ブランド化していくためには、当たり前の事として、栽培だけでなく、品質・食味だけでなく、流通も必要となる。
そして、このブランドシートには、これら全てが、詳細に、ハッキリと記入されている。
ブランド化していくためには、どうしても数年はかかる。
そして、その数年の間は、修正の繰り返しばかりである。
修正をするためには、消費者から得た情報などを集めて分析していかなければならない。
その情報が多ければ多いほど、しっかりとしたブランド米になっていける。
だから、その貴重な情報を、確実に手に入れるために、あえて流通を限定している。
しかし、その限定しているはずの流通に、抜け道が作られていたとしたら。
当たり前の事として、分析した情報は正しくない。
なのに、その分析した情報を、抜け道で使用されているとしたら。
当然、色々な部分で、ブランド化の脚を引っ張られる結果になる。
しっかりと計画しているにも関わらず、途中から止まってしまったお米には、こういう事が起きている。