新米の流通が始まってきたことで、新米の出来の悪さが露見してきている。
「天候不順のせいなのだから仕方がない」と産地側は考えるだろう。
しかし、消費地には、その言い訳は通用しない。
ましてや、流通価格が上がっていることから、なおさら納得しないだろうと思う。
出来が悪い=美味しくない=高い=駄目な産地=買わない
という、自然な流れとなっていくのだろう。
産地が常に情報を出し続けてくれれば、消費者はその情報内容から、「出来が悪いかも」と思ってくれている。
なので、実際に駄目だったとしても、「仕方がない」と納得してくれる。
しかし、情報を出してくれていなかったのだから、ストレートに「不味い」と判断されて終わりだろう。
では、ブランド基準や出荷基準を設定しているブランド米は、どうするのだろうか。
殆どのブランド米は、検査1等のみ。
基準を満たしていないお米については、ブランド米とは名乗れない。
この天候の中で、ブランド米として定めた、食味・タンパク質・アミロース、グレーダー・整粒歩合を満たすことが出来るだろうか。
基準を満たすことが出来ない、ブランドを名乗れないお米ばかりとなってしまったら。
無いものは無いと言い切れるか。
産地の都合で、ブランド基準を勝手に下げるか。
各産地の対応が・・・・・
見ものだ!