こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

今は買えない

2012年03月15日 17時33分07秒 | Weblog
西で栽培されている、無農薬の赤米と黒米があるので、東京での販売をお願いできないだろうかという、電話があった。

「西の産地で無農薬」となれば、欲しいという思いはあるし、売れるだろうという考えもあるのだが、それでも断ってしまった。
理由は、ずっと福島県のお米屋さんから、赤米と黒米(産地は秋田県)を仕入れて販売しているからである。

商品の一つに加えるという考え方もあるのだが、今、西の産地を入れれば、ほとんどの消費者が西を欲しがってしまうかもしれない。
そうなってしまうと、福島県のお米屋さんの赤米と黒米が売れなくなってしまう可能性がある。

自分としては、「一日でも早く、東北が元気になってもらいたい」と願っているのことから、足を引っ張るようなことだけはしたくない。
福島県のお米屋さんも、必死になって頑張っている。
仕入れるたびに、必ず放射能測定結果も添付してくれている。
その努力や思いを、ふみにじるようなことはしたくない。

「売れればよい」ではないのだ。
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中国産米のコメントなんて言えない

2012年03月15日 17時15分27秒 | Weblog
某テレビ局から、西友が販売を始めた中国産米について、試食した評価をコメントして欲しいという要望があったのだが、自分は「本来なら、単にコメントをするだけなら問題ないのだが、今は時期が悪い」と言って断ってしまった。

時期が悪いとはどういう事かと言うと、SBS米の豪州米を牛丼チェーン「松屋」の松屋フーズが、既に店舗での使用を開始してしたのを期に、外食産業ではSBS米の試験炊飯が激増している事がある。

もしも、外食産業が、こぞって外国産米の使用を始めてしまうと、いっぺんに業務用米が中心となっている関東や東北の産地のお米が売れなくなってしまい、それが市場にあふれかえってくることだろう。
そうなってしまうと、価格は暴落してしまうし、流通もおかしくなってしまう。
その上、品質についても、業務用米としての品質のものが多くなってしまうだろう。

さらに、思った以上に消費者が、SBS米を拒絶せずに受け入れてしまうとしたら、TPPについても、反対する理由が無くなってしまうことから、早い時期の導入となってしまうかもしれない。

こうなってしまううと、東北の復興・復活は、完全に無理となってしまうだろう。
だから、今は時期が悪いのだ。

消費者には、単に「価格が安い」と喜ぶのではなく、お米の美味しさ、品質、安全性、日本の将来などについて、シッカリと考えてほしいと思っている。
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要望に答えて

2012年03月15日 16時55分15秒 | Weblog
リニューアルしたスズノブのHPを見た人から、「価格一覧表があれば」という要望があった。

実は今回のリニューアルでは、価格一覧表を入れる予定となっていたのだが、すっかり忘れたまま作り上げてしまっていたのだ。
よって価格表は、全てのページに入れることが出来ずもトップページと全銘柄米のページにだけ入れることになってしまった。

今回、一覧表を作っていて、どうも価格設定がパターン化されすぎてしまっているように感じたので、新米に向けて、価格帯を広げたり価格に差をつけたりしていかなければならないだろうと思った。
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