The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

コーヒーの王道 下

2014-06-02 08:51:42 | Weblog
           
 日本橋の高島屋、その近くに「赤木屋カフェ」、昨年の秋、ここの本日のコーヒーを飲む、アフリカのコーヒー、これが尋常ではなかった。

 
 店員が、
 「酸味が強いですよ」
 強いなんてもんじゃあない、口がひん曲がった、5時間ほど残る、キョーレツなんだな、この一杯に、
 1、サバンナの熱い風
 2、荒々しい赤い大地
 3.象が「パオーン・パオーン」
 4、マントヒヒのケツの鮮烈
 5、ヒポポタマスの下品と重厚

 突き抜ける味覚、
 「来た、来た、来たー」
 タイヘンなことになった、
 「これが、これが、コーヒーなのか」
 ハワイのコナがブルマンがゲイシャが、ハダシで逃げていく、
 「なにが有機栽培だ、なにが自然農法だ」
 こいつは、人間に媚びていない、口の中で、
 「オレは、コーヒーだ、コーヒーだぞー、ギャギャーギャアッー、エッー、なんかモンクがあるか」

 ブレンドとは一体なんだったのか、あれは逃げではないか、ゴマカシではないか、そんな思いにさせる、それにしても日本橋界隈(かいわい)のコーヒー・ファンのレベルが高いのだろうか、ところがである、ケータイで話し始めた男がいる、次第に声高になる、我が物顔だ、と、もう一人も・・・こりゃあダメだな。

 「日本橋近辺のサラリーマンのレベルは、こんなもんだったのか」
 すると、このコーヒーを支えているほどの趣味人ではないんだろう、その後、渋谷のFoodShowのKey Coffeeで中年の店員に出会い、あのトアルコ・トラジャについて話す機会があった、最近はちっともうまくない、
 「あれは、錯覚だったんでしょうか」
 最初に飲んだ時の鮮烈な感激、すると、この長身の婦人は、
 「いいえ、当時は良かったんです」
 「・・・」
 「わたしが、この道に入ったのは、トアルコ・トラジャに出会ったからなのです」

 こんなことがあるんだなあー、長年の疑問がヒョーカイ、
 「それでも、わたしたちも変わったのかもしれませんね」
 無上の大道を歩む者は、いつの間にか、ちょっとした地点にまで来ていたのかもしれない、それにしても、なんて美しい横顔なんだろう、ひさしぶりにトキメキが訪れている。

 トウキョーには、まだ、こういう人がいたんだ、うれしいね、今日は、スキップでスクランブル交差点を渡ろうか。


 

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