夢の日々でした。









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Adore mon bebe petit lapin~NOIR~

2009年09月22日 | Weblog
四、五年も前のこと。
初めて迎えた、赤ちゃんうさぎの真っ黒ちゃん。

命名を「兎ノ丞(うさのじょう)」
「…うぅ~さぁ~のぉ~じょ~ぉぉぉぉぉぉ~…?」
母、子供たちによる、反発の逆風にさらされる。
「エボニーちゃんは?ブラッキィちゃんは?そうだ!ノアレちゃんは?」
皆の意見を取りまとめ再考。
仔うさぎの命名
「黒豆」に決定。

初日。
むろんまだ馴れずに、小箱から飛び出た仔うさぎは泣き叫ぶ。
泣き叫ぶというより、「たまぎる絶叫」
それを耳にして、母と子は、もんどりうって、おったまげたという想ひ出が。

でもすぐに馴れ、呼べば膝に跳んでくるわ、顎の下と肩んとこに挟まって眠るわ、ベッタベタの甘えっこうさぎになりました。
給水ボトルを、哺乳瓶のようにして水を与え
ブランケットで、赤ちゃんおかいこぐるみにして
「う~さぎのあ~かちゃんナ~ゼ泣くの~♪
う~さぎのあ~かちゃん、ね~んね~こや~♪」
子守唄さえ、もはや創作。

その他
「クロマメちゃんからお手紙ついた~♪ダディ馬鹿ちゃんたら読まずに食べた~♪し~かたがないからお~手紙書~いた♪さっきの手紙のご御用事なぁに~?」
「う~さ~ぎ追~いし彼の山~♪う~さ~ぎ捕~っちゃダメ彼の山~♪」
「う~さぎうさ~ぎ何見て跳ねる♪十五夜お月さん見て跳ぁね~るぅ~♪」
「タラッタラッタラッタうさぎのダンスぅ~♪」
もう。
歌えや跳ねろやの無礼講。

黒豆ちゃん。
お風呂好きで、おとなしげな、ほんとになつっこいベタ甘ちゃんでした。
黒豆ちゃん。
小粒でピョンピョン、月夜の晩は、はっちゃけぎみのドワーフバニー。
あの頃のファミリーに、幸せをありがとう。
さあ黒豆ちゃん。
また秋の夜長だ。
みなさま遠慮せず御一緒に、今宵も月の下で、歌って跳ねて踊るのさ。

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もう一度一から出直します

2009年09月21日 | Weblog
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赤毛の野生児。
バセンジー界の犬夜叉姫。
「えみこさん」こと、エィミーさん。

雨のホノルルを、あとにしたときは~♪
昼のナリタトウキョウで、降りるはずでした~♪
あなたを奪ったあの人の
笑顔を見るのがつらいから
遠く~で、暮らすのよ~♪
えみこは~、もう一度~、一から出直します~♪

あの。
画像と文ね。
そんなに関係ありません。

ただ、相方ダディちゃんの遠縁が
小林旭さん宅の、御近所さんなものなので。

演歌か。
しみじみ。

できれば飼い主も
もう一度、一から出直したほうが、いいのでしょうか?

でも。
いったい。
ドコらあたりから出直せと?
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「ひなお」っス

2009年09月20日 | Weblog
あ。
どもっ。
オレ、「ひなお」っス。

言っとくっスけど、飼い猫なんかじゃないっスよ。
これ自慢っスけど、オレ、ヒューマン野郎なんかにゃ
ひと撫でだって、許したことないっスから。
あ。
ここんちの、子ちびさん以外はってことっス。
子ちびさんは、まぁなんて~の?
別格っスよ別格。
もちろんっスよ。
あの、子ちびさんの、丸っこいおっかさんのほうにゃ、オレ、これっぽっちも気ぃ許しちゃいないっスからね。
こう見えてもオレ。
猫の矜持ってんスか?
とにかく、プライド持って、雄猫張ってるんスよね。
ただね。
ハッパにゃ弱いっスねやっぱ。
あ。
今、勘違いしたでしょ?
勘違いしちゃったよね?
ハッパったって、ヤバいハッパじゃないっスよ。
猫のたしなみっちゃ、あっちのほうの、例のあのハッパっスからね。
あれ。
けっこうマジヤバで、ぶっ飛ぶんスよね~。

あ。
オレ。
そろそろ、縄張り一回りしてくるっス。
ほんじゃほんじゃ。
どもっ。
お疲れっス。


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Someday prince will come

2009年09月17日 | Weblog
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い~つ~の日にか♪王ぉ~子様が
きてくれるその~日を~♪私は夢にみる~♪
夢に見るの~♪ 王ぉ~子様が
白い馬に乗って~♪むかえにきてくれるその日~♪

アロハの秋といえば、「そろそろ気分はハロウィーン」
もうとっくに、街はパンプキンオレンジ色のディスプレイが目につきます。
そんなところで、フレディ兄さん。
二年前は「白雪姫」でした。

ちなみに飼い主、「継母の魔女」の変装。
………
誰ですか?
今、「まっかな虫喰い毒林檎の変装だったんでショ?」
って、真顔でマジで言ったのは?
………
ちぇっ。

そうだよそうだよ。
丸々まっかな、虫喰い毒林檎だよ。
おかげさまで、待っても待っても、なかなか王子さまがやって来てくれないよ。
ほんとにさ。
白い馬も、やる気あんだかないんだか。

誰ですか?
「この後に及んで、まだ王子さま待つ気になってる飼い主も、なかなか剛毅なふてぇヤツ」
って、思ったのは。
………
ちぇっ。

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雛子さん

2009年09月16日 | Weblog
おてんとさまから顔を背け
裏社会に、じっと身を潜めながら
(※前日の記事 参照のこと↓笑)

煩わしい疾患を乗り越えたとたん、息を呑むようなシャンに育った
超、別嬪さんの
雛子(ひなこ)お嬢。

お嬢。
えれぇ、上玉。
かかかかか
可愛い過ぎやす。




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任侠ヘルパー

2009年09月15日 | Weblog
左側。
ピンク色のお鼻に水色の瞳の仔が「しんちゃん」
右側。
サイアミーズポイントで、ブルーアイの仔が「雛子(ひなこ)ちゃん」

子ちびさんの、御学友さま宅で出生なされたキツン。
やっかいな疾患を持っていたため、二つ返事で、看護を請け負ってきた子チビさん。
それはあれです。
米国でいうところのスケビーズ。
日本でいうところの「猫疥癬」
ええ。
奮闘させていただきました。
スキンディジーズ、撲滅隊。

回復後。
兄貴分のしんちゃんは、あっちゅ~まに里親さんとこに貰われて。
妹分の雛子さんは、晴れてウチの飼い猫ちゅ~ことになったのです。



このときの皮膚疾患看護が、いかに大変だったか、すでに記憶に定かじゃぁねぇんです。
あの頃はもう
「南の島で一番の、猫洗い名人」だってんで、そんなやくざな、金看板を掲げておりやした。
動物介護は任侠道。
励んでも励んでも、堅気さんから、つめたい目で見られるのが極道ってもんでさ。
足を洗うつもりなんぞ、ハナからケツまでありゃぁしねぇ。
へっへっへっ…
どうでぃ?
両方の目ン玉カッぴろげて、と~っくりと拝んでもみてくだせぇ。
浮名を流した娘の頃もありやした。
だが。
この背中にしょってる、猫洗い弁天さんに誓って、言わせてもらおうじゃねぇですか。
あたしゃぁあたしなりに、この猫洗いの道を、このまんまず~っと極めさせていただきやすぜ。
へぃ。
莫迦な女の酔狂ってもんでさ。
旦那。
今年の冬も、網走のほうは、地獄みてぇに凍えるんでしょうかねぇ?













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ポンポンボーちゃん

2009年09月14日 | Weblog
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こちらの坊ちゃまは、ポメラニアンのボーちゃん。
犬友が、ネイバーアイランドへ不祝儀の用事で出かけてるあいだ、四泊五日のお預かり。

ポメラニアンちゃんって
ちいっちゃくて、軽くって、ふわんふわんとフラッフィ~!
なんだかね~
チアリーダーの振ってる、ポンポンちゃんみたいですよポンポンちゃん。

しかもボーちゃん。
私がヨワい、オレンジ系。

女王様の、天蓋付き御寝台。
朱房のついた絹のクッションに埋もれて、優雅にお昼寝してるのがポメラニアン。
それを見て、凄艶に、ねっとりと微笑んだ女王様は
「さぁ今日は、あの鼻持ちならない枢機卿を、血まみれの斬首の刑にしてあげましょうね」
と、腕の中に抱き上げたポメラニアンに、そっと囁くのでありました。



あ。
また今夜も飛んじまった。
だ~か~ら、ヨワいのよ。
オレンジ系統の皮毛には。




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オレンジカラメル色の仔猫ちゃん

2009年09月13日 | Weblog
たしか07年、春の頃の一枚。

子チビさんが、遺棄現場から保護してきた時点で
「乳歯は生えはじめ、目は開いたばかり」
だった、オレンジカラメル色の仔猫ちゃんたち。
離乳食与え~の。爪きりシャンプーし~の。
仕事の手間は、すべてにおいて×4。

この、「オレンジカラメル色なフワフワ」に
なんだか私は、滅法ヨワい。
オレンジカラメル色のフワフワに、滅法ヨワい人は、世の中数知れず存在するようで
里親さん探しにも、あまり難儀しなかった覚えが。

日本一時帰国直前だったため、四匹ともそれぞれ里親さんのところへ送りましたが
ほんとうは、一匹手元に残したかったのよ。

ああヨワい。
ほんとうに、めくら滅法、しこたまヨワい。

なんて素敵な、オレンジカラメル。
陽だまりぽかぽか、オレンジカラメル。
窓辺でうたた寝、オレンジカラメル。
レースのカーテン、ふわりと揺れる。
午後の紅茶は、オレンジカラメル。
金色のスプーンで、蜂蜜とろ~りひとすくい。
鳩時計、ポッポちゃんが三回鳴いたよ、オレンジカラメル。
小さな花壇で、マリーゴールド笑ってる。



はっ。
い、いかん。
いつのまにか
異次元空間に、飛んじまったよ。
…!?
ポッポちゃんって何さっ!?
マリーゴールドって、笑うのかっ!?









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それはこの仔たちから始まった

2009年09月12日 | Weblog
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懐かしい懐かしい、「原点」ともいえる古い一枚。

茶色い仔は、ティミーくん。
ブリンドル&ホワイトの仔がハンナちゃん。

ティミーくん。
子チビの、初代ウルトラスーパーハイテンション犬。
不屈の動物愛護家、その名は子チビ。
その辞書に決して、「不可能」の文字はありません。
愛犬家、ローカルネットワークの輪を駆使して
専門知識に富んだ犬友宅に、彼を託すことにしたのです。
彼は、そこでリトレーニングを積みました。
三ヶ月の予定が長引いているなと思ったら、いつのまにか自然な形で、そちらのお宅の飼い犬に収まって、そのまま幸せに暮らしているというティミーくん。

この頃から子チビさん、動物がらみは、猪突猛進&全力投球。

ハンナちゃん。
非情にも、ごみ捨て場に遺棄されていた仔。
保護時、脱水症状が酷く、すでに半死半生。
ダニにたかられながらも、兄弟パピーたちの中で、たった一匹蘇生した強運な仔。
子チビとともに、駆虫に必死でかまけた想い出が。
気性よしの器量よしに育ち、半年ほどかかりましたが、無事里親さんも見つかって、引き取られていった可愛い仔ちゃんでありました。

この頃から子チビさん、「炎のアニマルレスキュー隊員」として、華々しく活動し始める。

当然、子チビさんの将来の夢は「獣医さんになること」
それでこの母は、そのアニマルクリニックで
「犬&猫のシャンプー係り」として、将来雇ってもらえる手筈になっています。

子チビよ。
その労働は、時給制なの?
それとも歩合制ですか?
まさか、無料奉仕ちゅ~ことはあるまいね?



母の老後に一筋の、明るい希望が見えている。





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