ボクのことを見つめているそこのキミ。
今は、幸せかい?
もし、つらいことでもあるんなら、泣きながら、素直にボクの胸に飛び込んでおいで。
泪より、笑顔のほうが、キミには似合うとボクは思う。
ボクのことを見つめているそこのキミ。
もし、すべてを棄てて、ボクに愛を捧げてくれると言うのなら
そんな健気なキミには、ボクの大事な、豚耳を分けてあげよう。
…それともキミは、豚鼻のほうが好みかい?
※BGMには、ぜひ、この旋律を耳に想い浮かべてみてください。
「ナタリー…!」
っていう曲。
フリオイグレシアスや、ヒロミゴーが歌ってたやつ。
黒い瞳のなんちゃらって歌よ。
「なぜに~…!」
そんな感じの、もの哀しくも、笑いを誘う歌い出し。
まひなママの、長~い人生の中でも、生まれて初めての出来事。
「玄関開けたら、ソコにいきなり亀!」
かなり、衝撃的でした。
庭の一隅に、水槽もどきがあるのです。
そこに、姪っ子ちゃんが、長年亀を飼っていることを、すっかり失念していました。
何を思ったか亀。
この日、大逃亡。
長~い人生で、本日学び得た小さな教訓。
亀!
世界のうちで、おまえほど、歩みののろいモノはない。
どうしてそんなにのろいのか?
だなんて、高飛車に決めつけてきた、人類の傲慢さよ。
亀の歩みは、私たちが安直に思っているほど、そんなにのろいモンじゃない。
姪っ子ちゃんに尋ねたら、亀の食餌はレタスだと。
菜食主義者の亀は、シャカシャカとことに速い。
「玄関開けたら、ソコにいきなり亀!」
亀!
何か私に、伝えたいことでも?
亀!
君は、じつに謎めいている。
亀!
なんなら私と、駆けくらべ?
向こうのお山の麓まで、どちらが先に、駆け着くか~!
えみこさんことエィミーさん。
愛して愛して愛して止まない父。
ダディちゃんの足元に横たわる、至福のひととき。
「ツケ!」歩きは、なかなかできないくせに、「呼び戻し」だけは完璧。
オンリーオーナーのワンマンドッグ。
日本犬以上に、「忠犬」極めるアフリカ犬。
えみこさんを我が家に迎えたとき、これほどまでの忠犬に成長するとは、微塵も期待していませんでしたのに。
慎ましやかな、古風な女性。
名は、「桔梗(ききょう)」
時代的にいうと、安土桃山の頃。
そんな雰囲気。
いつの日にか
「駅前にある、バセンジーの桔梗の銅像の前で、三時に待ち合わせよ~」
てなことになるに違いありません。
だが
オアフ島には駅が無い。
ソコだけが、今後の課題。
またまた、懐かしいお写真。
まるで、「泣いた赤鬼、可愛いバージョン」な、ブサカワドッグ、獅子狗ホクちゃん。
それに、当時飼っていたネザーランドドワーフバニーが産んだ
チェスナットカラーのうさぎの赤ちゃん。
正面顔は、鬼っぽいけど
横顔は、なんとなく俳優のニシダトシユキさんを彷彿とさせていたホクちゃん。
もちろんハワイでも、日本語放送で、大河ドラマなんかは観られます。
ちょっと前まで、「フクマル旅館」とか、今なら「瞳」とかも放映中。
まひなママは、テレビ画面に、ニシダトシユキさんの横顔を観るたびに
「…ホクちゃん…」
と、つぶやいて、一人胸を熱くさせています。
ミスターニシダ。
まひなママは、あなたが猪八戒だった頃からの大ファンです。
愛玩犬のように、とっても甘えんぼな大型犬。
三歳の成犬で、我が家に迎えた王子さまフレディくん。
そろそろ、出逢ったあの日から、一年を経ようとしています。
じつは、この性格良しのお坊ちゃまも、つらい過去を体験してきた犬。
姉妹の犬たちは、レスキューが入った時点で、むごいことに餓死していたそうです。
動物愛護法が厳しいこの地。
もと飼い主には、高額な罰金刑とともに、実刑判決が下ったそうです。
犬友つながりで、初めてこのフレディくんに逢ったとき。
まるでPOW(プリズナー オブ ウァー)のように、あばら骨を浮かせるくらいに痩せこけていました。
犬の大事な歯も、きちんとしたフードも与えられずに、ボロボロでした。
貧血もひどく、フラフラヨロヨロ、まともにまっすぐ歩くこともできず、美しくあるべきの毛並みは、あまりにもひどい具合だったそうです。
そして、レスキューボランティアの方々に、おおまかにカットを入れられて、豊かであったはずの飾り毛や、四肢のフェザーヘアーは、痛々しいほどのザンギリ状態でした。
せつないことに、人が頭に手をかざしたり、近くの人が箒を持っただけで、びくっと怯える様子だったのです。
でも。
こちらの胸の中が締めつけられるほど、それはそれは気性の優しい、人間大好きなスウィートボーイ。
目の前にしゃがんだら、私の肩に顎を乗せてきて
「…クゥーン…」と、前足でハグされてしまった、そんなまひなママだったのでした。
その出逢いの日から、我が家の長男となり
ゆっくりと体重も増え、歯もきれいになってきて、毛並みも少しづつ伸びてきています。
免疫性の、病を発症したこともあったけど、懇意にしている獣医さんの的確な処置によって、今ではすっかり、笑顔を取り戻したお坊ちゃま。
できるだけ長く、私たちファミリーと一緒にいておくれ。
できるだけ長く、健康で幸せに生きて、笑顔を見せておくれ。
ゆっくりでもいい。どうかもそっと、太っておくれ。
そんなこんなで、お手製ドッグフード作りに励むことのできる、楽しい毎日を送っています。
本日のメニュー。
豚さんの皮をハーブで煮込んで細かく刻んだ、プルプルゼラチンミンチ。
ビーフレバーのペースト。
お米と胚芽麦を、塩分なしのチキンブロスで炊いたお粥。チョップドキャロット&ピース入り。
そんなものに、市販のドライフードや缶詰を、それぞれの犬たちに合わせて、適度に加えてブレンドしたもの。
年子子育てに没頭した幾年。
ふと、我が子の子育てに一息つけるようになった、まひなママ&相方ダディちゃん。
そんな二人に、充実の日々を分かち合ってくれている犬たち。
そのうち私、犬飼いとして改姓して、「犬神まひな」とか、「犬養まひな子」と名乗るようになるかもしれません。
このトリオ。
ぱっと見、仲良しそう。
でも…
バセンジーのえみこさんが、一時預かり中の白黒シーズーのマカくんを、どうしてもこうしても受け入れられません。
すごい勢いで威嚇します。
目を離したとしたら、絶対攻撃するでしょう。
「…うがごごげげげ…!!!」
えみこさんの、声にならない、怒りのうなり声が凄まじい。
エイリアンみたいに、歯剥き出して、背中の毛逆立ててキレまくり。
「なんなのよーっ!?この白黒チビーッ!あたしに寄ってくんじゃないわよーっ!!」
ことあるごとに、えみこさんの逆鱗に触れてしまうマカくんも不憫ちゃん。
ですから、これからのお散歩のペアは
「ラニ&マカ」の、愛玩犬コンビ。
「フレ兄さん&えみこ嬢さん」の、レトリーバー+ハウンドコンビ。
に、分かれて行うことにしましたです。
愛玩犬コンビのお散歩=超ラクちん。
一人でも、犬連れて歩いてるなんて実感できないほど軽妙に、どこでもスイスイ行けちゃうぞ。
レトリーバー+ハウンドコンビ=丹田にリキを込め、常時、自分に気合いかけながら行かねばならぬ。
「カ~メ~ハ~メ~はぁぁぁ~ッ!!!」
とか。
コザクラインコさんたちのバードケージ。
相方ダディちゃんの発案によって、外ポーチに吊り下げられました。
暗くなると、このバードケージに、子ちびがダディちゃんのお古のTシャツをすっぽりと被せるワケで。
それがまるで
「闇夜の中空に浮いてる0次郎」
にしか見えないの。
あ。
0次郎って、オバケのQ太郎の弟分のね。
バケラッタよバケラッタ。
若い衆のみなさんは、ご存知かしら0次郎。
巷の坊ちゃん嬢ちゃんは、ご存知かしらオバQを。
コザクラインコさんたちは、パシャパシャッ!と水浴びをしたあと、餌箱に顔を埋没させるため、毎回顔中「粟だらけ」で楽しそう。
そうよそうよ。
「濡れ手に粟」ならぬ、「濡れ羽に粟」だわよ。
(まひなママ、ごく最近まで「濡れ手に泡」だと思ってた)
相変わらず、小鳥さんが苦手なまひなママは、わりと遠まきに眺めてるので精一杯。