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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

けいおん!! 最終回(第24話)「卒業式!」 感想

2010-09-15 02:34:30 | けいおん!&けいおん!!




大好きを、ありがとう。






朝からなんだか騒がしい空気。
いつもの如く唯が遅刻。
いつも通りの風景。
けど、寝坊とかそういう理由じゃなくて。
本人はギー太をいじくってて、って言ってたけど、そこには感傷もあったのかもしれない。

この日も軽音部は、ドタバタしている。
これもまた見慣れた風景。
でも、それも、他の生徒たちにとっては、多分この日が最後。
そしてそれは梓にとっても。
不注意で頭をぶつける梓。 きっと考えていたのは-。

卒業式、といえば。
在校生に花を飾ってもらったり、卒業証書を貰ったり。
でも、彼女らはただもらうだけじゃなく
担当の先生だったさわ子先生に、寄せ書きをプレゼントしようと。
が、律が後で渡すはずの色紙を間違えて持ってきてしまって。
それは唯がお腹に入れて、隠し通す事に。
当然その様子に気づいて心配するさわ子先生。こういうところも、やっぱりいつもの軽音部。
真っ先に生徒を心配してくれるさわ子先生も、やっぱりいつも通り。


和が、卒業生代表の言葉を述べてから。
いよいよ教室で別れの時です。
解散の宣言をしたさわ子先生。
その時、例の寄せ書きを・・・最後まで持っていた唯が渡す。

「ありがとう。大切にするね。わたし・・・わたしこそ、本当にありがとう。
 初めての担任がこのクラスで良かった。
 卒業しても、また遊びに来てね。」
と、感謝の言葉の後に。

「お前らが来るのを待ってるぜーっ!!」DEATH DEVILプチ復活。
でも、これもまたさわ子先生の本心の言葉。
後に、黒板にも書かれた寄せ書きを見て涙ぐむさわ子先生。
立派にお勤めごくろうさまでした。
生徒が鏡、ですね。


在り来たりの卒業式の風景。放課後ティータイムのファンだったクラスメイトからの励ましの言葉。
それは、とても心地の良い風景。
とても大事な風景。
 一方、梓は梓で気が抜けていた。
決心して部室に向かうも
空元気でかえって心配。
だけど・・・先輩たちの貰った卒業証書。これを見た瞬間に。
梓の口から、

「卒業しないでよ・・・」

それは、今まで無理をしていた、押し殺していた梓の本当の気持ち。
最後に口に出してしまったわがまま。
思わず床に泣き崩れてしまう梓。
そりゃ、当然こうなるに決まってる。一人になってしまう以前に、あまりにも思い出が大きすぎた。
ある意味視聴者の気持ちを代弁しているかの発言。

そんな彼女を励ます為に、
先輩たちが
絆創膏を渡し
写真を渡し
花を渡し。

そして・・・最後に、梓の為に、そして多分自分たちの、この日の為にも作ったであろう
とっておきの新曲を披露する。
それは、お世辞にも上手いとは言えない演奏。
やはり練習する時間・場所の問題だったのか。
ただ、ここで重要なのは決して上手い/下手などではなくて。
気持ちがこもっているか、どうか。
素朴なメロディ、一生懸命の演奏、代わる代わる歌うボーカル。
それを見て、聴いて、感じて、感極まる梓。
卒業してしまう先輩、としての
精一杯の餞。

物語の終わりには、さわ子先生と和も登場。
最後の最後は「ふわふわ時間」を演奏する所で、終了。余韻を残さず、スパッと。
それは潔い、と同時に
彼女らのラストは放課後で、という事だったのかもしれない。
卒業式の日だから、実質的な放課後ではなかったけれど。
ありがとう。の気持ちを伝えて
本遍は閉幕。

20話とは違い、今度は唯たちが涙を堪える番でした。勝手な想像だけど、頑張ったんだろうな。
お疲れさま。
そして、おめでとう。







ってな訳で。
なんかいつもとは違う書き方で「けいおん!!」最終回の感想書いてみましたよ。
最終回って事で趣向変えようかな、と。

学校は卒業したけれど
でも、きっと、会いに行こうと思えばいつでも会いに行けると思うし
なによりこの4人は一緒だし。
いつか、梓も再びそこに加わるかもしれないし。
そう考えれば
悲しいのは一時だけで、きっと大丈夫です。ええ。
と言いつつ自分は再び泣いたがな・・・!
いやもう、そりゃもう、ビックリするくらい自然に。ので感想もちょっと恥ずかしい感じになっちゃったかな。
でも、もうそれでいいです。最後まで楽しませてもらったし。
本当は細かいとこ拾いたい気持ちもあるけれど、感想はここまでにしときます。

来週からは番外編!ですね。
後2週も感想は続けて書いていきたいと思います。
最終回を観てたらかつて夢中になってたアニメと同じくらいのカタルシスを感じる事が出来て
それがなにより嬉しかったです。




ごはんはおかず/U&I/放課後ティータイム

2010-09-14 21:27:00 | けいおん!&けいおん!!



もうすぐ最終回が放送されてしまいますが・・・。
その前にこの間出た挿入歌の感想でも。放課後ティータイム「ごはんはおかず/U&I」です。



まず、この2曲は割と肩の力を抜いて聴ける曲たち、というのがある。
それこそふとした時にパッと聴いてもいいし
癒されたい時だったり、賑やかな気持ちになりたい時だったり。
特に「ごはんはおかず」の方は、いかにもなアマチュア感が出てて非常に楽しいです。
のに、アレンジが一流なのがまたアンバランスで面白い、というか。
個人的に結構ヘビロテしている曲です。最近。

この曲は、関西人をキレイに勘違いしてますよね(笑)。
ついでにいうとボーカル(唯)が関西人風のイントネーションで歌う部分がすっごく可愛い。ってか印象に残る。
もっと言えば間奏のボケ。ありゃ反則ですよ。
 それはともかく、意外とビートが性急で面白かったり
適度にアレンジが気持ち良かったりと
実は普通に心地良く聴ける曲に仕上がっています。ネタじゃなくてね。キーボードの音だけでノれる、というか。
微妙にフジファブリック意識してる?みたいな。


対して「U&I」の方は、真逆ってくらい王道です。王道過ぎて、一瞬ホントにHTT?って思うくらい。
でも、これが、聴いてるとね
素直に良い曲なんですよ。これにもビックリ。やっぱサウンドがちゃんとしてるからだろうか。
構えなくてもスッと入ってくると言うか
ついでに言うと詞も入ってくる。よく。
でも、この曲の詞に関しては、はっきりいって思い入れの強い人、毎週熱心に観てた人向けで
最近好きに~って人にとっては、詞に関してはピンと来ないかもね。
だから、メロディとかサウンドを入り口にしてもらっても構わないかな、とは思いますが。
個人的には90年代のバンドブームの匂いを感じさせるんですよね。
メロとか正にその時期のテイストだと思ってるんですけど。
その意味じゃ、懐かしさ、みたいな部分も感じられるかな。なんとなくですけど。



どっちが好きか、って問われても甲乙付けがたい両A面シングルになりました。
個人的には、曲に対して面白いな、って思う感情のが強いかな。
挿入歌云々よりも。
やっぱこのアニメの音楽は面白いなあ、って思います。でもそれも当分は終わりか。キャラソンは出るみたいだけど。
私はやっぱり、ムギのが楽しみです(笑)。
むぎゅう派ですから。
まとめ的なのも出るかな?今年も年末にライブが?とか、色々期待してますけどね。




けいおん!! 第23話「放課後!」 感想

2010-09-08 02:43:25 | けいおん!&けいおん!!



青春の終わりに・・・。 今週の「けいおん!!」の感想です。



台風の目、的な話でした。
具体的に言うと、卒業の直前。これってある意味あんまやってるアニメないと思うので
新しいなあ、と思いつつ。直前だけで1話、という贅沢な尺の使い方。
 ただ・・・観てるとやたら悲しくなってくるのはなぜでしょう。
切ない、とも言うべきか。
なんかモヤモヤした。
でもこの感覚って、何となく分かるよな、って。結構前ですけどね。自分のは。
ちょっとあの時の感覚を思い出したりなんかもしました。
そんな23話。沁みたね。




話は卒業式の前日。
制服にアイロンをかけている唯。
そこに律からのお誘いが。
それは、学校に遊びに行こうぜ、ってもので。
最後の放課後を過ごそうと。

まるで、普段通りの朝の風景。
でも当然もう授業なんてなくて、暇をもてあます面々。
ポッキーでゲームをしたり
人生ゲームをやろうとして失敗したり
誰も居なくなった教室に行ったり。
唯の机の中に入っていた律が描いた落書きを、ムギが欲しがったり(笑)。
なんとなく、喪失感が漂っていたような。

途中、生徒会室に行く途中の和に会う。
彼女は唯たちとは違って、書類の整理と、卒業式で読む原稿のチェックに来たらしい。
そこで彼女がメインで映っている生徒会記録のアルバムを見たり
見られて若干和が照れていたり(笑)。
確かにレアかもしれんね。
レアと言えば、メガネ掛けてる唯もね。
そんな一時が終わった後、楽しそうにクスッと笑う和。
このシーンなんか余韻があって良かったですね。

あずにゃんに購買のパンを買ってきてもらう。
お昼用意し忘れたからと。
この・・・購買ってのは中々忘れられない味ですよね。食べたくなるのも分かると言うか。
今でもメニューとか思い出せるもんな。
アニメほど大げさじゃないけど、すぐ売切れてしまうメニューなんかもあったね。
それを手に入れることが出来たあずにゃん
先輩たちにどうぞ、と。
でも、憂たちにも分けてあげてたのが、それもまた思いやりがあって良かったな。
こうやってどんどんと、最後の日の前日は過ぎていく。


「何かやり残した事はない?」と。
澪はトンちゃんのえさやり
律は残った部費(5円!)の使い道
紬は買っておいた掃除用具で窓拭き、から部室の掃除にまで発展。
1期から観ている身からすると、本当御馴染みの場所だったもんねえ。
それを最後にキレイにしてあげる、
ってのはそれだけで感慨深いものがあった。

最後のチャイムが鳴った時に、慌て出す唯。
最後のチャイムで本当に終わりだって事を実感したのか。
この時、唯に落ち着いて、と促すムギ。
微妙に保護者みたい(笑)。
で、何かを残そうと。
最後の記念に。
さっきの生徒会室の件がヒントになったのか。
でも写真は、自分たちだけじゃ様にならないって事でNG
机に彫る、ってのも当然NG。
じゃあ・・・最後に録音をしようと。私たちが創って来た楽曲を。
という訳であずにゃんを加えての、軽音部最初で最後のレコーディングがスタートです。
 途中、さわ子先生も加わって。

レコーディングは夜まで敢行。
終わった後にはもうヘロヘロ。
でも・・・これで、次の軽音部に向けて先輩の音源を残せた、って訳です。
ムギちゃんの曲は面白いから色々と参考になるだろうよ(笑)。
最後に映し出された、白い黒板。
これを観た時
ああ、本当に終わりなんだな、ってのを視聴者的にも実感してしまいました。
そして
次週いよいよ最終回。本遍はね。
最終回の感想・・・微妙に書きたくないけど(終わっちゃうじゃん!)、きちんと書きたいと思います。
ってな訳で今週はここまで、です。




律が言うには、放課後は「人生の無駄遣い」だったという。
でも、それは、とっても大切な無駄だったんだな、って観ていて思いました。
だって、やっぱりみんな楽しそうなんだもん。
意味があることだけが全てじゃない。
教室にせよ、活動にせよ、部室にせよ、すごく色々な物が詰まっていたんだな、って。
だからこそ、手放すのが惜しい、みたいな部分もあったのかもしれないですね。
先輩たちは先輩たちで、固執していた部分があったと。
 でもそれも、来週で遂に、終わりです。
今週、さわ子先生に荷物運び云々を手伝って、と言ってたのも、本当は甘えたかっただけなのかもね。
まあグダグダと書いてきましたが
来週で2期も一旦ケリが着きますよ。楽しみに待ちたいと思います。


余談。確かに録音、録画した自分の声を聴くと、気が滅入ります(笑)。思ってるのと全然違うんだよね。




けいおん!! 第22話「受験!」 感想

2010-09-01 02:50:17 | けいおん!&けいおん!!


センチメンタルあずにゃん。 今週の「けいおん!!」の感想です。


兎にも角にも、今週はあずにゃん!!
って感じでしたね。
いやいやいや・・・良い子すぎでしょ、あずにゃん。
想いがよく伝わってくるのは当然として、細かい部分の描き方だったり
寂しさの表現だったりと、やたらに素晴らしい回で。
これは正直絶賛したいなあ。良さを伝えたい!
オチも相当に秀逸でした。




今週はタイトルが受験、だったんですが
それと同時にバレンタインネタも。シーズンですもんね。
冒頭、純ちゃんにその事を示唆されたあずにゃん
途中、「別にバレンタインの事なんか考えてないんだから!」
ツンデレのパロディですか?(笑)

軽音部の面々は受験勉強真っ最中。
「who」って単語でバンドのWhoの事を律が話したり(本当に好っきやねー)
鉛筆に番号を振って転がす例のアレだったりと
相変わらずゆるゆるで。
でもこれ単にそういう場面切り取っただけで、実際はもっとちゃんとしてるんだろうね。
ベルギー王室からチョコを貰うほどの女、ムギ。
アドバイスも的確で素晴らしいですね。

そんな受験勉強の横でバレンタインの事を考えたり、ギターを弾いたりする梓。
それに釣られて律はドラムに手を出したり
お茶の時間に突入したり。
梓は自分のせいで、とか言ってましたけど
何だかんだいってまだ部活への未練が残ってるのかな、みんな。なんて風にも思いましたが。
そんな先輩たちへ向けて
バレンタインチョコを作る事を、梓が決める。
でも結構大きな声で喋ってたので、そのままクラスメイトにはバレてる。
意外に恥ずかしがり屋なあずにゃん(笑)。

一方で唯たちは受験当日。
律が受験票落として青ざめたり(表情がリアル 笑)
唯が一夜漬けで、覚えた事ポロポロ落としたり
相変わらずの二人だなあ、なんて思うんですけど
憂がそんなみんなの合格を願ってくれてたり。
「けいおん!!」に於ける年下キャラの貢献度の高さは異常。
 余談ですが、このシーンは風景も非常に良かったですね。質感が伝わってくる感じで。
そういう雰囲気描写についてのこだわりも気にいっている部分です。

その頃、梓がスーパーで買出し
そこに現れる純ちゃん。意気揚々と彼女にケーキの作り方を~
ってのたまうも、憂が現れると「教えてください」と一択。
この子も結構その場のノリで生きてるっぽいな・・・(笑)。
 
ケーキ作り。
途中受験が終わった唯が乱入して危うくばれそうになるも、
いつもお菓子作りしている憂にとっては心配なかったみたい。
3人で作れば順調、と思いつつ
砂糖が切れたので純が買い出しいくよ、と
言ったのに、寒さに負けて(?)お留守番するよ、と。本当この子面白いな。
最近何気に純ちゃんの可愛さに気づいてたり。

途中、またも合格祈願。お百度参り、らしい。その時憂が出した「卒業」の単語が梓の頭を過ぎります。



チョコケーキが完成。
そして迎えた当日、梓は中々先輩たちに渡せなくて。
ちょっと恥ずかしい、と。
それ聞いた純が想像したセリフ
「ちょっとビターで でもとっても甘い私のスウィートハートです!」ってセリフがぶっ飛んでて面白かった(笑)。
ギターケースの中に入れれば?と提案するも時限爆弾に間違われたら、とか
机の中に、って提案も気づかずに辞書とか入れて潰れちゃったら、っていう想像したり。
後者のイメージで律がその役だったのは
微妙に律をナメてるような気がしなくもない(笑)。

澪が後輩にチョコもらいまくる中
一向に渡せずにいるあずにゃん。
職員室まで行くも、そこで彼女が再び意識したくなかった言葉「卒業」―。
恥ずかしさとは別の意味で、彼女いたたまれなくなって飛び出していってしまう。
そんな彼女を慰める純と憂。
梓は梓で、何気に同級生の友達に恵まれてるなあ。
純ちゃん、いい加減なようでいて実はとってもいい子だね。

いつもの放課後。
ムギがお菓子を用意してない、という。
でも、梓ちゃんが用意してくれてるから、と。
これは正直、上手い!
ムギちゃん本当に気が効くっ! 促してくれたさわ子先生にも感謝。
きっかけを作ってもらえたお陰で、ようやく渡す事が出来たあずにゃん。
しかも絶賛される。
その場で唯からアメをお返しされる。本当良かったねえ・・・。
 窓から降り積もった雪景色を眺める面々。
そこで梓が漏らした本音、


「みんなでこうしてるのって いいですね。
今日は朝から寒かったですけど 先輩たちと一緒にいると、なんか寒くないというか」

こういうセリフ、ここまで色々やってきたからこそ生きてくるんでしょうね。
こういうセリフが最も似合うようなシーン、でした。


そんなあずにゃんは、一人で合格祈願に。
なんと・・・千円を奮発!中々出来る事じゃないよ。すげー。
唯から貰ったアメを舐めて帰るあずにゃん。
こういう些細な描写も好きだ。
正に、あったかあったか。


最後に、受験の結果も発表されました。
案の定澪が不安がって早くも滑り宣言したりしてましたが
みんなで一斉に見た結果は―

それを憂と梓に唯がメールで知らせる。
それを観た彼女らの反応と表情。で涙腺刺激される。
というところで今週はお終い。
これで一区切りというか、目標が終わったな、という感じがありますね。
今週も相当のクオリティの一話でした。




受験結果に関しては
今回敢えて記述しません。でも、その結果に関しても興味を持って観ていたんですけど
それよりも今週は過程のがずっと印象に残った気もしてます。
誰かを思いやる事って、本当に素晴らしくて、切実な事なんですね、と。
気が付けば、この作品もそういう深みを見せれるところまで来たんだなあ、って感じがして
それが個人的に嬉しかったりしました。
特に雪景色を眺める例のシーンはとても良かったです。良かったというか、洗練されてるな、って。
素敵なお話でした。

ところで、次週のタイトル、もう見ただけで感慨深いんですけど・・・。
最終回どうなっちゃうんだ自分。
そしてあずにゃんは。




けいおん!! 第21話「卒業アルバム!」 感想

2010-08-25 03:09:32 | けいおん!&けいおん!!


ある意味ムギ回でしたね(笑)。 今週の「けいおん!!」の感想。



先週が破格の出来だっただけに
それ以降はどうなるかな、って気持ちもありつつ、でもここまで来たら心配もしてなかったんですが
その通りに今週もしっかりと面白さをキープ。
とりわけギャグ描写に力を入れた回だったと思われますが
一方で女の子描写にも気合が入っていたり
何気に進路に関しての展開なんかも、良い感じで決まったりと
様々な点で面白い、って思える回でした。
 キャラ的には、唯の可愛さが特によく出てたかな、って思いますけど
裏の主役はムギだったと思ってます。
やっぱりむぎゅうはええ子やのう・・・。 ってな訳で今週も「けいおん!!」の感想、行きますよ。





冒頭、唯が一生懸命髪をセットしているところからスタート。
有り体ですが・・・可愛いね!
正直ここだけで繰り返し観れるわ。
 どうやら、卒業アルバムの写真の為に、ベストな髪型を研究してるみたい。
小学校も中学校も映りが良くなかったから、今度こそ!って感じで。
これが今週の主なテーマでしたね。

学校に行くと、ライブが終わって若干腑抜け状態になっている梓。
髪型がロングになってたり
憂が唯の髪留めを使ってるのに気づかなかったり。
先輩たちは先輩たちで次の目標があるからあれなんですけど
彼女の場合、軽く喪失感みたいなものも感じてるのかも。
グラウンドには3年生が引退して寂しい部活風景。
 それを見て、もしかして軽音部も・・・!?と心配になったあずにゃん、
急いで部室まで駆け上ると-
そこにはいつも通りの風景。
じゃれあっている先輩たち。
多分、若干ホッとしたと思われる。
一人になると思ってたのか、とからかわれつつ唯と律にベタッとされる梓。
うーんこれぞ正しき軽音部の風景(笑)。
でも、何だかんだいって温かいね。

聞けば、受験勉強を部室で行う事にしたという。
梓を想ってのことでしょう。
こういうところもみんなの良いところ、っていうか優しさで。
これはあずにゃん相当助けられたんじゃないかな~。精神的に。
まだまだ梓がみんなと居られて本当に良かった。

かと思えば、一方で唯と律の進路が決まってない、って事で
さわ子先生の問い詰めなんかも。
必死にごまかしつつ、
ムギちゃんと同じ女子大に行くー、なんて事をのたまう彼女ら。
でも、これが後の複線になってたんですよね。
一人だけ推薦で受けるという澪。


で、それよりもまずは、って事で唯がファッション誌をおもむろに出して
髪型の研究をしようと。
卒業アルバムの為に!と。
他のメンバーはさして乗り気でもなかったんですけど
唯だけが終始、熱くなってて
それ考えるとよほど今までのが気に入ってなかったんだなあ、と。
4話「修学旅行!」でも可愛く映ろう~ってやってるシーンありましたけど
唯ってぼけーっとしてる割には、意外と女の子っぽい一面が時々目立ってて
それも一種のギャップなのかな、って思ったり。
そして律の気にしてなさはさっぱりしてて良いですね(笑)。

教室でも、ヘアピンを忘れた事で色々と試行錯誤した唯の髪型。
デコを出すのはいやーっ!って事で、律の髪型思いっきり否定(笑)。確かにさほど似合ってない気もするけど。
純ちゃんっぽい髪型にもしてましたが、あれはあれで似合ってるなあ。

部室での研究は、梓に受験に落ちる事を脅されて唯と律がへコんだり
それを受けて律が発した禁句が受験ではなく結婚式のもので、それにムギがツッコミ入れてトリオ漫才になったり、
澪が若干分かりづらいボケをしたり(笑)。
で、翌日デジカメで撮影会をしよう、と。


それぞれ順番を決めて、撮影開始。
律が髪下ろすと一気にワイルドになるなあ。律は十分キマってるね。
澪は、若干緊張しい。本番ではしっかりと、と珍しく注意受ける。
ムギはビシッ、とキメようとするも、やっぱり普段のおっとりした方が良いよ、と。
というか微妙にマンボウのマネを彷彿させなくもない(笑)。

唯は、仲間内からは、これで十分いいよ、って評価だったんですが
唯的に納得が行かず、自ら前髪を切ることに。
・・・なんという失敗フラグ(笑)。
せめてムギに、って助言もありましたが、結局唯自身がカットを始めて
一応は成功したんですよね。
そこで調子に乗ってしまったのか、もうちょっと!って事で
再びカットしはじめる唯。
したら・・・最中にくしゃみをしてしまい、案の定失敗。
結果は-
相当微妙な髪型になってしまいました。
なんというか、金太郎ライク?

このシーンのね・・・
「やっちゃった」って感じの雰囲気が凄まじかった(笑)。
間も絶妙だったんですけど
唯とみんなと、双方気まずい空気になってるのが何より面白かったですね。
思わず爆笑してしまった。
これは笑うって!

その後もなんとか励まそうとする面々・・・けど、唯の
「果たしてそうでしょうか?」
って発言が個人的にツボだった。
もう並みの励ましじゃ通用しないね。
けど、ムギちゃんが機転を利かせて、改めて髪を良い具合にセット。
それで何とか、一応の元気を取り戻した唯。
気づけば2週続けて泣いてるやん(笑)。
全員からケーキのモンブラン分けてもらったりで、気を遣ってもらう唯。
梓の時も思ったけど
本当みんな優しいねえ・・・。
帰り道では、澪の様子がちょっとおかしい。それを気にしてるっぽい律。これもまた、複線でしたね。


卒アルの写真撮影当日。
せこせこと髪を隠して登校する唯、あきらめろと諭す面々。
そしてムギちゃんのおやつ抜き発言でパッとハンカチを取る唯。
うーんムギってやっぱ軽音部の母ですな。
なんとなくそう思った。

結果的に、写真撮影は割とバッチリ!な感じで無事終了。
唯も、髪型はちょっとあれだけど
全然良い感じに映れてたよね。
あの髪型もある意味ロッカーっぽくて良いと思うぞ(笑)。
こうして今回のメインテーマは無事終了。


が、その一方で進路についても着手されていて
澪が、なんと推薦を蹴って、ムギが受ける予定の女子大を受験しようと。
幼馴染の律は昨日の段階で勘付いてたようですが。
聞けば、みんなで一緒に、一緒の大学に進学したかった、と。
律と唯がどれだけ本気で発言したのかは未知数ですが
ある意味あれを間に受けた訳ですね。
で、その考えに乗った律と唯。

翌日、さわ子先生に進路の紙を出しに行った3人。
見守るムギ。
結果は・・・無事に受け取ってもらえました。
こうして、4人で同じ女子大へ、という新たな目標が出来ました。
来週で早くも本番ですかね?
何にせよ、これってある意味珍しい展開で、なんか微妙にワクワクする感じもありますね。
「あずまんが大王」も「らき☆すた」も大学まで全員一緒ではなかったので
それを考えると
上手い事差別化、っていうか違う道を行けた気がする。代表的な日常4コマの中で。
他に例があったらごめんなさい。





今週、卒業アルバムを中心に、進路に関しても正式に決定があった訳なんですが
その一方で、梓の不安な、寂しい気持ちに関しても
きちんと描かれていて
でも安堵感なんかもあって
でもそれは今週だけのそれではないので、多分最終回に向けて細かく描写してるんでしょうね。
今からその時を観るのが、実は楽しみだったり。
もう、何の心配も要らないような気がして。
ここまで来れば、あとはしっかりと見届けるだけ、ですね。

それと、今週は色々と絆を感じさせてくれる回でもありました。
4人で同じ所を目指す、っていうのが正にそれだし
ロマンのある展開でもありますよね。
同時に、本当にいよいよ2期もクライマックスに突入、ですね。
展開を観るのは素直に楽しみですが
この世界観が終わってしまうのは、正直寂しい。 って思えることが重要なんだな、とも思いますけど。
次週からは9月、って事で色々と忙しい月になりそうな感じです。
ってこれ前にもいったっけ。