ラス・カサスは証言する、
「この40年間に、島々と大陸において、一切の法を無視したキリスト教徒の忌むべき事業のおかげで、大人と子供を合わせて、1200万人以上が不当な残虐なやり方で殺されたのだ、いやその数は1500万人を下らなかったと言っても、おそらく間違いではあるまい」
西インド諸島で100万人の単位の人々が殺害されているから、中米・南米では、その数倍・数倍以上が犠牲になったことが考えられる、しかも、それはラス・カサスが生きた40年間の出来事であり、それ以後の16世紀後半や17世紀については触れられていない。
南米の各地で言語を絶する討伐が繰り広げられたのであろうか、その結果、メキシコや中南米の各地に“Matanza・Matanzas”という地名が残った。
先日、NHKの高校講座を見ていたら、この件について、
「それは、伝染病によるものです」
なんという無責任・不勉強、ひどいものだ、まあ、NHKなんて、こんなもんだろう。