Dachshund＆Dachshund

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夏の終わりが近づいてまいりました。
「犬バカ一家、のれん分け」の季節でございます。

Ⅿダックスシスターズ。
ブラック＆タンのナラさんと。
チョコレート＆タンのココレカさん。
先発隊として、機上のお犬さまになりましたのが↑こちらの二匹。

黒いほう。
ペットシーツトレーニングを子２さんに一任したところ
仔犬全般だいたい、六か月歳ほどで身につくものが、一年近くもかかってしまいました。
いや。
前足とかはちゃんと乗るんですよシートに。
でも、胴体が長いため、狙いが定めきれなかったのですね。
「ダックスフンドは、なかなかトイレ覚えない」という巷の悪評があるようですが
長いんです。
普通よりも、長いんです。
ただ、それだけのことなんです長いんです。
苦心しましてそのことは、「トイレット自体を、胴長用のサイズにする」ということで無事解決いたしました。

茶色いほう。
これは、「のれん分け」の期日までに、なんとしても躾を入れなければならないという命題が掲げられましたので
筆者自ら、精魂込めてのトイレットトレーニングに取り組むこととなりました。
「成功したら、チキンジャーキー小さく千切って与え、褒め倒しながら、大喜びしてみせる」
という、基本的な訓練でしたが、ここぞと、飼い主の演技力が試される機会ではありました。
筆者、大女優、月影千草も高畑淳子も顔負けの演技力を遺憾なく発揮。
この、長年培われてきた演技力こそ、まだまだ青い子２さんレベルの若輩者には醸しだせまい？
か～っかっかっかっ♪(←高笑いしている)
三か月歳の仔犬。
懸念されましたおシモのマナーは、わりと容易く身につきました。
月影千草。高畑淳子。
御両人とも、さすがだ。
(筆者、高畑淳子教信者です。女優として崇拝しています。何があっても負けるな淳子。)

わたくし。
使命を成し遂げた感マンマン。
誇らしゅうございます。

でも一方で。
なんなのでしょうこの、ぽかっと空隙が開いてしまったような、一抹の寂寥感ときた日には。
これはアレだ。
まさかのアレだ。
なんということ。
みみみみみ、Ⅿダックスロスかもしれぬ。
いかん。
処方箋とかないか？
カウンセリングとか行くか？
小人数グループセッションとかに参加か？

奥さん。
わたくし。
ここは自然治癒にまかせようと思うんですの。
ああ。
若い衆たちとともに、胴長短足姉妹の前途にも、燦然と輝かしい未来あれ。

秋ごろには。
後発隊として、ジャーマンスピッツとしか思えない赤毛のデカポメも新たな旅立ちを迎える予定です。
あれやこれや。
書類の作成や手続きが、根負けしそうになるほど煩雑よ～。

ポメラニアンとは闘うな

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朝な夕な。
「ききききき、きみって、どうしてそんなにカワイイんだい？」
腹の底から、振り絞るような声を出して言う。
夫が妻に。
……………
嘆かわしい、嘆かわしい。
当然おわかりでしょうけど、筆者は↑上記に、真っ赤な大嘘を短く一行書きました。
暴言っちゃ暴言ですが、ナイストライ！ではありましょう？

常々感じていることですが。
有村架純ちゃんと、広瀬すずちゃんと、石原さとみちゃん。
三人足して、フワフワフワッ！＆モフモフモフッ！とさせてから
シャランラシャランラ、シャリラリラ～ンッ！とマジックワンドを軽く一振りするのです。
でもって仕上げに、目鼻なんか黒々させてごらんなさい。
そうするとあっけなく。
可愛い可愛い、ポメッ娘メイたんに変身よぉ～！
シャランラシャランラ、シャリラリラ～ンッ！

地上最強。
ポメラニアン系女子。
決して、競り合おうなんて、考えちゃいけません。
ちょっと素敵なハンサムちゃんなど、餌で釣って柵の中に追い込んで、上手く囲っておいたって
その日の気まぐれで、ふいにその気になったポメラニアン系女子に、カチコミなんかかけられてごらんなさい？
そりゃもう簡単に、根こそぎ持ってかれますからねハンサムちゃん。
ハンサムちゃんだけじゃなく、鬼お潰しだろうが、汚れ泥イナリだろうが、ひねこびキュウリだろうが、土瓶茶瓶ゲーハービンチャの果てまで
苦もなくしゃらっと、まんべんなく持ってかれますよ。
狩りの達人。
狩りなんかしなくたって、ゲーハービンチャなんか、自分のほうから勝手にホイホイ舞い上がって、嬉々として毒牙にかかっていきますからね。
絶対に、敵対しちゃいけません。
気をつけましょう。
特に、ポメラニアン系女子だけには慎重に。

おわかりだと思いますが。
朝な夕な。
「ききききき、きみって、どうしてそんなにカワイイんだい？」
腹の底から、振り絞るような声を出して言っているのは
この、犬バカ夫妻ともどもです。
ポメッ娘メイたんを、じっと見つめるたびに言っているのです。

ちなみに。
べつに、知りたいとも、お思いになられませんでしょうが。
ピンクの公衆電話と、雪だるまと、金色の招き猫。
みっつ足して、フードプロセッサーで粉砕。
泥に混ぜてに適当にこねくり、ろくろに載せて回して形成ののち天日干し。
晴天の日が続きさえすれば、筆者に近似したものが出来上がることでしょう。
もし雨降っちゃったら、とにかくダメ。
ただでさえいろんな意味でギリなのに、雨に当たっちゃったら、即効でひび割れするからとにかく無理。
嘆かわしいことです。
悔しいけれど、小林麻耶さんもポメラニアン系なの。
ゲーハービンチャが。
今日もまた一人、生け贄にされているに違いない。

逃亡兵と謗られて(そしられて)

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ここしばらく。
島内で。
「原因不明ながら、Hepatitis A(A型肝炎)が流行っている」
って、旦那さまや子供たちが、ワヤワヤ話し合っておりました。
筆者は、あまり気にも留めておらず。

流行り始めの頃。
疾病予防意識の高い、旦那さまや子供たち。
迅速に、予防接種を受けに出向きまして。
その時点で、何も知らされず同行した筆者も、有無を言わさず連れ込まれそうになったのです。
深夜のウォールグリーンの、こじんまりとしたメディカルルームに。
「ノぉぉぉぉぉ～…！」
筆者。
間一髪のところで、しゃにむに逃亡。
それこそ、あわやというところで、その場からすさり飛び、脱兎のごとく果敢に逃亡しましたの。
そして。
コスメ売り場の棚の陰に、息を詰めて、しばらく身を潜めていたのです。
注射は嫌い。
だってだって、痛いもの。

そして先日。
ようやく、感染源が特定されました様子です。
日本でも、報道されましたでしょう？
元気寿司ハワイの、輸入冷凍ホタテだそうですよ。
即刻、州内11店舗が、営業停止処分とのことだそう。

う。
う。
う。
うそぉ～ん…！
先月末。
施術後のバセンジーのお迎えと、Ｂ＆ＴのＭダックスのアレルギーを診てもらうために、獣医さんに行っていた日。
お昼時。
若い衆たちと一緒に、筆者も行きましたの元気寿司。
だってだって。
あの日は、運転なんかも頼んだし。
獣医さんの待合室すごく混んでいて、なんだかんだ３時間以上もかかったし。
若い衆たち、とっくにお腹空かせてたろうし。
う。
う。
う。
うそぉ～ん…！
若い衆は、ナマモノ苦手なガイジンさんたちなので、天婦羅巻きとかそんなのばっかりつまんでいましたし。
筆者は、炙りとろサーモンとか、まぐろとか食べたけど、ホタテには手は出さなかったはずなのです。

それで筆者。
旦那さまに、おずおずと告白しましたの。
みるみると、真剣なカオになっていくじゃないのよダーリン。
そんなに真面目カオ、べつにしなくたっていいじゃないのよダーリン。
回るお寿司にランチ行ったことなんて、いちいち事細かく夫婦の話題に上らせるほど
あたしゃとっくに、初々しくも純真な新妻ではないわいさ。

「だから、なんであの時、逃げたんだぁぁぁ～！？(英)」

この。
筋金入りの古女房。
まるで、敵前逃亡の重罪を犯した一等兵のように、上官から叱責をこうむるていたらくとなりました。
ホタテ。
食べてないって言ってるのに小隊長殿ってばさ。

「食べたんだろ？食べたんだな？キサマ、スカロップ(帆立)は好物だものな？
今、正直に真実を述べるなら、懲罰房に叩ッ込むのは考えてやってもいいんだぞ。
さあ言え。スカロップを食べましたと素直に言え。
え？どうなんだ？言わんのか？
これほどの温情をかけてやっているというのに、なんと強情な奴なのだキサマは。
この、帝国軍人の面汚しが！
キサマ、そこに立って、キリキリと歯を喰いしばれぇぇぇ！(英)」
↑セリフに少し、筆者なりの脚色を施してみました。
あくまで、こんなニュアンスの恫喝を享ける筆者でしたのです。

奇しくも。
八月盛夏の半ばの日。
屈辱に甘んじながら、耐え難きを耐え忍び難きを忍ぶ、一日本兵の私。
大和撫子としては、冤罪の汚名を被せられるよりは、日の丸背負って自刃する道を選ぶしかあるまい。
ここは断じて、貞操だけは護らねば。(！？)


声を大にして言いたい。
「それでも私は、喰うてない！」
奥さん。
ホタテの話しよコレ。
ええええ、ホタテの話しなんざんす。
Hepatitis A(A型肝炎)、怖ろしいですね。
みなさま、予防接種は率先して受けましょう。



※↑お写真は、初夏ごろに避妊手術を受けて、自宅に戻ってきた子２さん溺愛の長女と次女。
長毛赤毛の長女のほう、施術前に、子２さんの配慮で柴犬カットにされています。
二頭とも、一晩入院のはずが、子２さん心配のあまり一時間おきに獣医さんに電話を入れ容態を尋ねまくったところ
病院側から
「連れて帰る？(英)」
と奨められ、引き取ってきたところの一枚。
麻酔の名残りで、このまま二日間くらい、寝てばかりだった二頭です。

※追記。
う。
う。
う。
うそぉ～ん！
カヘカのドンキの山頭火らーめんでも、Hepatitis A(A型肝炎)のアウトブレイクがあったようです。
たった今、旦那さまに呼ばれて、ローカルニュース観ましたの。
いつだったか、３週間くらい前、やっぱりお昼に、ピリ辛胡麻だれの冷やし中華いただいちゃったわよ～！
近々に、ホームドクターんとこ行って、念のためシロクロ決着つけてきますわね。
「だから、なんであの時、逃げたんだぁぁぁ～！？(英)」
小隊長殿が、さらなる訓戒を垂れるため、手ぐすね引いているのが感じられます。
逃げてやる。
ゼッタイ。

へにゃへにゃ

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仔犬も、健康に順調に、すくすくと育ち。
療養犬も、見事なくらいに全快し。
はたと気がつけば
筆者の肉体は、なまりになまっているではないですか。
俄然呆然。
ガゼ～ン！★ボ～ゼ～ン！
なんかもうね。
筋肉が、ナマクラになっちゃった感じする。

そんなとき、頼りになるのは、やはりこの古代犬アフリカンバセンジー。
Saidy Manuela Cheka.
コールネームAmyこと「えみこさん」
えみこさんは、手術痕も完全に癒え
飼い主、妙齢を押しての、気合いのランニングの伴走は
この、俊敏な短毛赤毛犬に一任。
猛暑も、落ち着きを見せるサンセットタイム。
筆者は走った。
犬と一緒に走った。
ポテポテと。
たらたらと。
テケテケと。
のらりん☆くらりん。
ひとさまは、それを「散歩」というのかもしれない。
だかしかし。
おばちゃん的には、ここは敢えて「走った」と言いたい。
筆者は走った。
風のように。
あの虹に向かって。

いつも行き会うドーベルマンは、自転車に乗った飼い主さんとともに、本気で颯爽と走っていたけれど。
筆者だって走った。
あっちゅ～まに、すっかり追い越されたけど。

もうきっと。
これで私は。
鋼の筋肉を取り戻したに違いない。

そんな一日。
帰りがけに立ち寄ったお店での、スパイシーアヒ丼とお味噌汁が美味だった。
帰ってきて。
SMAP解散の報道に触れ。
一日仕立ての、インスタントな鋼の筋肉、たちまちにへにゃへにゃ。





※an addition

解散？
ほんとにホント？
ホントなの？
誰にも止められはしない、大きな時間の流れ。
音を立てて、時代は巡っていくのですね。
吹き抜けていくのは、無常の風ばかり。
解散ってホントなの？
ほんとにホント？
ねえほんと？
長年のファンの方々、お心いかばかりかと思います。
在るものが、無いものになると、いきなり報らされると、身内にぽっかり穴が開いて、そこから喪失感が溢れそうになりますものね。
ファンだという、確固とした自覚がなかったおばちゃんも、なんだかけっこう、へにゃってしまいました。
なんだかんだ、多いでしょ？
こちら読まれてるあなたさまは、へにゃってしまっていませんか？

ガンバレニッポン！！！

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お暑うございます。
猛暑のおり、皆々さまにおかれましては、いかがお過ごしでございましょう？

２０１６年、リオデジャネイロオリンピックのオープニングセレモニーは、南の島、放送時間がいいだけ遅延したのです。
今か今かと、待ちに待って、痺れを切らした頃に、ようやくの開演。
「入場行進、ジャパンはフィジ―の次だよね～？
Fの次は…あらっ？ABCDEF…G…ち、違うわ…ジャパンじゃないわ…」

「That　country is ギャパン！」

2億4千万の瞳。
出逢いは億千万の胸騒ぎ　
まばゆいくらいに
エキゾチック・ギャパン！！！
日本に。
できる限りの声援を送ろうと、気が逸ったのかもしれません。
なのに。
ＣあたりからＴあたりまでの各国の入場行進。
バッサリとカットされての放送でした。
ですからわたくし。
架空の国。
天空の国。
不思議とまばゆい黄金郷。
ギャパンのことしか、応援できませんことよ。



「今年の日本勢はすごいね。メダル獲得、今のところ３位くらい？(英)」
旦那さまが言う。
「二位は？」
「チャイナ」
そしてわたくしは尋ねました。
「Don't tell me…まさか一位は…？」
「はっはー！
それはもちろん、俺たちアメリカに決まっているじゃないか！(英)
Go USA!Go USA!」
↑旦那さま、ただコレが言いたいためだけに振ってきた、国際結婚熟年夫婦の、不毛な上にも特上不毛な会話でございます。
夏季にしろ冬季にしろ。
毎度オリンピックのたびに、こういった、家庭内小競り合いが頻発するのでした。
もうもうもう！
今度こそ今度こそ、敵国の民とは別れちゃる！
それはもう、目を覆うようなありさま。
お互い、国の威信を賭けての、熾烈なばかりの闘争です。
オリンピックはこのように。
場外も沸騰。
アツい＆アツいものなのです。
オリンピックには、魔物が棲むといいます。
その魔物、我が家庭内には常駐。

こちらの中継も、やはりアメリカ選手ばかりをメインに放映しますので
わたくし、なんかオモシロクありませんですの。
ここはやはり。
日の丸が、中央に掲揚されるところが見たい。
聴きたい君が代。
そしてともに歌いたい。

ガンバレガンバレガンバレニッポン！
(↑チアガール。あら何よ？チアシードじゃないわよ。
チアガールだって言ってんじゃないのよ。あら何よ？)



※↑お写真は、「これからお散歩行くぞぅ☆の図」
懐かしく愛しいフレディ兄さんと、小型ケージの中にラニ＆マカ。

Fairy godmother

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Sweet Pure Honey Creamy Goldie Angelica.
コールネームAngie👼
可愛い可愛い、アンジーたん👼でございます。
Angieたん👼は、ゴールデンレトリーバーの女の子(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

奥さん、聞いてくださいます？
ワタクシね。
このたび、↑こちらのお嬢の、ゴッドマザーにと、御指名賜りましたのよ。

ゴッドマザーといっても、virgin mary…聖母マリアとはチョト違う。
「代母」といいますか、「後見人」といいますか。
この、エンジェルにしか見えようもない愛くるしいパピー。
ま、あっちゅ～まに大きくなりますけど。
万が一、憶が一。
飼い主に、もしももしもの、不測の事態が起こった場合に限り。
Angieたん👼。
このフェアリーゴッドマザーが、愛情注いで養育していくことになりますの。
セカンドオーナーの書類にもサイン。
クリスチャンチャーチで厳かに、神父様も立ち合いで、宣誓式も無事済ませましたのですよ。(←この部分につき独自に創作)

ファーストオーナー、現飼い主は、とても若々しい犬バカご夫妻。
こっちの、半分傷みかけている、賞味期限切れ＆廃棄処分寸前のゴッドマザーのほうにこそ
いついかなる不測の事態が起こったとしても、なんら不思議ではないっちゃ～ないんですけどもね。

ワタクシ、自他ともに認める犬バカですが。
なかでも、とくに重症な、ゴールデンレトリーバーバカ病んどります。
夫妻ともども、そろそろ実年齢を考慮して、大型犬の飼育は考えないようにしてきたのです。
虹の橋を渡って行った、愛犬中の愛犬、ゴールデンレトリーバーのフレデリック　コアこと
フレディ兄さんに、一途に操を立てているのもありますし。
忘れたくても絶対に忘れられない、金色の毛並みの大型犬のことは
なるべくなるべく、考えないように考えないようにして、暮らしてきましたの。

そんな中での、愛する犬種のゴッドマザー就任。
心の空隙、暖かく満たされる、身に余るヨロコビなんですの。
犬バカの痛みは、犬バカ同志でこそ、分かち合えるというもの。
若夫婦、そんなワタクシの心情を汲みとって、ゴッドマザーとしての白羽の矢を立ててくれたのでしょう。
でも、肝心のアンジーたん👼は、若夫婦のことが大大大好き。
この若夫婦のもとで、幸せな犬の一生を送るのは間違いなし。
ゴッドマザーが老骨に鞭打って、世話を焼く必要もないと見ています。
なんといっても今回、一番に心を和ませてくれたのは
若夫婦が示してくれた、この初老の犬バカに対する、暖かい思い遣りなのでした。


(ここから、黒いファエリーゴッドマザーの独り言になります)

想像してもみてください。
大型犬パピー育児の厳しさを。
仔犬時代は、悪戯ハンパない、悪童極まるやんちゃっこのレトリーバー。
当然、そんなことはものともせず、犬バカ若夫妻は、悪戦苦闘しながらも、それなりに楽しんで育てているようです。
ですので。
ワタクシ的には、孫ができたココロモチ♡。
大変な子育ては若夫婦に任せ、時間の持てたときだけ、甘やかし放題に撫でくりまわして、ただ可愛がるだけの、そんなデレデレな無責任祖父母になるのが夢でした。
祖父母は、近くから遠くから、成長を見守れるのが、とても喜ばしいのです。(奥さん、ワタクシこれ本音よ)

ゴッドマザー。
オイシイとこだけ取ってやる。(これも本音)
老獪な。
風雅なまでに老獪な。
因業華麗な、強欲犬バカ婆になってやるぅ～。
きへへへへへへへっ…！
因業笑いも高らかに。
厭な。
ああ。
厭な。
心根黒き、厭な婆さまじゃのぅ～。



※Fairy godmother
魔法で、シンデレラに、気品あるライトブルーのパーティドレスに着せ替えて、カボチャを四頭立ての硝子の馬車に、そしてネズミたちを馬に変身させたお婆さま。
Fairy godmotherのかけた魔法は、夜１２時の鐘が鳴り終わると同時に雲散霧消しましたね？
きへへへへへへへっ…！