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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

marble ~マブダチと一緒にゆる誕生日の会~@新宿グラムシュタイン 14.2.7

2014-02-09 15:31:18 | ライブレポ


















marbleのワンマンライブを観に東京は新大久保まで行って来ました。

















初のバースデイライブ・・・
でも本当のバースデイは昨日(2/8)だったそうです。が!
もしその日にやってたら大雪の中で開催だったんですよね
今となっては正直これはある種のミラクルだと思いました(笑
ちなみに2/8はどこも人気で取れなかった、とのこと

この日はゲストにTHE COLLECTORSの阿部さんと元GO!GO!7188現チリヌルヲワカのユウさんが参加・・・という
凄いメンツがゲストに来ていてその意味でもむっちゃ面白かったですね
去年のアルバムではクラムボンのミトさんが参加されていたり
どんどん色々な分野の方と交流が出来ていくのが正直観てて楽しいですし
それに伴ってmarbleのまた違った一面が垣間見れるのがファンとしては堪らない(笑
marbleのライブに行き始めた頃はまさか後々コレクターズやゴーゴーのメンバーが参加する、なんて
想像すらもしてませんでした でもそれくらいmarbleの音楽の良さや純度が色々伝わってるんだと思います
また今年のmarbleも面白くなりそうだな~なんて期待するには十二分のワンマンに仕上がってました

miccoさんの誕生日を記念した公演でしたが
miccoさんいつも以上に声がよく出ててその意味でも気持ち良かったですね
セットリストも面白かったですし様々なジャンルをいっぺんに味わえる感触が実に楽しかった
バンドの完成度も高かったと思いますし今年一発目のワンマンとしては出色だったかと。
個人的に大満足!のワンマンでした。今年もいっぱいmarbleを楽しむぞー。
















今回の会場は新大久保駅近くにある新宿グラムシュタインという箱でした
勿論行ったのは初めて・・・というか聞いたのも初めてでしたが(笑
意外と場所は分かりやすくて良かったですね
そしてかなりの小ハコの上にステージが低いのでほぼ客の眼前でやってるようなイメージでした
その近さもまたアットホームでよかったかなあ、と 早々と売り切れたので客側はギュウギュウでした
ちなみにここはソフトドリンクだと2回ドリンクチケットで注文出来る粋なハコでもありましたね。

一曲目は久々の「青の扉」!
オルタナティブな楽曲の雰囲気が早速堪らず高揚、
miccoさんのナチュラルなボーカルもまた小気味良く響いてて気持ち良かった
続く「凛」はとにかく歌に気合いが入ってた印象で丁寧に紡がれるメロディに逐一感動
同時に観客に対する感謝の意みたいなものも個人的には感じられて良かった
「君が笑うから」のところで特に。
そして間奏のギターも渋くて雰囲気出てたなあ、と。

名曲「永遠の記憶」を切実に歌い上げ、
MCを挟んでこれまた沁み渡るような「星空」を熱唱
純なアレンジもまた気持ち良かったんですが想いが実直に伝わって来るボーカルもまた至高
ちなみにMCでは菊池さん「8日だったら(雪で)誰も来なかったかもね 笑」と観客の笑いを誘ってました
ま、実際大雪だと海沿いの路線は簡単に止まっちゃいますから確かに来れなかった可能性もあります
なので本当に前夜祭的な開催になったのは結果的に正解だったなあ、と


私的に何回生で聴いてもグッと来てしまう「未来スコープ」、
この日も地に足のついたメッセージがきちんと突き刺さって来て目頭が熱くなりました
特に「軋む想いも・・・」の部分はある意味シビアなフレーズなのもあって頷きながら聴いてしまう
それでも真っ直ぐ進もうとする楽曲観にこの日も深くジーンと来てしまったのが本音ですね
どんどん代表曲っぽくなって来てるのもまた嬉しいな、と

ワン、ツー!のカウントから始まった「ねがいごと」
力強くも儚さも漂う音像に心打たれつつ間奏のロックモードにも適度に興奮
その勢いを保ったまま去年のエンジョイント以来に披露された「ミッコサウルス」
この曲はnorth piccoの曲ですがやれば確実に盛り上がるのでどんどんやっちゃって良いと思う(笑
あの時以上にファンキーなギターリフとかラフな空気感だからこそのグルーヴがよく出てて
正直めっちゃ格好良かったですね
ある意味一つの起爆剤と化してた感じ
コール&レスポンスもバッチリ決まってて相当のカタルシスを感じながら聴いてました
菊池さんのギターもこの曲だと異様に尖ってて攻撃的なのが堪らないです。

miccoさん「ゲストに、コレクターズから阿部ちゃん~!・・・いや、阿部さんです」
菊池さん「大先輩を呼び捨てにしちゃダメでしょ 笑」
miccoさん「patちゃんと混ざっちゃった 笑」
みたいなやりとりを経てコレクターズから阿部さん、チリヌルヲワカからユウさんが登場
中学生から彼彼女らの音楽に触れて来てたのでなんだか感慨深いものもありつつ
ロック畑の方々が今こうやってmarbleのライブに参加されてる事実に無性にニヤニヤもしました
まあそもそもインディーズ時代のmarbleの音源はかなりロック色強いですからね
なんて事を想いながら、
そんな阿部さんとpatさんのユニットqpsの楽曲「Free Painting」をまずみんなで歌う
この時の菊池さんのギターのゆるくも刺激的な感じが強く印象に残ってます
歌も素朴な感じで非常に良かったと思う

ユウさんも一部歌われた「水玉プリンちゃん」、
ゴーゴーで「ひょっこりひょうたん島」をカバーしてたので特に違和感もなく(笑
久々にこの曲で一体感を得る事が出来てこれまた素敵なパフォーマンスに仕上がってました
この曲もまたnorth piccoの楽曲で昔の童謡っぽいノスタルジックな仕掛けが面白い楽曲ですね。
観客とmiccoさん達で振り付けしながら歌ったんですが、
菊池さん「ギター持ってて振り付け出来ないって本当に素晴らしいことだなと思いました」とか言ってました(笑

これまた久々の「残像キセキ」、
カラフルなバンド演奏もさることながら
力強いメッセージを含むボーカルがこれまた気持ち良い
そしてチリヌルヲワカの「はなむけ」もmiccoさんとユウさんで歌ったんですが
これがまたmarbleのテイストとは違う和風なロックソングだったので
正直聴いてて凄く新鮮でしたね(笑
元々知ってた曲ですがmiccoさんがこういう曲を歌うのはレアだなあ、と
そういう部分も含めてこの日のライブって「新鮮」で楽しかったんですよね
アクセントにもなり得ていた素敵なコラボレーションだったと思う。また、こういうの観たいです。


「大好き増やそう」という歌詞がシンプルに沁みた「ぐるぐる」
miccoさんのバースデイを記念した新作タオルを回しながら聴き入りました
その感じがとっても楽しくて(笑
また、ピュアネス漂う楽曲観に浄化されたのもありこの曲もかなりのカタルシスを含んでました

そこからロックモードに突入
小気味良いギターリフが響き渡る「monopolize」で踊らせつつ
スケール感(と、青春性)たっぷりの「さくらさくら咲く~」で盛り上がりも頂点に
この曲の風景が見える感じがやっぱり大好きだなあ、と
コーラスワークにもグッと来た「LIVE!!LIFE!!」で本編は終了
ロックサウンドが並んでた高揚感の上に久々のナンバーと言う事もありイントロからして歓声が凄かった
特にこの曲はマブ達的には思い出の曲だとも思うのでその意味でもしみじみとしてしまった
溢れるようなメロディラインの気持ち良さ、クリアなギターソロの格好良さも相俟って
納得のエンディングに仕上がってたと思います
この曲ではmiccoさん観客席に飛び出しみんなの中で懸命に歌ってましたね
その光景にもグッと来つつ・・・抜群の温度の中ライブ本編は幕を閉じました。正直めっちゃ楽しかったです!


アンコールでは恒例のカバーシリーズ、
まず菊池さんセレクトの「MOON RIVER」をmiccoさんがクールに歌い上げ
(英詩だとインディー時代のような歌声になるのがこれまた新鮮)
そしてmiccoさんセレクトの鈴木祥子さんの「True Romance」に至っては非常にmarbleのカラーに似合ってて
相当違和感がなく聴いてて無性に楽しかったです これはかなりのナイスチョイスだったのでは
ちなみに学生時代よく口ずさんでた歌だそう
歌詞も素朴な印象で素敵だなあ、と

ちなみにMCで次は菊池さんのバースデイライブだね!みたいな流れが出来上がってました
もし本当にやるんなら是非参加したいですね 
ワンマンが増えるだけでファンとしては嬉しいですしね(笑
ここでマブ達の皆さんが用意したというバースデイケーキもお花と共に贈呈
やっぱバースデイライブだからこういうのがなくちゃね!って感じで良かったです
miccoさんも感激していたみたいでその温かい空気がまた最高でした

最後は「君とうたう。」で締め
再び観客席まで来てみんなで一緒に歌ってこの日のワンマンの最後を飾りました
ゲスト陣も再登場し賑やかな空気の中で気持ち良いメロディラインと共に迎えたラスト・・・・
多幸感溢れるこの日のライブの締めにはぴったりの一幕でございました
終わった後には観客の皆さんと握手もされてたり
和やかな気分でハコを後に出来ました 素敵でグッと来る一夜を、どうもありがとうございました!
好きなミュージシャンの誕生日を祝えてファンとしても嬉しかったです。













セットリスト
1.青の扉
2.凛
3.永遠の記憶
4.星空
5.未来スコープ
6.ねがいごと
7.ミッコサウルス
8.Free Painting(qpsカバー)
9.水玉プリンちゃん
10.残像キセキ
11.はなむけ(チリヌルヲワカ カバー)
12.ぐるぐる
13.monopolize
14.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~
15.LIVE!!LIFE!!

アンコール
16.MOON RIVER(カバー)
17.True Romance(カバー)
18.君とうたう。















この日はロックもポップもオルタナも全部飲み込んでた印象でバラエティに富んでて面白かった
カバーの選曲もゲストとの化学反応も面白かったしかなりベストな構成だったかなと
セットリストも新鮮さたっぷりでファン的に嬉しいセットリストに仕上がりましたね
小ハコでのワンマンでしたがある意味映像化して欲しいくらい決まってたライブだったと私的に思いました
それくらいクオリティが高くて見ごたえ抜群だったのが余計に心証良かったですね。
またここからのワンマン、そして音源にも想いを馳せたくなる一夜でした。
個人的ハイライトは「未来スコープ」と「ぐるぐる」で。

それにしても最近のmarbleは会場限定で新作出したり企画ライブが多かったり
積極的にゲストを招いたり以前よりも自由に活動してるイメージで追いかける側としても楽しいですね
今年も益々自由で面白いユニットになっていく予感がしてその意味でも収穫のあったライブでした。
やっぱいつまでも素敵なユニットだなあ、と。




LOST IN TIME ~1! 2!! 3!!! EAST&WEST~@新代田LIVE HOUSE FEVER 14.1.26

2014-01-28 00:18:36 | ライブレポ



















LOST IN TIMEのワンマンライブに行って来ました。


















今年初のワンマンという事で・・・実に素敵な一夜でした
今回はアルバムの延長線上でありつつ基本的に「明日に向かえる」セットリストになってたと思います
或いは「明日に向かいたくなる」というか、凄く能動的かつシビアなバンドになってる印象で
正直今のロストインタイムめっちゃ良いな~なんて聴きながら思ってしまいました
「撥条」「スピンオフ」のような強い絶望も
「ヒカリ」「誰そ彼」「VTR」のような苦しみながら明日を見据える希望も両方歌える頼もしさを感じつつ
より観終わった後に素直に「これから」を意識出来るようなワンマンに仕上がってて最高だったなと
セットリストのバランスも良くどの時代のロストも堪能出来るような出色のライブでしたね

同時に、少し肩の力が抜けてMCでは素直に談笑したり
その辺も個人的には面白かったしそれはそれで良いのでは、なんて感じましたね
その分思い出も増えますし、またこれからのロストがどんなライブを繰り広げるのかも楽しみになりました
一曲一曲の熱量やクオリティが非常に高くありつつも空回りもしてない塩梅が素敵だったと思う。
今年も沢山ロスト或いは海北さんの歌声を聴きに足を運ぼうと思ってます
既に「岩海苔」のライブには参加しましたが。
そっちもレポート書いてるので興味ある方はカテゴリからぜひぜひ。


















今年初めてのFEVER。最早「大好き」と形容しても過言ではないライブハウスです
駅の目の前にあるしサイズはちょうどいいし、思い出も詰まってるし音も良いんです
そんな場所で今年もロストを観れる事を嬉しく感じつつ・・・
先に周年ライブのフライヤーをじっくり眺めたりもしながら定刻から10分過ぎてライブはスタート。

「歩く速度とその矛盾」では腹を括った言葉が勢い良く飛び出して来て早くもテンションが上がる
そして初期の代表曲「花」を更にタフになったバンド演奏でもって聴かせる具合もまた堪らなかった
ネガティブなようでその実シビアとも捉えられる歌詞がまた突き刺さりもしました

続けてこれまた現実的な言葉が波のように押し寄せる「その名前を」、
その残酷でありつつも、確かに存在を認めるフレーズの温かさに気持ち救われながら
「証し」を力強くプレイして聴き手をしっかりと勇気付けるメンバー
相変わらずコーラスワークも美しくて良かったですね

「列車」の完成度もまた高かったです
三井さんのギターはどんどん情感的というか、体温を感じさせる音色になってて
つられるようにドラムの精度も上がってるように思えて彼の存在もまた頼もしく感じられました。
歌に込められた情念もまた深く伝わって来る仕上がりで定番ながら新鮮さみたいなものもありましたね。


「今年は大人としてしっかり話したい」とドラムスの源ちゃんが笑顔で話す
そんな風に決意表明をした後に「普通ならここで盛り上がる曲をやるんだろうけど・・・やらないです」と
海北さんが告げた先に「撥条」が鳴らされる。
今まで以上に切迫した感情表現に気持ちを揺さぶられつつ
切実な想いの吐露もまた印象に残るパフォーマンスでこの日もまた強烈な後味を残した一曲でした
やっぱり何度聴いてもCメロのインパクトと与えられる救いのようなもののエネルギーは凄い。
これからもコンスタントにプレイしていって欲しい楽曲ですね。大好きです。

この日一番のハイライトは次の「あなたは生きている」でした
少し久々に聴いた気がしたけど、それもあってか余計に感動してしまって
色々あって傷も付いたけれど、星がきれいだ~っていう、そういう歌詞にふと涙線をくすぐられました
雰囲気の良さも相俟ってホールで聴いた時以上に極上の一曲に仕上がっていた気が個人的にします
こういう小ハコで演奏するのも思ってた以上に似合うなあ・・・なんて感じられたのもまた発見でしたね
この日一番忘れられないと思えた曲でまた更に好きになれた感触が嬉しかったです。

その流れで「いつだってここからだろ」と歌ってくれる「VTR」や
がむしゃらに自分らしく歩いていく決意を歌う「ヒカリ」とストーリーが出来てたのも良かったし
「ヒカリ」に関しては去年の5月の対バン以上に仕上がりが良かったのもまた手ごたえを感じられました
歌詞が自分に重なる部分が多いのも聴いててカタルシスを感じる要因なんじゃないかと。

バッキバキのインストバンドみたいなイントロからの「26」もまた面白かった
こういう試みもまた新鮮なので次回以降も期待したいですね
海北さんの攻撃的なベースを聴けて満足。


MCでは免許を取りに行く話や
(1か月のバンド休止があるのでHPで「お知らせ」として発表しようと思ったとか 笑)
一生懸命話してる源ちゃんを三井さんがイジって「三井このやろう!」と少し源ちゃん怒ったり
源ちゃん休止期間に別バンドに加入して同居もするので「そっちの方?」とからかわれる流れが出来てたり
ちょっと岩海苔のテンションがこっちにも飛び火してるみたいで実に楽しかったです
源ちゃん「伸び代はあるって言われるけど、決してそっちではないです」と一言
岩海苔含め新年早々ホモネタMCを2回も聴くとは思わなかった(笑)。
でもライブ構成にメリハリも出来るし良いんじゃないかと。

「悲しい事は悲しいままで」というフレーズが沁みた「ジャーニー」の強い衝動、
激情がほとばしる「スピンオフ」ははっきり言って大好きな曲なので度々聴けるのがとても嬉しい
巻き舌が相変わらず格好良い上にパンクバンドみたいな気合いを感じられて聴く度にグッと来る一曲です
「希望」「手紙」とがむしゃらなナンバーをしっかりと歌い上げ盛り上がりを演出しつつ
「歩みを止めない。」というMCの後に「五月の桜」を気丈に鳴らし、
そしてとても温もり溢れる「僕らの声の帰る場所」で本編のライブは終了
アコギのしっとりした音色からエレキに持ち替えて熱量をUPさせる手法も面白く
また海北さんの声がほんっとうに優しくてとても心地良い気分で観終える事が出来ました
最後の合唱もまたグッと来たし予想外でありながら、しっくり来る本編ラストだったと思います
しっかりと明日に向かいたくなるようなライブをどうもありがとうございました。


アンコールでは今の代表曲「30」を高らかに歌い上げ
最後は「誰そ彼」で今のモードを提示した形で終わりをむかえました
とても穏やかな気分でまた「次」を構築しようと思えるような素敵な仕上がり。
今のロストはポジティブもネガティブもバランス良く鳴らせるタフなバンドになってるので
機会があれば是非ライブを観て欲しいですね。この日もまた気持ち救われる事多数、なライブでした。
改めて、感謝します。
















セットリスト
1.歩く速度とその矛盾
2.花
3.その名前を
4.証し
5.列車
6.撥条
7.あなたは生きている
8.VTR
9.ヒカリ
10.26
11.ジャーニー
12.スピンオフ
13.ココロノウタ
14.希望
15.手紙
16.五月の桜
17.僕らの声の帰る場所
 
アンコール
18.30
19.誰そ彼














本当に、丁寧に「明日」への展望を説得力をもって歌い上げてくれた印象で
アルバムのリリースツアー以上にアルバムの意図が伝わって来る感触もあってすっごい良かったです
それもまた過去がどう、ではなくきちんと今を捉えて進化を続けてるからなのかな、と
取り敢えず改めて今のロストが大好きだなー、なんて思えた公演でした。

そしてこの日聴いた「あなたが生きている」はまた一つ忘れられない糧になりました。それくらい良かった。



或るミイ × ランランランズ presents ~ギタギタナイト vol.1~@千葉LOOK 14.1.24

2014-01-25 13:57:20 | ライブレポ


















ギタギタナイト vol.1に行って来ました。















そもそも「ギタギタ」とは何なのか?と言うと
千葉にはなりたけっていう人気ラーメン店が点在していて
近年は東京は錦糸町に進出したりパリにも進出したり千葉ではかなり有名なラーメン屋なんですが
そのお店のメニューのラーメンは背脂の量を選べるシステムになってまして
「少なめ・普通・ギタギタ(大量)」の3つ、超ギタというのもありますけど(笑
そこから取ってるイベントタイトル・・・って事で紛うことなき千葉バンドによる独自のイベントでございます
ちなみに私自身その「なりたけ」のラーメンは結構好きですよ
ギタギタにすると最後まで食うのが辛くなりますが(笑
でも一度食べたら忘れられないくらいおいしいラーメンだと思います
その「なりたけ」出身のお店も好きなとこ多いです「福たけ」とか柏の「誉」とかね。

中心になってるのは何度かライブを観た「或るミイ」というバンドと
去年一度ライブを観た「ランランランズ」というバンド
どっちも他バンド目当てに行った時に印象が良かったので今回千葉イベントという事もあり行ってみました
結果的には凄く楽しかったのでまた次回、次々回の開催も期待しています。簡易ですがレポートなど。








◆THE MASHIKO

なんとなくスパルタローカルズっぽい?
けど浮遊感のあるアンサンブルは独特のものがあって良かったです
高円寺から千葉まで33駅もあってかなり遠かったそうです(笑



◆BAND A

ギターが上手くドラムに存在感がありました
曲はオーソドックスなロックンロール中心でミッシェルやモーサムみたいな感じ
一部極まりかなりの高揚感を演出出来てる曲もあり、これからに期待。
一番最初にやった曲が一番良かった。



◆或るミイ

実は自分が観た時からボーカルがチェンジしてるんですよね
前の彼は声におちつきがあって個人的に凄く好きだったので知った時は寂しかったし
前の或るミイの面影を探してしまう自分も勿論いるんですけど・・・
それでも終始楽しげなステージは単純に元気になれたし、
今時の若者のロックに染まり切らない絶妙さは健在だったと思います
相変わらず田中くんのギターは存在感抜群で最高でした!基本的に全曲良かったと思うし、
新生或るミイの今後にも逐一着目していきたい気持ちにはなれましたね。格好良かったと思う。

一番良かったのは代表曲である「BUG」、
手ごたえ的にも一番だったと思うので遠慮せずに前の曲もプレイし続けていって欲しいですね
この曲に於ける田中くんのはっちゃっけっぷりは何度見ても痛快で素直に踊りたくなるエネルギーがあるなあ、と
もっとでかい会場でやっても違和感ないくらいのスケールでした。良いバンドなので頑張ってほしい。



◆johann

インストバンド。
俳句をテーマにした曲など「日本っぽさ」に拘っててそこがやっぱり面白かったのと
2曲目のなりふり構わず全力でプレイし切る「後先考えてない立ち振る舞い」が観てて気持ち良かったです
非常にロックバンド然としていてカタルシス満点のバンドでした。
この日初めて観たバンドの中では一番好みでした。



◆ランランランズ

いや、非常に良かったと思います
一曲目からコール&レスポンスで盛り上げつつ
二曲目は疾走感溢れるロックナンバーできちんとその空気をアゲて
バラードで緩急を取ったり、バナナがテーマの歌の後にコーラがテーマの曲を歌うという構成
最後の楽曲のみんなで歌って騒ぐ多幸感含めて非常に強い安定感を受ける事が出来るライブでした

ランランランズはそのシンプルさが武器なんだと感じましたね
単純に楽しい、嬉しい、幸せっていう
いやらしい心や考えが浄化されていく感じ
加えてトッシーのギタープレイもまた刺激的でポップなのと棘のある部分とのバランスが観てて気持ち良かった
真っ当にみんなが気持ち良くなれるロックナンバーを奏でる事が出来るバンドなので、
これからどんどんスターダムになっていくポテンシャルもあるなあ、と。
トリを任されるのも納得のパフォーマンスでした。
最高だったと思う。

個人的には2曲目にやっていた「もっと自由でいいのさ~」って曲が一番良かったです
声も何気に透明感もあって良いんですよね。また機会あれば観たい。観る。
















総じて、シンプルに楽しく幸せな気分になれるイベントだったと思います
千葉のシーンを盛り上げる意味合いでもこういうのはじゃんじゃんやって欲しいですね
或るミイ、ランランランズ、どっちも凄く真っ当なライブをやるバンドなので機会があれば観て欲しい
そのクオリティは個人的に推し!です。



岩海苔 「We wish a Merry岩海苔~エンダァァ Happy New 岩海苔~」@下北沢La Cana 14.1.19

2014-01-22 11:09:31 | ライブレポ


















岩海苔のワンマンを日曜日に観て来ました。


















あの、この日は出席率100%だったらしいです
要はチケット買った人が誰一人欠かさず来たって事ですね
当然ソールドアウトだったんですが、その宣言の時点でいいムードが生まれた気がして
同時にみんな岩海苔ってユニットが大好きなんだなあ・・・という事実をまざまざと感じれた気がする

私自身は実に2年ぶりの岩海苔ライブだったんですけど、やっぱりこの空間は格別だなあ、と思いました(笑
お互いその場でセトリを決めて交互に歌う~、という自由さ
海北大輔と岩崎慧の声の相性の良さ
そして二人が織りなす独特のトークセッションが終始面白くて
終わり際にはこれまた珍しくライブを観ながら「爆笑する」という体験が出来ました
観ていて、聴いていて、すごくアットホームで温かい気持ちになれる上に歌の威力は凄まじく
トークに於けるツボもしっかりと押さえてくれるその塩梅にゆるいながらも強烈なプロ意識も感じました
確かに選曲や流れはとっても自由ですけど、自由ながらも観客の「聴きたい」にちゃんと応えてくれる
場数を踏んで来たからこその成熟や手さばきを存分に堪能する事が出来た出色の一夜でした

あと、去年海北大輔を生で何回も観た割に岩崎慧はご無沙汰だったんですが
久々に岩崎慧の歌を生で聴いたらやっぱりこの人いい声してんな、とか表現力巧みだなあ、とか
岩崎慧の歌うたいとしての実力や良さを再確認出来たのも個人的には大きかったです
今年はロストも勿論セカイイチのライブにも足を運ぼうかな、と
やっぱり「素」の威力が高いミュージシャンは鍛え抜かれた良さがあるなって。
















気が付けば下北沢のハコに行くのは随分久々でした
去年は一度も行ってないので妙な懐かしさを感じつつ・・・
ラ・カーニャに来訪するのは初めてでしたがこのハコもまた小ハコながら音の良い空間でした
会場に着くと普通に自販機で岩崎慧が買い物してたり早くもアットホーム臭が(笑

一曲目は岩海苔オリジナルの新年のテーマソング
歌詞はコミカルでベタな感じだったんですが、それを歌う二人の歌声がきれいすぎて
歌詞の内容が少し高尚な感じにも聴こえるギャップが面白かった
そして単純に歌としてもユニークで聴き応えありましたね
気楽に聴けて沁み込む塩梅が素敵です

じゃんけんで勝った岩崎慧から先鋒でここからは各々が自由に歌うパートへ
まずはセカイイチの持ち歌「あかり」からだったんですが、、、これがまたすこぶる良くて
リズム感の良さ、抜ける歌声の気持ち良さ、歌詞のメッセージ性の高さ・・・と
やっぱりセカイイチ、岩崎慧って好きだなと思わせるには十分のパフォーマンスを発揮されてましたね
Cメロの部分なんかは普段のコンサート以上のリアルな熱気が生まれてて実直に興奮出来ました
天然歌うたいとはこういう事なのかな、ってつくづく感じてました

海北さんは続いて「約束」、
普段ベーシストなんでこうやってギター掻き鳴らしてるの観てると新鮮ですし
ギターのテクニックも優れてるなあなんて改めて感心してしまいます
歌ってる最中岩崎さんがずっと源ちゃん(ロストインタイムのドラム)の物真似をしてたのもまた面白かった(笑


続く「快楽主義者」が凄くノリが良くキャッチーさを大いに感じられて楽しかったんですが
途中で所謂渋谷系のコミカルな動き(クネクネしながら歌う)を挟んで来て
それがまた曲調に合ってて笑いも同時に生まれてました
笑いは生まれてるんだけど、歌詞は批評性が高いものになってるのでそれもまた不思議な空気を生んでましたね
しかもまた渋谷系の動きがかなり上手でその辺もさすがと妙な部分で感心させられつつ(笑
海北さんは「ハローイエロー」と何気にテーマ的に地続きっぽい選曲でそれもまた流石だなあ、と
この曲では源ちゃんがリハでやってた矢野顕子っぽく歌う演出をやってて、
海北さんの物真似が観れたのもまた良かったですね
でも、そんなに似てはいなかったです(笑 この曲は確かにメロディが矢野さんに似合う感じでもある。

ツアー先で出会った女性に「腐女子」の方が居た、という話になり
自分(岩崎慧)と海北さんを観てそういう関係に見立てていたらしいです
その時点で思いっきり笑ってしまったんですが
素の温度で「けいちゃん、ビール取って」と海北さんが声を掛けたりすると、
後ろの方で思いっきり萌えてたらしくそれが気になってたらしいです(笑
それでどっちが攻でどっちが受なんだろう?って話題になると
「この話はちょっと危険な気がするから止めよう」
「ハローイエロー(危険信号)どころの話じゃない 笑」と慌てて止めていました(笑

ソロの曲「解体新書」を歌う岩崎さん
この曲もまたナチュラルな魅力に満ちていて良かったですね
ポエトリーリーディングの曲なんですが会場の音が良いので余計に気持ち良く響いてました

海北さんはそんな「久々にソロの曲を歌った」という事実を受けて自分も久々に、と
まさかの「背中のバラッド」を歌ってくれました!これは感激しましたね
しかも当時風ではなく今風のアレンジに置き換えて若干洗練された印象だったのも凄く聴いてて心地良かった
最後の父ちゃん、もなくなりより自然に名曲然として鳴らされた感覚で素直に感動出来たと思います
往年のフォークの名曲っぽくて、実際に名曲だとも思えてやっぱり個人的にこの曲好きだなと
より海北さんらしいテンションにブラッシュアップされてたのが良かったです。

その曲に感動して岩崎さん「神通力」を歌ってました
これもまたソウルフルな歌声が魅力的ですこぶる気持ち良かったんですが
実はスランプの時に生まれた曲らしくこの曲を書けてからはまた曲が書けるようになった、という
ある種救ってくれた曲なんだそうです 海北さんは10代で既に家族に対する感謝の歌を書けてるのは凄いと
岩崎さんのセンスを絶賛されてました
海北さんはその頃進路を巡って色々大変だったらしく、
大学に進学しない事に腹を立てたおじいさんに塩を撒かれてたりしてたそうです
でも無事にCDを出したら普通に連絡が来たそうな(笑)。父親が厳格で度々殴られてたらしい。


カバーとしてROGUEの「終わりのない歌」を歌う海北さん
伸びやかな歌声が高らかに響いてこれまた素敵な仕上がりでした
このバンドのボーカルの方のラジオに「将来ミュージシャンになる」的なはがきを本名で出したらしく
それがきっかけで本格的に目指す決意が芽生え、先日実際に群馬のラジオ局で再会出来たらしい
その話を聞いて有言実行って偉大だな・・・としみじみと感じましたね。能動の人だ。

源ちゃんの絵描き歌「犬の腹の如し」を歌ってると
なんと源ちゃんがいきなり登場(笑
海北大輔と岩崎慧のユニット、それもワンマンなのに来てるって本当に仲良いんですねー
パリコレのように無言でポーズを決めながら去っていく姿に海北さん笑いが止まらなかったらしく
ずっと笑いこけてました 
そして岩海苔の持ち歌「ノーミュージックノーライスのテーマ」を二人で熱唱して第1部は終了
物販で岩海苔の音源を購入しつつ後半に備えて休憩を挟みました。


これもまた岩海苔の持ち歌「イワーノリスマスのテーマ」を一緒に歌いながら第2部開始
非常に胸を打つ切なげなメロディなんですがやはり歌詞はどこかコミカル・・・なのが
岩海苔の持ち味なのかもしれません
黒沢健一さんには「グッドメロディの無駄遣い」と称賛されてるらしい(笑
でも本当に聴く価値、観に行く価値はある仕上がりでしたね。

後半は海北さんが先鋒を務めます
去年の代表曲「30」を小気味良く歌うと
岩崎さんがまさかのロストの「手紙」をカバー
これが凄く良くて原曲よりもテンポ遅めにねっとり歌ったかと思えば
途中からギアを上げて疾走感を出したりとアレンジの仕方が本当に秀逸でした
ただ単に相方の持ち歌を歌うだけじゃない「工夫」があったのがプロだなあ・・・と
岩崎さんマジで凄かったです。

その流れを受けて海北さんも再びカバーナンバー「愛燦々」
これがまた・・・すっごく沁みる出来栄えでした 海北さんの声・テイストにぴったりの選曲で
会場で聴いてるのにどこかの電車の中で窓の外の景色を眺めながら聴いているのかのような、
要するに「トリップ感」が強くあってなんだか泣きそうな、
或いは逆に微笑みたくなるような
感情に作用するタイプの抜群のカバーに仕上がってて。このパートはお二人ともすごかったですね(笑
なんかまた聴きたい・・・

そういうしみじみするパートの次に「Daylight」を持って来て盛り上がりを演出する構成もさすが
会場みんなで歌って拍手して、海北さんにラップを無茶ぶりする岩崎さんも面白くて(笑
バンドのライブみたいな熱気と興奮が生まれてた地力にさり気に感動しました
ここで再び「犬の腹の如し」を歌うと
また源ちゃん登場
今度は黙々と海苔とビールをつまみながら、という芸の多彩さ(?)もまた面白かった
ちなみに絵描き歌のタイトルがなぜ「犬の腹の如し」なのかというと
今の金髪の源ちゃんの頭がゴールデンレトリバーの腹みたいだから、という理由だそうです
「誰がゴールデンレトリバーのお腹やねん!」と何故か関西弁でツッコミしてました

前回のワンマンでも聴いた「ばらの花」、
あの時以上に洗練されてた気がして原曲好きとしても納得のクオリティ
溶けるような歌声のハーモニーは段々と熟成されつつある手ごたえを感じました
最後は「岩海苔のテーマ」を和気あいあいと歌いながら本編は終了
源ちゃんもノリノリでタンバリン叩いて踊ったり笑いと多幸感に包まれながら終わりを迎えました

アンコールはなんと時間の都合でなのか?その場で敢行されました
まずルーパー(同じフレーズをループさせる機材)を使って「どーもすいません」という言葉をねじ込んだ
「石コロブ」からスタート 若干名曲台無し状態になってましたが(笑
それでも普通に成立してしまうセンスに脱帽
この頃には海北さん「ニャー」ってフレーズをループさせたり口調が可愛らしげになってたり
相当酔っぱらってる印象でした お酒を飲みながらのまったり系ライブだったので(笑
岩崎さんも「可愛いおっさんがおるわ。可愛いんだけど、何度見てもおっさんなのよ」と適度にイジりつつ
何故かいきなり長渕剛の物真似をやり始めて堪らずに爆笑してしまった(笑
爆笑してしまった、と書いても細かい雰囲気は伝わらないかもだけど
酔っぱらってる雰囲気の上にいかにも酔っぱらいがしそうな行動を重ねられたので堪らなかったんですね
なんつーか、「楽しすぎ」って形容が最も似合う瞬間の連続だったと思います
最後の最後は「岩海苔さよならのテーマ」で最高に心地良いメロディで締められました
この曲を小ハコで聴いてると本当に家庭で聴いてるかのような居心地があるから不思議です
ぽっかぽかのナチュラルな温かみを存分に感じながらほろ酔い気分でライブは終了
お酒はドリンクチケットで引き換えた一杯しか飲んでないはずなのに
何故か自分まで酔っぱらった気分になってしまった
とてつもない「居心地の良さ」が往々にして感じられた岩海苔らしさ満点のライブでした
今度はあんまりタームを置かずに参加出来たらいいなあ、なんて思います。最高の夜をどうもありがとう!













セットリスト
(第1部)
1.岩海苔ニューイヤーのテーマ(岩海苔)
2.あかり(岩崎慧)
3.約束(海北大輔)
4.快楽主義者(岩)
5.ハローイエロー(海)
6.解体新書(岩)
7.背中のバラッド(海)
8.神通力(岩)
9.終わりのない歌(海)
10.犬の腹の如し(岩海苔)
11.岩海苔ノーミュージックノーライスのテーマ(岩海苔)

(第2部)
12.イワーノリスマスのテーマ(岩海苔)
13.30(海)
14.手紙(岩)
15.愛燦々(海)
16.Daylight feat.海北大輔(岩)
17.犬の腹の如し(岩海苔)
18.ばらの花(岩海苔)
19.岩海苔のテーマ(岩海苔)
  
アンコール
20.石コロブ(岩)
21.岩海苔さよならのテーマ(岩海苔)

















多分岩海苔好きな人はそれぞれの本業に負けないくらいこのユニットを気に入ってると思う
なので今後も定期的に新曲を出したりライブやったりして活動を続けて欲しい
次はワールドカップの季節らしいですが、それもまた楽しみですね
貴重な瞬間だらけの3時間超でした。

個人的ハイライトはのっけから掴まれた「ニューイヤーのテーマ」、
渋谷系の物真似との調和が神レベルだった「快楽主義者」、
生で聴けて本当に嬉しく洗練されたテイストもまた気持ち良かった「背中のバラッド」、
ソウルフルな歌声が胸に響いた「神通力」、
工夫溢れる「手紙」のカバーにトリップ感の強かった「愛燦々」のカバー
この日一番の盛り上がりを演出出来ていた「Daylight」、
そして心からあったかい気分にさせてくれた「さよならのテーマ」が特に印象に残った・・・って
そういう曲多すぎですね(笑 でも基本ラフなスタイルながら歌はどれも一級品っていう
そのバランス感覚こそが最も岩海苔らしいのかなと改めて思いました。
素敵な瞬間の連続でしたね。



cinema staff two strike 2(to) night 決定版@SHIBUYA-AX 14.1.18

2014-01-21 18:28:14 | ライブレポ


















cinema staffのワンマンを土曜日に観て来ました。






















なんとこの日はソールドアウトですよ
いつの間にAX売り切れるほど動員上がったんだろう・・・とか思いつつ
次はゼップダイバーシティとか着実に知名度や人気の拡大を成し遂げてるなあ、と感じました
あと毎回思うんですがドラムが観る度に良くなってるのがスゴイですね

この日は「KARAKURI in the Skywalkers」から始まり
淡々とした流れから「great escape」への入り方がとてもキマってて良かったです
「想像力」ではでかいステージでキメキメのリフを弾く辻くんの姿が非常に格好良く思えたり
名曲「白い砂漠のマーチ」はやはり沁みる出来栄えでこの日も変わらずに気持ち良かった
ダンサブルな空気漂う「いたちごっこ」は大ハコによく映える曲だなー、と
レーザーも飛んでたりいつもとは違った趣向が面白かったです

少しダークな「第12感」を披露した後に
「into the green」だったんですがこの抜け切った曲調が大ハコには非常に似合うなと
飯田くんの声もしっかりと力強く響きシンプルなメッセージもより届きやすい塩梅に仕上がってました。
オルタナど真ん中のリフも気持ち良くこの曲が自分の中ではひとつのハイライトに感じましたね。


久々の「バイタルサイン」は思ってた以上にメロディの求心力が高いと思った
アレンジが凝っていた「Salvage Me」はアンニュイな雰囲気がよく伝わる出来栄えに

アコースティックで奏でられた「制裁は僕に下る」の完成度がべらぼうに高かったです
しっとりとした歌に時に強いサウンドを緩急を持って鳴らすバンド演奏とのメリハリが抜群でした
その次の「daybreak syndrome」も轟音サウンドに浸れてとても気持ち良かった
「君になりたい」「ニトロ」等の定番曲をしっかりとこなしつつ
真っ直ぐに突き抜ける「奇跡」の迫力と爽快感もまた見事、イントロの時点で歓声が響いてたのを考えると
今や確実にシネマのアンセムになってる気がしてそれもまた嬉しく感じられましたね

ダイナミックな「西南西の虹」から初期のナンバー「AIMAI VISION」をやり切ったところで本編は終了
後者は普段のシネマらしからぬテイストで何度聴いても面白くて、そして純粋に良い曲ですね
全体的にバンド演奏のパワー、エネルギー、タフさが底上げされていた印象のワンマンでした。


アンコールでは新曲を披露、
4月に出る新譜からだったんですがこれがまた飯田くんの声に合った気高い印象のナンバーでした
どんどんポップ感が増してて楽しいなあ、と思いつつチェロを交えて「望郷」に「海について」
前者の緩急にはグッと来させられたし、後者はひたすらに芸術的で格好良かった
またこの曲のスケール感がこの会場に最高に似合う感じだったのも観てて気持ち良さに拍車を掛けてました
「話がしたいな」っていう歌詞もまた沁み入る印象で抜群のアンコールに仕上がってたと思います
ダブルアンコールの「GATE」の以前よりも洗練された歌と演奏もまた良かったですね
ただただシンプルに格好良かった、そんな一夜を味わせてくれました。感謝。











セットリスト
1.KARAKURI in the Skywalkers
2.great escape
3.想像力
4.AMK HOLIC
5.白い砂漠のマーチ
6.いたちごっこ
7.第12感
8.into the green
9.バイタルサイン
10.salvage me
11.制裁は僕に下る
12.daybreak syndrome
13.dawnrider
14.君になりたい
15.ニトロ
16.奇跡
17.優しくしないで
18.西南西の虹
19.AIMAI VISION

アンコール
20.新曲
21.望郷
22.海について

アンコール2
23.GATE












一番良かったのは「海について」、次に「into the green」にグッと来たワンマンでした。
春からの攻勢にもまた期待が掛かりますね。