goo blog サービス終了のお知らせ 

超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ゆるゆり♪♪ 第2話「ゆるゆりなる日々なるなり」 感想

2012-08-21 21:07:36 | アニメ





結局今期はこれ一本で後は総括のみって形になりそうです。





理由は色々あるんですけど、取り合えず時間と余裕が無いってのが一番ですかねえ・・・
そうなった時に、何を選ぶかって言ったら先ずこれっていう
まあそれだけの話なんですが
やっぱり観ててすっごくワクワクするんですよね。正直OPの完成度からして毎週感嘆の息漏らしてますが
何より最近はもう個人的にあかりんが大好きで、もう一番好きってくらいあかりん派になってます。
そうなったきっかけはやっぱり原作を読んだ時に気付けた
あかりだけが遅れてるという事実
それからして
こういう扱いになっているっていうのは中々にリアリティがあるし、でも
個人的な想いを付け加えるのならばそういうからかいもまた一種の優しさでもあるんじゃないかと。
結局、ああいうオプションがなきゃただ単に精神年齢幼いだけの痛い子になっちゃうから
いじられてこそようやく人並みに華が出るっていう
正に狩野英孝的な・・・
ってこう書くと大分アレかもしんないですけど(笑 取り合えず面白い茶番って考えは完全になくなって
今や完全に応援したい素敵な女の子ってポジションになってますねえ。自分の中ではね。
その点ですっごくオリジナリティのある、
女子にしか描けない類の作品なのではないかと。

この2話観ても、京子の「あかちゃん!?」って言葉に対してあかりん「バブー!」って
それツッコミになってるのかよ(笑 と個人的には感じるんですけど
その「痛さ」が凄く良いんです。
痛さが良いって書くと下世話な楽しみ方かと思われるかもですが
そうではなく、そこには微笑ましいって感情も付随してる訳ですから半分は愛情でもあるんですよね。
そもそも「バブー!」って普通に笑える程度のギャグでもあるから余計に楽しいっていうかね。
他人と比べてポーカーフェイスが苦手とか9時には眠っちゃうだとか
本当に細かくビハインド設定が付いてますけど
逆に言えばそういうビハインド感こそがあかりんの確固たるアイデンティティ、と考えると
実は誰よりも個性的で誰よりも可愛い女の子なのかもしれないですね。要は周りがスレすぎ、という(笑)。


あかりん以外では、取り合えず京子の使い方が非常に上手い話でした。
蛇とか得意そうってイメージ付けもらしくて面白かったし
黒光りするGを棒で打とうとしてるポージングも正に京子ならではの個性が出てましたし
最後の乾布摩擦で「風邪よりもバカを直せ」ってツッコミも大げさじゃなく真剣味があったし(笑
そもそも賢い人のが確実に引かないですからね。風邪なんてのは。
てうがの天丼ネタとか、
さり気なく挟まれてる京子×結衣ネタのニヤニヤ感だとか
早くも主役としての存在感バリバリ発揮している印象で非常に頼もしいッス。
本当の主役さんが「バブー!」とか言ってるのに対し完全に司会進行役勤めてオチまで担当してましたから
そういう意味ではある種京子回とも言えるのかな?って思えた出だし好調をアピールする2話目でした。
改めて録画見返してみると思ったより方向性がまとまってるように感じれて良かったです。
でも一番笑ったのはこそっと言い放った「腐ったバナナ」ですかね(笑
アボカドとかあるだろうに。
でも、アボカドって言われても嬉しくはないのかな。





やっぱOPED共に2期のがクオリティ高いように思えるね。
加えて、櫻子の無駄な男らしさに乾杯!って感じの第2話でした。
何気にナイトポジションなのか?




じょしらく 第1話「普段問答/ふく違い/叫び指南」 感想

2012-07-07 03:34:10 | アニメ





つまんねーこと聞くなよ!






私は打ち切り・不人気・ニッチ作家だった頃久米田康治の漫画の熱心な読者だったため
ここ最近のアニメ化連発の風潮は逆に寂しいって言うか、もうすっかり人気者ですね(ニヤニヤ
と愚痴や揶揄の一言でも言いたい気分になってきます。
というか、あれほど長年アニメ化されない漫画家っていうのを売りにして来たのに
今や描けば直ぐアニメ化って絶対におかしいよ!時代が久米田センセに追いついて来たのか、
それとも久米田センセの表現が時代に擦り寄ったのか?それは決して定かではないですが
唯一つ言える事があるとしたら・・・この「じょしらく」ってアニメが面白いって事ですかね(笑)。
正直アニメにして面白いのかな?って疑念もありましたけど
過度な期待はしないようにしてましたけど
観終えてみると本当にあっという間で、時間を感じさせなかったのが凄いな、っていうか
結構なお手前だったと思います。本当に差しさわりのない会話で終わると思ったら、最後に「返せ」って・・・。
これ正直日本でしか流せない内容だった気がする、っていうか日本すら非難してるし(笑)。
普段通りの日常アニメに見せかけていじめや批判があるのがこの作品らしさ、ですかね。
流れるような会話劇を聴いてるだけで気持ち良い作り
この調子で作って行ければ今回の久米田アニメも十分成功の部類に入るのでは、と思ってます。

確かに「普段着でお越し下さい」っていうのは若干語弊のある言葉で
自分なんてパジャマ着ずに下着姿な訳だから立派な変態さんになっちゃうんですが
寝る時全裸の人だと更に上級のストリーキングになってしまう、っていう
それを視聴者サービスに繋げるその手腕の自然さに感動した。
しかもしっかりパンツ映ってたしその点も見事、
っていうか木曜深夜のTBSがあまりにも不甲斐ないだけなんですけど(笑)。確かにキャラ紹介にも
変な名前で笑わす効果も担ってたしその辺のストーリー運びは正直上手かったと思う。
この手の作品はまずキャラを印象付けないといけないので
その点では割とどのキャラも分かりやすかった
普段着のシーン含めて実直に個性が伝わりやすい親切設計になってて、それでのめり込めたっていうのもあるし
キャラクタの性格もこの1話でおおよそ把握して視聴出来る土壌は完成されたかなー、と。
まあ原作読者からしたらぶっちゃけ関係の無い話ではあるんですけど
原作読者の私でも「親切だなあ」と感じるくらいには構成がしっかりしてたって事なんですよね。
流石実力派のスタッフなだけの事はあるわあ、と納得したのと同時に
私は全連載のコミックを所持してる久米田ファンなだけに少しでも至らなかったらケチつける気満々でしたが(笑
この出来なら安心して視聴出来るなー、とは思います。という訳で同士の方々はちゃんと観ましょ、って事で。

しかしアニメ一話にしてわざわざ漫画でやってるものをアニメにするのはどうなの?っていう
いきなり根本からアニメ化って概念を否定してるのにはやられたねー(笑)。
やられたっていうか、一部当て嵌まる作品もありますからね。
アニメ向きじゃないのに・・・っていう。
このアニメは成功してる部類だからいいけど、安易なアニメ化に対する牽制にもなってて
その意味で考えさせられるのもまた久米田原作としての特徴の一つ、かな。「返せ」だってそうだし(笑)。
だから久米田センセの漫画はギャグ漫画でもシリアスだったりネガティブさを感じたりするけど
それが味になっている、っていう個性も往々にして感じられた一話だったんじゃないか、と。
特に見所を探さずともオートマティックに視聴して楽しめる印象だった初回でした。





始まる前は複雑な心境でしたが、観れば観ればで面白く感じちゃうんだから現金なものよの。
そんな感じで関東では一日遅れですがそんな事は気にせずつらつら書いていこうと思いますよ。
EDのSDキャラも異様に可愛くてアニメなって良かったかな、とも。




貧乏神が! 第1話「神は神でも貧乏神じゃなくて貧乳神の間違いじゃないの?」 感想

2012-07-05 02:45:13 | アニメ





貧乏神・・・と言えば私の世代ではキングボンビーな訳ですが
この世界では美少女・・・美少女!?う~ん若干美少女に見えないのがキツいところですが(笑)。
それでもまあキャラ付けって観点から言えば成功してるのかな。と言う事で何気に期待していたアニメですが
思ったよりも原作に忠実に作られてて面白かったですね。元々月ジャンの方だったと記憶してますが
メインの二人が両方とも女性って言うのは少年誌的には珍しい
けど内容はきちんと少年誌になってるのに拍手
気軽に観れて一部滑ってるけど最終的にはきちんと笑える
中々のクオリティのコメディアニメになってると思いました。花澤さんのこういう役って聴いてるだけで新鮮で
一部花澤さんに聴こえない部分もあったりで思った以上に役をモノに出来てる感覚も良かったし
いつも正直同じような役柄やらされるだけにその点でも新境地って感じですな。
そんな市子と紅葉の掛け合いの面白さは上々
一話としての完成度やインパクトはそれなりにあったんじゃないかと思っていますね。

幸せは誰かと分かち合ってこそ、って考え方は理解出来る部分があって
確かに自分ひとりだけで嬉しいとか楽しいを延々と味わってても結局は孤独になるだけで
どこかでアウトプットの瞬間を望んでる自分もいたりして
市子も潜在的に誰かと繋がりたい気持ちがあるから実直に悲しんだんだろうけど
でも、個人的には運自体を捨てなかったのには奇妙なシンパシーを感じたりもしたかな(笑)。
だって、自分が市子の立場でも絶対に渡さねーもん。強欲じゃなくて人間としての当たり前の感情。
でも、それをただ汚いだけで終わらせずにお涙頂戴まで持っていったその手腕は
正にナチュラルボーン少年漫画って結末で、
その末に市子が一人になる事を選んだのも一つの成長の証ではありました。
運を捨てれば万事解決なんだろうけど、自分の幸せを捨ててまで相手に尽くすのは単なる偽善ですから。
その点では、市子が真面目な良い子ちゃんにならなかった結末は実にらしくて良かったな、と。
確かに運そのものは捨てなかったですけど、その分独り占めはしなくなった。
これから先の市子の成長も楽しみですが
同時に古き良き昭和の匂いがするコメディ描写に関しても期待してます、ってオチで。なんだか異様に楽しかった。




まあ、後は私はグラマーな女性大好きなのでその点でも目の保養になっていいですなー。
原作の乳描写は思わず揉みたくなるくらいの柔らかさを保ってるんですが、アニメも頑張ってるね。
そんな訳で密かに好きな漫画なので密かに応援してます。尚現在多忙に付き更新しか出来ない状態なので
その辺の遅れ云々はご了承下さい。



ゆるゆり♪♪ 第1話「帰ってきた主人公」 感想

2012-07-03 03:36:10 | アニメ





まったく・・・。





冒頭から飛ばし気味だった「ゆるゆり♪♪」初回。陰が薄いどころか恐らく一番目立ってるあかりんと
彼女の夢の中での増長っぷり&ナルシスト気味が面白かったんですけど
最後の方は完全にひとりハーレム状態になってて
ああいう夢を観るって事は潜在的に「私は可愛い」って思ってるって事・・・??とも思いましたが
まあ人間なんて程度の差はあれある程度は自分の事を可愛く思うものよ。
にしても、
「あかりの可愛い顔が見られなくなっちゃうよ?」
「このいたずら子猫ちゃんめ!」辺りのセリフは頭蓋骨叩き割ってやろうかと思うくらいのふてぶてしさ(笑)。
とはいえ夢の中だけでも人気者になれたのは良かったのか、それにしてもあかりにデレてる皆さんは
予想以上に抜けててデレっぷりが色っぽかったですね。ある意味タイトルの本領発揮やん。
いつも百合的に仲間外れになるあかりんの最大限のモテっぷりを堪能
「あかりも一緒に漬かりたい」の場面は声と表情もイケメンになってて一話にして既にピークを迎えたような
そんな最高に阿呆で最高に面白かった茶番劇をまず頂きました。でも櫻子と向日葵は夢の中でも仲悪いんですね。
というか、実際は良いって事の裏返しなんだと思いますけど(笑)。


後半はいつも通りの「ゆるゆり」・・・かと思いきやミラクるんまで挟んでかなり盛ってた印象ですけど
この全キャラ総出演の上にミラクるんと友情パートまで挟んでくるという豪華仕様に驚きました。
恐らく「ゆるゆり」ファンだったら誰もが満足する初回にはなってたと思いますけど
相変わらずダークネス部分を担ってくれてるちなつちゃん(髪の中に手を突っ込んだらもぎ取られそう 笑)、
安定のおしるこ天丼オチも面白かったし、何より不遇キャラのあかりんがいちいち可愛かった(笑)。
彼女の存在感の無さって言うのは「志村後ろ~」バリの茶番だと思ってて
その茶番を楽しむのが「ゆるゆり」の一つの魅力だと感じますが
この扱いのぞんざいさって部分で言えば伊達や酔狂じゃなく相当マジなので
その意味でも変な意味で応援したくなるキャラっていうか・・・また報われない声が可愛いんだよな(笑)。
卓球では京子の顔面にスマッシュ決めておしおき、そしてちなつには逆に顔面に球当てられるし
ちなつのお茶の注ぎ方にハラハラする場面や一人でおふろ満喫のシーン
最後にはあかりんだけ寝てると言う余技も披露
前半で主役になった一方で、
後半は完全に京子が主役みたいに摩り替わってましたがそれもまた「ゆるゆり」らしいですよね。
このテンションのまま、今期も最後まで突っ切って下さい。
そして京子が何故あれ(ミラクるん)で泣くのかがどうにも分からない(笑)。

ただね、見てて一つ思ったのが意外とストーリー的にも進んでるなっちゅうか
ちなつの京子に対する気遣い、優しさ、っていうかツンデレ?結衣は元々ああいう性格だと思うけど
その辺の描写がね、今ならではっていうか、それこそ1期の序盤ならあり得なかった事だと思うし
ずっとツンケンしてるようで実は心許してる部分もあるんだなあ、って感じられて
そこは積み重ねた2期になってるからこその面白さですよね。そして一種の「成長」でもある。
この手の作品は
時折挟まるそんな「いい話」が最大限に効果的に働くのが常套ではあるので
これからも是非そんなどんどん深まる友情描写にも期待したいですね。と言う訳で初回の感想は終わり
何一つも過不足のない完璧な初回だったと思います。今期もまたちびちび感想書いて行きたいと思うのでよろしく。





それにしてもEDの曲調って何となくビークルとかカジヒデキっぽいですね。
音楽に関しても1期と見劣りは全然してないかも。




這いよれ!ニャル子さん 第12話(最終回)「夢見るままに待ちいたり」 感想

2012-06-26 04:14:38 | アニメ





いや~、今期一番じゃないッスか!?







勿論俺の中で、だけどな(笑)。んーでももうここまでのクオリティならば別に言う事ないっちゅうか
ほぼ完璧な着地だったんじゃない?要は真尋が騒がしい日常を、彼女達との日常を
そこを認めることがこのシリーズの最終的な着地点になった訳で
それって凄い美しい終わり方だと思うのよね。
だって、元々静かに暮らしたいとか迷惑だって言ってた奴がそれを受け入れたって事は
きっちりニャル子のアプローチが功を奏した、想いは伝わってたって事ですから。それだけで感無量
途中まで泣きそうになりながら観てましたね(笑)。誰が何と言おうと個人的にはニャル子さんのクールでした。
それくらい実直にこのアニメにハマれたって事です。いやはや、一つのコメディの傑作やね。


何から書こうかな・・・
取り敢えずは真尋くんの事から書こうとは思うんだけど
彼は最終回っていうかその付近に於いて目覚しい変化や成長を見せていて。
それは自分を想ってくれてるニャル子の想いを受け入れつつある点や
自分の間違いを認めるようになった
今まではニャル子を責めてばっかの真尋くんだったけど、最終回では「こんな時だけあいつに頼って」と
それ即ち今までのニャル子さんの頑張りやありがたさを認めて、尚且つ反省もしているっていう
一言だけで成長を表せる良いセリフだったと思ってるんだけど。
それに加えて
戦闘でもただボーッと突っ立てるだけではない行動力も手に入れて
カップルの共同作業のような手順でシリーズのラスボスを撃破する勇気の描写だったり
色々な意味で傍観者じゃなくなったっていうか、個人的には主人公の方向性として真っ当に正しいと思ってて。
自分ではまともに戦えない分、そこに付随する感謝の気持ちを忘れずに、協力する姿勢をも見せる
純愛物語だってずっと言い張って来ましたけど
案外真尋くんの成長物語でもあったのかもしれないですねえ。
とにかく、真尋くんは間違いなくラブコメの中でも特に好感度の高い主人公でした。

んで、デレる描写もまたイイんですよね(笑)。
美少女ラブコメで主人公がツンデレってどうよ!?と思わなくもないが
それでも可愛いっ!って思っちゃうのは仕方の無い事よね(笑)。
いや~なんかもう遂にデレたか!って感じでいちいちニヤニヤしちゃいました。
そうか、自分が欲しかったのはインスタントではなくこうやって徐々に徐々に堕ちてく様なのかー、とも
ちょっと思えたり、状況を受け入れたどころか、その状況を潜在的に楽しみ始めた真尋くん
確かにニャル子さんとの距離が縮まってる純愛っぷりがとっても素敵です!
ギャグアニメでなく良質なラブコメを観終えた感覚になれたのが最も素晴らしかったかなあ。
ともかく、デレ始めた彼のキュートさはある意味ヒロインズを凌ぐ程でした。
ただでさえ擬似ハーレム展開でニヤニヤしてたのに
そこに真尋くんのデレを重ねるなんてニヤニヤし過ぎて思わず膝叩いちまったよ(笑)。
散々悩んで迷って傷つけて、反省も後悔も懺悔もした分最後にはとっておきのご褒美が待ってました。
その突き抜けたコントラストの素晴らしさにも頷きつつ、まあ傍から観れば立派な恋人だよ!
とは最後ですから記述して置きましょうかね。ニャル子さんの「あーん」にも応えてくれたのは感動したよ。


お話としては、まあ今回も恒例の酷いオチでしたが(笑)。
複線の張り方は意外と上手だったかなー、と。
あの傷はじいが付けたものだったのか・・・それじゃ怒るのも当たり前なんだけど
何気に結構なレベルのド外道だとも思いましたね(笑)。最後なだけに思いっきり憎める敵になってた気がする。
それに、あのエロゲーのシーンが大事な複線になってるって誰が気づくんですか?(笑)。
あまりに予想外すぎて笑ったというよりは驚いちゃったんだけど
それも含めて「らしい」ラストバトルでしたね。
他のみんなも一斉に駆けつけて大味ながら敵が敵なのでカタルシスも抜群
結構適当なオチに思えてその実「ちゃんと憎める敵」って観点からすると良く出来てますよね。
今は敵にもちゃんと理由を付けていちいち憎めなくするのが常套ですけどそんな風潮に逆らってるのが面白い。

しかし、前半の物寂しい空気は観てるこっちまで寂しくなったかな(笑)。
だからこそ後半の大騒ぎがきっちり映えてもいた訳ですけど
なんとなくどらえもんの、
独裁者スイッチのお話を思い出したのは私だけかな。散々失敗した後で一人になってしまうっていう
そういうオマージュ的要素も含まれていて安定して面白かった印象
回想のチョイスも面白くて
こっちは半分泣くぞって気分で観てるのにハス太くんのニャル子と真尋の子供を愛せるか云々ってセリフは
思わず笑ってしまったんだけど(笑)。まあそれも「らしさ」って事なんでしょうね。
それにしても意外と思い出の場所は多かった印象で
あの行為からしても淡白なようで真尋の胸には色々な思い出が詰まってた
失くした現実のパーツを必死に掻き集める真尋くんの姿に胸打たれてたのは私だけではあるまい(と、思いたい)。
何にせよ、ふざけてるようで実はすっごい優しい物語でもあるんじゃないかなあ、とは感じましたね。
結果的に泣きやしなかったんですけど心情的には泣きたい気分でした。
野望も打ち砕いて、
真尋のナイスな仲直りもあって
真尋が初めてこの日常を必要だって宣言して
その上で明確な進展もあったりして・・・
最後のニャル子さんの「大好きです」ってセリフはシンプルですけど名言ですね。
それもまたこのアニメが屈強な純愛アニメであった事の証なんじゃないかなー、とは感じつつ
個人的には何一つの不満もない、どころか素敵ポイントだらけの至福の最終回でした。
ここで敢えて宣言すると、俺はニャル子さんが大好きだァー!!
・・・って事で。
1クールの間精一杯楽しませてもらいました。常に最高でした。ありがとうございました!


あ、そうそう、ぐたたんに関してあんまり触れてなかったね。
ぐたたんは、出番は少ないながらも
真尋がニャル子たちの存在を真に必要と宣言するきっかけのキャラだったので
単なるロリキャラ以上に結果的には彼女のお陰でニャル子さんとの距離が縮まったって事で
思った以上に重要なキャラだったんじゃないかな、って思います。
それに、純粋に可愛かったし
意外と腹黒さもなく素直なキャラ造詣でしたし(笑)。
また新シリーズでもあれば是非出番増やして彼女の可愛さも堪能したいところですな。
そういった意味で、実は無駄なキャラって一人もいないんじゃないかな、って個人的には思えてたり。
母親ですら擬似ハーレム枠に入っちゃってるその懐の深さもまたいいですねー(笑)。
でも、なんだかんだいって家を留守にする事が多いって事は
反面孤独でもあったってのは明確なので
今の状態は今の状態で尊ぶべき大事な瞬間瞬間でもあるのかな、とも思ったり。
何にせよ、みんなきっちり初期から変われたり成長出来たりで良かった。納得の行く最終回でした。

ギャグに関してもちょいと。
ああもう最後まで文字数多くて申し訳ねえな(笑)。
まあ、有名どころだと「なん・・・だと・・・」でしょうが
空間を使って高度な作戦を考えて
その上でやってる理由がエロゲーの為っていうのはある意味シュールで面白かったです(笑)。
そして一人になった瞬間にソロプレーに走ると睨まれてた真尋が可哀想だなあ。
年代を考えると、まあそうかって気もするけど
一緒にいるからって同じタイプの人間だと勘違いするのもまた安直といえば安直ですね。
にしてもニャル子さん宇宙では有名なエロゲーマーなのか・・・桐乃とタメ張れるかもしれないですね(笑)。
最後の最後で擬似?触手プレイもあったけど、何気に針になって刺そうとした場面でビビった
それくらい地球の、日本のエンタメに価値がある世界観なんですね。
って微妙にこの作品の傾向も垣間見えたりしました。

ニャル子さんの可愛さについては・・・もう説明不要かなあ。
ピッチピチの登場シーンの色っぽさからしてたまりませんでしたけど
何より7話宜しく堂々とした告白のシーン
ごまかさずにちょっとシリアスに言える様になったのもまたニャル子さんの成長の一つ、なのかな?
「あーん」を嫌がらずに食べてくれたのは自分の存在が受け入れられたみたいで
彼女的には本当に嬉しい出来事の一つだったんだろうな。
そんな些細な出来事で有頂天になる
ニャル子さんって本当にいじらしくて可愛いよなあ、と感じつつ繊細な部分もチラホラ覗く様な作りで。
最後まで一途にアタックを貫き通しちょいデレまで達成させた努力家のニャル子さん
そんな「頑張り」が実はちゃんと報われるのもまたこの作品の良い部分かと。
最後までニャル子さんは天使のままだったのが素晴らしかったです!
そんな訳で、本編の感想はこれでお終い。
ここまで読んでくれた方、今まで読んでくれた方どうもありがとうございました。
ニャル子さんは多分一番気合を入れて今期書いてたアニメなので少しでも魅力が伝わってくれたら幸いですね。






総評は要るかな(笑)。
既にここまでで手が痛いんですけど
そう・・・ですね、自分にとっては一番感想書きたくなるアニメっていうか
逆に書かずにはいられない的な?それほど求心力の強いアニメだったっていう事と
あとはシンプルで適当な様で実はちゃんとしたアニメという印象で
最初から最後まで揺れ動きもなしに真尋とニャル子の関係性や距離で押し通した
実は昔ながらの正しい、至極真っ当なラブコメディだったんじゃないかっていうのは確実に思うところ
恐らく今流行の他のラブコメと比較してこそこの作品の特異性って見えてくるんじゃないかと。
それが大いに感じられたのが、個人的には嬉しかった。
少なくとも久々に揺れ動き描写のないラブコメアニメを観れて
その点では終始新鮮で魅力的でしたね。一部パロディが分からなくてもきっちり楽しめる作品だった
個人的には全話観終えた後に確実にそう思えたのが一番嬉しかったかなあ。

それと、「闇の方が素敵」ってOPの歌詞の通りに
世間一般で受けなかった、受け入れられなかったものに光を当ててるアニメでもありましたね。
それでも確実に必要としている人はいるんだよ、っていうさり気ないメッセージ性(?)も個人的に好みだった。
まあそれらを要約すると最高に大好きなアニメでした!って最後に残るのはこれだけやね。
今は非常にスカッとした気分でこれを書いてます。
重ね重ねスタッフの皆様読んでくれた閲覧者の皆様ありがとうございました。

で、2期はいつですか?(笑)。