NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

いま蕎麦を茹でます

2013年12月31日 | Weblog
A New Year
Poet: William Arthur Ward

Another fresh new year is here
Another year to live!
To banish worry, doubt, and fear,
To love and laugh and give!

This bright new year is given me
To live each day with zest
To daily grow and try to be
My highest and my best!

Ihave the opportunity
Once more to right some wrongs,
To pray for peace, to plant a tree,
And sing more joyful songs!

筆者、葛根湯を服用しながら、年越し準備に勤めております。
あと、一時間ちょっとで、南の島も新年になります。
体を奮わすような、年越しのロケット花火や、爆竹が鳴り響いとります。
視界が煙って、うす赤く夜空が染まって。
大爆音が炸裂するたび
律儀に、いちいち魂消て、飛び上がらねばなりません。
みなさまどうぞ、よいおとしをお迎えください。
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Simon Says

2013年12月26日 | Weblog
eve。
嬉し恥ずかし、あなたと二人。
美々しい夕景を眺めながら、マッシュルームスイスチーズバーガーにかぶりつき、ミントレモネード啜りあげる。
長袖カットソーに、チェックのフランネルシャツ
それだけで足りず、ふわふわフリースジャケットを羽織り、ストールぐるぐる巻き。
防寒対策、入念に。
有難くも、南の島に棲まっているのに、この怠りのスキすらない重装備。
そのうえどうだ。
超絶すっぴん、黒縁メガネに眉毛なし。
「The Hobbit ~The Desolation of Smaug~」
映画館は、あまりに寒い。
聖夜に鑑賞するには、少しオドロな映像で。
あの煌びやかな宝物に、深々埋もれて
眠れる龍に、私はなってみたいかも。
抜かりなく、劫火もときどき、吹いてやる。
帰宅後。
紫芋と林檎のパイで、熱いコーヒーのマグカップ、両手で包んで暖をとる。

25th。
恒例。
旦那さま、御親戚御一族御一統様大結集。
そこらへんのホテルのビュッフェそこのけの、豪華なクリスマスブランチパーティ。
いつのまにやら、遠い親戚の、甥御が父に、姪御が母になっている。
ああ血脈が、繁栄している。
日系も、五世代のちは、亜細亜人の容貌をしていない。
白くて丸い、平安朝な顔立ちは、唯一無二、移民一世の私だけ。
北国のふるさとは長冬で、日照時間に限りがあった。
縁付いた南国では、サンブロックを欠かさない。
白くて丸いと、ブランチいただいたら、あっという間に眠くなる。

晩餐。
旦那さまお見事。
スモークベーコンでブーケにした、アスパラガスグリル。
ワイルドライスと胡桃のピラフ。
ローズマリーで香りづけしたフィレミニオンに
蜂蜜ローストにした洋梨はクリームソースがけ。
旦那さまが、家族に作ってとねだられる、濃い紫のスィートポテトのピュレ。
マシュマロ載せて、薄焼きにしたのが絶品で。
白くて丸い、昼寝からのっそり起きた人は
スモークサーモンのサラダ風みたいなのと、グレープトマト並べただけ。
あ。
そうじゃないのよ。
うさぎリンゴ剥いて塩水に浸けたし、オリーブの缶も開けたわよ缶切りで。
ただ、キャバネットソーヴィ二ヨン呑んだくれてたワケじゃなくって、ホリデーコーヒーも淹れたもん。
「この、バターディナーロールが、私の肉である。
この、赤葡萄酒が、私の血である。
あなたは行って、汝の為すべきコトをせよ。(英)」

ですので、これらの聖なる糧を可愛らしく、色彩とりどりに詰めて、静かな街をひた走る。
独り立ちした若者に、夫婦二人で、愛を届けに駆けていく。
赤と緑の、街の灯りが、ことのほか美しく流れる。
ベツレヘムの星を模した飾りが、目に痛いほどまばゆい。
私が、白くて丸い、酔っ払いのサンタさん。
旦那さまは、当然ルドルフの役どころ。
我が子よ。
子1よ。
あなたは父母の肉である。
あなたは父母の血である。
あなたは行って、汝の為すべきことをせよ。

しみじみと、感慨深く帰宅すれば
旦那さま、腰の痛みを嘆かれる。
その背に、柑橘の香油を塗りたくり
薔薇水晶と翡翠のかっさで、それはそれは献身的に、心を込めて、揉み解してさしあげました。
なんと尊く、麗しい妻の行為でしょう。
主に尽くす、献身の妻のその姿は
まるで、異国キレネの巡礼者、サイモンのようでした。
古の悲しみの道を、破れた肌から血を流し、重過ぎる十字架を引いていくナザレの神の子。
サイモンは、神の子に手を貸して、共にその重過ぎる十字架を負いました。
お料理し続けて、キッチンに立ち通しで
腰が痛む人よ。
あなたの重い十字架は、私が一緒に背負いましょう。
私の腕は、たとえ非力であろうとも、あなたの助けとなれるなら。
Simon Says
この女房、ぞんぶんに、喰っちゃ寝~してからに。
夫はもっと、労わったらんかい。
労われば労わったぶん、ええように、長持ちするちゅ~のが、道理なんやで。

そして本日、アフタークリスマスセールの乱。
闘いの果て散る。
間髪入れず
年越し行事、その準備が待っている。
サイモン背負って。
十字架もろとも、白くて丸い私のことも。
Simon Says
そりゃ殺生だっせ。重いっちゅ~ねん!こっちゃが、腰いわしますがな。


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sentimental journey

2013年12月24日 | Weblog
LINOたん。
育ちました。
元気過ぎるほどに、弾丸元気娘。
イヤだよ仔犬。
御下の躾は、まだまだ完璧にはほど遠く。
チャカマカ飽きずに、ケージ鳴らして飛び跳ねるわ。
めくらめっぽう、カッぱしり出したら止まらないわ。
悪戯、散らかし、好き放題。
自由奔放、仔犬だよ。

思い起こせば飼い主にだって、そんな時期はありました。
砂に水が染み入るように、すべてを学び覚え、初々しく瑞々しい、甘くて酸っぱい果実であった頃。
あれはホレ。
縄文杉が、まだ新芽だった時のこと。

LINOたん。
飼い主に添い歩きする、オンリーシュ絶賛特訓中。
イヤだよ仔犬。
リーシュには、はしゃいで絡みつくか
はたまた畦の地蔵のように、かっちりと固まるかの繰り返し。
お散歩時に、危うく仔犬を踏みそうになるのを避けながら、思わず知らず
「ママはまだっ、十六だ~から~♪」
とか、口づさんでしまう飼い主が痛々しい。
通りすがりの方々に、すれ違いざま、いきなり生卵デコで割られたりしたらどうしよう?

日本では、ロマンス吹きすさぶ🎄EVE。
飼い主は、仔犬と一緒に、たかが100メートル歩行するのに四苦八苦。
足元にじゃれつく仔犬を、巧いことかわしながら
そんなセンチメンタルジャーニーを粛々と行く。

折しも、聖なる日が近づく。
どうぞ、わたしたちに慈愛の加護を。
よろしくお願い。
ああ
カメさま。


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混ぜるな危険

2013年12月20日 | Weblog
一杯めのカクテル。
二層が綺麗な、ラズベリーレモンドロップ。
オリーブにフォカッチャつまんで、シーザーサラダ。

二杯めのカクテル。
グリーンアップルマティーニ。
いろいろとりどり、キノコが満載に、ペコリーノチーズ
白トリュフオイルまぶした、芳醇な香りに陶酔する、美味なピッツァ。

三杯めのカクテル。
淡いピンクのコスモポリタン。
大粒の甘い苺と、塩キャラメルプディング。



帰途。
なんとわたくし。
腰が立たない。
旦那さまに支えられ、足取りまったく覚つかず。
お土産用の、フレッシュトマトと4チーズピッツァと、ペスト―ソースのペンネだけ、後生大事に抱えてた。
大丈夫。
しでかしたりはしていない。
靴も両方履いてるし、下着だって上下とも、鎧兜のように着けている。
わたくしは、朧な月が雲間から光るのを、ここぞと爆笑しながら眺めていたそうで。
楽しい会食であったのだと、うかがい知ることができるのです。

混ぜるな危険アルコール。
若気の到りか、酔った勢いで嫁いだものだから。
配慮して、全部ヴォッカベースのカクテルにしたものを。
危ういところで、泥酔一歩手前です。
あの頃の間違いは、まだカワイイ。
今頃間違ったら、人生、振り出しに戻る危惧アリ。
気をつけよう気をつけよう。
いまさら振り出しに戻っても、カワイイことなどカスも無い。

酔い覚まし。
苦く濃い、緑茶など啜りながら
カクテルベースは
やっぱ、テキーラかラムだわと、しみじみ思う冬の夜。

だって、呑まなかったもん。
モヒートとかマルガリータとかまでは。
後悔、先に立っても立たずとも、わたくしね、よくよく思い知ってるんだから。
いろいろ混ぜたら、もの凄く危険なんだよアルコール。
パーティシーズンのお嬢さんたち、ここはぜひとも、気を引き締めといてくださいね。
酔いが醒めたら、うっかり国際結婚とかしちゃってて、絶句することってアルんだよ。


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「悩ましい」って言いたいだけ

2013年12月12日 | Weblog
無理して早起き。
カラメルラテ啜りあげながら、背中いっぱいに、暖かい陽光を受ける。
素晴らしいお日和ですこと。
風も波も、椰子の葉もサラサラ。
新しい、ツリーライトを探しに出かけても、なかなか理想のお品に出会えないのが悩ましい。
気分転換。
和菓子のお店で、きらきらフルーツゼリーなど、選り好みしてみたりして遊ぶ。
そうしたら、とうとう出会えた、柔らかな発光の Merry Brite。

気合い入れて早起き。
断捨離したの。
古着古物、大袋よっつ出た。持ち重りするけれど、これはsaversに持っていこ。
クリスマスのプレゼントにカード、ポストオフィスは混みあっているけれど、親しい人々へ、なるべく早く抜かりなく届きますように。
新しい、ツリートッパーを探しに出かけても、なかなか理想のお品に出会えないのが悩ましい。
素朴な、アーリーアメリカンスタイル?
クラシックな、クリスチャンチャーチ風?
それとも奇をてらって、グリッターちりばめた、おもちゃみたいなやつがいい?
悩ましい悩ましい。
なかなか理想のお品に出会えない。
エッグノッグコーヒーと、パンプキンシナモンパンケーキ。
ここはバターピーカンシロップか、やっぱりオールドファッションメイプルか?
ふんわりクリームバターを溶かして、12月限定の味覚を、目を閉じてゆっくり味わう。

ツリートッパーは、真っ赤なツインベルと柊(ひいらぎ)にしてみたの。
オーナメントは、「トムとジェリー」で観たような、つや消しのクランベリーレッドの珠飾りが気に入った。

↑お写真は、LEDの明かりが鮮明なミニツリー。たぶん、去年のお写真。

だって。
飾りものを新調するにあたって、購買に、二日間も費やすこととなり
それだけで、満ち足りたのか根気が切れたのか。
今年の樹。
まだデコレーションできてない。
樹の香も青々と清浄なまま
まるで、丸裸状態なんだもん。

今年は、アラモアナSCのシアーズ側だったとこ、それは大仰な大改装中で
例年、そこにオープンしていた、Rタジリの、クリスマスハワイのツリー屋さん。
ユニヴァーシティアヴェニューの、かどっこあたりに、仮設オープンだったしね。
パーキングエリアも、情け容赦ない、見るも無残な縮小よ。
これがまた、悩ましいと言ったら、とってもとっても悩ましい。

いや?それほどでもない。ような気がする。が、どうか?
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樽の真相

2013年12月10日 | Weblog
タイトルが
「根も葉もない樽」
樽は、根も葉もないのが、ごく普通だわよね…?
その文面の内容を、よくよく最初から最後まで読み返せば
「根も葉もない噂」
が、正式なタイトルだと推察できました。
いや~。
タルとウワサ。
似てんだもん。

子チビさんが、お土産に購買してくれたハンバーガー。
ひとくち齧れば、何の肉かがわからない。
甘いのよ。
辛いのよ。
何かしらこう、肉の質感が、私のあやふやな倫理観を踏みにじる。
食後、なんだか、楽しくなってはきたけれど。

夜。
旦那さま、オフィスから、妻に帰るコール。(←絶滅危惧語)
「おかえりなさ~~~い♪」
ここぞとばかり日本語で、とびきり明るく、丁寧に取り繕った声を出す。
旦那さまは、まだオフィス。
帰って来てない。
まだ家に、帰って来てはいないぞ旦那さま。
「I'm not home yet.」
こりゃまたごもっともだわ旦那さま。
妻は、気が急いたのか、それとも何かを、端折って駆け抜けてしまいたかったのか。

季節は冬。
南国の夜は生温い。
友人が、ヴァケーションを終えて、日本に帰国しちゃったから
なんだか少し、もの寂しくもある、そんな一日。
どうか明日も、つつがなく良い日でありますよう。
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