さて、初めての雑誌感想、「ばんがいち」の後半となります。
ネタバレ&18禁の雑誌について取り扱っているのでご注意を。
5回目の更新になります。
前半で書いたように、この「ばんがいち」という雑誌は
成年漫画といえど、一方的なアレではなく純愛が基盤になっているため
カテゴライズがしにくい面白味のある雑誌だと感じています。
18歳以上であれば読んでみて欲しいって気持ちはありますね。
偏見をなくして。
・青い瞳のボーイフレンド2:鈴玉レンリ
先月号の続編なんですが、なぜ日本人の女の子と外国人の男の子の間で
わだかまりがあるのか明確に描かれているのでこっちのが面白い。
「大きければいいってもんじゃない」とか「一緒に”イって”みたい」云々は
作者の実体験から来てるのかな・・・。
やっぱり作者が女性だと、女性の心理描写がリアリティを持つものだな。
出色の出来。
・薄藍の花が実をつけたら:江戸屋ぽち
いつも思うんだけど、絵柄がエロ漫画の絵柄じゃない(笑)
萌え系とも違うし、強いていうならサブカル系の少女漫画?
でもそこまでコアな絵じゃないし、目はキラキラしてるし。
形容しがたい!でもそこがいいですね。
庭師と使用人の恋の話でしたが、見事に美男美女の恋愛だなあ。
男性向けかどうかも疑わしいけど、これはこれで綺麗な形だと。
・沈黙の白い髪:忠之みょうし
かなり久々の掲載でしたが、若干絵がうまくなってます。
生まれつき白髪なせいで不良だと思われてしまっている少女と
それを気にする少年の話ですが、このヒロインがやたら可愛い。
話もすげー良いなあ・・・個人的に今月のナンバーワン。
お互いを想い合う気持ちが伝わってきていいわ、これ。
ちょっと垢抜けた感じがしました。
・あったかい人。:榎本ハイツ
別ペンネームでヤングマガジンで某処女漫画を描いている人。
ばんがいちからヤンマガにいったということで
完全に一般誌に移行・・・と思いきやたまに戻ってきてくれるのがいいですね。
今回は底抜けに明るいヒロインとダメ男の話。
こんな風に励まされたらうれしいだろうな。
江戸屋ぽちが女性の願望を描いていると思われるのに対し、
こちらは男性の願望をストレートに描いてますね。 これがばんがいちの面白いところ。
表情もかなりよく描けてますね。これがメジャー誌に評価されたのか。
・chocolate panic:赤井丸乃進
これは完全に少女漫画の絵柄だな(笑)
目がすげー大きい。で、相手は美少年。もう少女漫画ド真ん中。
行為を中心に描くことによってなんとか成年コミックとしての
体裁を保ってる感じ。 話もベタなバレンタインネタでなおさら。
でも個人的にはこの「はみだし感」は悪くない。
正にばんがいちならではの作家だと思う。
・ついてる?!:山吹ムック
ペンネームは違いますが、アライブでかのこんの漫画版を描いている方。
かのこんは大きな女性と小さな男性ですがこれは逆。女性がやたら小さく、男性が大きめ。しかも不器用。
確か前に載ったのもそんな感じだったんで、これが素ってことなのかな。
とにかく女性キャラの可愛さに特化されていてシンプルな構成になっています。
相変わらずネーム、読みやすい。
人物のデフォルメ具合に女性らしさが出てる。
・Happy Valentine:秋月たかひろ
先月号とは違ってかなりおバカなノリだなあ(笑)
体にチョコとイチゴをのせて「私をプレゼント」って感じの話なんだが
チョコの塗り方やイチゴののせかたが低俗すぎる。サンバの衣装か!
最後を結局ラブラブに締めるのは読者の反応を考慮してのことなのか。
たまにはこういうのもあり、ということで。毎月だとキツイな。
・三月の花嫁:河合二葉
この方は雑誌内でも異色の存在。
まず絵柄が純粋な少女漫画、その上エロはおまけ程度にかくのが
ほとんど。この漫画にいたってはエロ一切なし!
しかしこれはこれで素晴らしい。昔の恋人との
すれ違いを中心に描いてる為、やたら切ないし成年雑誌にこういう作品を
載せるという柔軟性もいいですね。フルカラーで4ページなんだけど
かなり話を凝縮させてるので読み応えはアリ。
タイトルとは裏腹に、花嫁になれなかった人の話ですね。面白いわ、これ。
ここまで長かった・・・語りだすと止まらないですね。
初めての方にも判りやすいように作家に対しての説明も入れてみましたが
どうでしょう? コメントや同志、是非お待ちしております。
しかし全然「簡易」じゃないな・・・。どうしてこうなっちゃうんだろ。
性格の問題?
ネタバレ&18禁の雑誌について取り扱っているのでご注意を。
5回目の更新になります。
前半で書いたように、この「ばんがいち」という雑誌は
成年漫画といえど、一方的なアレではなく純愛が基盤になっているため
カテゴライズがしにくい面白味のある雑誌だと感じています。
18歳以上であれば読んでみて欲しいって気持ちはありますね。
偏見をなくして。
・青い瞳のボーイフレンド2:鈴玉レンリ
先月号の続編なんですが、なぜ日本人の女の子と外国人の男の子の間で
わだかまりがあるのか明確に描かれているのでこっちのが面白い。
「大きければいいってもんじゃない」とか「一緒に”イって”みたい」云々は
作者の実体験から来てるのかな・・・。
やっぱり作者が女性だと、女性の心理描写がリアリティを持つものだな。
出色の出来。
・薄藍の花が実をつけたら:江戸屋ぽち
いつも思うんだけど、絵柄がエロ漫画の絵柄じゃない(笑)
萌え系とも違うし、強いていうならサブカル系の少女漫画?
でもそこまでコアな絵じゃないし、目はキラキラしてるし。
形容しがたい!でもそこがいいですね。
庭師と使用人の恋の話でしたが、見事に美男美女の恋愛だなあ。
男性向けかどうかも疑わしいけど、これはこれで綺麗な形だと。
・沈黙の白い髪:忠之みょうし
かなり久々の掲載でしたが、若干絵がうまくなってます。
生まれつき白髪なせいで不良だと思われてしまっている少女と
それを気にする少年の話ですが、このヒロインがやたら可愛い。
話もすげー良いなあ・・・個人的に今月のナンバーワン。
お互いを想い合う気持ちが伝わってきていいわ、これ。
ちょっと垢抜けた感じがしました。
・あったかい人。:榎本ハイツ
別ペンネームでヤングマガジンで某処女漫画を描いている人。
ばんがいちからヤンマガにいったということで
完全に一般誌に移行・・・と思いきやたまに戻ってきてくれるのがいいですね。
今回は底抜けに明るいヒロインとダメ男の話。
こんな風に励まされたらうれしいだろうな。
江戸屋ぽちが女性の願望を描いていると思われるのに対し、
こちらは男性の願望をストレートに描いてますね。 これがばんがいちの面白いところ。
表情もかなりよく描けてますね。これがメジャー誌に評価されたのか。
・chocolate panic:赤井丸乃進
これは完全に少女漫画の絵柄だな(笑)
目がすげー大きい。で、相手は美少年。もう少女漫画ド真ん中。
行為を中心に描くことによってなんとか成年コミックとしての
体裁を保ってる感じ。 話もベタなバレンタインネタでなおさら。
でも個人的にはこの「はみだし感」は悪くない。
正にばんがいちならではの作家だと思う。
・ついてる?!:山吹ムック
ペンネームは違いますが、アライブでかのこんの漫画版を描いている方。
かのこんは大きな女性と小さな男性ですがこれは逆。女性がやたら小さく、男性が大きめ。しかも不器用。
確か前に載ったのもそんな感じだったんで、これが素ってことなのかな。
とにかく女性キャラの可愛さに特化されていてシンプルな構成になっています。
相変わらずネーム、読みやすい。
人物のデフォルメ具合に女性らしさが出てる。
・Happy Valentine:秋月たかひろ
先月号とは違ってかなりおバカなノリだなあ(笑)
体にチョコとイチゴをのせて「私をプレゼント」って感じの話なんだが
チョコの塗り方やイチゴののせかたが低俗すぎる。サンバの衣装か!
最後を結局ラブラブに締めるのは読者の反応を考慮してのことなのか。
たまにはこういうのもあり、ということで。毎月だとキツイな。
・三月の花嫁:河合二葉
この方は雑誌内でも異色の存在。
まず絵柄が純粋な少女漫画、その上エロはおまけ程度にかくのが
ほとんど。この漫画にいたってはエロ一切なし!
しかしこれはこれで素晴らしい。昔の恋人との
すれ違いを中心に描いてる為、やたら切ないし成年雑誌にこういう作品を
載せるという柔軟性もいいですね。フルカラーで4ページなんだけど
かなり話を凝縮させてるので読み応えはアリ。
タイトルとは裏腹に、花嫁になれなかった人の話ですね。面白いわ、これ。
ここまで長かった・・・語りだすと止まらないですね。
初めての方にも判りやすいように作家に対しての説明も入れてみましたが
どうでしょう? コメントや同志、是非お待ちしております。
しかし全然「簡易」じゃないな・・・。どうしてこうなっちゃうんだろ。
性格の問題?