超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ばんがいち感想(6月号)

2009-04-27 21:07:18 | 漫画(成年雑誌)
久しぶりにHEY!HEY!HEY!見たらあまりの様変わりっぷりにビックリした。
あれは一体、何の番組なんだ・・・。
迷走してるなあ。


現在COMIC1で買った本を読みまくってる最中です。
良質のふじかな本にニンマリ。読んでるこっちが恥ずかしいわ。


で、本日2回目の更新は遅れましたが個人的にプッシュしているばんがいちの感想です。
今月は稀に見る良作ぞろいでビックリ!
では以下。成年誌なので苦手な方は注意。




ハートにスマッシュ!!:高句タビー
待ってましたの高句タビー。
この人の漫画は表情がよく描かれてるので読んでて面白い。
 熱血君とお嬢様のカップリングだった訳だけど
真剣な表情でプロポーズするシーンは不覚にもグッと来た。
こういうのがあるから純愛系成年漫画好きなんだよな。
しかし熱血君、がっつき過ぎだろう。


大樹のことり♪:桃之助
これまた素晴らしい。
なんというかお約束を逆手にとって主人公の方が乙女ちっくなのが良い。
幼いころの約束とか、男子の方が気にしてるのは珍しいなあ。
 あとこのヒロイン可愛すぎ。このヒロインだけでも読む価値ある。


よわみみ:佐伯
またまた素晴らしい。
作者はこれで商業誌デビューらしいのだが、
そうとは思えぬ完成度。 全体的に思いやりと愛情たっぷりです。
成年漫画というよりも一つの物語を読んでいる感じだなあ。
 オチもあったかい。


シトロン:小宮裕太
またまたまた素晴らしい。 久々登場。
全体的に澄んだ空気感で、しっとりとした出来栄え。
僕っ娘というのはやや記号的だが、それでも雰囲気作りがしっかりしてて面白いなあ。
 青春真っ只中である。すがすがしい。


放送禁止の30みにっつ:黒白音子
こちらも久々、で個人的には待望。
絵柄がなんとなくスクエ二っぽいのがこの雑誌に於いて個性的でいいと思う。
 本遍は放送当番に選ばれてしまった二人のいざこざ。
喧嘩をしつつも結局ラブラブになってしまうのが良い。
しっかしよくあれでバレなかったもんだなあ・・・。


大好きなキミのため:Rico
いつも通りの、安定したラブラブなRico節・・・と思いきや
途中でヒロインがツンデレっぽくなったり、
「あたしは康介くんにだけモテてればいーの」という台詞から往年の田中ユタカの匂いを感じたりと
個人的には結構新鮮に読めた。
いつもより色気があったような気も。


あのコのひみつ:香遠子
今回のナンバーワン。この人も久々だけど前よりも線が安定してて、全体的に絵が上手くなってる。
ネームも非常に読みやすく、かつ分かりやすい。
 主人公の何気ない一言を必要以上に気にしてしまう女の子の話で、
些細な出来事を中心に描いているのもばんがいち王道で良かった。丁寧だし。
オチも面白い。



今月は会心の作品ばっかで、ここ1年では間違いなくベストではないでしょうか。
何も言うことない、ってくらい。
カタセミナミのも少女漫画っぽくて面白かった。ていうか男子のキャラがいい。


今月デビューした桃之助と佐伯は次回作も読んでみたい。
お気軽にコメントもどうぞ。





咲の4話は凄かった

2009-04-27 02:27:10 | アニメ
今日は4回更新するぞ!ってことで
フライングして日曜深夜に更新ですよ。
もちろんアニメ「咲」についてです。

今回は今までで一番面白かったですね。
なんせ原作の良いとこ取りな上、アニメならではの膨らんでる部分もあって。
まるで少年漫画と萌え漫画を同時に見てるようだった。
この「異質感」こそが咲の醍醐味だろう。
単なる美少女アニメ、ネタアニメでは断じてない。

今回は順を追って注目していきます。


まずナレーションが凄いね。何がってごつい男の声で、かなり仰々しく語られる。
この時点で独特のものがある。

そしてすかさずお風呂シーン挿入。抜け目なさすぎ(笑)


OPが終わって日常パートに入るわけですが
和がもうね。
原作より咲好き度が増大してるじゃないか。
唇に手を当てるシーンとかまったくもう・・・。最高。
しかもその後、咲に声を掛けられたときの焦りっぷりも笑えた。

昼食のシーン、京太郎による和についての妄想もヤバイ。
原作より具体的に描かれてる。
キスのところとか、原作ではまずやらないだろうなって部分まで踏み込んでる。
こりゃあ今後の膨らませ加減にも期待できそうだ。

タコスのアレのシーンも雰囲気が再現できていて良かった。
これは原作に忠実ですね。
涙目で京太郎を見つめるタコスにはぐっと来ざるを得ない。
声も似合いすぎ!ここまでピッタリだと本当嬉しいね。


ここまでが気軽に見れるパートなんだけれども
後半、竹井部長の差し金によって
有頂天状態になっている咲と和がボロクソにやられる、という厳しい展開が待っています。
この辺は原作のほうがシリアスさを表現できてるかな?
アニメだと普通にやられた、という感じなんだけれども。
 とはいえ、藤田プロのえげつない打ち方についてはきっちり描写されてたと思うので
その点では及第点だと思う(って偉そうだが)。
特に悪人のような表情に関しては見ててビクッとしたなあ。

でもこの3人と打つことになってしまったあのおじさん可哀相だな・・・。
絶対面白くねえよなあ。
ご愁傷さまって言いたい。

メイド姿に関してはアニメでもシュールだねえ(笑)。
なんていうか・・・ナメてんのかと言われても仕方ない、アレは。
賛否両論だとは思うが、ド真ん中を狙い打つ強烈な「萌え」あっての咲なので
あれも必要なんだと思う。
ああいうお遊びがあるからこそハッタリの麻雀バトルが活きてくるんですね。
 とはいえ和の胸、揺れすぎだなあ・・・。

竹井部長のやり手っぷりは流石なんですが、
メイド服を着たくなかったような気もするなあ。
自ら行って直に見ても良かったわけだから。
 最後は風まで吹いてたのはチトやりすぎ。風に吹かれた和は別人だなあ。


総評として、とてもテンポに気を使っている感じがしましたね。
持ち上げといて落とすという構成も巧いし、
何よりこの1話で登場前から衣の存在がキッチリ示されて、それに対するワクワク感も増しました。
 それでいて原作の萌えの部分を強化してたりと製作者の本気具合が伝わりますね。

あとは背景にもこだわってる感じもする。
ここら辺も原作主義の一環なのかな、って思いますが。


今のところ、燃えと萌えの両極端という感じなんですが
原作だと感動するエピソードもあるので、その部分に対しても良い感じに仕上げてくれると更にいいですね。


ここまでずっと絶賛してますが、
もちろん人を選ぶ作風にはなっていると思います。
それでも伝えたいので書いてるんですけどね。

お気軽にコメントもどうぞ。