福井県の新品種「いちほまれ」のロゴ・パッケージデザインが24日、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で発表された。
試験販売となる今年は、栽培技術が高い生産者131人が600トンの限定生産で、高い基準を満たす米だけを出荷することで品質を厳格に担保する。
さらに、単に販売するというのではなく、多様な消費者ニーズに応じるため、栽培方法に合わせた商品ラインアップも用意する。
そして、「特に福井の米の知名度の低い東京」(酒井智吉・福井県農林水産部長)での浸透を図るため、販売する百貨店などに「いちほまれコンシェルジュ」を配置することとなった。
食育活動や野菜ソムリエの資格を持つ人を対象とし、現時点で15人ほどいて、今後さらに増やして行く方針。
消費者に、「いちほまれ」の特長やおいしい炊き方などを紹介し、購入者の満足度を高めることにも力を入れ、「いちほまれの」ファンを増やしていくだけではなく、「日本を席巻する米を目指す」ためである。
そして今回、その「いちほまれコンシェルジュ」の育成を、全面的に自分が受け持つ。
「コシヒカリ」とは違う「ポストこしひかり」の特徴とは。
どんな表現をすれば、「コシヒカリ」と間違えないか。
「いちほまれ」らしさとは。
炊き上がり具合は。
粘り具合、柔らかさ、味は。
など、「いちほまれ」を特徴を最大限に消費者に伝えるためのノウハウを教えていく。