こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

1年越しの授賞式

2012年03月11日 12時59分44秒 | Weblog
宮城県「JA栗っこ」と「栗原市瀬峰地区循環型農業推進会議」の人たちが、第40回「日本農業賞」の授賞式の帰りに寄ってくれた。

実は、第40回「日本農業賞」は昨年だったのだが、震災のために授賞式が出来ずにいたため、1年越しで、40回と41回を、同時に行われることになったのだ。

第40回の「大賞受賞」の産地は、宮城県と岩手県の2つの被災地。
だから、1年越しとなってしまったとしても、2つの産地にとっては、本当に嬉しい授賞式だったことだろう。

だから、訪問してきてくれた時、本当なら「良かった。おめでとう」だけで良かったのだろうけど、自分としては、「宮城だから」「瀬峰ブランドだから」やってもらわなければならない事があるので、「おめでとう」よりも「これからの対策」を話していった。

「宮城だから」やらなければならない事、「瀬峰ブランドだから」やらなければならない事は、「復活や復興」だけに専念するのではなく、震災前と同じで、「産地の将来のために、地域の活性化のために、常に前に進んでいくこと」なのである。

自分としては、宮城県の復興や復活を、力不足で直接手伝う事は出来ない。
しかし、自分が作ったブランド化計画を確実に実行していくことで、必ず地域は元気になっていき、その結果、産地としての復活が出来ると思っているし、それであれば手伝う事が出来る。

だから、自分が「今必要」と考えられる全てについて、「JA栗っこ」と「栗原市瀬峰地区循環型農業推進会議」の人たちに伝えた。
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JA新函館に説明する

2012年03月10日 23時35分21秒 | Weblog
JA新函館が訪問してきたので、震災から1年たった今の現状と、当面していかなければならない事、将来の対策などについて説明した。

JA新函館の今回の大失敗は、新米の流通が、極端に遅れてしまったこと。
予定日になっても入荷してこない、入荷日が延長される、そして最後は、入荷日も定まらない。
という事態では、お客様も痺れを切らしてしまう。

特に今回は、同じ北海道米の「ゆめぴりか」に注目が集まっていたことから、入荷日が解からない「ふっくりんこ」を待っているよりも、話題「ゆめぴりか」でも良いと、「ゆめぴりか」に移ってしまったという事がある。

それについては、シッカリと対応を考えてもらわなければならないため、特に強くお願いした。

産地側には、産地側としての悩みや問題があることは、十分わかっているのだが、だからと言って、流通に関する考え方を、弱めたり、間違ってしまっては、もともこもない。

今年の新米までには、シッカリとした対策をしてくれるだろうと期待している。
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高知県にも真名井があった

2012年03月10日 17時58分49秒 | Weblog
高知県のJA四万十に行った時に、白地図で米、俵、里、田、がつく地名。
真名井、四万十川の支流状況、棚田の規模、水田面積などを調べて、お米の歴史があることが地名などから解ったが、残念ながら真名井という名は見つけることが出来なかったという事を、前回書いた。

現地でも、何度も自分が、「真名井」という言葉が無いか、地名は無いかと言ったいたので、高知県農業技術センターの人が調べてくれた結果、高知県にも「真名井」があることを教えてくれた。

この「真名井」を知ったのは、京都の天の橋立のそばにある「籠神社」を訪れたときで、自分には土地勘も、この神社の存在すらも知らなかったのに、導かれるように歩いて行ったところに「籠神社奥宮」があり、その神社の名前が「真名井神社」だったのだ。
また、この神社の狛犬は、「犬」ではなく「龍」であり、水神である龍の力を感じられることからも、特別な場所なのである。

「真名井」の「真名」とは「本当に素晴らしい」という意味があるそうで、「真名井」とは「天の神聖な水の出る井戸」だということで、「清水」につけられる最高敬称とされていて、「聖泉」「神聖な水」「ご神水」「名水」「清浄な水」とも言われている。
そして、この名がある場所の側には、必ず極上のお米を作る隠された地があるのだ。

だからそれ以降、産地に行くたびに「真名井」は無いかと探しているのである。

四万十のブランド化をするにあたっても、歴史があり、地名にも「米」に関係する文字が入っている地域が点在していることから、どこかに「真名井」があるはずだと思っていたので、あったという事が解かった時には、本当に嬉しかった。

高知県の「真名井」は、高知県長岡郡大豊町佐賀山の、日本の滝百選に選ばれるとともに、土佐の名水40選にも選ばれている「梶が森・龍王の滝」の奥だそうである。
「龍王の滝」の左手にある梶ヶ森の登山道を20分程上っていくと、求めていた「真名井の滝」に到着し、その風景は、細く曲がりくねった約12メートルの滝で、荘厳な風景だという。

まさに求めて探していた「真名井」。

「真名井」の「井」は井戸ということで、やはり「湧水」が多いのだが、「真名井」の「井」には、もうひとつ「滝」という意味もあることから、その「滝の真名井」を探していたのだ。

これで、安心して四万十のブランド化を進められそうだ。
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福井県での講演

2012年03月09日 23時53分31秒 | Weblog
福井県の合同庁舎での食育講演会があり、その中で自分がお米の達人が教えるお米の正しい扱い方、美味しいご飯の炊き方について」というタイトルで講演した。

講演会では、最初「原発問題について」の話をしたのだが、東北地方での講演とは違って、この話には食いついてもらえなかった。

次に「お米の基礎知識」についての話をしたのだが、これについても、既に食育に取り組んでいる人たちにとっては知っている情報なので、盛り上がりも僅か。

ところが、「お米の研ぎ方」からは、今までの事がウソのような食いつき方。
目も活き活きとして、全く別人のようになってしまった。

さらに「食べ比べ」や質問となると、物凄い食いつき状態で、自分も、本来なら言ってはいけない事も、ついつてい口走ってしまうほどであった。

しばらくは思い内容の講演会が多かったが、こういう楽しい講演会が増えていくと良いと思った。
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非公式の打ち合わせ

2012年03月08日 18時08分11秒 | Weblog
色々とあって、今回は非公式での打ち合わせがあった。

最初は自分も、「非公式だと話しにくいかも」と考えていたのだが、逆に、いつもなら言いにくい話も、気楽に出来るという、良い部分もある事に気がついた。
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白地図で探す

2012年03月07日 22時26分40秒 | Weblog
JA四万十に戻ってから、直ぐに用意してもらったのが、等高線や河川、水田などが把握出る白地図。

今まで、「白地図を見せてほしい」という米屋はいなかったようで、驚いたようだが、地域の特徴を短時間で把握する事が出来るので、用意してもらったのだ。

調べたかったのは、米、俵、里、田、真名井という文字がつく地名から、四万十川の支流状況、棚田の規模、水田面積など。
さすがに真名井はなかったが、お米の歴史があることは、地名などから解った。

その結果、その中から、自分が選んだエリアが、水源が解る一本の支流。
実際の場所は見ていないので、お米の品質など細かい内容は不明であるが、色々なことを考慮しても、面白い地域ではないかと思っている。

なので、とりあえず、計画を立ててみたい
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第一候補地はパス

2012年03月07日 21時30分52秒 | Weblog
四万十に入ると、四万十の大ブランド「仁井田米」の地区を通る。

このブランド米は、コンクールで賞をもらった事もあるので、かなり期待していたのだが、残念ながら、自分がイメージしていたのとは違ってしまっていた。

そこで、まずはイメージと合う地域を探して見ることにしたのだが、なかなか見つからす、いったんJA四万十に戻ることになってしまった。
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距離を勘違いしていた

2012年03月07日 20時46分15秒 | Weblog
「天空の郷」で一泊して、朝、再度「天空の郷」の打ち合わせをしてから、新ブランドとして検討している四万十へ。

自分の頭では、直ぐ隣のように考えていたのだが、実際は100キロ以上も離れていた。

いやはや、ポカミスもいいところだ。
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棚田が甦り始めた

2012年03月06日 23時55分16秒 | Weblog
今回は、資料を使わず、自分が思いつくままに話をしたため、講演は時間よりも早めに終わってしまった。

自分としては、質問が沢山出るだろうから、それに答える時間が必要と考えていたのだが、実際には質問がほとんど無く、「此れで、これからやって行けるのだろうか」と不安になってしまった。
もっとも、「質問をすると宿題が増えそうで…」と呟かれた時に、「それは、その通り」と自分も納得したので、致し方ない。

で、オーナー棚田のために、休耕田を整備している場所に行って見ることになった。

他の産地では、今まで使用していた場所を貸し出したりする事が多いが、「天空の郷」は、かなり以前に作る人がいなくなって、原野にまで戻ってしまった棚田を復活させていたのだ。
これにはビックリ。

「天空の郷」は、現状を維持しようとしているのではく、大きく成長しようとしているのだ。

成功するか失敗するかも、全てまったく判らないが、これは本当に良い事だ。
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天空の郷ブランド

2012年03月06日 23時45分02秒 | Weblog
時間の都合で、1時間程度しか南国市には居られなかったので、思い切り時間切れ感があったが、午後から本山町農業公社と生産者と一緒に作った話題のブランド「天空の郷」の講演と打ち合わせのために、山を越えて本山町へ。

まずブラチナホールで、3年と言う節目を向かえた「天空の郷」についての講演をした。

「天空の郷」は、他の産地ブランドよりも、かなり成長が早い。
その結果出る失敗と、想像出来なかった成功と効果。
さらに頼んでいた宿題が出来ていないので、その宿題の提出と、あらたな宿題を、大量にお願いした。
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南国市ブランドの変更

2012年03月06日 22時10分20秒 | Weblog
朝一番の高知行きのANAに残って、高知へ。

今回の高知の訪問先は三ヶ所。
空港から真っ直ぐ南国市に行き、高知県のオリジナル品種「南国育ち」の、初年度の総括と今年の計画について話した。

初年度と違っているところは、「コシヒカリ」も追加されること。

これにより、高知米の販売は、8月と11月と間が空くのではなく、9月10月の販売も可能となる予定だ。
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今日はJA北竜との打ち合わせ

2012年03月05日 11時11分01秒 | Weblog
午後から、北海道のJA北竜が東京まで出てきての打ち合わせがある。

北竜は、昨年11月に、日本テレビの「満点青空レストラン」で紹介した産地で、今年に関しては、注目も話題もある。
当然、いろいろな業者も、産地に対してアタックをかけてきたりしている。
よって、その中で、今年の新米からの販売計画やブランドの将来、個人契約などについてを話し合っていかなければならない。

個人を考えるのか、地域を考えるのか、ブランドを考えるのか
それがポイントになるだろう。
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膨らまないパン

2012年03月04日 23時06分19秒 | Weblog
昼食用に、久しぶりにGOPANで米パンを作ったのだが、出来あがってビックリ。全く膨らんでいなかったのだ。

付属の計量カップを使用していることから、ドライイーストやグルテンなどを計り間違えることはあり得ない。
なら、どこに原因があったのか。

今までの実験で、お米の品質が違うと、パンが膨らまないという事は経験していることから、今回も「お米」だと思って、店から違うお米を持ってきて、再度挑戦。

ところが、また、膨らまないパンとなってしまったのだ。

こうなると、原因を徹底的に調べなければならないので、説明書のトラブルのところを読んで、再度作り方を調べなおしてみたら、なんと。水の計量カップで、水を必要よりも多く入れすぎていたのだ。

付属の計量カップは、大半が「すり切り」で必要量となるようになっているのだが、水の計量カップだけは、メモリが途中にある。
そのことを、すっかり忘れていて、カップ1杯を入れてしまっていたのだ。

原因が解かってしまえば、なんてことはない。
思いこみが、膨らまないパンを作ってしまっていたのだ。
ちゃんと説明書を読みながら作っていれば、こんな初歩的なミスはしなくてすんだであろう。

パンを作るのに、1回4時間かかるGOPANを2回。
計8時間を無駄にしてしまった。
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ころ合いを見て、石見銀山へ行ってくる

2012年03月04日 19時32分09秒 | Weblog
日曜日の打ち合わせというのは、本来あまりやらないのだが、お米の現状などを考えると、産地が来れる時に会って話をしておいた方が良いので、今回は日曜日に会った。

自分の気持ちが「仕事モード」ではなかったことから、いつもとは違った感じの打ち合わせだったような気もしてるが、それでも伝えなければならない事は、多分伝えたと思う。

今年ならではの西の産地の動き。
この数年間のお米の状況。
石見銀山ブランドを作るのに必要なこと。
隣接産地との違い。
消費者ターゲット。
など・・・

この産地の将来的なことを考えると、必要量は現行の3倍。
差別化をするためには、こだわり米を、どこまで増やしていくことが出来るかであろう。
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すげー育種番号のままだ

2012年03月03日 14時00分53秒 | Weblog
玉川島屋から持って帰ってきたお米の本で調べ物をしていたら、なんと、まだ品種名となっていなくて、育種番号で記載されている品種があった。

例を言うと「上育139号」と「上育397号」など
「上育397号」は誰もが知っている「きらら397」で、「上育139号」は知らない人が多いかもしれないが「ゆきまる」である。

これも知っているだろうか「宮崎33号」
宮崎県で「きらりと輝く米」ということで「きらり宮崎」

いやはや、懐かしい。
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